2023年8月9日 09:30
誠心堂グループにおける婦人科の新規相談数5%増 女性の生涯の健康を支える:中医学で月経困難症・更年期対策
月経困難症
■誠心堂薬局での月経困難症・更年期症状へのサポート
<中医学で考える月経困難症>
月経困難症は女性に起こる不調のひとつで、一般的には、生理の直前から生理中にかけて子宮が収縮するために起きる下腹部や腰の痛みのことを生理痛といいます。生理痛の痛みの程度は個人差があり、痛みがほとんどない方もいれば、強く感じる方、生理痛以外にも頭痛や吐き気などが現れる方など症状は様々です。その中でも、仕事や家事を休まなければならないほどの痛みを感じるような状態を月経困難症と呼んでいます。
月経困難症の西洋学的な原因としては、婦人科疾患を伴う器質的なケースと、子宮の収縮が強すぎるといった機能的なケースの2つに分けられ、原因のはっきりしない機能的ケースが9割を占めていると言われます。そのため、機能的なケースの治療としては痛みを抑える鎮痛剤やピルといった限られた治療方法となります。一方の中医学では月経困難症の原因は多岐にわたります。冷え、ストレス、食生活の不摂生、疲れ、栄養不足、加齢などから起こると考え、その原因を解決することで、痛みが起きやすい体質を改善していきます。
漢方で考える生理痛
<中医学で考える更年期症状>
日本人の平均閉経は50.5歳であり、更年期とは閉経の前後5年間の10年間のことを指しますので、45~55歳までが症状が起こりやすい目安となります。