子育て情報『「本日限りで退園を」3歳息子、自閉症診断報告でプレ幼稚園からまさかの勧告。世界から拒否された絶望を感じて【専門家からのメッセージも】』

2023年4月19日 06:15

「本日限りで退園を」3歳息子、自閉症診断報告でプレ幼稚園からまさかの勧告。世界から拒否された絶望を感じて【専門家からのメッセージも】

という専門家の言葉。言葉が遅いというつらい指摘と、しかし、それさえ追いつけばという希望でもあったのですね。私も専門家の端くれとして保護者の方への言葉の一つひとつに気をつけなければならないなと反省的に受け取りましたが、ただ、実際、手探りの子育ての中で専門家や先生と呼ばれる方の言葉を灯台の明かりのように、そこを頼りに進んでいくのは自然なことであったろうと思います。

ようやく言葉が出始め、プレ幼稚園の通園も始まり、「これからだ!」と期待もひとしおだったことと思いますが、そこでの呼び出し面接と検査・診察を受けるよう言われるのはさぞ衝撃だったことと思います。言葉が出始めたことや検査でのスバルくんの取り組み方や応答に関しては、スバルくんの発達の中でも知的な発達を感じさせる一面であったのだろうと思います。以前に比べたら各段に成長している。それがあかりさんの実感と検査への取り組み状況的にも一致したのだろうと思います。

ただ、自閉スペクトラム症というものは必ずしも知的な発達の遅れを示すものではありません。
検査の結果が良かった・悪かったで即決まるものではなく、これまでの育ちの経過や行動や感覚面の育ちに関しての観察や聴取の結果、総合的に診断が下ります。行動としては、集団での行動が難しかったり、周りの人たちへの注意や関心を向けづらかったり、感じ方が独特なために集団の中にいづらかったり、そういう面に特徴が表れることが多くあります。1歳半健診の時点でそうした様子が見られることもあれば、いよいよ集団場面に入る頃合いにそうした様子が目についてくる場合もあります。スバルくん1人だけを見ていてもそのあたりは見えづらく、集団の中に入って初めて、苦手な状況・設定の多さに気づきやすくなった面もあるかもしれないですね。

自閉スペクトラム症かもというところで、すぐに情報を集められ、療育をとお考えになったのは何よりです。お子さんの特性に合うトレーニング等を早期から行うことはお子さんの成長発達に良き効果をもたらします。ただ、幼児期の療育は自治体の福祉の枠組みで行われることも多く、どうしても制度上の区分である「障害児」というくくりがついてくる面もありますね。まだその事実を知って日も浅く、いよいよ突きつけられるその単語はおつらかったことでしょう。


それにしても(あかりさんのプレ幼稚園のコラムでは毎回思いますが)、園の先生の冷たい感じ、きついですね。

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