2020年7月28日 15:30
屋内屋外関係なし!夏に起こしやすい子どもの熱中症の予防策と対策!
その際汗をかいていたら拭いたり、着替えるようにしましょう。
●服装に注意する
外遊びをする際は、通気性の良い服装を着るようにします。また、体を締め付けない洋服選びもポイントです。夏は日差しが強いので、帽子もかぶせましょう。
●照り返しに注意する
夏のアスファルトは高温になっています。そのため、小さくて地面が近い子どもは、照り返しの影響を受けやすいです。アスファルトの面積が広いところで遊ぶ場合には、より子どもの様子を観察するようにし、体調が悪そうな場合はすぐに休ませてあげてください。
●短い時間でも車の中に置き去りにしないようにする
「ちょっとの時間だから」と車の中に子どもを残してしまい、その結果子どもが熱中症になってしまうというケースは全国で毎年多発しています。
夏場は気温が上がりやすく、わずかな時間で車内は高温になってしまいます。夏場の子どもの車内への置き去りは命に関わります。危険なのでやめましょう。
熱中症以外で夏場に気を付けること
熱中症ではないですが、夏の公園の遊具は時間帯によっては高温になっているので注意が必要です。特に鉄製のものは、太陽の熱を吸収して高温になっており、火傷を負ってしまうケースもあります。そのため、できるだけ太陽が出ている時間帯の公園の利用は避けるか、遊具を使う場合にはすべり台や鉄棒、ブランコの触る部分など事前に大人が触って温度を確かめるようにしましょう。
子どもは楽しく遊んでいると、つい夢中になり、自分の体の異変に気がつかないことがあります。そのため、特に大人が子どもの異変がないかを気にかけてあげることが大切です。
水分補給の声掛けをおこなうことはもちろん、子どもの様子がおかしくないかなど注意深く見てあげてくださいね。
監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生
愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
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