ウーマンエキサイトの読者のみなさま、こんにちは。ちょっ子です。今回は断乳時の思い出をお話ししたいと思います。色々と考えるところあって私が断乳を決めたのは息子・きゃん太が1歳4ヶ月のころ。授乳回数は多い方だったので不安ながらも挑んだ断乳でしたが、三日目くらいでパタリと母乳を欲しがらなくなり、拍子抜けするほどアッサリと成功してしまいました。そして本当の試練はむしろこれからだったのです…。■恐怖の乳腺炎息子がオッパイなしでもすっかりご機嫌で過ごす一方で、私はガチガチに張ったオッパイに対処せねばなりませんでした。日に何度か、行き場をなくした母乳を一人風呂場でしぼり出してはその絵ヅラの情けなさにうちひしがれていました。そのうちオッパイに激痛が走るようになり、発熱までする始末。そう、乳腺炎を引き起こしてしまったのです。解熱鎮痛剤でどうにか乗り切りましたが、断乳とはこんなにつらいものなのかと涙が出てしまいました…。■1回約4,000円のマッサージ乳腺炎を引き起こし、自己処理に限界を感じた私。うまくしぼれないとしこりが残るなどして、乳がん発見の妨げになることもあると知り、近所の産婦人科の母乳外来の断乳後ケアに通うことに決めました。助産師さんによるオッパイマッサージ、一回4000円弱。出費もオッパイも痛いですが背に腹は代えられません。乳をしぼられながら和やかにエ●ザイルの話をする。人生でこんなシチュエーションが訪れようとは予想もできませんでした。女に生まれるとこうした摩訶不思議な状況にたびたび遭遇するものだなとつくづく思います。■課せられる制限母乳を徐々に作られなくしていくため、助産師さんからの指導でいろいろな制限が課せられることになりました。妊娠中も色々と我慢してきたのに、また制限か…とゲンナリしましたが仕方ありません。四六時中冷やしっぱなしのオッパイからは冷気が漂っていました。■そして変わり果てた姿にこうした制限と数回の通院を経て、私のオッパイは徐々に母乳が作られない状態に戻っていきました。そしてふと裸で鏡を見てみると…そこに映っていたのは変わり果てた私のオッパイでした。妊娠前に戻るどころか、そのさらに2カップはサイズダウンしたのではと思われる、貧相にしぼみきった乳…。病めるときも健やかなるときも、一緒に頑張って(?)きた私のオッパイ。こんなに痩せちゃって…!どうしたの?雰囲気変わったじゃん!(泣)妊娠、出産で自分の体が変わっていくことは経験してきましたが、この時のショックは想像以上に大きいものでした。夫からの同情が余計に哀しい…。「同情するなら乳をくれ。金でもいい。」そう言いたい気持ちになりました。その後、サイズは少し戻りましたが確実に妊娠前より小さくなったままです。息子がオッパイを卒業した一抹の寂しさと乳腺炎の痛み、そして変わり果ててしまったオッパイ…。断乳は私にとってほろ苦い思い出なのでした。
2019年05月30日タイミングを見失った娘の授乳事情と泥沼化した卒乳の体験談です。長男の場合。「離乳食が始まると昼間の授乳は少しずつ減り、1歳になるころにはおやすみ前の1回のみ。次第に、それがなくともスゥーっと寝入ることが増え自然と卒乳…」と、まるで育児書の一例のような卒乳でした。しかし、その後一度だけ夜におっぱいを欲しがって泣いたときに、オッパイを飲ませず、抱っこやおなかポンポンでムリヤリ(?)寝かしつけてしまったことがありました。「本人のペースを無視してしまったかな」「無理強いしてしまったかな」と、ちょっぴり後悔が残りました。■娘への負い目で卒乳タイミングを見失うそんなわけで娘の授乳は「とことん付き合う!」に作戦変更。これは当然、息子同様「娘も1歳前には授乳回数が減るだろう」というのが前提だったのですが、とんだ目論見違いでした。上の子がいると、生活リズムはどうしても上の子中心になりがち。下の子はベビーベッドでゆったりしてもいられず、上の子につき合って抱っことおんぶでアクティブに過ごし、その間、下の子ができる主張はオッパイのみ…。そのせいか、上の子以上にオッパイへの執着が強くなったような気がします。夜は、静かに寝てほしい一心で、ちょっとでもグズったら下の子にはオッパイを飲ませるという日々。気がつけば1歳を過ぎてもなお、夜中の頻回授乳が続いている泥沼状態…。夜の授乳も夜泣きも、2回目となれば多少は「ゴールが見えているからがんばれる」はずだったのに、2歳近くなってもまだ終わらないとなると、ゴールなんて完全に行方不明。とっくに通り過ぎているのに、コースを飛び出して意地になって市中を走り回っている感じです。■「卒乳は本人のタイミングで」にこだわりすぎかも…!?「卒乳は本人のタイミングで」「とことん付き合う」にこだわりすぎて、娘も私も終わらせ方がわからず惰性で「飲み・飲ませ」ているのではないか?さらに授乳に関して、「息子のときこうだった」から「娘もこうだろう」と決めつけていないか? と、このころ、ようやく気がつきました。そして夜中に何度も起きていては私はもちろん娘も寝不足になってしまうのでは? という心配もあります。そんなわけで娘の場合、2歳を過ぎてようやく本腰をいれて卒乳にいどみました。2歳ともなると、こちらの言葉への理解もどんどん進み、おしゃべりも上手になると同時に主張も激しくなってくるころ。とりあえず声かけから始めてみるも、イヤイヤ期に突入しつつある娘の答えは当然…。■イヤイヤ期の卒乳作戦に、禁じ手を出してしまったこうなってはお互い引くに引けません。子守唄やおなか・背中ポンポン、絵本の読み聞かせ、その他いろいろ育児書に記載されているような方法は一とおりやりつくした上で、正攻法の説得に応じないなら…最後の手段です。コレだけは使いたくなかった…しかしお互いの良質な睡眠のため、背に腹は代えられません! あの人の力を借りるしかない…。ひと言です。「ウソっこ赤ちゃんどこだどこだオバケ(長い)」なぞのこの人の登場をにおわせるひと言で、長かった娘の卒乳(授乳)は完了しました。私の場合ですが、普段は脅かしたり恐怖心を与えるような接し方はしたくないと考えており、オバケや鬼を引き合いに出すことはありません。なので「オバケ」と言ったところで、娘に響くどうかかわかりませんでした。でも、何やら得体の知れない雰囲気を感じ取ったらしく、聞くや否やバッとオッパイから顔を離し布団にもぐりこみました。私にとっては禁じ手の「オバケ」を、言い聞かせるのに使ったのはこのときが初めてです(そして最後の手段です)。それからは「オバケ」の件には触れず、布団に入ってギュッと抱くように体を密着させるとスゥ~と寝るようになりました。「オバケを登場させてまで無理やりに授乳を終わらせた」と言えなくはないですが、娘の様子見るに授乳については「大・満・足!」で、私は私で「やり切った感」がありこれはこれで良しとします。途中、体力と睡眠時間を削る泥沼状態があったものの、「卒乳」は誰が何と言おうと結果オーライ大成功です。
2019年05月28日今回は長女ほぺこの卒乳のお話です。ほぺこは今でもおっぱい大好きっ子で、ぶっちゃけ次女が産まれる直前まで寝る前におっぱいを触りながら寝るのが習慣なくらい執着していました。■ほぺこの卒乳プロジェクト始動!そんなほぺこから授乳をやめさせるんですから、すんなり自分からやめてくれるはずがありません。汗別に減るもんじゃないのでほぺこの気がすむまで授乳してもよかったんですが、いかんせん私の乳首が痛くてしょうがない…。さらに夜中に起こされるので寝不足もピークになり、色々限界な親の都合で卒乳プロジェクトが始動しました!!この時点で昼間の授乳は自然となくなっていましたが、問題は夜!!寝る前や途中で起きた時、睡眠薬代わりに乳を欲しがっていました。もはや精神安定剤としての役割でしかない授乳をどうやって終わりにするか…。まずは夜中の授乳からやめさせてみることに。色々対策を考えた結果…■私は何にも気づいてな〜い !!ほぺこが起きたことに気づかないフリをしてたぬき寝入り!!すると、フガフガ言っていたほぺこが、睡魔に負けて寝てしまったではありませんかっ !! 笑この強硬手段が意外と成功し、3日目には夜中に起こされることはなくなりました。この勢いにのって寝かしつけの授乳も一気にカタをつけたい!!ここは旦那にも協力してもらい、私抜きでの寝かしつけへ。すると最初こそ「ママー!」と愚痴っていましたが、すぐにすやすや眠ってくれました。ここまでは拍子抜けするくらい順調。いよいよ最終ステージの「私とマンツーマンでのノー授乳」にチャレンジ!!ちょっとフガフガ愚図り出した時の奥の手は… ■YouTubeの力を借りて卒乳完了!?やっぱりYouTubeでした。うちの子の場合、赤ちゃんがよく寝ると評判の音楽はあまり効果がなかったんですが、旦那が探してきた超マイナーソングがテキメンでした。笑ハワイアン調の耳障りのよい優しい音楽だったので、眠りを誘ったのかもしれません…!こうして特に苦労することもなく卒乳させることに成功しました。もともと私の母乳自体がほぼ出なくなっていたので、おしゃぶりをやめる感覚だったのかもしれません。長女は2歳手前までかかったけど、果たして次女はどのくらいかかるかな?できるだけ母子共に負担のない卒乳になりますように。。。
2019年05月23日私の授乳の経験談をお話します。長女のときは、私が妊娠をしたのが原因で、断乳することになりました。おっぱいをやめないと流産をするかもしれないと医師にいわれ、仕方なくそうなりました。最初は長女は泣きましたが、このときは、おっぱいのかわりに彼女の好きな子守り歌を歌うことで、しだいに彼女の涙はなくなりました。断乳は長女が泣いた記憶があったので、次女のときは、ゆっくりと卒乳したいと思っていました。しかし…次女は突然、おっぱいを飲みたいとまったくいわなくなりました。おっぱいよりも、おかしのほうが好きになっていました。…そして、おっぱいをお風呂でみると、フフッとほほえむようになりました。おっぱいを見るのは好きみたいなのですが、飲もうとは思わないようでした。そのとき、私はひっそりかくれて泣きました。成長の証でうれしいことのはずなのに、さみしかったのです。もうおっぱいに未練なんてまったくないというふうに、ご飯やおやつをモリモリ食べて、グーグーと眠る次女をぎゅっとだきしめ、毎日眠りました。私にとって授乳の時間は、癒しのひとときでした。本当に幸せな時間をありがとうと今は娘たちに感謝しています。
2019年05月22日妊娠前から脇にお肉がついていることがコンプレックスで、ノースリーブの服が苦手でした。そんな私が妊娠したことで脇に変化が起き、「副乳」があることが判明。今回は、私の妊娠中の副乳についてお話しします。 「副乳」って何!?人間の乳房は進化する過程で、左右一対の状態になっていますが、副乳は「退化しきれなかった乳房」と考えられているようです。私は脇の部分にありますが、人によってはおなかに副乳がある人もいるよう。妊娠する前から、ふくらみ具合や小さな乳首が付いていることで気が付く人もいるようです。 妊娠して副乳におきた変化妊娠するとホルモンの変化から、乳輪や脇などが黒ずみやすくなるといわれています。それと同様に、私の脇に小さいほくろのようなものがあらわれました。よく見ると、2mmくらいの乳首のようなものがついていたのです。 また、脇のふくらみも少しずつ大きくなっていき、脇を閉じるとふくらみが以前よりも目立つようになりました。普通に生活していると痛みはありませんが、押さえると乳房を押したときのような痛みがありました。 助産師外来で相談すると……私は妊娠して副乳の存在に気が付きましたが、だんだんと「副乳ってどこまで成長するの?」「副乳も母乳は出るの?」と不安になり、産院の助産師外来で助産師さんに相談することにしました。 助産師さんからは、「副乳でも乳腺が通っている人と、通っていない人がいるようで、産後、副乳から母乳が出る人もいます。個人差がありますが、妊娠すると乳房が大きくなるように、副乳も大きくなる人もいます」と、教えていただきました。副乳に乳腺が通っていることもあるなんてびっくりしましたが、副乳を見守りながら妊娠生活を過ごしました。 妊娠によって気付いた私の副乳。次回は、産後の副乳の状態についてご紹介したいと思います。 イラスト:sawawa著者:田中麻奈一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月20日皆さま、ごきげんいかがですか。男の墓場プロダクションの劔樹人と申します。普段はマンガを描いたり、バンドをやったり、ハロー!