2016年12月8日 16:00
[第1回]5年間の不登校。きっかけは、同級生のイジメを「止められなかった」こと
人との関わりの中で、じっくりと変化してきた
不登校になり、学校に行けずに立ち止まっていた時期は、それでも僕にとってかけがえのない時間となった。
人生の中で壁にぶつかった時、我慢して根性で乗り越えるのも、もちろん大事だと思う。だけど、「立ち止まること」も同じくらい大切だ。
周囲の友達とは違った時間の流れの中で、自分らしく過ごせたことは、自分自身をちゃんと知るキッカケになった。本当に良かったと思う。
と、いうのは大人になった今だから言えることだけど(笑)
あの時の僕は、「自分は夢を見る価値もない人間だ」と思っていたし、「生きていても仕方ないし」という気持ちでいた。
だけど、沢山の人に出会って、手を差し伸べてもらって…。
人との関わりの中で、だんだんと感謝の気持ちを持てるようになり、「不登校」も僕の人生の大切な一部だったと受け止められるようになった。
今、未来が見えなくて真っ暗な日々を過ごしている人たちも沢山いると思う。だけどいつか、その経験があなた自身にとって大切な時間だったと思える日がくるはず。
僕はそう信じています。
今この瞬間だって、あなたは1人きりじゃない。
学校を休んでいたとき、家族に何とも言えない罪悪感を感じていたという山崎さん。
そんなとき、山崎さんを救ったお母さんの一言がありました。
「えっ?一体どうしたらいいの!?」ママには経験のない男の子のケア方法。医師に相談してみることに…