2023年8月26日 18:00
パパ、育児に休みがあると誤解していませんか?夫は知らない「名もなき育児」。休日はママの仕事が激増
ケース2:家族でのお出かけ・旅行などのスケジュール立てや準備
長期休みは、家族で遠出をしたり、実家に帰省したりとイベントごとが盛りだくさん。行き先は夫婦で決めることはあっても、子ども用の設備が整っているのかのチェック、子どもの体調が崩れてしまったときにやっている病院などのリサーチ、子ども用の荷物の準備(おむつ、おしりふき、授乳セットなど)はママに任せきりという家庭は多いようです。これぞまさしく「名もなき育児」ですよね。その一方で、ガイドブックをさらっと読んで準備完了! 当日に楽しめればそれで大丈夫というパパは少なくなく、ママたちがお出かけ準備に隠れたさまざまな「名もなき育児」に負担を感じていることがあるようです。
こういったお出かけの準備は、ママとパパで協力・分担しておこないたいところですが、イメージが湧かないパパが多いようです。パパたちもイメージが持てるようになるにはいかに親としての経験を積むのかが重要。つまり、普段からお出かけの準備はもちろん、日ごろの育児にパパも積極的に関わることが大切です。そうすればおのずと旅行に必要なものがイメージできるようになります。
まずは、ママとパパで話し合いながら、お出かけに必要な準備を具体的に書き出し、役割分担をしてみるのはどうでしょうか。
お出かけや旅行に生じる「名もなき育児」
・条件に合った行先のリサーチ
・スケジュール決め
・子どもの荷物の準備
・交通機関の経路確認
・当日の運転
・天気予報のチェック
・旅先の病院チェック
など
このように、やることをすべて箇条書きにすれば話し合いも効率が良くなりますし、パパも「名もなき育児」が多数存在することが理解しやすくなるでしょう。もしかすると、ママも子連れ旅行ではパパがやってくれていることがいろいろあるのだと気が付くことがあるかもしれませんね。
また、家族のお出かけや旅行で大切なことは、「ガイドブックに記載されているおすすめスポットに必ず行かないと!」「 スケジュール通りに動かなければ!」と焦りすぎないこと。子どもは本来の目的以外のものに興味を持つこともあるんです。例えば、テーマパークに行っても、乗り物より噴水に夢中なんてことも。 そのときの子どもの興味や関心を尊重できるよう、スケジュールに余裕を持たせておくことも大切です。