プロジェクトの応援をしたりしながら、家のことや育児を主に担当する主夫として生活しています。今回は、偶然できたわが家の卒乳時のお話です。■突然訪れた卒乳のきっかけその頃はまだ寒い次期だったので、娘は1歳を過ぎたくらいだっただろうか。まだ寝かしつけの時の添い寝授乳も日々の習慣であったが、娘は歯も生えてきたので、虫歯にさせないためにはそろそろ卒乳をしたい頃合いだった。見た感じはすっごい強そうなくせにもともと体力のない妻は、出産後風邪ばかりひき、抵抗力は一層落ちている様子だった。おっぱいを作ることははとてもエネルギーが要るという。これは明らかにひとつの要因である。卒乳の機運は高まっている。本当はすぐにでもしたい。そんな話にはなるものの、おっぱいを飲むわが子のかわいさに、妻もなかなか踏ん切りがつかない様子もあった。そんな時、妻が高熱で寝込んだ。インフルエンザだった。■妻を隔離して迎えた夜娘は感染していないため、妻は寝室に隔離し、われわれはリビングで寝ることにした。タミフルが処方されているため、どちらにしても母乳はあげられない。「これは卒乳のいい機会かもしれない。ま、つるちゃんは大変だろうけど…」確かに、娘の面倒はしばらく私一人のワンオペになる。とはいえ、日頃から娘と多くの時間を過ごしているのは私の方だ。妻が出張でいない夜にも慣れているし、ミルクでの寝かしつけもよくあることなので、そこまで深刻な事態ではないんじゃないかと思った。1日目の夜。娘はママを激しく求めた。隣の部屋にママがいることもわかっている。いつもと違う部屋で寝かされるのも違和感があったのかもしれない。とりあえず、リビングで危険がないよう、私は余ったマットレスでバリケードを作り、娘を寝かしつけた。2日目の夜。やはり、ママが恋しいしおっぱいも欲しい。妻の熱はいまだに高い。これは長い戦いになるかもしれないと思った。そして3日目の夜。娘は、おっぱいのことなどすっかりどうでもよくなっていた。私にとってこの数日間のワンオペは大変だったような気もするが、正直あまり覚えていない。とにかく、インフルにかこつけたら、卒乳はあっさり成功した。それだけははっきり記憶に残っている。卒乳すると、程なくして妻のおっぱいは出なくなった。長い育児の旅の、ひとつの終わりを感じた。
2019年05月19日ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちは! 7歳と4歳のやんちゃ兄弟を育児中のなーみんです。 前回 は完母で育てた長男の卒乳エピソードを書きましたが、今回はミルクで育てた次男の卒乳エピソードを書きたいと思います!■最初は混合、その後完ミで育った次男次男が生まれて3ヶ月くらいまでは混合で育てていました。母乳の出が長男のときと違ってそこまで良くなかったのと、長男がまだ3歳だったこともありバタバタすることも多かったので、おっぱいの後にミルクを足す感じでした。夜はミルクを飲ませた後に寝かすという感じでしたが、ミルクを飲みながら寝る→そのまま次のミルクの時間までぐっすり寝るというサイクルでした。3ヶ月過ぎを機に完ミ(完全ミルク育児)になり、ミルク大好きっこに。量は守っていましたが、足りなくて泣き出すことも…(笑)そして夜はミルクが入眠アイテム化している気がして、このころから卒乳がちょっと不安に。■いよいよ離乳食開始! すると離乳食も順調に進み、ミルクの回数も徐々に減らしていきました。長男のときと同じように、減らしても欲しがって泣くということもなく、かなりスムーズでした。そしてついに夜のミルクをなくそう! と決意し決行!!ミルクがなくて寝れなくて泣かれたら…と不安にも思いましたが、“ある物”のおかげか泣くことなく寝て、そのまま朝まで起きませんでした。ある物の正体とは…おしゃぶりです!長男はおしゃぶりも拒否だったのですが、日ごろから哺乳瓶に慣れている次男はおしゃぶりも大好きでした。なので夜はおしゃぶりを口に入れると寝てくれました。今度は逆におしゃぶりがないと寝れないんじゃ…という不安にはなりましたが(笑)■順調すぎた卒乳へのステップ最後にあげたミルクは1歳になってすぐのころでした。このころは明らかに遊び飲みしているのがわかっていました。お腹が空いてるから飲んでるんじゃないなと思う行動。なかなか減らないし、哺乳瓶の乳首だけ噛み噛みしていたり…(笑)これはもう卒乳のサインかな? と思ってミルクがなくなると同時にミルクを卒業!すると次男もスムーズに卒乳することができました。兄弟そろって卒乳に悩むことがなかったのはすごく有難かったです。そしてミルク以上に不安だったおしゃぶり。こちらは1歳3ヵ月くらいで卒業しました。あると口に入れてしまうので、おしゃぶりをする時間を少しずつ減らして、最終的に寝るときのみになっていたんですが、試しになしで寝かせてみたら普通に寝たので卒業しました!
2019年05月17日こんにちは、助産院ばぶばぶのHISAKOです。1回の授乳で、赤ちゃんが片方しか飲まなかったということはありませんか? たまにならいいのですが、これが毎回続くとよくないこともあります。なぜ危険なのか、片乳授乳のリスクについてお話しします。 母乳が出るしくみとは作られた母乳は少しずつ乳管腔に溜まって行き、授乳間隔が空くと満タンになります。乳腺腔の真ん中には、脂肪分以外の母乳成分が溜まり、脂肪分は乳腺胞の壁に付着しています。 赤ちゃんがおっぱいを吸うと、その刺激で母乳分泌ホルモン(オキシトシン)にスイッチが入ります。するとホルモンの分泌を受けて、乳管胞を取り囲む筋肉が収縮し、中に溜まった母乳を排出する「射乳反」が起きます。 授乳の最初と最後で栄養価が違う射乳によって乳管胞の容積が小さくなるにつれ、徐々に壁からはがれ落ちた脂肪分が乳管へと押し出されて行きます。乳頭に向かって、より脂肪含有量の高い母乳が流れ出て行きます。 飲ませ始めの母乳(前乳)より、飲ませ終わりの母乳(後乳)のほうが栄養価が高いので、ぜひ赤ちゃんに後乳を飲ませましょうという片乳授乳推進の意見につながっているのはそのためだと思います。 後乳だけを飲ませるのはあり? なし?未熟児や低出生体重児、早急に高カロリー食で体重を増やさなければならない赤ちゃんは体力がないので、後乳を飲む前に放心してしまう可能性が。だから前乳は搾って捨てて、後乳を飲ませることを優先する指導が存在します。 でも、前乳に栄養がないわけではなく、健常新生児にわざわざ高カロリーな母乳のみを選んで与える意義は感じません。 また、片側をとことん飲ませる授乳方法では、反対側を同等に飲めるはずがありません。結局片っぽで赤ちゃんは力尽きてしまいます。こうなると反対のおっぱいをくわえさせようとしても無意味です。 アンバランスな授乳は乳腺炎になる可能性も授乳間隔が3時間ごとだと仮定すると、片乳授乳なら飲まなかった側は6時間も授乳間隔が空くことになりますね。そのうち、左右のおっぱいはアンバランスになって心身ともに収拾がつかなくなってしまいます。 片乳授乳を励行することで乳房内に長時間母乳が溜まったままにすると、張ったおっぱいを赤ちゃんが上手に飲めず浅吸いになる結果、乳頭亀裂の原因をつくり、乳腺炎になるリスクが上がります。だからこそ、一回の授乳では必ず両乳を飲ませてほしいと思います。 監修者・著者:助産師 助産院ばぶばぶ院長 HISAKO総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2016年11人目出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
2019年05月15日第二子が生まれて数日したころ、おむつ替えのときに出血を確認しました。長女のときにはこんなことはなかったのでビックリ。そんな私の体験談をお話しします。 新生児のビックリ! 「新生児月経」生後3日から5日ぐらいに、女児の性器から少量の出血が見られる現象を「新生児月経」というそうです。健康上の問題はないそうで、すべての女の子にあるわけではないとのこと。わが家も長女のときにはありませんでした。 母親からの女性ホルモンの作用で起こる現象らしく、これによって痛みや貧血が起こることはなく、特別な処置は必要ないのだそうです。 うちの子の「新生児月経」出産後の入院中、生後2日目ごろにおむつ替えをしていたら、やや明るい色の血液がおむつにほんの少量ついていました。明らかにおしっこでもうんちでもなかったので、毎朝赤ちゃんを診察してくれている小児科の先生に聞きました。 「生理みたいなものだから心配いらないし、すぐに出血しなくなるよ」とのことでした。先生の言う通り、2~3日で出血は見られなくなりました。 新生児のビックリ! 「魔乳」わが子の新生児月経に加えて、もう1つ驚いたことがありました。それはわが子のおっぱいから白い液体、母乳みたいなものがちょっと出ていたことです。 これも母親からの女性ホルモンの影響で起こる現象らしく、もう少しソフトな言い方はないのかとも思うのですが、「魔乳」と呼ばれているそうです。1週間ぐらいでおさまる新生児特有のもので、男の子でも「魔乳」が出ることがあると言われています。いったいこの子にはどれだけ私のホルモンが注入されたんだ! と、ドキドキしてしまいました。 経験しなければ知ることがなかった「新生児月経」と「魔乳」。これから女の子を出産される方は、驚かないように覚えておきたいですね。著者:山田孝子不妊治療を経て高齢出産し、現在は三児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は旅行、仏像鑑賞、モノづくり。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月11日断乳のタイミングに関しては我が家では大らかな考えで、次男ムッチは2歳半までおっぱいを吸っていました。でも末っ子アリッサの時は少し事情が違ったのです…。最後の子なので、アリッサも飽きるまで吸わせてやろうと思っていたのですけれど…今から4年前に突然のガン宣告。ママン当時はまだ30代半ばでした。 アリッサは当時1歳半。片言な言葉しか喋れませんでしたが、ママンの話はよく理解してくれているように見えました。「いたいのいたいのとんでいけ」幼いアリッサの当時の言葉が今も心に焼き付いています。この日を最後におっぱいを要求しなくなりました。当時のことを思い出すと「寂しい思いをさせたかな?」と思うこともありますが、今は元気になったママンに甘えてもらうことで埋め合わせをさせてもらっています。
2019年05月10日こんにちは。5歳3歳兄妹の母、グラハム子です。うちは息子が1歳2ヶ月、娘は1歳4ヶ月で断乳しました。断乳を決めた理由はいろいろありますが、■子どもの虫歯や小食が心配で…断乳作戦を開始!インターネットで「断乳 方法 1歳過ぎ」などと検索すると、いろいろと方法が出てきたので、まず私がやったのは、「ばんそうこう作戦」。息子のときも娘のときもやりました。近所のドラッグストアで売っているばんそうこうの中で1番大きなものを購入し、娘の大好きなキャラクターを描く。そしておっぱいに貼っておく。娘の場合、おっぱいが欲しいときは自分で私の服をめくってきました。するとそこには、いつもあるはずのおっぱいではなく、大好きなキャラクターが…。最初は怒りながら泣いていた娘でしたが、そのうち笑うようになりました。何度服をめくっても大好きなあのヒーローが「いないいないばぁ」するのが楽しいようでした。こうして、日中はわりとスムーズに断乳することができました。手こずったのは夜の部です。夜は、彼を見せてもちっとも泣きやみません(むしろもっと泣く)。■断乳中の夜泣きにゲッソリでも抱っこしたりあやしたり、いろいろやっているうちに本人も泣き疲れて寝ます。が、しかし、またすぐ起きます。最初の3日はこれの繰り返しでした。ところが、4日目から変化が...! 起きて泣いても、お茶を飲むと落ち着くようになりました。どうやら「泣いてもおっぱいはもらえない」と気がついたようでした。そして1週間後には夜起きても泣かなくなり(隣に私がいると、安心してそのまま寝てくれる)、2週間後には起きる回数自体、ひと晩で1、2回になりました。ここまでくれば、もう断乳成功を確信しました。確信した日、1人で夜中に祝杯をあげました。また、断乳中は、息子は夫の部屋で寝ていました。夫の仕事が翌日休みのときは、娘も夫の部屋で寝て、夜泣きの対応をしてもらいました。これが本当に救われました。