2018年6月17日 11:00
パパの子育て力UP!?理論的に学べるペアレント・トレーニング「ここが良かった」座談会
そうやってうまくいったっていうのが、この『整え上手のコツ』がきれいにはまった事例だったなと、我ながら思いました。
ーーパパトレを受けた後に、「あ、うちの場合で考えてみようかな」って思ったんですね!
Yさん: そうですね。『整え上手』を知って、うちで今困ってることに試してみたらできるようになりました。
太下さん: すごいですね。ペアトレでやったことをそのまま試して頂いたんですね!
ーーお子さんへの接し方、という面ではいかがでしたか?
Oさん: 子どもとの接し方は、自分の中で難しいなっていう意識があったんです。ペアトレでまず「ハードルを下げましょう」と言われたんですが、以前はそういう話を聴いても「なるほど、ハードル下げるのね」とは思うものの、実際にどうやってハードル下げるのか、具体的には分からずうまくいかなかったんです。
ペアトレで説明を聞いているうちに、「あ、分解していくんだ」「こうやって見ていくんだ」と具体的なやり方が分かった。僕はもともとはシステムエンジニアだったので、「行動を分解していって、ワンステップごとで見ていけばいいんだ」と、そこですっと理解できた感じです。
「うまくいかない。じゃあ一つ前のステップに行けばいいのね」というように考えられるようになったのは、すごくありがたかったなあ。
あとは、息子が爪を噛んだり口に手を入れたりするのをずっと「何かストレスになることがあったりするのかなあ」と思っていたんですが…。問題行動がいくつかに分類されるというペアトレの話の中で、自分で感覚を刺激するということがあると知って、「ああそうか、感覚刺激ということもあるんだ。息子は多分それでやってるんだな」と。こちらの捉え方が変わって気が楽になりました。
「ほめ上手」になるって大変!?
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太下さん: ほめるハードルを下げるロールプレイも、みなさんにやっていただきましたね。僕が子ども役になって、目の前でお茶をバーッてこぼしてしまいました。
そして「ほめること探してください!」というワークをしました。
ーーみなさん何てほめたか覚えていらっしゃいます?
Oさん: 頑張って運ぼうとしたね、とか。
Yさん: 返事してくれたね、とか…。
ーー太下さん、努力したこと、できたことをたくさんほめてもらったんですね(笑)。例えばお子さんがお茶をこぼしてしまったら、どうでしょう?お家でも「頑張って運んだね」