iOS 8の「写真」は、これまでの画像ビューアから「撮った写真を総合的に管理するアプリ」へと進化している。撮影した写真/ビデオをそのままクラウドに保存できる「iCloudフォトライブラリ」との統合にはじまり、撮影位置や撮影日をもとに写真を探し出せる検索機能など、さりげなく新機能が追加されている。編集機能も見直されている。フィルタの種類はiOS 7のときと同じだが、露出やハイライト、シャドウといったライトの調整や、彩度/コントラスト/色かぶりのカラー調整、モノクロの階調調整機能が用意された。iOS 8の新機構「App Extentions」により、サードパーティー製のフィルタや編集ツールも利用可能となっている。Appleのこと、細かい部分にまで変更がくわえられている。なかでも便利なのは「オリジナル表示」で、編集機能で画像に変更をくわえたとき、画像部分を長押し(プレス)するだけで、処理を元に戻すことなく一瞬でオリジナル写真と編集後の画像を見比べることができる。効果を確認しながらフィルターを選びたいとき、露出を調整したいときに、とても重宝するはずだ。トリミング(画像の一部切り出し)を行ったあとでも、オリジナル表示は可能だ。しかもその場合、本当のオリジナルでなく「トリミング(を実行したあと)のオリジナル」を表示してくれるので、フィルターやライト/カラーを調整した結果に絞り編集の効果を確認できる。「写真」で編集後に迷った場合は、確定する前に画像をプレスしてオリジナルを表示、と覚えておこう。
2014年12月26日●写真と値段をどんどん記録していこうカシオ計算機が提供している無料のiOSアプリ「レジカメ」。その名の通り、写真と値段を一緒に記録するカメラアプリです。お買い物ダイアリーと銘打っていますが、どんなシーンで活用できるのでしょうか? 実際に試してみました。使い方はとてもカンタンです。まずはアプリを立ち上げて対象物を撮影。フィルター効果によって実物よりも美しい写真に仕上がるのが嬉しいポイントですね。金額を入力してテンキーを左にフリックすると、カテゴリ選択画面になります。12個のアイコンが用意されていて、「グルメ」「ファッション」「雑貨」など、見た目でパッと選べるようになっています。カテゴリ分けしておけば、いつ何を買ったか、タイムライン上でカテゴリごとに分類することができるのです。あとはタイトルやコメントを入力するだけ。GPS機能によって、位置情報も自動で保存されます。さぁ、こんな感じで、どんどんお買い物記録を増やしていきますよ。○家計簿が苦手な主婦にもオススメ!まずは、オーソドックスにお買い物の記録として使ってみましょう。最近は家計簿アプリも多く出ていますが、大雑把な性格の筆者はなかなか馴染めません。でも、「レジカメ」なら商品の写真を撮って金額を入れるだけ。カテゴリごとに、その月に使った合計の金額を表示されるので、カンタンに家計を管理することができるのです。また、筆者はネットショッピングを多用していて、同じ商品を買いたいのにどこの通販を利用したか思い出せないことが良くあります。そんなときも写真に利用した店名をコメントしておけば、すぐに探し出せます。お気に入りの雑貨や美味しかったグルメを、写真で振り返る楽しみもあります。TwitterやFacebookで情報を共有できるのも嬉しい機能です。レジカメは、マイ通貨(普段使う通貨)として円・ドル・ユーロの3種類、「使用通貨」(旅行先の現地通貨)は15種類に対応していて、為替ルートがリアルタイムで反映されます。これなら、海外でも思い切って買い物が楽しめますね。●「プライスレス」の思い出も記録しよう○プライスレスな思い出の記録やオリジナルマップ作り美しい写真を残せるので、買い物だけでなく日々のダイアリーとしても活用したくなります。例えば、家族と出かけた日常のひとコマや子どもの成長など、「0円のプライスレス」な思い出も記録してみましょう。いつどこへ出かけたか、どんなことがあったか、写真をとともにそのときの気持ちがよみがえるのはステキですね。ちょうどイルミネーションが美しい季節なので、各所を回って見てきました。これらを「マップビュー」で表示すれば、自分だけのイルミネーションマップの完成です。ラーメンを良く食べる方ならラーメンマップ、恋人とのデートスポットや家族のお出かけマップなども作れそうです。買い物の記録はもちろんですが、美味しかったグルメ、掘り出し物の雑貨、お出かけ先の風景など、さまざまなログを写真とともに残せるダイアリーとして活用できることが分かりました。普段の買い物やお出かけが何倍も楽しくなります! 家計簿が三日坊主で終わってしまう方でも、これなら楽しく続けられるかもしれませんね。使い手のアイディア次第で活用法が広がる、シンプルさと自由度の高さも魅力。あなた独自の使い方で「レジカメ」の世界を楽しんでみてください。○タイ旅行でレジカメを使ったTさん(20代女性)使っていてとても楽しかったです。海外旅行に行って後から買ったものを見返すと「なんでこれ買ったんだろう」と思うことが多いのですが、コメントを付けておいたおかげで、帰国してからも買ったとき気持ちを思い出せました。買ったものだけでなく、景色や面白いものなどの写真も思い出として記録できるのが良かったです。旅アルバムみたいにできるので、帰国してから何度も見返しています。一緒に行った友達も、現地ですぐにダウンロードして使っていました(笑)○台湾旅行でレジカメを使ったHさん(30代男性)日本円に変換してくれるので、海外での通貨換算としても便利に活用できました。加えて、旅行中に使った金額も簡単に把握できるので、自身がいくら使ったが、すぐ確認できて無駄使い防止に役立ちました。カメラアプリとしても優秀だと思います。特に構図など意識せずにバシバシ撮り続けましたが、「なんとなくオシャレ」な写真が量産できました(笑)。
