2016年9月30日 11:00
夫婦喧嘩を見て泣きわめく5歳の娘…それでも私は離婚を決意した
そこから離婚交渉に入ったのですが、この時期が私たち母娘にとって1番辛い時期となりました。
娘は今でも「あのとき、電話で大ゲンカしているお母さんを見て、机の下に潜り込んで泣いたことは忘れない」と言います。
当時、娘の体調は最悪でした。
「胸とお腹が痛い、吐きそう。保育所いきたくない。」と泣くので小児科で診てもらうものの、「心電図は問題ありません。精神的なものでしょう。チックも出ています」とだけ言われました。
離婚が成立したことを報告すると、娘は「私は悲しい。
ママは悲しくないの?」と言うのです。
「ママも悲しいよ。どうしてこんなことになったんだろうと思うよ」と正直に話したことを覚えています。
離婚が成立し、取り残されたように感じた娘。カウンセラーの勧めで児童相談所へ
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132112049
その頃から、娘に奇妙な行動がみられるようになりました。
人形を使った不自然な遊びを毎日提案してくるのです。
それは、子どもたちが「寒い、寒い」と言っているのに母は「暑いよ」と言って聞き入れてくれない、というストーリーのごっこ遊びでした。毎日その母親役を私に強要。
これが1ケ月以上続き、心配になった私は自分のカウンセラーに相談し、娘のプレイセラピーをお願いすることにしました。
カウンセラーに分析結果を聞くと
「劇の意味は簡単。私は辛いのにママは辛くないの?ってことですよ」
と言われました。そして児童相談所に相談するよう、アドバイスされたのです。
児童相談所では、発達診断を受け、私は別室で話を聞いてもらいました。結果、発達に問題はないが様子が気になるということで、月2回プレイセラピー、私はカウンセリングを受けることになりました。
支えてくれる人が増えたおかげか、離婚のショックからようやく、私も娘も落ち着きを取り戻していったのでした。
自分の人生の辛さを、子どものせいには決してしたくなかった
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今でも、娘には辛い体験をさせてしまった、と思っています。
ずっと一緒だと思っていた家族がいなくなることは、子どもにとって本当にショックなことです。