子育て情報『練習もダラダラ、ヘラヘラ 目標も口だけ。まるで小学生な高校生をどう指導したらいい?』

2021年9月10日 12:00

練習もダラダラ、ヘラヘラ 目標も口だけ。まるで小学生な高校生をどう指導したらいい?

日本の学校では、生徒が先生の言うことを聞いて当たり前。指示命令を聞くのは当然で、そこに意見や思いを求められることはまずありません。そのため自分で考えて発言したり、創造したりする場がない。そういった機会を奪われているのです。

高校生が小学生のままでもあっても、不思議ではありません。そうなるように育てられている部分もある。すべてが彼らのせいではないと私は思っています。

私は、スポーツが彼らを育てるための場になればいいと思っています。
そう考えて、ご相談者様も選手たちとよく話し合ってほしいと思います。

「いや、僕たちは、サッカーが楽しかったらそれでいいんです」と言えば、そうしてあげればいい。その際、「だったら、自分は指導しません」という選択をしてもいいかと思います。

■「真剣にやれ」ではなく「こう変われるかもしれない」と提案する形で言ってみる

彼らの意見を聞いたら、次は、指導者自身が「自分はどんな指導をしたいのか?」ということを考える番です。もう少し真剣にサッカーに取り組んでほしいとお考えのようなので、例えば弱いチームを強くしたいと考えているとすれば、サッカーを楽しみたい生徒たちとは少し目標に乖離が生まれます。

指導者がそこを埋めたいのであれば、力づくで「頑張れ」「真剣にやれ」と命じてもうまくはいかないでしょう。話し合いの中で、指導者が「君たちがこんなふうにやると、こう変わるかもしれない」「こう変われるよ」という提案をすればいいのです。そこに生徒が食いついてきたら、彼らの姿は少しずつ変わっていくでしょう。
選手が求めているものを提供してあげてください。

一方で、食いついてこなければ、自分は指導者としてどうしたいかを考えればいいと思います。選手が求めているものと、ご自分が指導者として「提供したい」ものが余りに違っている。こうしてみては?という提案にも食いついてこない。そこを許容できないのであれば、上述したように違うチームで指導すればいいかと思います。池上正さんの指導を動画で見る>>

■勝ち負けだけでなく、大人になっても良い仲間でいられるのもスポーツの魅力の一つ

練習もダラダラ、ヘラヘラ 目標も口だけ。まるで小学生な高校生をどう指導したらいい?

(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)

ひとつ、私の親としての経験を話しましょう。すでに成人した娘は、高校時代までクラブチームでサッカーをしていました。
少しずつチームは強くなり、上手な子の中には「もっと強くなりたい」

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