わが家は夫の協力があったおかげで、断乳が夫婦の中で「共通のがんばった思い出」になりました。「あのときは大変だったよね」と、たまに話題にのぼります。と思ってしまう自分もいるのですが(笑)、それはまぁ置いといて。これから断乳を考えている方へ。断乳は寝不足との戦いでもあります。旦那さんやまわりの方に頼れるときは、遠慮せず頼ってください。旦那さんも、できる限り奥さんをサポートしてあげてくださいね。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2019年05月07日こんにちは。助産院ばぶばぶ 院長のHISAKOです。夜間だけおっぱいなしで朝までぐっすり眠れる方法があると聞いたら、「やってみようかな?」と心がグラっと傾きそうになるかもしれません。今日は夜間の授乳についてお話しします。 生後6カ月までは栄養として夜間の授乳が必要生後6カ月ぐらいまでは、純粋に空腹が理由で夜中1~2回の授乳があります。これは栄養学的に必要な母乳です。この時期の夜間断乳は母体的にも乳腺炎のリスクを抱えることになるのでおすすめできません。 生後6カ月以降も夜間の授乳は大切生後6カ月以降、子どもは新しい世界へと羽ばたきます。たくさんの刺激を受け、頭の中で情報処理をしていきます。新しいことを知ることはワクワクする反面、とても疲れます。 だから夜中に、疲れた心を大好きなおっぱいで癒し、明日への活力を得るために何度も繰り返しおっぱいを求めるのです。子ども視点で考えれば夜中のおっぱいには理由があるわけで、どんなに頻回の授乳でも、ママに苦痛がないのなら続行でかまいません。 自分はどうしたいのか考えてみよう子どもが離乳食を3回ちゃんと食べられる月齢以降で、ママが「そうしたい!」と思うのなら子育ての1つの方法として夜間断乳はありだと思います。 いろいろな意見に耳を傾けてみることは大切ですが、それに振り回されないようにしましょうね。「自分はどうしたいのか」「そんな子に育ってほしいのか」自分流の子育てを模索していくのが一番です。 ゆる~い夜間断乳のススメ夜間断乳をしてみようと思うママは悶々と考えるより、まずはやってみて、子どもの反応、ママの気持ちの変化と相談しながらケースバイケースで臨機応変に方針を決めていってもいいと思います。 思っていたよりスムーズにいくこともあるだろうし、ギャン泣きで途中棄権してしまうこともあるかもしれませんが、それは結果論。スパっといきなり夜中も授乳をやめてしまうより、親子に負担の少ない方法で、なんとなく授乳間隔をあけていくぐらいのイメージですすめてはいかがでしょうか。 夜間断乳といっても、寝かしつけのおっぱいはあげてもいいと思います。朝起きてすぐのおっぱいもOK。夜中だけ、なるべくおっぱいなしで寝かせる「努力」をしている……。そんなゆる~い感じでいいのではないでしょうか。 監修者・著者:助産師 助産院ばぶばぶ院長 HISAKO総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2016年11人目出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
2019年05月03日娘、1歳。断乳をしようと決めたころのお話です。■フォローアップミルクで段階を踏んだ断乳作戦わが家の娘は完全ミルクでした。娘、1歳。食事は離乳食で十分足りていて、夜間のミルクは「寝る前の儀式」みたいな感じ。なので夜間もそろそろ終わりにしようと…フォローアップミルクにして、そこから段階を踏んで終わりにしようと思っていました。しかし…たとえ「歯みがきをちゃんとしていようが、寝る前の甘いものは虫歯の原因になるからやめてください」と、地域の保健師さんに言われてしまい…。当時、娘はあんまり麦茶が好きではなかったので、「寝る前の儀式」をいつもと違う形にしたら夜泣きするんじゃないだろうか…。ハラハラしながら試してみたところ…■「まだ赤ちゃんだから」と思っていたのは私だけだった朝までぐっすりでした!! いらぬ心配だった…。あっさりすぎて拍子抜けした記憶があります。その次の日からも、ミルクもフォローアップミルクを欲しがることはなく、麦茶でいけました。「まだ赤ちゃんだから」そう思ってるのは私だけだったみたいで、子どもって親が思ってる以上に、日々成長してるんだなって思った瞬間でした。
2019年05月03日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!PUKUTY(プクティ)です!今回は1歳2ヶ月になった息子の断乳をしようと決心し「断乳チャレンジ」に奮闘した時の事を描かせていただきました。■息子は…おっぱい大好きうちの息子くんはとにかくおっぱいが大好き!1歳2ヶ月になった今でも1日に何回も授乳しています。同い年の子どもを持つママさん達から断乳、卒乳したという話をちらほら聞き始めましたが、全く卒乳の気配のないうちの息子…。寝かしつけも添い乳だし、夜中も1〜2回は起きて授乳していて、夜通し寝たことはほとんどなく…お互いの快眠のためにも断乳する決心をしました!■断乳の進め方 試行錯誤の日々…日中家にいると授乳ばかり要求してくるので、気を紛らわせるためなるべく外出することに!おっぱいを探し始めたら何か違うものを見せて気をそらしたり、遊びに集中させていればお出掛け中は一度も授乳しなくても大丈夫になりました。そして夜の寝かしつけは添い乳からトントンへ!添い乳が当たり前だった息子はおっぱいを探してギャン泣きしますが、1〜2時間根気よくトントンしていると泣きつかれるのか寝てくれるようになったのです。…が!■まさかの展開で…断乳失敗!そんな毎日を繰り返し1日の授乳回数もどんどん減っていき、このままうまくいけば断乳出来る!?と思い始めた頃…息子が胃腸炎にかかってしまいました…嘔吐下痢で食事(離乳食)拒否…!しかしおっぱいだけはたくさん飲んでくれたので、断乳チャレンジは一旦お休みしてひたすら授乳する事に。そして胃腸炎が治るとすっかりおっぱい大好きな息子に逆戻り!(笑)その後また断乳チャレンジを試みましたが前よりもおっぱいへの執着が強くことごとく失敗…今は…おっぱいを飲んでる息子は愛おしいし、焦らなくてもいいかと断乳は諦めてしまいました(笑)
2019年04月23日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。いよいよ新年度が始まりましたね。入園、入学、新学期…新生活に戸惑っているお子さんもいらっしゃることと思います。親としては心配ですよね。私も娘の幼稚園入園のときは、とても心配でした。でも、子供の適応能力はすごい!! 案外すぐ慣れるものです。親と離れて他者と触れ合う中で、戸惑ったり泣いたり笑ったり怒ったり…そんなことを繰り返しながら、子供たちは少しずつ成長していくんですよね。娘も年長になり心も体も大きく成長したように思います。娘だけでなく下の息子もここ最近、大きな成長を遂げました。「卒乳」です。■おっぱい星人の息子がついに卒乳!娘が2歳で卒乳したので、息子も2歳で卒乳しようと決めていました。なので、先日2歳の誕生日を迎えたことをきっかけに卒乳をスタート。今日は息子の「卒乳エピソード」について書きたいと思います。これから卒乳予定のご家庭の参考になれば幸いです。そしていよいよ緊張の卒乳チャレンジ1日目がスタートしました…予想通り、諦めずに1時間泣き続けていました。娘の時は、「おっぱいバイバイね」と言い聞かせて、少し泣いただけであっさりと卒乳できたのですが…息子はそうはいきませんでした…。 ■2〜3日目は夜中に1回だけ授乳実は卒乳直前まで、多い日は昼夜合わせて4回くらい授乳していたので…急に授乳をやめたことにより、おっぱいがカチカチになってしまいました。痛くて痛くて…なので夜中に息子が起きた時、1回だけ授乳することを2日間続けました。これ以降は、おっぱいがカチカチになることはなくなりました。少しずつですが泣く時間が減っていきました。■そしてついにこの時が!!ついに!!!!卒乳チャレンジ9日目(途中2回授乳したけれども…)にして、目標達成しました。あまりにも息子が泣くので、途中主人に「まだ卒乳しなくてもいいんじゃないの?」なんて言われたけど…歯のことを考えると、頑張って良かったと思います。明けない夜はない!乳離れしな子はいない !!!さすが男子。卒乳してもおっぱい大好き星人は変わらずです。今でも隙あらばおっぱいを吸いたがります(笑)余談ですが、娘は卒乳したその日から夜中1回も起きなくなったものの、息子の場合はそうはいきませんでした。今でも夜中起きることがあります。まだ完全に卒乳できていないのかな?夜中起きて泣かれるのつらい…息子よ、朝までぐっすり寝てくれ〜これから卒乳を予定しているお母さん・お父さん、頑張ってください!コツは「卒乳するぞ!という強い意志」これだけです。
2019年04月17日離乳食が始まるまでの約6ヶ月、授乳は親子にとって欠かせない、かけがえのない時間です。でも、いつかはしなくてはならない卒乳…。実は、もうすぐ訪れる大型連休は、授乳卒業にぴったりの時期!ママにとっても子どもにとっても大イベントな卒乳、親子のペースで無理なく進められるように、今回は我が家の卒乳エピソードをご紹介します。離乳食が進むにつれ、徐々に減ってきた授乳回数生後1週間くらいから、完全母乳で育ててきた我が子。なんとなく1歳くらいまでは授乳を続けようかなぁ〜と思っていました。我が子の場合は離乳食の進みが思ったよりもよく、離乳食開始直後は、日中の授乳回数が自然と減ってきました。これは卒乳への入り口なのかなぁと思ったのもつかの間、7ヶ月頃から夜間授乳が増えるように…。おそらく、原因は歯ぐずり。夜、3時間おきくらいにおっぱいを求めてくるようになり、その度に添い乳。しかし、9ヶ月頃、保育園入園と同時に復職してから、夜間の授乳はいよいよ私の体がきつくなってきてしまいました。そこで、まずは夜間断乳から始めてみることに。今思えばいきなり卒乳をさせて戸惑わせてしまうよりも、段階を踏めたのは娘にとってもよかったのかな?と思っています。ママにも子どもにも無理のない、夜間断乳の進め方夜間断乳とは、夜の頻回授乳だけをやめて、子ども(=ママも!)が朝までまとめて寝られるようにすること。我が家の場合は、10ヶ月に入った頃に大型連休があったので、そこで夜間断乳に挑戦!先輩ママから「最初の三日間は自分も寝られない覚悟で挑んだほうがいいよ…」と言われたので、仕事のある平日を避けました。そして、もちろん夫の協力も必要不可欠。2週間前くらいからこの日に始めるよと宣言をして、夜間断乳とはなんぞやというところから心得、流れを共有。私の中で決めていたことは、・当日体調がよくなさそうだったら延期にする・夜、子どもがどんなに泣き続けても授乳はせず忍耐強く付き合うこの2点でした。夜間断乳は、事前準備もしっかりと!開始する日の日中は適度に運動をさせて、子どもが夜ぐっすり眠れるよう準備しました。夜泣きをした時の対処法として就寝前の事前準備も忘れずに。・枕元にお水をいれたマグを用意これも先輩ママの助言!おっぱいの代わりになるものがあると良いとのこと。娘はおしゃぶりが苦手だったのでマグを用意し、水分補給もできるようにしました。携帯で流すかもしれない音楽をチョイス娘は音楽や歌が大好きなので、夜泣きをしたときに聴かせたら効果あるかも?と思い、普段お気に入りの音楽を何曲かチョイスしてプレイリストにまとめておきました。さぁいざ開始です。夜間断乳成功までの流れは…【初日】●21時半頃就寝普段通り授乳で入眠。これが寝る前最後の授乳です。●0時頃夜泣き①おっぱいを探しながら泣き叫び、背中をトントンしたら嫌だ!と手を払いのけてのけぞる。マグを飲ませようとしても全然だめ…。音楽はかけてみたけど泣き声でかき消されて聞こえない。ということで…ぎゅっと体を密着させてひたすら泣き止むのを待つことに。1時間ほどでわたしのお腹にうつ伏せでしがみつくような形で再び寝付きました。●5時半頃夜泣き②同じく泣き止むのをひたすら待つスタイル。1時間半ほど泣いてから泣き疲れたのか寝落ち。●7時頃朝の授乳。ふぅ、やっと飲めた…と言わんばかりの幸せな表情。日中は夜の泣き叫びが嘘だったかのようにご機嫌で過ごしていました。私自身、初日はさすがに疲労困憊でしたが、休日のため昼間は夫に子どもを見てもらって、昼寝をして乗り切りました。【2日目】●21時頃就寝授乳で入眠。