ダメなところだけを見て、わが子の資質を判断してはいけない(伸び続ける子供が育つママ特集2)
「伸び続ける子」の母はココが違うの続きです。
「伸び続ける子を育てるためには、母親の心の安定が不可欠」と言う、花まる学習会代表の高濱正伸さん。そうは言っても、思い通りにいかない子育てに、不安は募る一方ではないだろうか。今回は、お母さんだからできる「学ぶ土台づくり」の習慣について、話を伺った。
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■「落ち着きがない、やかましい、何度言っても直らない」は、小学校低学年までの子供の3大特徴落ち着きがない、やかましい、何度言っても直らない。わが子がそうだと悩んでいる母も多いのでは?「それは小学校低学年までの、とくに男子の特徴です」と高濱さん。
「でも、それが当たり前だし、怒ってもムダですよ。それはまるで水の中を気持ちよく泳いでいるオタマジャクシに“なんで泳いでいるの!”と叱っているようなものですから」なるほど…。
でも、そう聞けば、内心、すごくホッとしたりもする。
「この時期の子どもは、親からすれば『何の役にも立たないこと』と思うようなことに、とてつもない集中力を発揮します。集中力は、幼児期を逃してしまうと育てるのが難しくなる能力です。どうぞ思いきり遊ばせて、オタマジャクシ君を無理やり陸に上げないでください。」