子育て情報『同じ発達障害でも全然違う!アスペルガー娘とADHD息子に同じ質問をしてみると…』

2016年10月25日 11:00

同じ発達障害でも全然違う!アスペルガー娘とADHD息子に同じ質問をしてみると…

朝ごはんを食べている時に…」と、とても細かい部分まで正確に答えが返ってきます。

娘とアイロンビーズを整理していたときです。
綺麗に並べられたビーズを見ていてふと、「これは娘と私の頭の中みたいだな」と思いました。

では、息子の頭の中をアイロンビーズで例えると、どんな風になっているのだろう?という疑問が湧いてきました。
それから数日間、息子の言動を追いかけ、頭の中がどうなっているのかを想像してみました。


娘とは違う方法で情報を記憶していた息子。大変なのは、その情報を取り出すとき

同じ発達障害でも全然違う!アスペルガー娘とADHD息子に同じ質問をしてみると…の画像

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そして辿りついたのは、息子の記憶は1つひとつが細かく分かれていて、それが整理されることもなくどんどん放り込まれ、山積み状態になっているのでは?という考えでした。

それは、色分け途中のアイロンビーズのようなイメージです。
息子は何の脈絡もなく、突然昔のワンシーンを語り出すことがあります。

数々の情報が整理されないまま記憶されているので、膨大な記憶の山から必要な情報を探し出すのに、途方もない労力が必要なのだと思います。

そして、息子の記憶は言語化されておらず映像のまま残っているようなので、それを言語化して人に説明するためには、また多くの力を注がなくてはならないのでしょう。

この分析が正解かどうかは、息子がもっと大きくなってから聞いてみないとわかりません。

でも、「こんな感じなのかもしれないな」と想像するだけでも、息子が苦手なことにも理由があるのだ…と、イライラせずに済むので、子どもの特性を知ることは、大切な作業だと思います。


努力では補いきれないときはどうすればいい?模索する中…

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038021177
さて、バラバラの情報が山積みになっている息子に、「お姉ちゃんのように、きちんと情報を整理しなさい」と言っても、脳の構造が違うので無理なものは無理です。

これから息子に合ったやり方を一緒に見つけて行かなければなりません。
とりあえず、「今日の朝からお昼まで」の情報を思い出す練習を、お昼ごはんの後に行うことにしました。


毎日、手帳に箇条書きで書き出していきます。でも、お昼ごはんの前に何をしたかさえ、思い出せない息子。
それでも毎日続けているうちに、「今日はこれを手帳に書いてみようかな」

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