子育て情報『どこが違う?「共働き子育てしやすい街」ランキング上位をリサーチして見た』

2018年1月22日 19:55

どこが違う?「共働き子育てしやすい街」ランキング上位をリサーチして見た

という一言ではカテゴリーとして成立しないというのがあったかと思います。

そんな中で「ああ、渋谷は共働き子育て世帯にやさしかったんだな」と感じたのは、わが家が渋谷区を去る直前の1年間。

長男が渋谷区立の小学校の1年生だったときでした。

『放課後クラブ』という名称の渋谷区独自の学童保育システムは6年生までの全学年の児童がいるため良い意味での“縦の関係”が児童の間にあり、低学年の子どもたちにたいして高学年のお兄さん・お姉さんたちの目があったため、子どもたちの人間関係が安定していたように思います。

また放課後クラブでは親が共働きの3年生までは19時30分までの特別延長対応保育制度 があり、働くママとパパにとってはとても有難かった記憶があります。

今回の日経DUAL・日経新聞のランキングでは保育料の安さが渋谷区への高評価の主たる要因になっているようですが、筆者にとっては一にも二にも放課後クラブの充実が思い出に残っています。

●「東京一子育てしやすい街」と評された調布市

「共働き子育てしやすい街ランキング」で2016年度の14位から2017年度は8位にランクアップした東京都調布市は豊島区や渋谷区とはやや趣きが違って、行政主導というよりも市民の肌感覚で“子育てしやすさ”を感じられる 街かもしれません。

“住まいと街の解説者”の異名をとる東京情報堂代表の中川寛子さんは東洋経済に寄せたコラムの中で調布市のこの雰囲気のことを「東京一子育てしやすい街」という言葉で表現しています。


中川さんはその根拠として調布市の次のような特長を挙げています。
・人口に占める30代後半のファミリー層が高齢者より多く、子育てを重視する空気がある
・電気通信大学や桐朋学園大学があるため恒常的に若年層が入ってきている
・そのため新旧住民がうまく共存し、新参者にも鷹揚な雰囲気があり新旧住民の交流がある
・人口約22万人という中規模さから行政が近いところにいて、意思疎通が図りやすい
・手頃な飲食店が多く立地も集中しているため人が集まってコミュニケーションを取れる
・場所的に田舎でもあり都会でもあるという“アンビバレンス”さが子育てには適している
・ママやパパが「ここなら何かができる」と思える規模感が子どもにも好影響を与えている

筆者にとってはこの調布市の素晴らしさは、市内を流れる一級河川「野川」の自然に象徴されています。

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