●2時半頃夜泣き①パパがトントン。昨日と同様トントン嫌だ!と手を払いのけてくる。30分ほど泣いてパパのお腹の上でやっと寝付く。●7時頃朝の授乳。2日目で夜泣きが1回のみに!!【3日目】●21時頃就寝授乳で入眠。その後、何時かわからないですが一回だけ起きて、泣かずにもぞもぞふにゃふにゃ私にひっつきながら5分ほどで寝付きました。●5時半頃朝の授乳【4日目】●21時頃就寝授乳で入眠。途中、何回か泣きそうな声をだしていましたがトントンですぐに寝付くように!●6時頃朝の授乳。この後も順調に朝まで寝てくれるようになりましたが、夜間断乳を始めてから娘はだいぶ早起きに!5時~6時くらいに泣いて起きるので、その時間はもう朝と判断して授乳していました。なるべく自分も早めに就寝して睡眠時間を確保できるよう調整しました。先輩ママから、夜泣きの時は家の中を抱っこでぐるぐるひたすら歩き回ったり、抱っこしたままほぼ寝られずソファーで一晩過ごした…なんて話も聞いていたので今思うとそこまで大変ではなかった記憶です。私の場合、「夜間断乳完了!」と感じたのは、4日経った日。人それぞれですが、3日も経つと赤ちゃんも諦めがつくのか、慣れるのか、ママも楽になるよう。最初の数日は夜泣きが大変でも、少し頑張ってみてくださいね。1歳2ヶ月の頃、ついに卒乳へ!1週間前くらいから、「もうすぐおっぱいはないないしようね」と言い聞かせていました。少し寂しそうな顔で「うん」とうなづく娘。意思疎通がだいぶできるようになってきた頃なので、わたしの言っていることを理解しているようでしたが、理解しているからかこの頃からおっぱいを求めてくる頻度がすこし増えました。我が家の場合、寝かしつけ以外は思い切ってパパにお願いしてみることに。私は別の部屋で就寝。おっぱいには寝る前にこっそりアンパンマンを描いた絆創膏を貼っておきました。卒乳中、夜の寝かしつけはどうする?おっぱいが入眠の合図になっている子も多く、ママたちが卒乳で苦労するのは1日のなかでも寝かしつけのタイミング。我が家は、30分から1時間の絵本の読み聞かせをすること、子守歌を歌うことをルーティンに。【初日】入浴後いつも通り寝室で過ごしていましたが、眠くなってくるとおっぱいが恋しくなるのか服をめくってくる。しかしそこにはおっぱいじゃなくアンパンマンの姿が…!「おっぱい、アンパンマンになっちゃったね?」というと特に泣くこともなくきょとんとした表情で吸うのを諦めていました。30分ほど絵本を読んでわりとすんなり就寝。夜中は1回起きて30分くらい泣いていたようです。朝は6時くらいに泣いて起きてしまったのでそのまま家族で起きることにしました。【2日目】絵本と子守歌で40分ほどで就寝。4時半頃に泣いて起きてしまって、30分くらい夫が寝かせようとトントンしたり抱き寄せたりしたようですが寝なかったみたいです。そのためこの日もそのまま起きることに。さすがにこの後眠くなったのか9時半から2時間ほど朝寝をしています。目を腫らしている娘を見るとごめんね…という気持ちでいっぱいでしたが、「あともう少し一緒にがんばろうね」と声をかけました。【3日目】寝る前に、服をめくって飲みたい素振りを見せてきましたがなんとか大好きなアンパンマンの絵でごまかして、40分ほどで就寝。お風呂に入る時、絆創膏でおっぱいを隠しておかなかったから思い出してしまったのかもしれません。この日はわたしも同じ寝室で就寝。朝方また泣くかなーとドキドキしていましたが…、7時半頃まで寝続けて寝起きもよかったです!先輩ママが言っていた「大変なのは三日くらいだよ」というのは、正にその通りでした。ここから2週間くらいは同じ方法(絵本の読み聞かせ)で寝かしつけ。その後は絵本を読んで子供から「もう一回」のリクエストがあると「あと1回読んだら電気を消してねんねしようね?」と約束をして真っ暗な状態で寝かせるようにしました。真っ暗にしたらさすがに泣くかな…と心配していましたが実際はそんなことなく、暗くなるとわたしにべったりくっついてねんねモードに突入します。子守唄は、はじめはゾウさんの歌で寝てくれたりもしていましたが、1週間くらい続けると、おっぱいなしで寝かせようとしてるのがわかるのか嫌がりました。この頃のおっぱいへの執着に関しては、しばらくして絆創膏を貼るのをやめてみましたが服をめくっておっぱいを見つけるとちょっと切なそうな顔をしながらギュっとわたしに抱き着いてきます。日中は前より少し甘えん坊になり、私もなるべく一緒に遊ぶ時間やスキンシップをとる時間を増やすようにしました。卒乳後、どう成長した?卒乳してから約半年。今はまた夜中に1回ほど夜泣きをするようになりましたが、わたしにくっついて腕枕をしたり、わたしの耳たぶを触ると落ち着くのか耳たぶを掴んだ瞬間泣き止みます。最近は「おっぱーい」とはっきり言いながらおっぱいをくわえてきたりもしますが、くわえるだけで吸い方は忘れてしまったようです。子育てで、最初にぶち当たる壁とも言われている「卒乳 」。私自身もとてもさみしくて、正直途中で何度もやっぱりやめようかな…なんて考えたりもしました。卒乳のタイミングに迷われている方も多く、まだはやいかな?子供がかわいそうかな?なんて思ったりもするかと思いますが、そのタイミングは子供のことを一番に理解しているお母さんが決めて良いということをネットの記事で見つけて私は心が軽くなりました。これからも子供と一緒に壁を乗り越えて成長していけたらいいな♡と思っています。
2019年04月12日ウーマンエキサイトで連載中のちゅいママさんの記事 「哺乳瓶も離乳食も拒否される…! 断乳・卒乳に追い詰められていたあの頃の私に言いたいこと」 で、“断乳・卒乳”に関してのアンケートを実施しました。“断乳”とは日にちを決めて授乳をやめること、“卒乳”とは授乳回数を少しずつ減らしていき、自然と子供が飲まなくなること。かつては1歳を過ぎると「そろそろおっぱいは終わり」というように言われたそうですが、最近では「赤ちゃんがほしがるまであげたほうがいい」という考え方も聞かれるようになりました。ママたちはどんな“おっぱい卒業” を迎えているのでしょうか。■“すんなり派”と“苦労派”ほぼ半々の割合にまず、アンケートで「断乳・卒乳時、苦労をしましたか?」と質問をしたところ、「すんなり卒業できた」が50%ともっとも多くなりました。「やや苦労した」28%、「とても苦労した」18%で、「苦労した」を合わせても46%と、「すんなり卒業できた」がやや多い結果となりました。Q1. 断乳・卒乳時、苦労をしましたか?すんなり卒業できた 50%やや苦労した 28%とても苦労した 18%その他4%しかし、コメントを見てみると、「すんなり卒業できた」というママでも、断乳・卒乳をするまでには「ほんとうに今、卒業してしまっていいのか」「おっぱいを大好きな子どもに申し訳ない…」など迷ったり、罪悪感を抱えているママが多い印象でした。■卒業してもママは心残り。授乳の愛おしい時間まずは「すんなり卒業できた」ママの体験談。“断乳・卒乳は大変なもの”というイメージがあるだけに、すんなり卒業できたらそれに越したことはないと思うのですが、ママの気持ちは簡単には整理できないようです。2人の子を母乳育児しました。乳首は切れ、乳腺炎や乳口炎で苦労も多かったけど特別で大切で大好きな時間でした。1人目のときは復職のタイミングでおっぱいバイバイできたらいいなと思っていたところで自然と卒乳。最終日は最後にもう一度飲んで欲しいと懇願するママの気持ちを察したようにたっぷり時間をかけて飲んでくれました。そして翌日からはまるで飲み方を忘れてしまったかのよう。1歳2ヶ月のことです。ふたり目のときはなるべく母乳タイムを長く欲しいと思い5歳くらいまで飲んでもらうつもりでいたけど1歳5ヶ月で自然卒乳。逆に私が寂しいです。娘に「もう1歳になるからおっぱいとバイバイしようね~」と話したその夜、いつも添い乳して寝ていたのに、リビングにいる私に向かってバイバイして1人で寝に行ったのです。あまりの事に驚いて、「え? 卒乳なの? そんなアッサリ?」と、もう授乳中の娘のかわいい姿が見られないのか? と私が散々泣きました。赤ちゃんのとき、周囲はあんなに母乳、母乳と言っていたくせに、1歳を過ぎた途端「まだ母乳飲んでいるの?」と母乳育児を全否定するかのようなまなざし。2歳までは母乳をあげると決めていましたが、周囲の目が気になり1歳半頃から夜の寝かしつけ以外の授乳を止めました。その後完全卒乳を試みるも汗と涙と鼻水でぐちゃぐちゃになって1時間以上全力で泣き続ける娘を前に断乳を断念。ところが2歳前のある日、おっぱいなしで寝てくれ、そのまますんなり卒乳となりました。産まれてから毎日欠かさずあげていたおっぱい。乳首は痛いし、夜間授乳は睡眠不足にさせられるし、つらいこともたくさんあったはず。でも、いざやめるとなると寂しい気持ちになるのは、授乳がとても愛しい時間であったからではないでしょうか。■おっぱい卒業の影には、ママの苦労あり次に、「断乳・卒乳に苦労した」ママたちのエピソードをご紹介します。ママにはそれぞれおっぱい卒業をしなければならない理由があるけれど、おっぱいを求めて泣き叫ぶ子どもの姿を見たら、決心も揺らいでしまいそうです。一人目の娘の断乳。3日ほど夜も大泣きし続け、その後5日間39度越えの熱が続きました…。熱の原因は検査してもわからず、ショックでの高熱だったのではないかと思っています。あのときは、断乳の時期を間違えてしまったと(1歳0ヶ月の時)本当に後悔しました。高熱の娘に母乳をあげることもできず、悲しくつらい思いをさせてしまったことは、いま思い出しても胸が締め付けられる思いです。2歳半の息子と生後2ヶ月の娘を育てています。お兄ちゃんはおっぱいが大好きで、何度か卒乳を試みましたが失敗。「おっぱいちょうだいよー」と泣き叫ぶわが子の姿に、私の方が心折れました。そして妊娠中も授乳を続け、2人目出産後はタンデム授乳に突入しました。妹が生まれてから、息子はますますおっぱいへの執着が強くなったように思います。外出先でも妹がおっぱいを飲んでるのを見たら、「僕にもおっぱいちょうだいよー」と泣くので困っています。母乳育児は情緒を安定させると聞きますが、やめるときは母子ともに逆に情緒不安定…。断乳2日目の夜、おっぱいがガッチガチになって痛くて痛くて…。夜中眠れず真冬の寒い中、洗面所でおっぱい丸出しにして泣きながら乳首は触らずに母乳を絞ったこと。なんてまぬけなんだって気持ちと、妊娠出産で散々痛い思いして授乳中も乳腺炎になったり乳首切れたりして、なんでこんな痛い思いをしなきゃいけないんだって気持ちになり、涙が出ました。あの気持ち、一生忘れない。ママたち、本当によくがんばっていますよね。子どもがつらい思いをしたら自分のせいだって後悔したり、どんなに痛い思いをしても我慢したり…。おっぱい卒業の影には、ママたちのいろんな想いが隠されているんだと思います。■ママが健康じゃないと授乳は続けられないまた、授乳を続けたくてもママの体の事情や赤ちゃんの発育状況で続けられなくなることもあります。次は“事情があって断乳に踏み切った”ママたちのエピソードをご紹介します。感染症で強い抗生物質を飲むことになり1歳2ヶ月で断乳しました。急だったので言い聞かせや準備なんてできませんでしたが、当時は必死でした。人それぞれなのに断乳の仕方を否定されちゃうと切ないですね。長女が1歳になる月に仕事復帰、それに伴いその前の月に断乳を決行しました。泣こうが暴れようがなんとか抱っこやらおんぶやらで長い夜を乗りきり、3日目くらいには諦めて寝てくれるようになりました。ただ、そのかわり始まってしまった指しゃぶり…。これはこれで後々苦労しました。断乳後のおっぱいはセルフケアではどうにもならず、産婦人科のマッサージへ。そこで助産師さんに「夜間だけでもおっぱいあげればいいのに~」と言われ、「あははー」と適当に返しましたが、「仕事始まるのに夜中起きてらんねーよ」と心の中で突っ込みました。ご飯をほぼ食べず、新生児並みにおっぱいを欲しがる娘が1歳半になったとき、胸に小さなしこりを発見しました。乳がんでした。しっかりと説明をしてから迎えた断乳初日、わかっていないふりをしながらおっぱいに寄ってきた娘に「バイバイしたよね?」というと、「あっ! そっか!」みたいにおどけた顔で笑ったかと思うと、みるみる顔が曇り、いつも掛けていた授乳ケープを握りしめ、悔しそうに泣き出しました。上の子はミルクで育てたので母乳育児ができるのがうれしくて、何より幸せな時間でした。あの日の娘の姿を思い出す度に涙が出ます。