子どもの運動能力が上がる! ゴールデンエイジとプレゴールデンエイジの過ごし方
このプログラムのひとつ、「新聞じゃんけん」では、楽しく遊ぶなかでバランス感覚などの多様な動きを身につけることが可能です。まず、2人組になり、それぞれが新聞紙の上に乗りましょう。じゃんけんをして負けた人は新聞紙を半分に折り、その上に乗ります。これを繰り返し、新聞紙に乗れなくなった人の負けです。じゃんけんに勝ったら、新聞紙を1回分もとに戻せるルールにしてみたり、人数を増やしてみたりしても盛り上がります。
イラスト提供:公益財団法人 日本スポーツ協会
■運動系の習い事
プレゴールデンエイジ期に運動系の習い事をスタートさせるお子さまも多いでしょう。しかし、公益財団法人 埼玉スポーツ協会のホームページには、「神経系が発達している時期に、基礎反復練習やフォーメーション練習だけをしているのはもったいない」とあります。
ゴールデンエイジ期に突入したお子さまが、サッカーやバスケットなど特定のスポーツを始めたとき、技術を存分に吸収できるよう、プレゴールデンエイジ期には「全身を使う動き」ができる習い事がおすすめです。
もしお子さまがすでに運動に苦手意識をもっているのであれば、『スポーツひろば』のような運動が苦手な子ども向けの運動教室を探してみるのも手です。最近は、オンラインレッスンを提供する教室も増えていますので、一度利用してみてはいかがでしょう。
【ゴールデンエイジ期】9~12歳
ゴールデンエイジとは9~12歳頃のことで、一生に一度だけ訪れる、あらゆる動作を短時間で覚えられる時期。なんとゴールデンエイジでは、新しい動作を何度か見ただけですぐに身につけること(即座の習得)も可能。しかもこの時期に覚えた動きは一生忘れません。
ただし「即座の習得」は、「プレゴールデンエイジに多種多様な動きを経験している」ということが前提条件。プレゴールデンエイジに張り巡らされた神経回路があるからこそ、ゴールデンエイジで運動能力が一気に伸びるのです。
次に、ゴールデンエイジ期に運動神経をググっと伸ばす、おすすめの運動遊びを紹介します。
【ゴールデンエイジ期】おすすめの運動遊び
ゴールデンエイジ期になると、子どもは自分自身の体を自由自在に動かせるようになります。新しい動作がすぐに習得できる時期なので、いろいろな運動、複数のスポーツにどんどん挑戦させてあげてください。
■なわとび
体育の定番であるなわとびは、体をバランスよく発達させる全身運動です。