コミックエッセイ:おかっぱちゃんの子育て奮闘日記
「準備万端!? 保育園生活が始まる!!」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.50
保育園入園の合否が出たのがついこの前、あと少しで4月がやってくる。登園がスタートするまでたった1ヶ月ちょっとしかない。
入園できると思っていなかった私たち夫婦は、保育園に必要なものの準備など、何一つしていなかった。それに時間の余裕など全くない。育児の合間に仕事をすることで精一杯だった。
奇跡的に保育園入園が決まった今、持ち物の心配もあるけれど、何より息子がこれから新しい環境に馴染めるかが心配だ。
見学に行ったのは一度だけ。たった30分程度の見学だけで、園のすべてのことは分からない。園の設備のことくらいは理解しているけれど、先生方の人柄までは見学だけでは分からない。
“分からない”場所に息子を預けることの不安と、楽しい園生活への期待が入り混じって、わたしはとても緊張していた。
まだ幼い息子を預けて仕事をするということが、本当に良い選択なのだろうか。受かった途端、今度は心配なことが増えていく。母になってからのわたしは思った以上に心配性だった。
自問自答しつつも、後悔するのはいけない、この選択は間違っていないと肯定しようと必死な自分がいる。
入園説明会に出かけると、担任の先生が笑顔で迎えてくれた。私よりも年上で、どちらかというと、私の母の年齢の方が近いかもしれない。
以前通っていた一時保育は、自分よりもはるかに若い、20代前半の先生方ばかりだったので、ベテランの先生がついているならと、安心することができた。
用意された席に着いて周りを見渡すと、同世代の保護者の方が席についていた。
私と同じように、ここにいる方はみんな働くお母さん、お父さん。みんなそれぞれ育児と仕事、一生懸命に日々を過ごしている。そう思ったら、その共通点があるだけで、なんだか込み上げてくるものがあった。