2023年1月17日 10:00
グアーガム分解物のメンタルヘルスへの有効性を確認 腸内環境改善を介して睡眠の質を改善、やる気を維持
太陽化学株式会社(代表取締役社長:山崎 長宏)、摂南大学農学部応用生物科学科 井上 亮教授、株式会社栄養・病理学研究所(代表取締役社長:塚原 隆充)、京都府立医科大学寄附講座「生体免疫栄養学(太陽化学)講座」内藤 裕二教授らによる研究グループは、健常成人の腸内環境およびメンタルヘルスに対するグアーガム分解物の有効性について検証し、学術誌「Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition」に発表しました。
○本研究のポイント
・グアーガム分解物の腸内環境およびメンタルヘルスへの効果をヒトで検証
・グアーガム分解物は腸内環境を良好に保ち、“睡眠の質を改善する”ことを発見
・“仕事や勉強に対するやる気の維持”にもグアーガム分解物が関与することを発見
・グアーガム分解物 3g/日の摂取でも腸内細菌叢に影響することが明らかに
イメージ図
1. 研究背景について
近年、脳と腸が双方向に情報を交換し、相互に影響を及ぼし合う「脳腸相関」への関心が高まり、腸内環境が心の健康の維持にも重要な役割を果たすことが明らかになりつつあります。過労やストレスからメンタルヘルスを損なう人が増えている現代社会では、心の健康を維持するために、脳腸相関をターゲットとする食品も大いに注目を集めています。