2014年12月25日アカマイ・テクノロジーズは12月18日、新しい「サイバーセキュリティThreat Advisory(脅威アドバイザリ)」を発行した。アドバイザリでは、iOSとAndroid端末を標的とする「Xsser mRAT(モバイル・リモート・アクセス型トロイの木馬)」の危険性や防御策について、企業、政府、個人に注意を呼びかけている。Xsser mRATは、中間者(man-in-the-middle)攻撃とフィッシング攻撃を通じて拡散。携帯電話電波塔の盗聴によってロケーション固有の攻撃を行う可能性がある。これまで確認されたXsser mRATでは、Android端末のみを標的としていたが、ジェイルブレイク済みiOSデバイスに感染する新たなプログラムが確認された。mRATの侵入経路は、ジェイルブレイク済みのiPhone向けのアプリケーション・ストアである「Cydia」上で、不法リポジトリを介して端末にインストールされる。mRATは、サーバーサイド・チェックを行い、C&Cサーバーの指示に従ってユーザーの機器からデータを盗むだけではなく、リモート・コマンドも実行する。これにより、監視やログイン情報の盗難、分散型サービス妨害(DDoS)攻撃の実施といった目的に使用される恐れがある。いったんインストールしたしまうと、ユーザーが簡単に削除することはできない。Xsser mRATの防御策で確実なものはないが、VPNや2要素認証、P2P近接ネットワーク、市販のスマートフォン用セキュリティアプリは、一定の効果が期待できるとしている。そのほかに自己防衛策として、無料Wi-Fiスポットや自動接続を使用しないこと、心当たりのない通知は無視すること、ジェイルブレイクを行わないこと、信頼性のない提供元のアプリを使用しないなどが有効策だとしている。
2014年12月20日iPad iPhone Wireの読者が先週もっとも多くダウンロードしたアプリはどれ? 先週新登場のアプリでもっとも注目されたのはどれ? 12月7日~12月14日の人気アプリ&新着アプリランキングをお届けします!○注目の人気アプリ&新着アプリは……全体ランキングの注目は7位の「MAPS.ME - オフライン地図」。名前の通り、インターネットの接続が不要な地図アプリだ。世界中どこでも利用可能なルート機能を装備するほか、KML/KMZファイルに対応している。新着アプリの注目は、こちらも7位の「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」。92年にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたゲームのiOS移植版で、親子3代にわたる物語が展開される。○12月7日~12月14日の人気アプリランキング本コーナーでは、App Storeの全アプリを対象に、iPad iPhone WireのさまざまなページからApp Storeに移動して実際に購入された"かもしれない"回数に基づいたランキングをご紹介しています。価格などの記載情報は配信元の都合などにより変更されることがありますのであらかじめご了承ください。アプリの導入は自己責任のもとお願いいたします。第1位■ムービープレーヤー―全てのビデオを再生!■エンターテインメント■300円 → 無料■今、ムービープレーヤーで全てのお気に入りの映画をiPhone、iPadまたはiP... App Storeでチェック第2位■VIBO-リアルマッサージ機■健康&フィットネス■無料■リアルな電動マッサージ機がAppStoreに登場!1人で使うもよし。みんなで使... App Storeでチェック第3位■新しいiPhone iOS 8用着メロ■ミュージック■100円 → 無料■「本日のアプリ」で今日だけ無料に!フレッシュな着メロ付きの全てが新しい着メロ... App Storeでチェック第4位■Nozbe Todo■仕事効率化■500円 → 無料■Nozbe - Simply Get it Done!」iPhoneアプリがリリ... App Storeでチェック第5位■Sky Map■レファレンス■無料■空のマップは夜の空上でウィンドウをあなたの iPhone または iPad を回... App Storeでチェック第6位■解剖図鑑■レファレンス■400円 → 無料■詳細の解剖知識,実用的でのAPP App Storeでチェック第7位■MAPS.ME - オフライン地図■旅行■500円 → 無料■世界中のすべての国のどんな場所の詳細地図にでも瞬時にアクセス!インターネット接続... App Storeでチェック第8位■Yahoo!キーボード■ユーティリティ■無料■無料で「きせかえ」できるキーボードアプリです。テーマは約100種類!自分で撮っ... App Storeでチェック第9位■Thunderspace HD ~ Sleep Relax Meditate in a Thunderstorm with Rain Sounds■健康&フィットネス■無料 → 200円■You will sleep better with Thunderspace ... App Storeでチェック第10位■5秒でわかる姓名判断!