“科学的データに基づいた教育法” がすごい! 親が本当にやるべきこと
記事では最後に、「良い環境を整えるためのコツ」をご紹介。早寝早起きといった規則正しい生活はもちろん、ワークショップや自然体験を積極的にさせることや、好奇心を育む本や図鑑をリビングに置いて、いつでも手に取れるようにするなど、子どもの能力を引き出すアドバイスが満載です。
「科学的に正しい教育」おすすめ記事4
■「勉強しろ」は逆効果!統計でわかった、親が本当にやるべき3つのこと
この記事では、子どもに対してつい言ってしまいがちな言葉を、心理学的根拠をもとに分析し、さまざまな統計をもとに確実に効果がある親の対処法を紹介しています。ある調査によると、子どもに「勉強しなさい」と言うのはじつはあまり効果的ではなく、むしろ逆効果な場合もあるそう。それには、ある心理的な要因が深く関わっているといいます。
心理的リアクタンスとは、「個人が特定の自由を侵害されたときに喚起される、自由回復を志向した同期的状態」。つまり、人間は「○○しなさい」「○○してはいけません」のような命令・指示を受け、自由に行動できる権利を制限されたと感じると、自分には自由があるのだと確認するために反対の行動をとる傾向があるのです。
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「勉強しろ」は逆効果!統計でわかった、親が本当にやるべき3つのこと)
これが、「勉強しろ」と言われると反発したくなるメカニズムです。
では「勉強しろ」と言わずとも、子どものやる気を引き出して、自発的に学習に向かわせるには、どうしたらいいのでしょう。そのヒントは、統計のなかにあるといいます。
「子育て生活基本調査」によってわかったことは、親子が将来について話すことと、子どもの勉強時間の関連性です。「子どもと将来や進路について話す」母親と、将来について話をしない母親の子どもを比べると、平均勉強時間に17分もの差が生まれたそう。この結果から、将来について親子で話をすることで、子どもは自分の進路に対して具体的なイメージを抱き、勉強への意欲が増していることがうかがえます。
またほかにも、「一緒に勉強の計画を立てる」「夢中になれる体験をさせる」など、今すぐにでも取り入れられる“子どもをやる気にさせる”コツが紹介されています。どれも「勉強しろ」の一言よりも、確実に効果を発揮しますよ。