「何歳までは授乳すべき」「正しい断乳のやり方」など、ちまたにはいろいろな情報があふれ、またその方法を押し付けてくる人もいます。しかしなかには、ここで紹介したエピソードのように、おっぱいをあげたくてもあげられない、そんな事情の人もいます。おっぱいはママの健康が成り立たないと出ません。薬が飲めないと体調不良はなかなか治らないし、ママには十分な睡眠が必要です。できればそういったことを周りの人が少しでも想像してくれるようになれば…と願わずにはいられません。■断乳、卒乳のタイミングとはコメントを読んでいて、筆者も息子がおっぱいを飲んでいた頃を思い出し、涙が出てきてしまいました。ママと子どもにとって、おっぱいは特別な時間。ただ栄養を体に入れているだけでなく、触れ合うことで親子の絆を作り、そして子どもの気持ちを安定させる作用があるように思えます。大切な思い出になるものだからこそ、後悔の少ない断乳・卒乳ができたらいいですよね。3歳近くまで授乳。2歳前半の頃、保育園の先生に「まだ授乳してるんですか?」と言われてショック。でも子どものおっぱい好きを考えると、断乳なんてできなかった。3歳手前でどうにか説得して断乳。「おっぱい出なくて悲しかった」と数ヶ月泣いていた。6歳になった今でもまだ「おっぱい吸いたかった」と切なそうに話すわが子をみると、何が正解なのかわからなくなる。1人目のときは、10ヶ月で仕事に復帰したのもあり、日中に胸がパンパンになるから、家に帰ったら飲んでほしくて、なかなか卒乳が考えられず。でも、夜中におっぱいを求められて、私も体力が続かず1歳6ヶ月で卒乳を決意! 3日間は泣き続けることを覚悟して臨んだ結果、ピタッと夜中のおっぱいが止まり、楽チンになりました。自分の体とか仕事とかいろんなタイミングがあると思うので、誰かのアドバイスを聞くよりいつするかは自分で決めるのがいいのかも。ほかに「子どもが自分でやめるまで飲ませる」というママや、「断乳を試みたが失敗し、小2まで飲んでいた」というコメントもありました。断乳・卒乳する時期もやり方も、育児書どおりにはいかないもの。断乳、卒乳を経験したママのコメントからも「何歳で行うのが正しい」「こうするのが正解」というのは見えてきませんでした。ママの体調や事情、そして子どもの発達状況などを考えて、家族にも協力してもらいながら断乳・卒乳について決めていけばいいのだろうと思います。授乳中は眠れない、おっぱいトラブルなどもたくさん起こり、良い思い出だけではない人もいるでしょう。それでも断乳・卒乳時には、多くのママがさみしい気持ちを抱えることも見えてきた今回のアンケート。授乳は、ママと子どもだけのとてもプライベートなもの。その愛おしい時間をたくさんスキンシップして、卒業の日を迎えられたらいいですね。Q.卒乳・断乳のエピソードがあれば、教えてください回答数:327アンケート集計期間:2019/1/24~1/29
2019年03月01日ウーマンエキサイトの読者のみなさま、こんにちは。とりです。ウチの娘は哺乳瓶のミルクを飲むのを嫌がり、また私自身も母乳の出が良かったため、ずっと母乳で娘を育ててきました。さらに離乳食はあまり食べてくれず、とても少食だった娘が痩せてしまわないよう、一生懸命飲ませていました。1歳を過ぎた頃からはお昼寝の前と寝る前に「安心させるため」「染み付いた習慣として」母乳を与えていました。また7ヶ月ころから突然おしゃぶりに執着するようになったこともあり、何かを咥えないと眠れないようになっていました。おしゃぶりを外そうとすると必死に抵抗し、泣くのです…。1歳半あたりで同じ月齢の子どもたちが続々と卒乳・卒おしゃぶりしていき、私もぼんやりと「1歳半くらいまで…」と考えていたことからそろそろ「おしゃぶりも母乳もそろそろやめなければ…」と覚悟を決めました。しかし習慣となってしまったものをやめるというのは大変なことでした。母乳はなんとか夜に3分ほど軽く吸わせるのみとなり減らせたのですが、おしゃぶりはないと大泣きして眠れず、熟睡したころを見計らってそっと外す日々でした。2歳になったころ、2日に一度、3日に一度…と母乳をあげる間隔を空けていき、少しずつ進めました。突然卒乳!と取り上げてしまうのが苦しかったため、このような方法にしたのですが、この方法は私自身も「突然卒乳する」寂しさを感じずに徐々に心構えができていったので良かったです。どちらかというと子どもより親の方が卒乳する覚悟が無かったんですね…。同じ頃、おしゃぶりについても「おしゃぶりはそろそろナイナイね、これもういらないよ〜」と言い聞かせ続けていたら次第に興味を失っていってくれました。2歳になり状況と言葉を理解できるようになったことで、かえって卒乳しやすかったように思います。結果的に卒乳も卒おしゃぶりも2歳を迎えたタイミングまでずるずると続けたのですが、子ども自身が自分から不要と割り切って卒業できたのはとてもよかったです。長く母乳を与えることもおしゃぶりを与えることも、「良くない」とする意見ももちろんありますが、私自身は母乳とおしゃぶりのおかげで母子ともによく眠れて気持ち良く過ごせたと思っています。当時は子どもが成長していくのが寂しくもあったのですが、今はよく喋り走り、日々成長する娘の姿が楽しくてしょうがない毎日です。
2019年02月26日こんにちは!むぎまるです!普段は第一子を妊娠してから始めた、成長記録のイラストをInstagramに投稿しています。前回から全5話でスタートした「我が家の夜間断乳体験記録」、今回は「夜間断乳する前のやっといてよかった下準備」について書きたいと思います。夜間断乳計画をスタートするための準備まずは日頃の授乳回数を減らすようにしました。今まで欲しがったらとりあえず授乳していたのを少しずつこちらでコントロールするようにしました。ちなみに、夜間断乳を実践する前の我が子の授乳スケジュールはだいたいこんな感じでした。突然、夜間断乳をしよう!と思いついたわけでなく、「最終的にいついつくらいに完全におっぱいやけられたらいいな」という目標があったのでそれにめがけて計画的に授乳回数を減らしていくことにしたのです。それから授乳回数をコントロールすることで“ちょい飲み”が減り、一度にまとめて飲んでくれるようになりました。まずは夜中の授乳を無くすことが目的だったので、寝る前にしっかりまとめて飲んで、朝までぐっすり寝てもらうリズムを作っていくことにしました。夜ぐっすり寝てもらう作戦日中たくさん遊んで体力を使い、ぐっすり眠れるようにしておくのも鍵でした。今まで母と子のスキンシップタイムだった授乳がなくなる分昼間に今までよりたくさん遊んであげることにしました!全力で!児童館や子育て支援のイベント、習い事など利用できるものを利用して、たくさん遊ばせるようにしました。我が子はベビースイミング通っていたので、1週間のうち最も疲れるその日を断乳決行日に選定しました。夜間断乳決行直前には授乳スケジュールはこんな感じに変化していました。これで【夜間断乳計画をスタートするための準備】が整いました!準備が整ったらあとは決行日から夜間断乳完了の日までどんなに泣かれてもやり抜くお母さんの固い意志!だな〜と思います。自分が我が子をいじめているかのように感じるほど最初は泣かれたので、正直心が折れそうになりました。でもあの時、「夜ぐっすり寝れるようになればご飯もいっぱい食べられてたくさん寝られていいことがいっぱい待ってる!」って思い、負けなかったのが良かったなと思います。泣いた時あやしてまた寝かせる作業は大変だけど、おっぱいの代わりの水分やよく眠る音楽、抱っこを助ける抱っこ紐なんかは枕元に準備しておくと助かりました。さてこれで準備完了!あとは実際に夜間断乳を決行するだけです!次回は実際の夜間断乳スケジュールを詳しく大公開したいと思います。いろんなお子さんがいるのでこれを試したら必ず上手くいく!なんていう必殺法ではありません、残念ながらひとつの方法として、参考までに見てください。皆さんのスムーズな断乳成功をお祈りしています!読んでいただきありがとうございます。●ライター/むぎまる
2019年02月22日誕生日、七五三、クリスマス、進級祝いなどなど… 子どものイベントごとに増えていくものといえば何でしょう?そう!「おもちゃ」。イベントのたびにプレゼントされるおもちゃに子どもたちは大喜びですが、なんせ狭いマンションの一室に暮らしているので収納スペースが少ない。と、いうことでおもちゃの断捨離を決行しました。2人の気前が良すぎてビックリ。かわいい従姉妹のためなら何でもあげちゃう!ただ「プレゼント」は建前なので、捨てるのがもったいないおもちゃは元に戻しました…。大人にはガラクタに見えても、子どもにとっては宝物。私も子どもの頃によく分からないものを集めて大事にしていた経験があるので、子どもたちの意思を尊重しとりあえず(次の断捨離までは)捨てずに取っておくことにしました。
2019年02月20日こんにちは。むぎまるです。今日は夜間断乳について書きたいと思います。今回から全5話で夜間断乳を決意した経緯やそれまでの苦労、実際の断乳スケジュールも詳しく紹介する予定です。やってみて良かったこと、こうすれば良かったと思ったことなど、これから夜間断乳を検討するお母さん方に参考になればと思います。今回はまず、夜間断乳をするきっかけとなったエピソードから紹介していきたいと思います。今は3歳を目前にしている娘ですが、夜間断乳を意識し始めたのは生後8、9ヶ月の頃です。(もともと1歳で断乳のつもりでした。)離乳食を始めてから数ヶ月、食べられる量も種類も増えおっぱい以外のものから、栄養を摂ることができるようになってきていました。日中のお出かけも多くなり、児童館に公園、ベビースイミングへ通うようになり始めた時期です。たくさん日中に活動してたくさん食べても、それでも夜中は2、3時間おきに起きて授乳が必要でした。朝から児童館に連れて行って、公園で遊ばせて、どこに行くかわからない我が子を追いかけ毎食の離乳食の準備と、盛大に散らかす娘の食後の片付けに通常の家事。母親としては「ねむい!!ぐっすり朝まで寝たいっっっ!!」完全なるエネルギー不足でした。朝までぐっすり眠れないと疲れと眠気が取れず、体が重いなと感じる日もよくありました。次の日朝から元気に遊び相手になるためにも、風邪を引かずに毎日を元気に過ごすためにも大切な睡眠、どんどん活動的になっていく娘に合わせて母親自身も体力の充電が必要でした。そこで取り組もうと決意したのが「夜間断乳」です。夜間断乳とは文字通り、赤ちゃんが夜寝てから朝起きるまでの間、授乳をしないということです。最終的に完全に断乳をするにしても、夜間断乳を最初のステップに考えたのです。夜間断乳をして、私達親子にはとてもいいことが、たくさんありました!次回は断乳前の下準備について書いていきたいと思います!お楽しみに!●ライター/むぎまる
