子育て情報『メリットが台無しに? 見落としがちな「リビング学習」のデメリット5つ』

2016年6月25日 21:00

メリットが台無しに? 見落としがちな「リビング学習」のデメリット5つ

●(3)食べ物

リビングとキッチンやダイニングが仕切られずに同じスペースにある家庭も多いでしょう。

子どもは食事の支度をしている匂いで胃袋が刺激され、目に入るところに置かれたお菓子にも気を引かれてしまいます。

「お菓子を食べながら勉強してもいい」という家庭もあるようですが、2つのことを同時にこなせる子どもは多くありません。

嗅覚からも視覚からも、集中の邪魔になる食欲を刺激しない ように工夫が必要でしょう。

●(4)照明

リビングの照明は落ち着いた色や光量に調整されていることが多いでしょう。全体的には明るくても手元までは照らしません。

これが個室の学習机であれば、手元をしっかりと照らす照明がくくりつけられていたり、スタンドを置いたりするはずです。

少しくらい明るさが足りないからといって、すぐさま勉強に影響を与えるとは限りませんが、一つ確実に影響を与えるところがあります。
そう、視力 です。

リビング学習を行うなら、専用のスタンドを用意するなどで“照明”を確保してあげましょう。

●(5)姿勢

勉強机は、机の高さも椅子の高さも子どもの成長に合わせて変えることができます。でも、リビングのテーブルや椅子はどうでしょうか?

リビング用の椅子は大人サイズに合わせて作られていることが多く、子どもでも座ることはできますが、足が届かなかったりお尻が沈んでしまったり、テーブルが高くなり過ぎたり低すぎたりしてしまうのです。

子どもは体に合わない椅子で姿勢を保つことができません 。リビングの椅子では子どもの姿勢が崩れてしまうのです。

特に、椅子が高い場合には足が浮いてブランブランと遊んでしまい踏ん張ることができません。これが、勉強に集中できない原因となることがあります。


足元には踏み台を、椅子にはクッションを敷くなどして、姿勢を保てるようにしてあげましょう。

●まとめ

リビング学習にはメリットもたくさんあります。ところが、いくつかのデメリットがせっかくのメリットを台無しにしていたり、せっかくの子どものやる気をそいでしまったりしていることもあるのです。

これらのデメリットは、子ども自身はなかなか気づくことができず、当然対応もできません。親の方で気をつけてあげる必要があるのです。

親は“ただ、そこにいる”ことを心がけ、子どもからの問いかけに対応するにとどめておくのが、リビング学習の効果をアップさせるコツです。

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