子育て情報『母子分離不安とは?年齢ごとの特徴や原因、対処法は?「分離不安症」の診断基準や治療法などをまとめました』

2017年5月29日 15:30

母子分離不安とは?年齢ごとの特徴や原因、対処法は?「分離不安症」の診断基準や治療法などをまとめました

(例:頭痛、胃痛、嘔気、嘔吐)

B.その恐怖、不安、または回避は、子どもや青年では少なくとも4週間、成人では典型的には6ヶ月以上持続する。

C.その障害は、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、学業的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。

D.その障害は、例えば、自閉症スペクトラム症における変化への過剰な抵抗のために家を離れることの拒否:精神病性障害における分離に関する妄想または幻覚:広場恐怖症における信頼する仲間なしで外出することの拒否:全般不安症における不健康または他の害が重要な他者にふりかかる心配:または、病気不安症における疫病に罹患することへの懸念のように、他の精神疾患によってはうまく説明されない。

日本精神神経学会/監修『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』(医学書院,2014年刊)p.189より引用

https://www.amazon.co.jp/dp/4260019074/
分離不安症は併存症を伴うことがあります。併存しやすい疾病には、子どもの場合、不安障害のカテゴリ内にある「全般性不安症」や「限局性恐怖症」があげられます。


分離不安症の医療機関での治療

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10142000645

医療機関や心理療法の専門施設では以下のような治療が行われます。・プレイセラピー(遊戯療法)
遊びを通して本人の発達状態を理解し不安を和らげることで、自分の考えを表現できるようにします。

・絵画療法・箱庭療法
絵を描いたり、箱の中に好きなミニチュア玩具を置いていくという作業をしたりします。
できあがった箱庭についてカウンセラーに言葉で伝えることで、自分の内面世界を表現できるようにします。症状や対人関係を改善することが目標です。

・認知行動療法
ものの受け取り方や考え方を修正し、悲観的でも楽観的でもないバランスのとれた考え方ができるようにします。子どもとの面談を通して進めていく治療法なので、考えを言葉にすることに慣れていない小さい子どもの場合にはプレイセラピーなどの方が適しています。

・家族療法
子どもだけに焦点を当てるのではなく、問題が家庭内でどのように起きているのかまで考えます。そのためご両親の子育てにおける悩みや不安も解決していきます。

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