2019年02月08日先日1歳の子を育てている友達と話をしていて卒乳の話になったんです。 友達は事情があってある日突然パタッとおっぱいを止めることにしたらしいのですが、後日おっぱいマッサージに行きそのことを話したら、助産師さんに「そんなやり方じゃダメ! 赤ちゃんが混乱しちゃうでしょ~、卒乳の正しいやり方は…」と言われたんですって。 えーーー! そんなぁぁ~~…。 たしかに卒乳のやり方には「正しい順序」があって、彼女のように突然卒乳を決めることは邪道なのかもしれません。 卒乳するならタイミングは気候的に春か秋がよくて事前にこの日に卒業するよという日を決めて赤ちゃんにも(わからずとも)しっかりと話して心の準備をさせて…と、順序だてて行えれば一番いいのでしょうが、そうもいかないトラブルっていうもんがあるんですよ。 理想や正しい順序を知っていたとしても、その通りにはいかない現実があるんです。 だから1年間夜も昼も関係なしに頑張ってきたお母さんを、最後にわざわざ否定するような言葉をかけないであげてほしかったな~と、第三者の私は思ったのでした。かくいう私もある日突然卒乳を決行した1人です。 かつてのブログ記事(今は非公開にしています)をもとに書き起こしていきたいと思います。当時の心境をそのまま載せたいのでできるだけ当時の記事をいじらないようにして載せておきます。■お盆休みで大阪の実家に帰省中のこと(次男生後11か月)ここに来てちょっとした壁にぶち当たっております。どうゆうわけかおっぱいが詰まっちゃって、ゴリゴリの塊ができちゃったのよーーー。 私はおっぱいトラブルには無縁なほうで、ぺちゃんこな胸のくせに母乳もよく出るし、今回のようにしこりができたとしても3日ほどで自然に解消されてきたのよね。 でも今回はいつもと違っていつまで経っても塊が取れなかったのよ。しかも塊が1個だけじゃなくっていくつもブチブチとできてしまってるような状態で…。それでも今まで自然に解消してきたのもあったし、「今回もまぁそのうちなくなるだろう」とたいして気にもせず大阪に帰ってきたのよね。 でも、詰まってるおっぱいを次男が一生懸命吸うもんだから今度は乳首が切れてきちゃってさぁ。 それでもまだ懲りずに「そのうち治るだろう…」と思ってたいして気にしてなかったんだけど、滞在5日目ほどでいよいよ事態は深刻化。歯を食いしばってあげなければならないほど痛くなってきてさぁー。 もーーーー!! めっちゃくちゃ痛いのよ!! 乳首が痛いって経験したことない人には想像つかないでしょうけど、めっっっちゃくっっっちゃ×3 痛い!!針数本を乳首に刺されてるような痛み。 思わず「いったーーーーい!!」と悲鳴をあげちゃうほど。 上の歯も生えてきてるからその上の歯で、傷ができた乳首をぎゅーーーーーっとひねりつぶしながら飲むのよ! 痛いのなんの!! はじめは歯をくいしばってあげてたけれど、もうどうにもこうにも我慢できなくなるほど痛くなってきたため、なんとかしなくては、と代わりに哺乳瓶で飲んでもらおうと思ったのよ。 でも、生まれてからずーーーっと母乳オンリーで育ってきた次男。 彼が初めて哺乳瓶というものに触れたのは生後8カ月頃。その頃には時すでに遅く、いっさい哺乳瓶を受け付けない性格になっていた。そんなわけだから、今回もたとえ私の乳首がちぎれかけ寸前であったとしても彼が哺乳瓶で許してくれるなんてことが起こりうるはずもなく、全力で哺乳瓶を拒否。 口元に近づけただけで、泣くわ泣くわ全身全霊で拒否!! それならばと痛む乳首を少しでもガードするために、切れてる箇所にばんそうこうを貼ってみたのよね。これで少しでも歯が直接当たらなくなれば…と。 だが、しかーしこれもダメ! 僕の大好きなおっぱいがいつもの知ってる感触と少し違う!! なんじゃこら!! と大激怒。 泣いて泣いて猛烈に抗議する次男。 金曜日の夜にはこのばんそうこうがよっぽど気にくわなかったのか、夜中に1時間半布団の上を転げ回り泣き続けた。 真夜中に顔を真っ赤にしながら泣くゆいたんを眺めながら、なんだか私も泣きたくなってきた。 お願いだから哺乳瓶で許してよーーーと本気で愚痴りたくなった。 次男は私にって2番目の子どもである。私はすでに長男を育てている経験から、赤ん坊のお世話には慣れたつもりでいた。 だけど、その内容があまりにも今までと正反対すぎて、まるで初めての子育てのよう。 哺乳瓶なんて誰でも飲めるもんだと思っていた。実際、長男はすんなりと飲めたから…。 でも次男は違う。まっっったくもって受け付けない。 何種類もの哺乳瓶を試してもダメ。どんなにお腹をすかせてみても、どんなに根気よく近づけてみてもダメなものはダメ。 11ヶ月にもなればマグも吸えるようになると思っていた。長男は8カ月で吸えるようになったから…。 でも、次男はマグもまったくもってダメ!!というより、「吸う」という原理にまったく気づいてない。 離乳食なんて、お腹がすけば食べるようになると思っていた。だって長男はモリモリと食べたから…。 でも次男は違う。待てど暮らせど一向に食べ始める気配すらない。 11ヶ月にもなれば、いくらなんでもさすがにちょっとは食べるだろうと思っていたのに、まったくもって離乳食を受け付けない彼…。 すでにあきらめていた私だけれど、離乳食を一切食べずおっぱいに頼りきってきたことで、私のおっぱいのほうが先に悲鳴をあげ始めてきた…。哺乳瓶もダメ。離乳食もダメ。マグもダメ。ばんそうこうもダメ。 そんな彼が、今、おっぱいを飲まなくなったらどうなるんだろう。 頼むから哺乳瓶で飲んでほしい。離乳食を食べてほしいとまでは言わないから、せめて、お願いだから哺乳瓶で飲んでほしい。じゃないと、やせ細って死んじゃうよーーーー! だけれども哺乳瓶も乳首も離乳食もなにもかも拒否して泣き続けるわが子。おっぱいを求めて大泣きする次男をただぼんやりと眺めるしかできなかった。そして、そのうち疲れ果てて眠った。■長男の時はうまくいったけど…次男11ヶ月。ようやく私は多くのことに気付かされている…。子育てなんて思うように進まないということを。 2人目育児となると兄弟を比べるつもりはなくともついつい上の子の子育ての経験を基準に考えてしまいがち。今、思えばほとんど苦労せずに育ててきた長男の赤ちゃん時代。特に悩んだこともなかった。 だけど次男は同時期の長男の3倍ほど手がかかる。2人目にして思いどおりになんてならないってことをたーーーっぷりと教えてくれているような気がする。 次男が生まれなければ、私はずっと手のかからない子しか知らなかったことになる。 どちらかというと今までの私は「親が努力すれば思うように育てることができる」とタカをくくっているようなところがあった。 でも次男を育ててみて、その考え方は見事にひっくり返ってしまった。思い通りになんて育たない。3歩進んで5歩下がる。それが子育て。 おかげで、今まで世の中のお母さんの悩みがどこか他人事だったのが、今では心の底から共感できるようになった。 次男よ、大きなプレゼントをありがとう。土曜日の夜からは夜通し泣くことを覚悟してリビングに布団を敷き、哺乳瓶はもう諦めてコップでおっぱいを飲ませることにした。 手動の搾乳機でおっぱいを搾って、それをコップにうつしてコップから飲ませるのよ!!もちろんコップじゃうまく飲めるわけないし、ほとんどダダ漏れ。布団も服もぐちゃぐちゃ。だけれど、どんな手段でも次男にはおっぱいを飲んでもらわなければならない。そんなわけで、昨日からは1日中ひたすら搾乳しコップで飲ませて過ごしています。 そして少しの望みをかけてしばらくお休みしていた離乳食も再開してみました…。 が。やっぱり…ダメ(笑) おせんべいや甘いものなら喜んで食べるけど、ご飯ってなると一切受け付けません。最悪でしょ?笑 豆腐もダメ。ポタージュもダメ。カボチャもダメ。グラタンもダメ。スプーンもダメ。手で放り込んでみてもダメ。ダメダメダメ。 ビスケットは喜んで食べるくせに、食事となるとすんごい勢いで吐き出すという…。 このやろーーー!! 嫌なものは嫌、何をどうしても嫌。ごまかしたってダメ。笑わせて気分をあげようなんて作戦には一切乗らない。もちろん場の流れになんて一切流されない。 思うようにならないことばかりで泣いてる次男もかわいそうだし、自分も疲れてるしでちょっと落ち込んだ2日間だったけど、こうなりゃコップで飲む練習にもなるし、なんならこのまま卒乳目指せばいいんじゃないかと、ちょっとだけポジティブに捉えることができ始めてきた。 はっはっは!!はっははははーーーーー!!えーーーい、笑ってやるーー!!いつか、この記事読んで「こんな時期もあったわねー」って、笑い飛ばしてやるーーー!!あぁ…試練の11ヶ月目。 実家に帰ってる間に次男がよくグズるので、私の両親はそのグズリっぷりに、「どこか悪いんじゃないか…」「どこか痛いんじゃないか…」と心配していた。 いや、だいたいいつもこんな感じですが…と思いつつも、そう言われてるうちにだんだん私も「どこか悪いのかもしれない…」と思い始めてきて、週明けの今日さっそく耳鼻科と皮膚科に行ってきた。 きっと中耳炎の再発とか…? 湿疹がかゆいとか…?なにかしら、体に不調があるにちがいないとグズグズの理由が欲しくて駆け込んだ病院だったけれど… 結果、どこも異常なしっ!(汗)鼓膜もきれいだし肌荒れもただの虫刺されと乾燥だってさ!!でえーーーー! いたって健康体。 よくグズッてたのは単なる疲れ、か、そうゆう「性格」のせいであろう…ちーーーーん。 いやいやいや健康が一番だよね。性格の問題なら諦めるしかないわっ。 ダメダメ尽くしの次男でも私は次男のいいところをたくさん知っている。かわいいところもたくさん知っている。得意なこともたくさん知っている。 できないことよりもできることに目を向けて、少しでもプラス思考で彼に付き合っていきたいと思います…。■当時を振り返って今思うことこれを書いてから6年経った今この記事を読んでみて思うことは、驚くことに当時から全く同じことをいまだに何度も考えているという事実と(笑)、「ほんっとによく頑張ったね…私」と自分を労いたい気持ちです。 みんな、自分の子どもを必死に育ててるんだもん。自分とやり方が違っても否定するより、まずは「よく頑張ったね…」と温かく肩を抱いてあげられるような人でありたいです。【お知らせ】 第103話 の記事下アンケート「Q.子どもの「なぜ?」に困ったことはありますか?」のアンケート結果はこちら↓≫ 「終わりなき「なんで?」攻撃。ママたちが実践した“なぜなぜ期”対処法」
2019年01月24日断乳してからというもの、すっかり寝つきが悪くなったハル。こんな風にゴロゴロ転がるので、毎日キック、パンチ、頭突きの被害にあっています。この、ゴロゴロ入眠儀式の抑制に保育園の参観日で知った”アレ”が効果を発揮しました!定番中の定番の寝かしつけ方法ですが、赤ちゃんのころはほとんど効果がなく、すっかり忘れていました。保育園で毎日聞いているので、「オルゴールの音楽=寝る時間」というのが刷り込まれているんだなと驚きました。本当に保育園さまさまです…!入眠までゴロゴロするのは相変わらずですが、子供たちが寝てから仕事をすることが多々ある身なので、時間が短縮されたのはとても助かりました。
2018年10月03日息子、つい先日数日かけて「ゆっくり断乳」 をしました!「断乳の方法」と検索すると、「断乳を決めて、最後に授乳したらそこで一切授乳はストップ」という方法が多く見つかったので、上の子のときはその方法を実践しました。しかし、2日目の夜に胸がパンパンで息苦しいまでに張って動くのもおっくうになってしまい、かなりつらかったのを覚えています。あの状態で子ども2人をお世話するのは、私には難しいのでは…というところから、「ゆっくり断乳」をやってみようと思い立ちました。おっぱいへの意識をそらしたかったのと、お盆は最悪ワンオペ育児になってしまう可能性があったので決行はお盆休み前に設定!断乳に備えて、先輩ママさんに聞いていた「あの作戦」を実行しました。おっぱいが大好きだったハル。でも胸にばんそうこうが貼ってあるだけで即座に理解し、泣く姿に「ごめんね…」という気持ちでいっぱいになりました。 2日目の朝。いつもなら保育園に出かける前に授乳をするのですが、この日はおっぱいを欲しがらずに登園。早くもおっぱいへの執着が薄れていることに驚きました。しかし…! この時点でおっぱいは思った以上に張ってきていました。まずは夜間の断乳から始めて、完全に断乳するまで3回に分け、各回で量を減らしながら授乳をしました。2回目の授乳の後に少し泣かれてしまいましたが、3回目の授乳の後は「終わりだよ」と言うとすんなり離れてくれました。息子ががんばってくれたおかげで、お互いにゆっくりフェードアウトすることができました。ゆっくり断乳する方法は、私にとっても息子にとってもあまり負担がかからなかった気がします。こんな断乳もありもしれないと思いました。
2018年09月05日息子のときはなんの問題もなく、めっちゃ楽だったおしゃぶりですが…娘は違った!■とにかく「おしゃぶりLOVE!」な娘娘も完全ミルクで育ったのでおしゃぶりは添い乳がわりでした。拒否はしなかったものの大好きすぎて手放さない! はずせば大泣きだし、何より歯で噛んで引きちぎる!!これが一番困りました…! 買い替えが…。3日で壊れるとか「1ヶ月にいくらかかるの?」って状態でした。なので断おしゃぶりを決行!■すごくつらかったおしゃぶりはずし…!完全に親都合なので…突然今日からおしゃぶりナシで寝ろと強要される娘。パニックですよね…。わけわかりませんもんね…。泣き叫ばれて「ごめんね、ごめんね」って泣きました。一瞬寝ついても、このころ、夜中に1回は必ず起きてた娘。そこでまたパニックで泣き叫ぶ…。精神的にも肉体的にもつらかったです。そんなツライ夜が続きましたが…ついに3日後、おしゃぶりなくてもスッと入眠できるようになりました! 途中起きてもポンポンすればぐっすり。娘、頑張りました!断乳してるママさんもこんな感じなのかな…。兄妹でおしゃぶりの光と影を見た感じです。兄妹とて、その子にあった育児って大変ですが、これからも試行錯誤して頑張ります!