うえけん占い■エンターテインメント■100円 → 無料■【今が超オトク!】 80万DL突破&出版記念セール!・通常価格 350円 → ... App Storeでチェック○12月7日~12月14日の新着アプリランキング本コーナーでは、先週一週間の間にApp Storeに新たに登録されたアプリを対象に、iPad iPhone WireのさまざまなページからApp Storeに移動して実際に購入された"かもしれない"回数に基づいたランキングをご紹介しています。価格などの記載情報は配信元の都合などにより変更されることがありますのであらかじめご了承ください。アプリの導入は自己責任のもとお願いいたします。第1位■Studio Demo■ミュージック■100円 → 無料■Studio Demo allows you to become one of ... App Storeでチェック第2位■魔王が強すぎて勇者がヤバい!!■ゲーム■無料■最初からクライマックス!いきなり魔王との最終決戦!タップするだけの簡単ド派... App Storeでチェック第3位■phopit - フォピット 音でつながる!消えるSNS!写真やメッセージで思い出を共有しよう!■ソーシャルネットワーキング■無料■誰とでも「音」で簡単につながろう!つながった後は、メッセージを送ったり、写真を... App Storeでチェック第4位■IQ Test■ゲーム■300円 → 無料■IQ Test®With solutions!Available for... App Storeでチェック第5位■ウィジェット・タイマー - 通知センターで使えるシンプルなキッチンタイマー■ユーティリティ■無料■リリース記念セール! 通常200円→いまだけ無料!(12月14日までの期間限定)... App Storeでチェック第6位■wMemo■仕事効率化■無料 → 100円■Check your memo quickly in Today screen.... App Storeでチェック第7位■ドラゴンクエストV 天空の花嫁■ゲーム■1,800円■ドラゴンクエスト天空シリーズ第2作とな... App Storeでチェック第8位■astro agenda 2015■ライフスタイル■1,100円■Astro * Carto * Graphy 公認占星術研究家としてビジネスマン... App Storeでチェック
2014年12月17日米Googleは15日、米国などで提供しているiOS用「Google Wallet」アプリをアップデートし、割り勘機能やTouch ID認証のサポートを追加した。バージョン番号は8.174.19。割り勘機能は、他のGoogle Walletユーザーを追加して支払いを分担する機能。それぞれの支払い額を設定したら、追加したユーザーに支払いリクエストが送られる。Touch IDサポートはiOS 8で公開されたTouch ID APIを用いた機能と思われる。Touch ID搭載機種では、ピン番号入力の代わりに、ホームボタンに触れて指紋認証ですばやくGoogle Walletにアクセスできる。また、オフライン時にもギフトカードやポイントカードにアクセスできるようになった。これらの新機能のほか、バージョン8.174.19ではiPhone 6シリーズのスクリーン解像度に対応、アプリが起動できないことがある問題が修正されている。
2014年12月17日カシオ計算機は、買い物の記録を写真と値段で残して後から見返すことができるiPhoneアプリ「レジカメ」の提供を開始した。ダウンロードは無料。iOS 7.1以上に対応する。「レジカメ」は購入した物の写真に値段を入力して、日時、位置情報、コメントとともに記録できるアプリ。買い物の合計額を月ごとやカテゴリごとに集計できるほか、グルメを対象に撮影して値段を入力すれば、自分だけのグルメマップとして楽しむこともできる。リアルタイム為替換算機能も備え、海外で利用する際に、現地通貨の値段を写真に入力するだけで、自国通貨に換算してくれる。また、値段入りの写真をTwitterやFacebookで共有することも可能。
2014年12月15日大ニュースが発生したとき、緊急セールが開始されたとき、天気が急変したとき……アプリから届く「通知」は、ユーザの注意を引くという点で重要な役割を果たす。情報をチェックするためにユーザ自身が行動する「プル型」ではなく、アプリ側から必要に応じてユーザに短いメッセージを届ける「プッシュ型」の通知機能は、いまやiPhoneになくてはならない存在だ。その通知だが、数が増えると扱いに困ることも。特にニュース配信系のアプリは、数時間おきに通知してくることが少なくない。そうなると、通知センターに表示できる上限(初期値ではアプリごとに5件)に達するのは時間の問題、通知センターを埋めつくしてしまうことすらある。アプリごとの通知は、アプリ名が表示されている行の左端に表示された「×」ボタンをタップし、現れた「消去」ボタンをタップすれば一括消去できる。しかし、敢えて残しておきたい通知がある、不用な通知だけ削除できればいい、というニーズには応えられない。そんなときには、通知センターに表示された通知のうち、削除したいものを左方向へフリックしてみよう。すると右端に「×」ボタンが現れるので、これをタップすればその通知だけを削除できる。通知が1件だけのアプリでこの操作を行った場合は、「消去」ボタンで一括削除するときと同様、そのアプリ全体が通知センターから消える。通知センターを使いこなしたいのならば、覚えておきたいワザだ。
