2017年1月23日 14:00
第二回 ビョルンの抱っこ紐はここがすごい! 聞いて驚く、その開発秘話とは? ベビービョルンにインタビューしてきました!
そのため、小さなときに補助する部品をつける、トランスフォーム型の抱っこ紐は発売していません。
いつも抱きしめて、愛情をかけてあげる。赤ちゃんとのはじめての絆作りに大切な4~5ヶ月の期間を、快適に、安全に使えるのです。大きくなると使えなくなる…との声があるのが確かですが、その小さな期間に特にベストな抱っこ紐ということで、今でもオリジナルが売れ続けています。
装着ルールは、必ず“片手”しか使わないこと
―――私自身もオリジナルを使っていたのですが、はじめての子どもを産んで育児で苦労していることが多いなか、この抱っこ紐にはたくさんのシーンで救われました。ぴったりフィットするので安心感があるのか、どんなに泣いていてもビョルンで抱っこすると落ち着いてくれる。それに、何より、抱っこをする工程がシンプルでラク。装着ストレスがないビョルンのバックルについては、「これ以上の発明はない!」と、日々感動していました。
深井さん:このバックルは、自社開発をしています。毎日使うママはもちろん、慣れていない人にも使いやすい構造でなければならない。バックルはすべての抱っこ紐に採用されていますが、なみなみならぬこだわりがあるのです。
ビョルンの抱っこ紐の装着シーンでの最も重要なルールは「赤ちゃんを抱っこしたあとは、片手しか使ってはいけない」ということ。
抱っこ紐を使用するとき、片方の手は必ず赤ちゃんに接していることが装着ルールです。数あるほかの抱っこ紐だと、ママの首の裏のバックルをつける際などに、どうしても両手を要してしまいます。
すべての装着動作を片手で行えること、かつダブルアクションで安全性に配慮を重ねています。
―――確かに、片手であけられて、片手で締められる。
片手でスルッと装着できる動作ばかりですね。
深井さん:それと同時に、「取扱説明書を見なくても、誰でも正しくつけられる」、「真っ暗な状態でも正しくつけられる」このふたつを条件とした、シンプルな構造を心がけています。実際、テスト装着では、抱っこ紐を普段使わないユーザーの方に何の説明もなく装着してもらいます。また、暗闇のなかでも感覚だけでつけられるのか、というテストもあります。
暗闇でも、手の感覚だけで正しく付けられる
―――聞けば聞くほど、すごいアイテムだということがわかります。
深井さん:私が目を瞑って実践してみますね。