2021年12月25日 19:00
月経前になるとメンタルトラブルが強く出る…。PMDDを知っていますか?
PMDDの治療法
東洋医学西洋医学とは異なる観点で診断。心身のバランス全体を整える。
問診のほか、脈をみたり、腹部に触れる触診で体調を判断。心身を「気」「血」「水」という構成要素で捉え、漢方薬や鍼、お灸を施すことで体と心の双方を整える。「PMSやPMDDを抱える女性の中には、精神的な症状に翻弄されて、不調をうまく言葉にできない方も。そうした時に、こうした東洋医学でのアプローチが有効なことがあります」
低容量ピル女性ホルモンの波を穏やかに。月経痛などの症状にも効果的。
PMSの治療にも使われているのが、この低用量ピル。
「女性ホルモンのアップダウンを穏やかにして、気持ちへの影響を抑えるのが目的です。PMDDだけでなく、月経痛や貧血がひどい、にきびができやすいなど、体の症状が強く出るような場合にも使います。女性ホルモンの変動によって起こる悩みにまとめて対処できるというメリットも」
抗うつ剤セロトニン量を調整する、長く使われている治療薬。
精神的な症状が強い場合は、SSRIと呼ばれる抗うつ剤も検討。「SSRIは“選択的セロトニン再取り込み阻害薬”の英語の略称。抑うつ感の原因のひとつである、脳内のセロトニン不足を調整して、緩和する働きがあります。