2014年12月14日米Googleは11日(現地時間)、iOS用「Google」アプリのバージョン5.0をリリースした。マテリアルデザインに従ってリニューアルされており、Android版と同じようにiOS版でもGoogleのサービスを存分に活用できるようになった。新デザインでGoogleアプリは完全にマテリアルデザイン化され、アニメーションやカード、フローティングボタンなどによって、効率よく検索にアクセスし、コンテンツを閲覧できる。iPhone 6シリーズへの最適化も行われた。新機能は3つ。Googleアプリでは検索結果のWebページやカードをアプリ内で開けるが、新たに設けられた「最近のページ」から過去に開いたWebページやカードにアクセスできる。最近のページはカードがタテにクルクルと回転するUIで、上下にスクロールしてカードをめくり、左右のスワイプでカードを削除する。最近のページやGoogle Nowなど、Google検索から離れた時には画面下部に「Googleボタン」がフロートする。設定を除いて、アプリ内では常にワンタップで新しい検索を行える。またiPhoneでは、地図、周辺のスポット、ストリートビューなどGoogleマップもアプリ内で使用できる(iPadではGoogleマップ・アプリに移動)。
2014年12月12日米Appleは12月9日(現地時間)、iOS 8以上で動作するiOSデバイス向けに「iOS 8.1.2」アップデートの提供を開始した。iOS 8.1.1で動作するiPhone、iPad、iPod touchから、iTunes Storeで購入した着信音/通知音が削除される問題を解決する。iOS 8.1.2はバグ修正を目的としたマイナーアップデートだ。新機能は含まれない。iOSデバイスで購入した着信音/通知音が削除されている場合、Mac/PCのiTunesライブラリに着信音/通知音があれば、iOS 8.1.2にアップデートした上でMac/PCと同期して復元する。着信音/通知音を一度もMac/PCのiTunesライブラリに同期したことがない場合は、iOSデバイスを使ってiTunes Storeから復元する。iPhone、iPad、iPod touchのSafariで にアクセスし、Apple IDでサインインしてから画面の指示に従って再ダウンロードする。
2014年12月10日iOSには、文章を人の声で読み上げる「テキスト・トゥ・スピーチ」機能が搭載されている。システムレベルでサポートされているため、Appleにより開発された標準装備のアプリはもちろん、サードパーティー製アプリでも文章を読み上げさせることができる。対応する言語も英語や日本語、ドイツ語やフランス語などさまざまだ。基本的な使い方は、文章部分を長押し(プレス)または範囲指定して現れたメニューで「読み上げ」を選択するだけ。数値など言語を特定できない文字列が含まれる場合は、選択肢に「日本語」や「英語」といった言語種が表示される。ネイティブスピーカーとまではいかないものの、合成音声とは思えないほどイントネーションやアクセントが正確なケースもあり、外国語学習のお供としても活用できるほどだ。一方、長めの文章を読み上げさせると最後まで止まらないことは玉にキズ。途中で一時停止させたい、少し前まで戻し読み直させたい、読み上げのスピードを調整したい……前述した方法では、このような読み上げコントロールはできない。しかし、それは初期設定のまま使用しているため。アクセシビリティ機能の設定画面で「画面の読み上げ」をオンにすれば、読み上げを一時停止したり、単語を早戻し/送りしたり読み上げ速度を速めたりすることができるのだ。読み上げ開始の操作も、画面上部の時刻が表示されているあたりから下方向へ指2本でスワイプするため、プレスで開始する方法と使い分けができる。読み上げのバリエーションという意味でも、活用したい機能といえるだろう。
2014年12月08日MetaMoJiは8日、iOS 8用手書き日本語変換入力アプリ「mazec for iOS」のアップデート版の提供を開始した。最新版のバージョン1.2では、絵文字入力の認識、任意の入力字形への短文登録といった通常の文字以外の入力機能を強化した。最新版では、ハート、顔などの絵文字入力の認識、読みからの入力での絵文字変換に対応する。字形を登録して文字列に変換できる短文登録機能にも対応する。短文登録機能を使うことで、たとえば、家の形から住所への変換が可能。50文字までの短文を最大100件登録できる。このほか、mazec入力画面にカーソルキーも追加した。
