子育て情報『自閉症の長男をストレスから救ったのは、「魔法の絵本」でした』

2016年11月1日 13:00

自閉症の長男をストレスから救ったのは、「魔法の絵本」でした


ストレスがチックになって出る長男。でも、今年の春から始まったチックはいつもと違い…

自閉症の長男をストレスから救ったのは、「魔法の絵本」でしたの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038018552

新学期や行事の前後など、周りの様子が普段と違うようなとき、大人でさえもストレスを強く感じるケースがあるかと思います。ましてやストレスに敏感な発達障害の子どもたちは、日々思いがけないストレスに晒されていることが少なくありません。

保育園に通っている長男も例外ではなく、ナイーブな性格も手伝ってか、だいたい「そろそろかな」という時期には毎年「チック」が現れるようになりました。

長男のチックは主に、口でいろいろな音を立てるタイプと、首をすくめるタイプが合わせて出ていました。ひっきりなしに音が出ているものですから、何か話しかけているのかと間違われ、周囲の人から「何?」とよく聞き直されることもしばしば。

そんな状態であっても普段は1ケ月、長くても2ケ月もすれば自然に治まるので、あまり気にせず「今はストレスを多く感じているんだな…」とだけ認識し、見守るようにしていました。

しかし、春に出はじめたチックはなかなか治まらず、秋まで半年間続きました。
私は、できるだけストレスの原因を取り除こうとしましたが、その原因が何なのか?察するのは難しく、やはりただ見守ることしかできなかったのです。


療育の先生が誘ってくれた絵本作り。自由な発想から生まれるそのストーリーとは

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そんなある日、いつもの療育先で個別の指導を受けていたときのことです。
長男が紙で本を作っている様子見てピンと来た先生が、ある提案をしてくださいました。

先生「ねえねえ、今日は絵本を作ってみない?」先生からの提案に、嬉しそうに応じる長男。

1枚の紙に切り込みを入れ、先生があっという間に3ページの本を作ってくれました。そして「タイトルは何がいい?」「この本は誰のお話?」など、長男のイメージを引き出しながら本を作ろうとしています。長男は主人公を猫に設定し、猫には自分の名前を付けました。
タイトルは『しろねこのAくんの本』。
「最初は森から始まる?海から始まる?」という先生からの質問に答えたり、ときには自分から「公園に行きたい」

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