2016年12月27日 11:00
自己肯定感がアップする!子どもの「自慢」を引き出すコツって?
どちらが先かはわかりませんが、ともかくこの連鎖を断ち切るには「失敗体験を強く認識する」という部分を減らすのが1番良さそうに思えます。
しかし、私の経験上、失敗をした時や傷ついた時に投げかけられる「そんなに思いつめなくても」「大丈夫だよ」というアドバイスや、自分でそう思い込もうとする努力も、結局役に立つことはありませんでした。
大丈夫ではないから落ち込んでいるのに、何の具体的な解決策もなくただ「大丈夫だ」と言われても、それは「こんなことで落ち込んでいる自分がいけないのか」と、より相手を追いつめる道具になってしまうこともあります。
そう仮定した場合、私が子どもたちにしてあげられることは、日々の生活の中で意識的に「成功体験に目を向ける」手伝いをすることぐらいでしょうか。
失敗体験と同じぐらい成功体験も強く認識することで、少なくともさらに自己肯定感が低下することを食い止めることができるかもしれません。
成功体験へ目を向けるために用意したのは、子どもが「自慢できる場所」だった
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038006897
そこでわが家では、「ママの前ではいくら自慢をしてもいい」というルールを設けました。
「日本では残念ながら自分や家族の自慢をすると煙たがられる」ということをあらかじめ説明し、とりあえず子どもたちが胸を張って何度も自慢話をしてもよい相手は、母親である私に限定しました。
「ママの前では謙遜しなくてもいい。
思う存分、できるようになったことや誰かに褒められたことを自慢して、一緒に喜んじゃおう!」成功体験を口にして誰かと共有することで、強い記憶にしてしまおうという作戦です。
しかし、自慢話をするということに慣れていない子どもたち。
初めは「○○ができるようになったね!頑張って練習してきたもんね!」と水を向けても、「大したことじゃないよ」「それほどでもないよ」と謙遜し、なかなか自慢することができませんでした。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174009386
そこで、親子で自慢をする練習を始めました。
まず「他の人の前では大声で言えないけど…」と前置きをして、「あなたたちが〇〇できるようになって、ママは本当に嬉しい~!!」