2016年11月24日 14:00
「親亡き後に」発達障害のある子ども達に私が遺したい4つのもの
を、今から育んでいってほしいと思っています。
そのためには、まず何より「自分を認めていくこと」が必要になると考えています。
時に人生は、予期せぬことが起こります。私もまさか自分が脳梗塞をして、そこから鬱病になるとは思ってもいませんでした。
その後にまた鬱病を再発した時には一家心中をしようかと考えてしまうほどに追い詰められました。そんな時に助けになったのは、周りの支えでした。
辛いという自分を認め、「私は辛いので助けてほしい」と言えたことが良かったのです。
子ども達に身につけてほしい、「生き抜く力」とは、「とにかく頑張る」ということでは決してありません。
辛い時にこそ、どこかに味方は必ずいると信じられる心。そして、自分の気持ちを周囲に伝え、助けてもらいながらしなやかに生き抜いていく力を持つことが大切です。
生きていれば、心配すること、不安なことは沢山ありますし、それがゼロになることはありません。
だからこそ、むやみに心配したり、やみくもに頑張るのではなく、いい意味で諦めること。自分の現状をあるがままに認め、必要があれば周りに頼ってでも生き抜いていってほしい。そう願います。
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子ども達と過ごせる残りの時間も先が見えてきました。
だからこそ、発達障害のある子ども達の子育てを楽しみながら、子ども達に遺せるものはまだまだあると、私も生き抜いていきたいと思います。
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