反抗と甘えの往復!? “プレ思春期”の子どもと向き合うコツ
【ママからのご相談】
小6になる息子のことで相談なのですが……。ちょっとしたことで反抗的な態度を取ることが多くなってきました。
それなのに甘えてくることもあって……。思春期ってこんな感じなのでしょうか。どう接すればいいですか。
●A. 子どもの心を第一に考えて、大事なときに手を離さないことです。
こんにちは。メンタル関連を中心に書いているメンタルケア心理士の桜井涼です。
ご相談ありがとうございます。
思春期に入りかけているお子さんがいらっしゃるということで、自立のときに見せる反抗と、依存である甘えの狭間で相談者様も迷いが生じることがあるかと思います。
この2つは、大人になるための大切な成長課程なので、無理に押さえつけようとしたり、構い過ぎてしまったりすることはよくありません。
お子さんの心の成長 を第一に考えて、依存(甘え)の面を見せたらしっかりと甘えさせましょう。
自立(反抗)の面を見せたときは、無理に押さえつけるようなことをしないで、また構い過ぎないことも大切です。
●思春期は心の大事な成長
小学校高学年あたりから、反抗と甘えのあいだで行ったり来たりを繰り返す時期を『プレ思春期』 と呼びます。
反抗したかと思っていたら、次は甘えてきたなんてことを繰り返して、自立と依存のあいだを行き来します。
この年齢であれば、あって当然の心の動きだと思っていただければと思います。
相談者様のお子さんは、心が健全に成長してきている のですから心配ありません。
思春期は、自立しようとする心が反抗という形で表れます。大人になるためには自立は必要です。これを抑えようとしないようにしましょう。
依存は、思春期の中で親から友達、そして異性へと向かっていきます。この時期は親から友達に移行していきます。
その課程の中ではさまざまなことがあるため、傷つくこともあるでしょう。そんなときに安心して戻れる場所が必要です。
それが家であり、親なのです。
●親がしてはいけないこと・してあげること
思春期は、子どもが多くの模索や心の葛藤などさまざまなことを学びます。その状況の中で親がしてはいけないことがあります。
それが、“親の不安を解消するための過保護・過干渉”です。親だって不安になりますよね。
この不安を解消するためにしてしまうのが、
・先回りをして手を貸したり口を出したりすること
・子どもに構い過ぎてしまうこと
などです。