「ちゃんとしつけをしているおかげだね!」夫からのほめ言葉を素直に喜べず、モヤモヤした話
3歳の娘と生後3カ月の息子を育てています。娘が2歳のころのお話しです。平日はほぼワンオペで、休日は夫も「育児に参加」というスタイルで、どうしても私のほうが娘と関わる時間が多く、育児のメイン担当といったかたちになっていました。そのこと自体はいいのですが、夫が関わる時間が少ないゆえに発した言葉が私の心に引っかかりました。
夫が言う「しつけをちゃんとしているから」
「娘が公園で他の子に順番を譲れた」、「靴をそろえて置けた」、「きちんとありがとうが言えた」。そんなとき、夫は決まって「あなたがしつけをちゃんとしているからだね」と言ってきます。
この夫の言葉に他意はなく、純粋に感謝を伝える言葉として私に言ってくれているようです。しかし夫にこれを言われるとその感謝を素直に受け取れず、私はモヤモヤ。「ああ、うん、どうも……」とつい言葉を濁してしまう自分がいるのです。
純粋にその言葉を受け取れない理由
夫が言う「あなたがしつけをちゃんとしているからだね」は、私にとって裏の意味が含まれているように感じています。夫の言葉は「しつけはあなたの責任」とも私には聞こえるのです。
つい夫に、「あなたも親なんだからしつけの責任があるんじゃないの?」と言いたくなります。「じゃあ悪いことをしたらすべて私の責任?」とも問い詰めたくなります。
私が娘と関わっている時間が長いのは事実です。けれど、関わる時間が短いとしつけができないわけではないはず。夫の言葉は娘のしつけを全部私に丸投げているような気がして、素直に喜べないのです。
単純に娘に対して「すごいね!」でいい
ある日、「あなたのしつけがいいから」と言ったときの私の反応がいまいちだと感じた夫が、「俺なんか嫌なこと言った?」と聞いてきました。
そこで、夫に私のモヤモヤの気持ちを伝えると、「単にいつもありがとうって意味だよ」とのこと。夫の純粋な感謝の気持ちを素直に受け取れない私がひねくれているだけなのかもしれません。
けれども私としてはただ「娘ちゃんありがとうが言えてえらいね!」などと娘本人に言ってくれればそれで十分。「娘がほめられて私もこっそりうれしい気持ちになる」くらいのほうが一番しっくりくる気がしています。