2023年4月28日 13:40
<異常分娩フラグ >「わが子を抱くために…」異常分娩を経験した母が感じた「妊婦に大切なこと」とは
出産予定日1週間前に陣痛が来た、星田つまみさんは、家族で病院に行くことに。その後、駆けつけた実母にも会えて、安心したのも束の間、星田つまみさんの体には陣痛と共に骨盤にかなりの痛みが襲います。かけつけた医師からは「常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうくはくり:妊娠中、または分娩時に胎児が出てくる前に胎盤がはがれてしまうこと)」と告げられ、手術をすることになりました。
正しい認識を持っていれば…
緊急手術をすることになった、星田つまみさん。手術の準備中に吐き気や息苦しさ、声が出せない状況になるなど、壮絶な状況の中で元気な赤ちゃんを出産しました。
そして、目を覚ました星田つまみさんは、手術を担当してくれた医師から「今回の異常分娩」について説明を受けることに。
今回、赤ちゃんの心拍が低下した原因は「常位胎盤早期剥離」でした。
医師いわく、星田つまみさんが長男くん出産時にも「常位胎盤早期剥離」になっていたこと以外に危険因子(病気の発生や原因となる要素のこと)はないため、原因の特定は難しいとのこと。
そのため、治療や未然に防ぐことが難しく、次回以降の妊娠時も再発する可能性があることを知らされました。しかし、医師からの説明に驚きはなかったという、星田つまみさん。「次男くんが無事に生まれただけで十分」という気持ちでいっぱいになりました。
そして後日、改めて医師から話を聞くことに。
手術直後に聞いた話と相違はなく、「常位胎盤早期剥離」の発症の原因は不明とのこと。
また「常位胎盤早期剥離を起こしてしまう体質」という認識が必要とのことでした。
しかし、星田つまみさんは、以前妊婦健診を担当してくれていた医師に言われた「常位胎盤早期剥離はそんなに頻繁にあることじゃないから」という言葉が頭に残っていて……。
妊婦健診を担当していた医師から言われた言葉が引っかかっていた星田つまみさんは、執刀医に聞いてみることに。