2018年08月31日こんにちは、佐原チハルです。少し前まで、赤ちゃんは1歳ごろには“断乳”した方がいい、と言われていました。しかし近年では、断乳よりも“卒乳”がいいと言われるようになっています。乳児期の育児方法って、アップデートのスピードが早いんですよね。たしかにあんなに小さな命に、無理はさせたくありません。しかしその一方で、「早く卒乳してくれないかな…… 」というママもいるかと思います。「夜はもっと眠りたい!」という切迫した欲求から、夜間断乳だけでも、と決意するママもいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、私が行っていた「赤ちゃんに“卒乳を促す”方法」についてご紹介してみたいと思います。私が「卒乳しても大丈夫!」と思えるようになった赤ちゃんの様子活動が活発になってきた赤ちゃんは、母乳やミルクだけでは次第に栄養が不足するようになってくると言います。それでも授乳は、赤ちゃんにとって重要な栄養源であることに変わりはありません。そこで私は、以下の3点を「卒乳を促してみても大丈夫そう 」と判断するポイントにしていました。1、食べることに興味がある2、離乳食を実際よく食べている3、授乳・哺乳瓶以外でも水分補給に問題がないこれらはつまり、“授乳がなくてもだいたい大丈夫な状態ができている”ということです。なお我が家が卒乳を促し始めた頃、離乳食は3回でした。11ヶ月になる頃のことです。離乳食を与えていた時間は、朝7時、13〜15時(昼寝の時間によって前後します)、夕方の18〜19時です。授乳は、朝の10〜11時ごろと寝る前、欲しがった場合には離乳食後にも行なっていました。夜間授乳は基本的に1度、時々行わないこともある、という感じです。卒乳を促すための3ステップ卒乳は、「授乳がなくても大丈夫っぽい 」ということを、赤ちゃんに少しずつ覚えて行ってもらう方向で促しました。ステップ1;朝10時の授乳をおやつに置き換えるお散歩に出て赤ちゃんの気分転換をしつつ、公園のベンチなどで、授乳のかわりにおやつを与えるようにしました。うちの子は野菜味の赤ちゃんせんべいが好きでそれを与えていました。赤ちゃんのお気に入りのおやつを把握しておくとスムーズかと思います。ステップ2;食後の授乳をやめてみるこれまで離乳食後は、とりあえず授乳してみて飲むようなら飲ませる……というようにしていました。それをやめて、赤ちゃんが明確に欲しそうな様子を見せるまで授乳の雰囲気を出さないようにしてみました。ステップ3;寝る前の授乳だけはしっかりと与える寝る前だけは授乳機会を減らさないよう、意識して行うようにしました。赤ちゃんが夜中にお腹をすかせて目覚めてしまうのが怖かったからです。睡眠時間の確保は重要です。卒乳を促してみてわかったこと……断乳との違いと、卒乳を促した成果1、断乳ではなく、卒乳を選んだ理由卒乳を促すとき、とにかく気をつけていたのは「断乳にしないこと 」でした。断乳と卒乳との違いは、“無理がないこと”だと思います。赤ちゃんはもちろん、私たちママにも、無理があってはダメだと思ったのです。断乳をしたママ友たちは、みんな「すごく楽になった」と言っていました。ただし同時に、「最初の3日は地獄だった……」とも。断乳の場合、最初の数日赤ちゃんは夜中泣き続けることが多いそうです。しかしそこで授乳してしまうと、「泣けば授乳してもらえる」と学習してしまいます。そのため数日は、ママも徹夜で泣き続ける赤ちゃんに付き合う覚悟が必要なのだそうです。「あ、それ私無理……つらい…… 」と思いました。卒乳を促すだけなら「絶対に授乳しない」という決意はいりません。「授乳の前に、それ以外のことを試してみよう」と意識するだけで大丈夫です。それくらいのゆるさが、私にはちょうどよかったようです。2、「卒乳」をうながしてみた感想と成果「頑張ってる感 」がほとんどないので、努力している意識すらありませんでした。あまりにゆるすぎて、「目標を達成するには、もっとストイックにならなければいけないのでは?」と、かつて体育会系の人間だった頃の自分が顔を出しそうになるくらいです。しかし実際は、10日もかからず寝る前以外の授乳がなくなりました。卒乳してほしいと思っていたはずなのに、あまりのあっけなさに寂しくなってしまったことを覚えています。そして日中の授乳がなくなったころ、自然と夜間授乳もなくなりました。こうして1歳を前に我が家の赤ちゃんは、卒乳を迎えることとなりました。この記事をお読みのママたちは「こんなにうまくいくかよ! 」と思うかもしれません。たしかに我が家の場合は、かなりスムーズにいったケースかと思います。赤ちゃんの様子には個人差があります。私のママ友の家庭は、お子さんが3歳になってもおっぱいから卒業できなかったそうですし。ただ今回の記事に書いた程度の“努力”なら、生活上の負担が増えることもほとんどありません。 やってみて損もありませんよ。授乳がなくなるということは、つまり「乳児」から「幼児」へと進化する、ということです。卒乳を促してみたおかげで、私はこの時期の子の成長の様子を、より意識的に楽しむことができました。卒乳に興味のある方は、ぜひゆる〜いお気持ちで挑戦してみてくださいね。●ライター/佐原チハル●モデル/藤本順子
2018年07月10日赤ちゃんの離乳食が進んできた頃、授乳をいつ止めたらいいんだろう…と、考え始めるママは多いですよね。「卒乳するタイミングは?」「赤ちゃんが寂しい思いをしないかな?」と、卒乳について悩んでいるママ!!今回、卒乳に向けての準備、進め方について我が家の体験談をまとめたので、ぜひ参考にしてみて下さい!卒乳と断乳って何が違うの??「卒乳」とは、赤ちゃんがだんだんオッパイを欲しがらなくなるのを待ち、赤ちゃんの意志で止めることです。赤ちゃんが自然にオッパイから離れていくので、ママも赤ちゃんも満足した状態で止めることができます。一方「断乳」は、日を決めてママの意志で授乳を止めることを指すそう。最近では、言葉がやわらかな卒乳を用いることが多いですが、オッパイをやめるという点では同じことです。焦らなくても大丈夫!我が家の場合は、「保育園入園までに断乳しなくては!」と焦っていたときに、先輩ママから「保育園に入ってから体調を崩して何も食べられなくなったり、甘えて来たりすることがよくあるから、そういうときにオッパイがあると助かるよ」と、アドバイスをもらいました。赤ちゃんにとってオッパイの時間は単なる栄養補給だけでなく、ママのぬくもりを感じながら安心感を得る、大切な時間でもあったのですね。先輩ママの意見を参考に、日を決めての断乳ではなく、息子の様子を見ながら段階的に卒乳していくことに決めました。卒乳に向けての準備って? オッパイを離れるまでの4段階夜泣きがひどかった息子…すがる思いで読んだ育児雑誌に、夜間に何度もオッパイをあげていることが原因で夜泣きを引き起こしている場合がある、との記事が。夜泣きを収めるためにオッパイをあげていたのに、まさかそのせいで夜泣きが起きていたなんて!目から鱗の内容でした。この記事がきっかけで、息子が9ヶ月のときに卒乳に向けて動き始めました。①夜間断乳1回目 (生後9ヶ月)息子の就寝時間は23時くらい。やっと寝てくれた〜と思っても、1,2時間ごとに夜泣きのオンパレード!オッパイを飲むと満足してすぐに寝てくれるのですが、まとめて寝ることがないので、私が疲弊してしまって…。そこで、息子も私もしっかりと熟睡できるよう、夜間断乳を決行しました。実践したのは、こんなこと。・お腹が空く明け方まではどんなに泣いてもオッパイをあげない・泣いたらパパが対応 (添い寝でトントン、抱っこなど)・私は息子がよじ登れないベッドで身を潜めて寝る…協力してくれるパパが睡眠不足になっても支障がないよう、パパが連休のときに開始しました。息子の場合、夜間断乳が合っていたようで、開始してから2,3日で夜泣きは1回までに減り、まとめて寝てくれるようになりました。②夜間断乳2回目 (1歳0ヶ月)しばらくは夜間断乳に成功していたのですが、息子が成長して、私が寝ているベッドによじ登れるようになってしまったのです!!再び、暗闇の中を彷徨いながら必死でオッパイを求めて来るようになったので、別作戦を決行しました。・息子はパパと、私は別室で就寝・泣いたらパパが対応 (添い寝でトントン、抱っこなど)私が部屋にいないことが分かると息子もすんなりと諦めてくれ、すぐにまたぐっすり寝てくれるようになりました。③授乳回数を減らす (1歳3ヶ月)1歳0ヶ月から保育園へ通うようになり、オッパイの時間は朝、帰宅後、就寝時の計3回になりました。ずっとそばにいる休みの日でも、回数は平日とほぼ変わらない状態でした。入園から3ヶ月経って息子も保育園に慣れ、「1日3回の食事から栄養を摂取できる」「牛乳、お茶で水分補給ができる」「パパ、ママの言っていることが分かる」、この3点ができるまでに成長したので、オッパイの回数を徐々に減らしていくことにしました。・朝の授乳×→起きたらすぐに朝食を食べられるよう準備・帰宅後の授乳×→すぐに牛乳、おやつを食べられるよう準備帰宅後の授乳は、1日保育園で頑張って来た息子へのご褒美タイムでもあったので、まずは朝の時間を断乳し、安定してきたら帰宅後の授乳も止めるようにしました。息子がオッパイを欲しがる前に、オッパイに代わる食べ物や飲み物をサッとテンポ良く準備することがポイントだったように思います!オッパイを飲まないでいられる日が少しずつ習慣化してくるよう、毎日同じリズムで生活するように工夫しました。④卒乳!!! (1歳5ヶ月)1歳5ヶ月になったあたりから、就寝時にオッパイあげても寝ないことがしばしば…。結局添い寝でトントンするのであれば、オッパイを止めてもいいのでは??と思うように。パパの協力が得やすい家族旅行(3泊4日)を機に、オッパイなしでの寝かしつけにチャレンジしてみました!・息子も卒乳を意識できるよう、数日前から「もう少ししたらオッパイとバイバイしようね」と話していく・日中、思いっきり外で遊ばせて疲れさせる・オッパイの代わりにスキンシップの時間をたっぷり取る・パパと一緒に入浴・寝る前に、息子の大好きな牛乳を飲ませる・パパが寝かしつける旅行中だったので昼寝の時間がいつもより短く、普段と異なる環境で刺激が多かったこともあり、疲れ果てて、オッパイを求めることなくすんなりと寝かしつけに成功!旅行から帰って来て、私と一緒に入浴したり、寝かしつけたりしても、オッパイを恋しがることは一度もありませんでした。まさかこんなにスムーズにいくとは思っていなかったのでビックリしました。拍子抜けするほどあっさり卒乳できてしまったので、なんだか私の方が寂しくなっちゃいました…。卒乳後、ママのオッパイケアは?2,3日に1回、入浴時に搾乳する程度で私のケアも済んだので、とても楽でした。段階的に授乳回数を減らしていったおかげで、オッパイが張りすぎて痛い!というような、トラブルにならずに済んだのだと思います。また、身体を温めると血行が良くなって張りやすいという話を聞いていたので、入浴はシャワーにしていたのも良かったのかもしれません。ママ&ベビーともに、満足するタイミングを我が家の場合、息子は「ママじゃないと絶対ダメ!」という性格ではなく、パパにも懐いていたので卒乳がしやすかったのかもしれないです。あと、息子のストレスにならないよう、段階的に卒乳していったというのも大きなポイントだったと思います。授乳をやめるのは、ママにとっても赤ちゃんにとっても一大事。とっても悩んでいても、「離れてみたらあっという間だった」なんて拍子抜けしたママの声もよく聞きます。そして何より、思い出いっぱいの授乳ライフが終わってしまう卒乳は「ママの方がさみしかったよ〜」なんて声も。卒乳の時期は、それぞれの赤ちゃんやママの状態、状況で変わってくるもの。ママも赤ちゃんも笑顔で卒乳できるよう、お互いの良いタイミングを見つけられると良いですね。
