2023年5月26日 09:10
40歳以上の半数がなる!? 足の血管が悪目立ちする「下肢静脈瘤」はどんな病気? 原因は?【医師解説】
下肢静脈瘤は、ふくらはぎの血管が浮き出てコブのようにボコボコしたり、赤紫色の血管が透けて見えたりと、見た目の症状の印象が強い病気です。そのため、美容的な側面から捉えられがちですが、病気の本質は血液の逆流で、見た目以外にもさまざまな症状が現れます。下肢静脈瘤とはどのような病気なのか、1万人以上の治療実績を持つ大阪静脈瘤クリニック院長の佟暁寧先生にお聞きしました。
教えてくれたのは…
監修/佟 暁寧 先生
大阪静脈瘤クリニック院長。2010年9月清華大学第一附属病院心臓血管外科医員、2011年9月清華大学大学院心臓血管外科専攻博士課程、2018年4月大阪大学医学部附属病院心臓血管外科などを経て2019年4月伏見静脈瘤クリニック入職。2021年7月現クリニック入職。下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医。
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目に見える症状が出ない「隠れ下肢静脈瘤」に注意
――下肢静脈瘤はどのような病気なのでしょうか?
佟先生その名の通り、足の静脈の病気です。命に関わる病気ではありませんが自然に治ることはないので、治療をしないと時間とともに症状が進行します。