子育て情報『癇癪(かんしゃく)を起こす原因は?自閉症やADHDなど発達障害がある場合の対応は?薬を飲ませる?みんなの癇癪の疑問への解説と対策を小児科医が回答【発達ナビQAコーナーから】』

2023年1月9日 14:15

癇癪(かんしゃく)を起こす原因は?自閉症やADHDなど発達障害がある場合の対応は?薬を飲ませる?みんなの癇癪の疑問への解説と対策を小児科医が回答【発達ナビQAコーナーから】

そのなかで、さらに本人自身の体調の変化なども合わさりますと、薬の効果が感じないという事はよくある話でもあり、この場合においてはもう一度病院を受診されるなど、医師にご相談が無難ではと思われますよ。

https://h-navi.jp/qa/questions/159775
癇癪を頻繁に起こすからといって発達障害があるというわけではありませんが、発達障害のある子どもに見られることが多い傾向が癇癪を起こしやすくしている場合があります。

◆癇癪の原因となり得る発達障害のある子どもに見られる傾向
・感覚の問題とこだわりの強さ
・自分の意思や気持ちを他者に伝えるのが苦手
・他者と自分の意図をすり合わせるのが苦手
・気持ちのコントロールが難しい
これらの傾向が癇癪のきっかけになり得る場合があります。

◆癇癪と自閉スペクトラム症(ASD)
自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもには、感覚過敏がある場合が多くあります。周りの子どもにとっては気にならない刺激であっても過敏に反応して癇癪を起こしてしまうことがあります。また、自閉スペクトラム症(ASD)のある子どものこだわりや不安の強さによって、普段と違うことが起きたり、突然の予定変更に気持ちがついていかず、癇癪につながってしまうこともあります。
また、相手の気持ちや意図を理解するのが難しかったり、こだわりが強い、他人のペースに合わせるのが苦手、ということもあります。

◆癇癪とADHD(注意欠如・多動症)
ADHD(注意欠如・多動症)がある場合は、衝動性から「やりたい」という気持ちを抑えるのが難しいために、相手の気持ちが分かったとしても、その気持ちを譲ることができないことと、感情がすぐに表面化することで、爆発的に怒ってしまうことがあります。



【小児科医に聞く】発達障害がある子どもの癇癪(かんしゃく)の対応のコツ、服薬のギモン

ここまで発達ナビのQ&Aコーナーに寄せられたギモンを中心にご紹介しました。次に、小児科医の藤井明子先生に発達障害がある子どもへの対応のコツ、服薬のギモンについてお答えいただきます。

A. 癇癪を起こす背景として、感覚の問題、こだわりの強さ、気持ちを伝える苦手さなどがあります。癇癪を起こした際に、なぜ癇癪を起こしているのか、お子さんの視線に立って少し考えてみましょう。物事が思い通りに進まなかった、暑かった、いつもと違った順序で嫌だった、など理由が思い当たるかもしれません。

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