2018年01月06日断乳2日目、朝8時起床。とってもご機嫌な様子で、いつもならおっぱいを欲しがるのに今日は何も求めてこない。おやおやおや? すでに乳離れできている?夜はどうなるか……。息子に変化が少しずつ見られるのは嬉しくも、母の役目が終わってしまう気がして、少々寂しさを感じつつ、私は自分の変化に気づく。そして、乳がパンパンに腫れているのである。こっこれは…! うわさには聞いていたが、断乳して数日は授乳できない分、おっぱいが腫れあがるというやつか!? しかも岩のように硬くなって、痛くて痛くて眠れないとか、そういった話も聞いている。私は産後、ありがたいことにおっぱいがよく出るタイプだったので授乳していない時間が長いと、おっぱいがパチパチに腫れ上がってしまったのだった。しかしながら、最近の私のおっぱいはあのころほど元気が無く、ホルスタイン乳からこども用お茶碗乳にまで降格していた。断乳2日目にして、久しぶりに味合うこのパチパチ具合。痛みを伴いながら、なぜか自分のおっぱいを誇らしく思う私がいる。痛みと共に、熱を帯びてきたので、思い切って搾乳してみる。色々調べたところ、数日は搾乳自体も我慢する必要があるらしいが、痛みに耐えられなくなってきたので仕方あるまい。うーん、この腫れ、いつまで続くんだろう~?一方、息子はいつもどおり、おもちゃで遊んでいる。お昼までおっぱいもなし。いいぞいいそ! 昼食はたまご雑炊と、野菜の煮物。いつもなら一生懸命食べない離乳食も、断乳しているからか、普段よりはよく食べた! これも断乳効果なのか!!食事を終え、夕方になってもおっぱいも一向に欲しがらない。おぉ、これはうまくいくかもしれない。結局、息子は夜までおっぱいを求めてこなかった。断乳2日目の夜がやってきた。今日はさすがに夫に協力してもらおうと、私は別室で寝ることにしていた。ちょっと遅い時間になれば、きっと眠くなるだろうと、22時半まで遊ばせてから、布団に入った夫と息子。夫は絵本を読みながら息子をどうにか寝かしつける作戦でいくらしい。わたしはそっと部屋を出て別室で息子が眠るのを待つ。30分後、やけに静かなので様子を見にいくと、布団の中でスウスウと眠る息子がいた。なんと!「朝まで泣きじゃくるのではないか…?」と不安げな夫をよそに、布団に入り30分後、息子は目をこすりながらすうすうと眠ってしまったそう。断乳、こんなに楽にできるものなのか!? ちょっと寂しさを残しつつ、翌日、断乳3日目、同じようにいとも簡単に一日を無事終えたのである。この日を境に息子の寝かしつけは、絵本を読めば簡単にできるようになった!今まで寝不足に耐えながら育児と仕事に励んでいた日々はなんだったのだろう……?その日、息子は夜眠ってから朝まで一度も起きることもなく、21時から8時まで通しで眠った。このことにわたしはえらく感動してしまい、朝から小躍りをして喜んだ。この快適さと言ったらない! 眠れることがこんなにも幸せなことなんて!息子が生まれてからこの1年半、ずっとずっと寝不足で3時、4時間以上続けて眠れた日なんてなかった。今思えばあの辛かった日々が懐かしい。喜びもつかの間、わたしの腫れ上がっていたおっぱいは断乳3日目で力尽き、搾乳が不要になるくらい風船のようにしぼんでいった。痛みはないが、なんだこの寂しい感じ。もう自分がお婆さんになったような気さえする。「おぉ、こんなにもかわいそうなおっぱいになるとは…」その角度は、冬季オリンピックのスキージャンプ台ほどの急斜面で、断乳前の膨よかな乳に別れを告げ、無事息子の乳離れ、成功となったのだった。
2017年03月20日こんにちは、イラストレーターの栗生です。突然ですが、わが家の下の子は乳が大好きです。朝ウトウトしながら飲み、夜は寝ながら飲み、日中は思い立ったら親が何をしていようとも構わず服をめくって勝手に飲み始めるという、筋金入りの愛乳家です。乳さえあれば機嫌がよく寝かしつけもスムーズとあって、私も乳に頼りっぱなしでした。1歳過ぎから通い始めた保育園では乳がなくとも無問題だったのですが、母の顔を見ると思い出すらしく、迎えに行くと抱っこ紐に自分を入れろと指図してきます。そして紐に入ると大声で「アーケーテ!」と叫びながら乳を引っ張り出し、所構わず哺乳状態に突入…。私も最初は抵抗していたのですが、泣き叫び紐から飛び出す1歳児を乳なしでなだめるのは難しく、やむなく抱っこ紐内で授乳することに。通りすがりの園児や先生に「赤ちゃん寝てるの?」とよく聞かれましたが、意外と気づかれなかったようです。うっかり見えてたらどうしようと思ってたけどよかった…。外で軽く一杯やって一息ついた1歳児は、帰宅後は日中飲めなかった分を取り戻すかのように飲み倒して来ます。栄養は幼児食からモリモリ摂取しているので、もはやただの趣味です。私としては授乳(というか乳投げ出し状態)を続けることに異存はなかったのですが、ただ一つ、辛いことがありました。それは、たまに1歳児の歯が当たって乳が切れ、吸われるとめっちゃくちゃ痛いのです。このままでは胸が(物理的に)裂けてしまう。もう、乳をやめる時なのでないか。裂けた傷の奥から「断乳してくれぇぇ」と悲鳴が聞こえてくるようです。そこで母は意を決したわけです。時は満ちた。断乳、決行!その方法は、「おっぱいが痛いって言ってるから、飲むのやめてくれる?」「おっぱいが、『○○ちゃんはもうお姉ちゃんだから、ご飯で大きくなろうね~』って言ってるよ」と、乳が語る体で説得するというもの。しかし、乳を愛し乳に愛されて生きてきた記憶が鮮明にある1歳児は、この世の終わりのような泣き声をあげて母心をへし折りにかかってきます。3日目くらいには少し落ち着き「マンマイラナイヨ!」「(飲まなくても)ダイジョブ!」と健気に答えていましたが、寝る前や夜中になると「ノミタイヨウ!」とメソメソ…。地獄の断乳道場はみっちり10日ほど続きました。油断した隙に飲まれたりもしましたが、繰り返すうちに徐々に頻度が減っていきました。2歳を過ぎた今では、1日1回、主に風呂上がりに飲みたくなるようですが、乳を触るだけで落ち着くことが多くなりました。きっぱり足を洗えたわけではないですが、私としては痛みから解放されただけでも十分。たまにふらっと飲みにやって来るくらいならむしろウェルカムです。
2017年03月18日断乳初日。いつもどおりに家事や仕事に取り組み1日を過ごす。息子は相変わらず、何かあるごとにおっぱいを求める。離乳食は相変わらず上手に食べてくれない。これも断乳したらちょっとは変わるだろうか?今夜が最後のおっぱいだ。「かんちゃん、これでおしまいね。おっぱいに、バイバイしてね」。そう言って、おっぱいをあげた。「チュッチュッチュッ」わたしは息子を眺めながら、ちょうど1年前のことを振り返っていた。産まれて間もなく初めて胸に抱いた時の感触を思い出そうとしたけれど、難しかった。陣痛の痛みも思い出せなかった。あんなに苦しかったのに。すっかり忘れてしまうんだな。痛みも、喜びも、全部。あぁ、こうやっていつの間にかこの子も大きくなっていくんだな。最後のおっぱいをあげると、息子はベッドの上でうとうとと眠りについた。「おやすみ」かわいらしい寝顔。見ているだけで幸せな気持ちになれる。夫に息子を預け、わたしはひとり部屋から出る。産後、初めてひとりで眠るのだ。この365日、夜をひとりで過ごしていないなんて、嘘みたいだ。「あぁ、おっぱい終わっちゃったんだなー」。わたしは寂しさでいっぱいだった。あの愛おしい時間はもう戻ってこないのか。今だって十分可愛いけれど 、今日を境に息子は”赤ちゃん”とは呼べなくなってしまうんだなぁ。寝不足で眠たいはずなのに、頭の中が騒がしく眠れない。今思えば、辛いと思っていた授乳の時間も幸せだったなあと感じる。おっぱいが息子とわたしをしっかり繋いでくれていた。胸に抱いた時、安心できたのは息子だけじゃない。わたしだって、この子を抱いて安らいでいたのだ。その繋がりも、もう無くなるんだ。一緒にいることが当たり前でなくなるときが、そのうちやってくる。いつか大人になって、わたしの元を離れる時期も来るだろう。遠く感じている未来も、きっとすぐそこにある。わたしは枕に顔を埋めて、静かに泣いた。しばらくして、相変わらず眠れなかったわたしは寂しさに耐えかね、部屋に戻った。自分でも何をやっているんだろう。と思ったが、息子の様子が気になる。ちゃんと眠れているだろうか。夫と息子がスヤスヤ眠るベッドの中に潜り込み、いつものようにわたしも寝てみる。布団が温かい。あぁ、落ち着くなぁ……。しまった、わたしはすっと眠ってしまったのだ…!!深夜2時ごろ、いつものように息子の夜泣きで目が覚める。「びえ~!」と泣く息子に、いつもならおっぱいをあげるところだが、ここで負けてはいけない。寝ぼけながらも、手でおっぱいを探している息子。「びえ~!! びえ~!!」「かんちゃん、おっぱいはバイバイしたでしょ」ボロボロ涙を流しながら、おっぱいを求める息子を見ていたら、こちらまで悲しくなってきてしまった。その脇で、サポートするといっていたはずの夫は爆睡……。叩き起こそうかと思ったが、ひとまずできるところまではやってみようと夢の断乳成功の向けて攻防にでる。「びえ~!」「バイバイでしょ!」「びえ~! びえ~!!」「もう~、おっぱいはバイバイしたでしょ」あぁ、これは長期戦になりそうだ…。不安がよぎる。気持ちを切り替え、負けじと息子の背中をトントン優しく撫でていたら、泣き続けていた息子が30分後、ベッドの上をコロコロ転がりはじめ、しまいには力尽きたのか、しゃくりあげながらもスッと眠ってしまった。あれれ? こんなにも簡単に寝るもの? 思った以上に粘らずに諦めた息子に驚きを隠せない。断乳2日目、いったいどうなる?次回は「さようなら、おっぱい! 断乳に挑戦~ 後編~」をお送りします。
2017年03月09日ムスメちゃんとオコメちゃん
猫の手貸して~育児絵日記~
うちはモフモフ暮らし