42歳でアスペルガー症候群。勇気を出して職場で障害を打ち明けたら…
カミングアウトって必要?一般就労で障害者が働くということ
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発達障害の診断を受けている方は、職場でカミングアウトしているのでしょうか?
一般就労で働く方の中には、周囲に黙っているケースも多いようです。
私も42歳までは自分が発達障害とは知らなかったので、一般就労で普通に働いていました。
いえ、普通とはいえませんね。
というのも、私は勤めては1年くらいで辞める、ということをずっと繰り返してきたのです。
いつも理由はわからないのですが、周囲の人にだんだん嫌われ、「仕事の覚えが悪い」「やる気あるの?」と責められ、心身ともに限界になってやめるというパターンを繰り返してきました。
これからご紹介するお話は、私が障害のカミングアウトに失敗し、結局退職に追い込まれた体験談です。
一人でも同じ思いをする人が減ることを祈りながら書きます。
障害を隠したまま仕事に就いた私。思わぬ展開で上司に障害を知られることに
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私が当時働いていたのは、派遣会社に登録して応募したデータ登録の仕事です。ここは私が診断を受けてから、初めて職場でカミングアウトした勤務先です。
応募時には障害のことは一切伝えませんでした。
その後あっさりと採用された私は、出勤して間もなく指導係の上司に、納税関係の書類を書くよう指示を受けました。
その書類には障害者かどうか書く欄がありました。
「どうしよう…。」思い悩んだ私は上司に正直に伝えることにしたのです。
私「あの、私、障害者手帳を持ってるんですが」
上司「マジか。何の障害があるの?」
私が「アルペルガー症候群です。」
上司「何それ?」
私はアスペルガー症候群を知らなかった上司に、自分の障害の説明をすることに。
知られたときはどうなることかと思いましたが、脳性まひの妹さんがいるとのことで、私の障害にも理解を示してくれました。黙って普通に働くつもりでしたが、こうして私の障害は管理職全員と仕事のチームリーダーに知られることとなったのです。
上司が教えてくれた私の個性。ショックだったけれど…
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その後、入社して2ケ月が経過した頃です。