子育て情報『どんどん科学が好きになる! 子どもの「観察力」「好奇心」「探究心」を育てる方法』

2019年7月10日 10:45

どんどん科学が好きになる! 子どもの「観察力」「好奇心」「探究心」を育てる方法

目次

・すぐに答えが出ないことがおもしろい!?
・科学が好きだとメリットがたくさん!
・理科好きな子に見られるある特徴
・「理科が苦手」は親の思いこみ!?
・“おうちサイエンス”で子どもの科学的好奇心を刺激しよう
どんどん科学が好きになる!子どもの「観察力」「好奇心」「探究心」を育てる方法

今、じわじわと科学人気が高まっています。その背景として、物理学、科学、医学の分野で日本人のノーベル賞受賞者が相次いだことや、アクティグラーニングの導入によって「ロジカルシンキング(論理的思考)」が求められるようになったことが考えられます。

わたしたち親世代では苦手意識を持つ人が圧倒的に多かった理系分野ですが、今ではそのイメージをがらりと変えて、子どもたちにとって科学はより身近で日常の中に溶け込んでいるようにも感じられます。

体験できる場所やきっかけがたくさんあるということは、子どもの「なぜ?」にとことん付き合えるチャンスです。ぜひ親子で一緒に、身近なところから科学の面白さや奥深さに触れてみませんか?

すぐに答えが出ないことがおもしろい!?

最近では幼児を対象にしたサイエンス教室や実験系のワークショップなど、以前に比べて格段に「科学に触れられる機会」が増えたように感じませんか?2000年ごろに子どもの「理科離れ」が浮き彫りになってからというもの、全国各地の自治体や科学館などの施設で積極的に理科系のイベントが開催されるようになったことも一因ですが、AIの進化によって「子どもを理系に強い人間に育てたい」と願う保護者が増えたことも大きな要因だと指摘されています。

とはいっても、まだまだ理科・科学に対して「難しい」「苦手だな」と思い込んでいる人が多いのも事実です。筑波大学生物学類サイエンスコミュニケーターで次世代科学者育成プログラムに携わる尾嶋好美先生によると、その原因のひとつとして現代の「すぐに結論を求めてしまう風潮」が関係しているそう。


今は、インターネットで検索すれば「何でも答えが出てくる」時代になっています。
子どももわたしたち保護者も、すぐに結論を求めてしまう風潮があると思います。そうした社会においては、自ら考え、答えを導き出す過程が少し面倒に感じられてしまうのではないでしょうか。その過程を楽しむことができれば、きっと理科の面白さに気付いてもらえるはずです。

(引用元:ベネッセ教育情報サイト|理科好きの子どもを育てるには【前編】理科好きの共通点とは)
正確な知識や情報に基づき、仮説を立て、検証するといった地道な努力を経てはじめて“科学的思考力”は身につきます。それはすぐに手に入るものではなく、むしろじっくりと時間をかけて育んでいくもの。

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