2014年12月08日●iOS 8の「機能拡張」とはYahoo! からiOS向けソフトウェアキーボードアプリ「Yahoo! キーボード」が公開された。どのアプリからも利用できるうえに無償ということもあり、その注目度は高い。しかし、App Storeで公開されるアプリであるがゆえの制約はある。ここでは、その「制約」について解説したい。○限定的な機能拡張iOS 8からサードパーティー製ソフトウェアキーボードが"解禁"された背景には、「機能拡張(App Extensions)」の導入がある。アプリ間連携とも呼ばれるこの機構は、アプリ間におけるデータ連係のポリシーを定義し、API(NSExtension)も整備される。表面上は単独動作するアプリであり、App Store経由での配布も可能だが、単独動作するかどうかは必ずしも重要視されない。プログラムとしての機能拡張の実体は、アプリに格納されたモジュールにある。このモジュールが他のプログラム(システムプロセスを含む)と連係することにより、ふだんは単独動作するアプリの機能を外部アプリに提供できる。キーボードアプリの実体は内部のモジュールにあり、というわけだ。「Yahoo! キーボード」にせよ「mazec for iOS」にせよ、アプリ単独で起動したときには設定画面や使い方の説明程度の機能しか利用できない。サードパーティー製キーボードアプリの場合、外部アプリと連係することではじめて本来の機能を提供する特殊なアプリ、ということもできる。従来のiOSは、アプリの資源(プログラム部分や各種ファイル)が峻別される「サンドボックス構造」が厳守され、アプリ間で可能な処理はかなり限定的だったが、機能拡張という仕組みがOSに用意されることによりできることの幅が格段に広がった。ただし、それは「機能拡張」として定められた範囲内であり、システム領域まで柔軟にアクセスできるPCとは次元が異なると理解すべきだろう。●なぜ、あの機能が使えないのか○あの機能が使えない理由「機能拡張」としてのサードパーティー製キーボードアプリの立ち位置を理解すれば、そのできること/できないことがおよそ浮かび上がってくる。有り体に言えば、APIに定義されていない処理は実現が困難ということになるが、それではわかりにくいため具体的な事例を挙げていこう。キーボードを追加した後「フルアクセスを許可」を有効にしなければならないことは、まさに機能拡張による制約といえる。このスイッチをオンにすることにより、シェアードコンテナ(呼び出し元アプリと機能拡張とで各種データをやりとりするときに使用する領域)およびネットワークへのアクセスが可能になるからだ。画面には「開発元に情報を送信...」などと強めのメッセージが記載されているが、そのような機能が実装される可能性を踏まえてのものであり、実際に送信されなくても「フルアクセスを許可」することは必要だ。ユーザインタフェースに制限が多いことも、機能拡張の仕様によるところが大きいと推測される。NSExtensionでは、アプリ間でデータをやり取りするためのプロパティキーを定義しており)、基本的には呼び出し側が想定した方法でしかリソースにアクセスできない。ソフトウェアキーボードと他のアプリをつなぐ処理はiOSが担っており、そこで定められた仕様を超える機能は実装が難しいのだ。この文脈に従えば、「ATOK for iOS」や「Yahoo! キーボード」の両方が未変換文字列をカーソル近くに表示しながら変換作業を進める「インライン変換」をサポートしないことは説明がつく。もっとも、iOS標準のソフトウェアキーボードでは提供済の機能であるため、今後iOSがバージョンアップもしくはNSExtensionの仕様が変更されれば、難なく実現されるのかもしれない。Bluetoothキーボードで利用できないことについては情報がないが、外部ネットワークとのブリッジが必要となるため、現時点では非サポートとされているのではないだろうか。ところで、「ATOK for iOS」がATOK PASSPORTに含まれないことは話が別だ。iOSアプリはApp Store外での決済が認められていないこともあり、WindowsやAndroidなどマルチプラットフォーム対応が前提のATOK PASSPORTでは対応が難しい。こちらについては、なんらかの方法でiOS対応が実現されることを期待して待つしかないだろう。
2014年12月06日●現在地の天気を表示するiPhone 6とPlusにも搭載されているiOS 8。初めてのスマートフォンとして、またはAndroidからの移行でiOS端末を使い始めたという方も多いかと思います。この連載では、初めてiPhoneを利用する方に役立つ基本的な使い方とお役立ち情報を紹介していきたいと思います。今回は「天気アプリ」について。○今いる場所の天気が表示されるよう設定しよう外出の際はもちろん、洗濯物を干す時や着る服を選ぶ時に気になるのは天気ですね。iOS 8に標準搭載されている天気アプリを見れば、その日の天気や気温、降水確率などがすぐにチェックできて便利です。それでは使い方を説明していきましょう。まず、現在地の設定から。天気アプリは位置情報の設定を行なうことで今いる場所の天気を表示させることができます。設定するにはホーム画面から「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」と進んでください。出てきた画面の中の「位置情報サービス」というスイッチがオフになっている場合はオンにしましょう。そして、「位置情報サービス」と表示されたページの画面下の位置情報が利用できるアプリリストの中から「天気」をタップすると設定画面に移るので、「常に許可」を選択します。これで、天気アプリを起動すると今いる場所の天気が表示されるはず。●予報画面には様々な情報が掲載されている○天気アプリの予報画面の見方は?天気アプリでは画面の中に天気や気温など様々な情報が表示されています。アプリを起動すると、画面上半分には場所と天気、現在の気温が表示されていますね。では、その下は何を表示しているかといいますと、1時間ごと天気と日の出・日の入時刻です。パッと画面を見ると5時間先までしか出ていませんが、左にスワイプすると24時間先までチェックすることができます。