■子育ての悩み、解決方法に正解はなし?
それでは、子育てをするなかで悩みを抱いたとき、どのような対処法ができるといいのでしょうか?
▼相談方法1、相談先を分ける
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「母、古い友人、ママ友、旦那に振り分けている。1人に全部相談するとパンクするので」(神奈川県 30代女性)
「自分たちの子どものことなので、まずパートナーに相談しますが、悩みの内容にもよります。娘なので、女子ならではの悩みだったら同じ女の子を持つママ友に聞いてみることもあるし、実践的なことだったら母に聞いたりします。一つの悩みをいろんな人に聞いてみることもあります」(東京都 30代女性)
「旦那だったり、親だったり、職場の人だったり、いろんな人に聞いてもらいます。悩みの時もあれば、愚痴っぽくなったり…。みんなそれぞれに、いろんな経験をしているので、ヒントをもらうかんじです」(福島県 40代女性)
「保育園時代は保育士さん。小学生以降は、姉妹やママ友、心理学に詳しい同僚などに相談しています」(沖縄県 40代女性)
▼相談方法2、ネット検索で解決
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「両親はすでに他界していますし、旦那はアテにならないし、ママ友に相談すると相談内容を他の人に話されたりして嫌な気分になるので、ネットで調べることが多いです」(千葉県 40代女性)
「子どもって、100人いたら100人ともに違う。結局、うちの子とよく似た子どもなんておらず相談しても解決になりません。悩んだらネットで検索して、そこで何か解決策を探します。どこかに答えはある。偉人の言葉にも解決策があったりするので、オススメです」(三重県 40代女性)
▼相談方法3、解決ではなくストレス解消を目指す
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「結局、誰に相談しても答えは生活状況と子どもの行動にしかなかった。相談するときは、ある程度自分の答えを持っていて、ただ聞いてほしいだけなのだと思う」(東京都 50代女性)
「子育てで悩むこともありますが、私の場合は相談するというより、主人や友人、母親など誰かに話をきいてもらって解消しているような感じです。
特に、仲の良い同年代の子を持つ近所のママ友だちと話していると、
悩んでいるのは自分だけじゃないんだなと励まされる思いです」(神奈川県 40代女性)
■子育ての悩みを抱え込まないで
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最後に、子育てについて寄せられたコメントをご紹介します。
「個性的でマイペースで、よく言えば天真爛漫(てんしんらんまん)…。とにかくいろいろと私の悩みのタネになりがちなわが息子ですが、夫、母、妹、父、学校の先生方、教育支援の先生方、ママ友たち、周りの方々に支えてもらっているなと、あらためて痛感しました。 子育ては、どんな言葉でも言い尽くせない程の大変さ、壮絶さがありますが、それがあったからわかった人の温かさ、親のありがたみ、自分の未熟さもあります。
『
子育ては親育て』とはよく言ったものだと、毎日しみじみ思います」(神奈川県 40代女性)
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子育てによる悩みは、解決に時間がかかることも多いですし、そもそも解決できない場合もありますよね。結局、子どもを思うように動かすことはできないし、どこまで親が介入すればいいかという答えもなく、悩みはつきません。
筆者自身は、感染症流行による休校中から、長男が勉強への意欲を失ってしまったことに悩み続けています。悩み自体は今も解決していませんが、夫やママ友、姉や母、学校の先生など、さまざまな人たちに相談したことによって、自分自身が少しずつ変化してきたと感じています。すぐにイライラしてしまっていた数ヶ月前に比べると、穏やかに対応できるようになり、子どもの気持ちを聞き取れるようになりました。自分が変化できたのは、いろいろな人に相談して、意見を聞けたからだと感じています。
尽きることのない子育ての悩み。問題は解決せずとも、誰かに自分の心を吐き出すだけでも、心が軽くなったように感じたことはあるのではないでしょうか? パートナー、友人、親など、できれば愚痴がこぼせる相手を見つけられると、救われたような気持ちになれる気がします。
もし身近にそういった相手を見つけられないときには、専門の相談窓口に行くのも一つの手だと思います。客観的な視点からもらえる専門的なアドバイスは、時にとても有効な場合もあるでしょう。また、保育園や幼稚園の先生や、学校の先生、または電話相談など窓口はたくさん存在します。
どうかひとりで悩みを抱え込まずに、吐き出すことができる人や自分を癒やせる場所を見つけたり、リフレッシュできる方法を模索してほしいなと思います。
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