2016年12月27日 13:00
褒めると怒る自閉症の息子。理由は照れ隠しやあまのじゃくでなく…
でも、つい嬉しくなっちゃうときはあるようで…
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でも、長男には褒められて嬉しいときもあるのです。
工作で狙った以上に面白い作品が作れたとき、野菜の収穫がたくさんあったとき、クイズ番組を見ていて正解できたときなどは、「ドヤ顔」でこっちを見てきます。
そんなとき、私は「腕をあげたな」「おお、いつの間に覚えたん」など、率直に感じたことをに口に出すようにしています。
「やった!」「嬉しい」という気持ちを誰かと共有したいという面も持っているんだと少しホッとします。
自分の動機を大切にする長男。将来に向けて親ができること
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038020580
小3になった今は、少し自分を客観的にみられるようになってきて、「褒められるのが苦手」もネタとして会話できるようになりました。
学校から帰ったとき、冗談めかして「いやー、今日は学校行けてえらかったね~」と言ってみると
長男「もう、やめてや!」
私「いやいや、褒めて伸ばすっていうのが子育て界の基本なんだよ」
長男「誰がそんなん考えたん?」
私「誰が考えたかわからないジョーシキになってるよ」
長男「自分には、あてはまらへん」
私「とはいえ、ほとんどの子どもに当てはまるから、先生はキミのことを褒めてくれるんだよ」
長男「いらんわ~」
私「ははは。嬉しく感じる人もいっぱいいるんだよ。キミに必要なのは、褒められても動揺しない心と身体だな」
心と身体を作るためには言葉かけだけでなく、長男自身が自分の心と身体を知ることも大切かな、と思います。
どんな時に動揺し、どんなときに嬉しくなるのか?動揺したときと嬉しいとき、身体はどうなるのか?イメージしておくことで、他者からの評価の言葉を適切に受け取れるのではないかと、私は考えています。「褒められるのは苦手です」という”取扱説明書”をしばらくは使いながら、その間にカラダとココロが少しずつ育っていけばいいな…と思っています。
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