1時間ごとの天気の下にあるのは、9日先までの毎日の天気と最高気温・最低気温。こちらは下にスクロールすると全て見ることが可能です。さらに下へスクロールすると、今日の天気のくわしい説明と湿度や気圧などの詳細が出てきます。詳細画面では、気象にまつわる様々な情報が表示されていますが、降水確率や体感気温は生活で役立つことが多いかと思います。また、一番下に表示されているUV指数というのはWHOのUVインデックスに基づいた紫外線を指標のこと。数値の意味は気象庁のサイトに掲載されています。紫外線対策を行なっている方はこの数値も見ておいた方がよいでしょう。●任意の場所の天気を知る○天気を知りたい場所は登録しておこうまた。iOS 8の天気アプリで便利なのは、現在地以外に世界中の様々な場所の天気を登録してチェックできること。仕事でよく行く都市や気になる街などを登録すれば、リストからすぐに呼び出して確認できます。登録するには、まず天気アプリ画面右下のリストマークをタップして、出てきたリスト画面右の「+」をタップしましょう。すると検索画面に移るので、場所名を入力して出てきた候補から選択すればリスト画面に追加されます。リストに加えた場所の天気を見るには、リストマークをタップしてリスト画面を出す方法もありますが、現在地の天気画面を左にスワイプすると他の場所の画面に素早く切り替えることができて便利です。○現在の天気を素早く確認するには通知センターをチェック画面の上端から下にスワイプすると出てくる通知センター。この通知センターには現在地の天気が表示されるようになっています。通知センターはロック画面からでも呼び出せるので、ちょっと天気を確認したい場合は天気アプリを起動するよりこちらの方が素早く見ることが可能です。ただし、通知センターに現在地の天気を表示させるには、先に紹介した位置情報サービスの設定をしておく必要があるのでご注意を。iOS 8の天気アプリは天気のくわしい情報がわかるのはもちろん、世界各地の情報も登録できる点が優れています。また、暮らしに密着した情報も多いので、アプリを仕事や日常生活に活用してみてはいかかでしょうか。
2014年12月06日Microsoft MVP受賞者でフリープログラマーのIchiGeki氏が、自身の制作した無料通話アプリ「SkyPhone」の10,000ダウンロードを記念し、iOSからWindowsパソコンを遠隔操作できるリモートデスクトップアプリ「KeroRemote」の無料キャンペーンを実施する。期間は12月5日~7日までの3日間限定。今回、無料キャンペーンとなるKeroRemoteは、iOSからWindowsパソコンを遠隔操作するアプリ。画面転送、音声伝送、遠隔操作、マルチモニターに対応。Windowsパソコンで再生中の音楽や動画などを、高画質・高音質でiOS端末にて視聴できる。転送の遅延は最小限に抑えられており、映像と音声のズレが少ない。なお、Windowsパソコンでは同氏の開発したリモートデスクトップソフトのWindows版Brynhildr、またはWindows版Siegfriedを別途導入して、起動させておく必要がある。KeroRemoteアプリは通常600円で販売し、ダウンロードはAppStoreから。対応OSはiOS 5.1.1以降。Windowsパソコンとの接続にはWi-Fiが必要となる。
2014年12月04日Mozillaは12月2日(米国時間)、iOSプラットフォーム向けのFirefoxライクなブラウザ開発を進めていると公式に発表した。現在iOS向けのサードパーティブラウザとしてChromeやOperaが提供されているが、基本的な動作エンジンはApple準拠のもので他OS版とUIなどで共通点があるのみだ。そのためFirefox for iOSについてもブックマーク同期など限られた機能での共通化が行われた類似ブラウザとなる可能性が高いとみられている。同件はTechCrunchが初報を出しており、現在米オレゴン州ポートランドで開催されているMozillaの内部向けイベントにおいてFirefox担当VPのJonathan Nightingale氏が出したコメントがベースになっている。後にMozillaが出した公式声明によれば、Firefox for iOSの開発はまだ初期段階にあり、他のプラットフォームでのFirefoxと同様な経験をiOS環境においても提供していくのが目的と、プラットフォームの横展開戦略の延長にあることを示唆している。今後アップデートは順次報告していく予定だとプロジェクト側では説明している。ただTechCrunchが指摘するように、AppleのiOSにおけるサードパーティ製Webブラウザアプリの審査基準は厳しく、ChromeやFirefoxといった競合が独自のレンダリングエンジンやJavaScript実行環境を用意することを固く禁じている。そのため、AppleがiOS向けにデフォルトで提供しているレンダリングエンジンを利用したり、Opera miniのように外部サーバにレンダリングエンジンを積む方式を採用する形で各社はアプリをリリースしている。FirefoxもChromeなどと同じ方式を採用する可能性が高く、むしろFirefoxアカウントによるブックマーク同期など、プラットフォームを移動してもFirefoxの利用環境をそのまま引き継げるようなUI面の機能共通化をセールスポイントにするのではないかと考えられている。
