2016年12月1日 11:00
学校の先生にも知ってほしい!発達障害の子どもを怒鳴らないほうがいい3つの理由
とか「先生に怒鳴られた自分はダメだ」という考えになり、後からどれだけ励まそうが説明しようが、辛い記憶に引きずられて一気に思考がネガティブな方向へ傾いていきます。
それまで「この場所は楽しいところだ」と思えるよういろいろな準備や工夫をしていても、1回嫌な体験をしたら、その思い出は嫌な記憶になるようです。
このネガティブ思考を、程よいところまで戻すためには、たくさんの励ましと成功体験が必要になってきます。
怒鳴るより簡単!発達障害児に伝わる、指示のコツ
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038011718
発達障害児に指示をする場合、怒鳴って言い聞かせるよりもずっと簡単な方法があります。それが、CCQというテクニックです。
CCQとは、
C(Calm) = 穏やかな声で
C(Close) = 子どもに近づいて
Q(Quiet) = ゆっくりと話して
というものです。
うちの息子も、このテクニックを使えばすぐに理解し、サッと指示を聞いてくれます。
私たち親が発達障害児を育てる中で、怒鳴りたくなることは日に1度や2度ではありません。
でも、怒鳴ったところで自分も子どもも辛いだけだとわかっているので、「どうしたら怒鳴らずに、育てていけるか?」ということに日々頭を悩ませています。
子どもの笑顔と成長を促すため、必死に悩み、育ててきました。だから正直、簡単な気持ちで怒鳴らないで欲しいな…と思うのです。
学校の先生、どうかパニックになっている子どもたちを、行儀が悪いと睨みつけないでください。適切な方法で指示を出せば、子どもも落ち着いて行動できるでしょう。もし指示がわからなかったとしても、穏やかに話しかけられれば、パニックになることはグッと減るはずです。
子どもの成長を願うのは、親も先生も同じ。そのための方法は、1つとは限らないと思います。
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