子育て情報『忘れ物常連!中2のASD息子「提出物を全部出す」宣言!母のアイデアと中学校の先生への支援の求め方』

2023年5月16日 06:15

忘れ物常連!中2のASD息子「提出物を全部出す」宣言!母のアイデアと中学校の先生への支援の求め方

片付け方について、ASD傾向が強くADHD傾向がない方は、1対1対応できっちりしまう場所を決めてラベリング・ファイリングするようなやり方が向いている方が多いのですが、ADHD傾向がある方は、1対1対応の収納は定着しにくいようです。ADHD傾向のある方で中高生ぐらいになっていくらか自覚が出てきた方であれば、コラムにあるような、もらった瞬間にワンアクションでなんでも同じ場所に一緒くたでいいからとにかく袋に入れればOKみたいなやり方は、取り組みやすそうです。

1つの袋にいれるとごちゃごちゃになるので取り出すときはフォローが必要かもしれません。とにかく「持ち帰ろう」と思った瞬間にワンアクションで、手の届く範囲に持ち帰るものを入れる袋があるというのは、とてもよいやり方だと思います。大人になっても大きい鞄1つでどこにでも持っていってなんでも入れておくというやり方で乗り切っている人いますよね。そこにつながる。

中高生ぐらいになると、「いいかげん全部自分でできるようにならないと」と親も先生方も思いがちですが、サポートする側にそこまで大きな負担にならない形で合理的配慮をお願いするのは、中高生であっても必要ですし、大人になっても必要に応じて周囲の人に合理的配慮をお願いすることもできるのだというつもりで、本人が今できることをスモールステップで練習していくのがよいと思います。

コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。
現在は下記の表現になっています。神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。

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