2014年12月04日MozillaはこれまでiPhoneやiPad向けのFirefoxは提供してこなかった。これはAppleの定めるアプリに求める条件がMozillaの信条とするものと合致しなかったことが主な要因となっているが、状況は大きく変わり始めている。12月2日(米国時間)、Mozillaは「Designing a Firefox Experience for iOS|Mozilla Press Center」において、ユーザを第一に考え独立した選択肢を提供することが大切だとし、iOSを利用しているユーザーにFirefoxを提供する準備を進めていると伝えた。複数のMozilla関係者が、Twitterでこの発表に関連すると見られるツイートもしている。リリースマネージャーのLukas Blakk氏は「We need to be where our users are so we’re going to get Firefox on iOS #mozlandia」とし、ユーザーがいるところに自分たちもいるべきだとしてFirefoxのiOS対応を進めていることを説明している。データサイエンス担当マネージャーのMatthew Ruttley氏は「Firefox for iOS!! Let’s do this!!! #mozlandia #awesome #mozilla #teamNightingale 」として、iOS版Firefoxの開発への参加を呼びかけている。スマートフォンやタブレットデバイスといった分野においては、SafariやChromeが圧倒的なシェアを確保している。Operaも一定量のシェアを確保しているものの、それ以外のブラウザは存在感が薄い状態が続いている。Mozillaは特定の国や地域でFirefox OSの提供を開始しているが、世界全体で見ると、まだシェアはそれほど確保していない。iOS版の提供はこうしたブラウザシェアを塗り替える可能性があるかもしれない。
2014年12月04日ニフティは12月2日、クラウドに対応しグループ間で共有できるシンプルなメモ・ToDoアプリ「Frognote(フロッグノート)」iOS版の提供を開始した。同アプリは、共有機能を備えたメモ・ToDoアプリで、グループ間でリストなどを共有できる。データ形式は、一般的な「テキスト形式」とチェックボックスのついた箇条書き形式「チェックリスト形式(ToDo)」を選択可能。共有したい相手ごとにグループを作ることもでき、共有したメモは更新後、即座に相手のスマートフォンに通知される。データは、自動でクラウドと同期され、最新のものがサーバー上に保存される。なお、自動同期機能は、同社が提供するクラウドサービス「ニフティクラウド mobile backend」を利用する。
2014年12月03日ヤフーは2日、iOS向けキーボードアプリ「Yahoo!キーボード」を公開した。スムーズな日本語入力機能のほか、100種類以上の背景テーマや、iPhoneのカメラロールに保存されている画像を使用して、任意のカスタマイズをすることもできる。App Storeよりダウンロード可能で、価格は無料。対応OSは、iOS 8.0以降となっている。「Yahoo!キーボード」は、iOS向けのキーボードアプリ。「日本語」、「英字」、「数字」などの入力モード切替をスムーズに行える、「スワイプ切り替え機能」を搭載する。「英字入力モード」においては、大文字・小文字をスワイプで切替可能。そのほか、文章中の文字修正の際に、修正箇所をタップするのではなく左右のボタンで修正箇所までカーソルを動かせる「カーソル移動ボタン」を実装する。変換エンジンには、オムロンソフトウェアの「iWnn」を使用。通常予測、繋がり予測、あいまい予測、状況適応予測、英字かな変換、日時変換、時刻変換などが行える。また、キーボードの背景は、100種類以上の背景テーマや、カメラロールに保存されている画像などから任意でカスタマイズできる。今後は、「Yahoo!検索」のデータより流行語をピックアップし辞書データベースに追加していくほか、キャラクターとコラボレーションした背景テーマなどを追加する予定だという。
2014年12月02日ヤフーは12月2日、iOS版キーボードアプリ「Yahoo!キーボード」を公開した。Yahoo!キーボードはiOS 8よりサードパーティー製キーボードが解禁されたことに合わせて開発。独自のカスタマイズ機能や入力の利便性を高める機能を備えている。例えば「スワイプ切り替え機能」では、「日本語」や「英字」「数字」といった文字種類に合わせた入力モードの切替が左右のスワイプ操作で行えるようになる。英字入力モードでは、大文字・小文字を上下スワイプで切り替えられるようになる。また、iOS のキーボードでは面倒な操作を強いられていたカーソル移動が専用のキーにより操作できる。修正箇所をタップするのではなく、左右のボタンで修正箇所までカーソル移動ができるようになる。「カスタマイズ機能」については、約100種類の背景テーマを用意。キーボードの背景をあらゆる画像に変えられるほか、自分で撮影した写真なども背景に設定できる。キーボードの変換エンジンには、オムロンソフトウェアの変換エンジン「iWnn(あいうんぬ)」を採用。Androidスマートフォン市場でトップシェアを誇っており、多彩かつ高精度な予測・変換が可能だとしている。今後は、「Yahoo!検索」のデータより流行語をピックアップして辞書データベースを更新するなどの新たな機能も提供していく予定だという。なお、Android版については「KeyPalet」と呼ばれるキーボードアプリがすでに提供されている。