2017年3月16日 14:00
うつろな目で飛び跳ね続ける…発達障害の息子にその理由を聞くと
限界値を超えてしまうまえに、刺激の少ない静かな部屋や空間に連れていき、大好きな車のおもちゃで遊ばせるようにします。息子も、お尻を突き出して車を下から覗き込みながら、無我夢中で車を並べていきます。そのうちに、疲れた頭も少しクールダウンし、パニックという最悪の事態は避けることができます。
ただ、お出かけ先によっては必ずしもクールダウンできる場所が用意されているわけではありません。よって、我が家ではまず以下のことを徹底しています。
・発達障害児が刺激に弱いということを十分考慮し、大きな音や過度の光はないか確認して、本人の限界値を超えないように環境設定する
・予測できない状況で不安になると、一気に体調が悪化するため、事前予告はしっかりと。
・人とのコミュニケーションは強要しない。挨拶ひとつでも、息子には大変な負担になることを忘れない。
しかし上記のような配慮を徹底しても、体調が悪くなって飛び跳ねてしまうときもあります。そのようなときのために、下記のような対策もしています。
・お気に入りのおもちゃを必ずいくつか持参する(部屋の隅っこでそれをいじっているだけで落ち着くため)
・紙と色鉛筆を持っていく(手をひたすら動かすと身体の動きが落ち着くことがあるため)
・YouTube動画をしばらく見させる
多動対策のポイントは、「動きを止めさせる」のではなく「別の行動をさせる」ようにするということです。
疲れが限界に達して身体がバラバラになるような感覚は、叱っても治るものではありません。「静かにしなさい!」「じっとしなさい!」と言えば言うほど、息子はどうしたら良いのか分からなくなるのです。ですから私は、おもちゃやYouTube動画などをフル活用しながら、「これなら動かしても良いよ」と促します。まずは環境設定、それでもダメならクールダウンできる場所を探すこと、それもダメなら別の行動を促してみると良いかもしれません。
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