子育て情報『「失敗したからと諦めないで」元Jリーガー、カレン・ロバートさんが育成年代の選手に伝えたいこと』

2020年12月8日 12:00

「失敗したからと諦めないで」元Jリーガー、カレン・ロバートさんが育成年代の選手に伝えたいこと

というものをやっていて、障がいの種別を問わず、健常者と障がい者をミックスして試合をしています。子どもの頃から交流を持つことで、大人になるまでに偏見や差別が植え付けられなくなるのではないかと思っているんです。

カレン:障がい者に対する専門的な指導の知識も必要なので、学ぶことができる環境も作っていきたいです。

松田: JFA では指導者ライセンス保有者のためのリフレッシュ研修で、障がい者サッカーコースを設けています。障がいがあっても、こうすれば一緒にサッカーが楽しめるということを学んでもらっています。千葉県でも開催を予定していますので多くの方に参加してもらえたらと思います。

■近隣クラブとの協力で女子の育成、房総エリアを盛り上げたい

松田:ローヴァーズは女子チームもありますが、なぜ女子も作ろうと思ったのですか?

カレン:サッカーをやりたい女の子が多かったので、ジュニアのチームを立ち上げました。近隣に「オルカ鴨川」という女子のクラブがあるので、そこと協力して、選手を橋渡ししていければと思っています。
木更津は内房、鴨川は外房と呼ばれる地域です。ローヴァーズにはチーム名に「房総」と入っているので、お互い協力して、房総を盛り上げていきましょうという話をしています。

松田:サッカーをやりたい女の子が多いのは良いですね。

カレン:この辺りは、習い事の数がそれほど多くないことも関係しているのかもしれません。夫婦共働きも多く、子どもたちの送迎をおじいちゃん、おばあちゃんがしてくれている家庭もあります。

松田:子どもたちは、どの辺りから通っているのですか?

カレン:木更津、袖ヶ浦、君津、富津の上総(かずさ)四市と呼ばれる地域の子達が多いです。遠いところは鴨川や市原、千葉市から来ている子もいます。

松田:ぜひ、房総地域のサッカーを盛り上げていただけたらと思います。
グラウンドづくりにしても、いろいろな人の参考になると思います。

■子どもたちには失敗したからとすぐ諦めず、成功するまで頑張ってほしい

松田:最後に教えて下さい。なぜクラブのカラーを赤にしたんですか?

カレン:マンチェスター・ユナイテッド(イングランドプレミアリーグ)が好きなのと、強いチームは赤か青だろうというところから始まりました。チームカラーを青にすると「市船でしょう?」と茶化されそうだったので、赤にしました(笑)。

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