2017年2月27日 14:00
独りで抱え込まず、共に歩む子育てをサポートします~NPO法人かたつむり
相談できない、共感してもらえない…凸凹っ子育児の孤独
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10158004782
我が家の小5長男は、ADHD、自閉症スペクトラム、学習障害の診断を受けています。
小さいころから私は「この子はどうしてこうなんだろう?」という、もやもやとした不安を抱えてきました。外出すれば必ず迷子になる、公園に行けば遊具に見向きもせず石ならべ、「絵を描こう」「絵本を見よう」と誘っても、頑として自分でやろうとしない…などなど。
ですが、長男は小さいころからおしゃべりが達者で人なつこかったので、周りからは「しっかりしてるね」「いい子だね」と言われてきたものですから、父親である夫でさえ、私が不安を訴えても「男の子はこんなもんだよ、大きくなったら変わるから。気にしすぎ!」と真剣に受け止めてくれませんでした。
「じゃあ、この子がこうなのは、私の子育てが悪いのかな…?」
「どうしたら、みんなと同じように遊んだり勉強したりできるようになるのかな…?」
誰にも聞けず、相談もできず、6年間苦しい思いをしてきました。
だから長男に「ADHDの疑いがある」との診断を受けた時は、心からホッとしたんです。「ああ、原因がわかった。
きっとどうすればいいかがわかるはず!」と。
なのに結局、孤独な子育ては続いたのです。周りのママ友には「うちの子、ADHDなの。」と話す勇気もなく、言っても理解してもらえる自信もなく…病院ですら、話は聞いてくれても「こうしたらいいですよ」という具体的なアドバイスはほとんどもらえませんでした。
私を子育ての孤独から救ってくれたある存在とは…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28208000749
そんな私を救ってくれたのは、長男が通い始めた通級学級の「親の会」の存在でした。
そこに行けば、同じような悩みを持つお母さんたちがいて、子育ての話をすると「わかる!」「うちもだよ~」と共感してもらえました。うちの子だけじゃない、私だけじゃない。そのことに、どれだけ励まされ、元気づけられたことか!
独りでもんもんと悩んでいたことが、ここでは笑い話のように気楽に話せました。そして、先輩ママから実体験を通してのアドバイスをもらうことができました。