○有名キャラクターの着せ替えテーマも提供したいリリースにあたって、開発を担当するヤフー R&D統括本部 企画の菊地 裕信氏に話を伺った。ヤフーとしてキーボードアプリをリリースする意義は「従来のYahoo! JAPANトップページやアプリとは違ったネットの起点を作り出すこと」と菊地氏。ヤフーとの接点をスマートフォン時代でも持ち続けるために、「欠かせない存在である文字入力に目をつけた」という。しかし、キーボードで重要な要素はブランドではなく使い勝手。そこで菊地氏らは、ユーザーが求めるキーボードとは何かを調査。すると、意外にも「背景画像のカスタマイズ」が上位にランクインしたという。「当初は20代女性などをメインターゲットに据えているのですが、背景画像に対する要望が多くありました。これまでのiOSキーボードはデザインの変更ができませんでしたし、iOS8にあわせて出てきたキーボードアプリも、多彩なデザインテンプレートは用意されていません」(菊地氏)SimejiなどはYahoo!キーボード同様に自分の撮影画像を背景に設定できる機能があるものの、テンプレートの絶対数で言えばそれほど多くない。そこで、多くのデザイナーも抱えるヤフーとしてのリソースを活かし、リリース時から100種類の背景テーマの用意した。「Yahoo!検索やAndroidのきせかえアプリ『buzzHOME』などで提供している、有名キャラクターの着せ替え機能も今後は提供していきたいと思っています」背景画像については当初、動画も流せるようにしようと考えていたという。「動画をアニメーションGIFにしてやろうと思ったんですが、ユーザーレビューで背景が見づらいといった声などあまり反応が良くなく……。ネット上からおもしろ動画を引っ張ってといった考えもあったんですが。ご要望が多ければ検討したいのですが(笑)」○安心・安全が第一なキーボードアプリという考え方もちろん、デザインだけではなく、ユーザーインタフェースにも力を入れている。「変換エンジンは実績のあるiWnnさんを使っているため、実績は十分なものがあります。語彙数についてですが、現時点でどれほどとは言えません。ただ、ヤフーならではの膨大なデータの蓄積があることが私達の魅力。よく使われる単語や新語はどんどん追加していこうと考えています」ユーザー目標は、リリース半年で毎日10万人のアクティブユーザーを獲得すること。そのために菊地氏ら開発者4名が大事にしたかったことは安全・安心だ。「キーボードは普通に動いて当たり前。品質を担保した上でリリースすることを心がけました。そのため、音声や手書き入力はユーザーインタビューで優先順位が低かったこともあり、機能を実装せずにリリースしています。また、いわゆる『クラウド変換機能』というユーザーの変換データを他ユーザーにも反映させる変換機能が多くのアプリで実装されていますが、一方でユーザーにとって『自分の変換情報が外部に送られる』という不信感を招くことも事実です。ヤフーのアプリですが、現時点ではYahoo! JAPAN IDとの連携もあわせて、ユーザーが入力したデータをヤフーに送るということはやっていません。可能性を"ゼロ"にすることが重要だと思っているからです。ただ、ユーザーの要望などがあれば、いつかはやるという可能性も否定しませんが」Android版は別チームの開発で「KeyPalet」という別名称で運営しているものの、iOSアプリのリリースに合わせて、名称の統一も検討されているという。ヤフーの「サービス」ではないツールアプリがどこまでユーザーに受け入れられるか未知数だが、GoogleなきiOSキーボードアプリで台風の目になる可能性は十分にあるだろう。
2014年12月02日日本エンタープライズは11月27日、法人向けメッセンジャーアプリ「BizTalk」(iOS版/Android版)を、App StoreならびにGoogle Playにて提供開始したと発表した。同アプリは、「1対1のチャットに加えて、複数人数でのフラットな情報共有」を可能とし、「即時性」「未読・既読表示による伝達の着実性」「短い文章で伝える効率性」に優れたメッセンジャーアプリの利点はそのままに、情報漏えいのリスクを回避する堅牢なセキュリティを施した業務用ソリューション。基本機能は以下の通り。チャット機能(許可されたユーザ間でのチャット)グループ会議機能(ユーザが設定したグループメンバー間でのチャット)メッセージスタンプ機能(「連絡下さい」「お疲れ様です」等、業務で使う定型文のスタンプを収録)画像送信機能(出張先や現場で撮影した写真などの送受信)通話機能(ユーザ間の無料IP通話)手書きメモ作成&送信機能(端末ディスプレイ上に手書きで描いた図や文字をリアルタイムに送受信)また、SSL暗号化通信による堅牢なセキュリティを実現しており、企業のセキュリティポリシーに合わせた設定ができる。メッセージの送受信を管理者が許可したユーザに限定できるだけではなく、管理者によるユーザの登録・権限付与・削除、利用停止等の一元管理が可能だ。導入形態は、クラウド/オンプレミスの2タイプで、月額利用料は20ユーザが月額4000円~(税別)。スマートフォンユーザは、App StoreまたはGoogle Playで「BizTalk」をダウンロードし、導入企業に対して個別に割り当てられる認証番号を入力することにより、企業内でのセキュアなチャット環境を利用できるようになる。
2014年12月01日米Dropboxは25日(米国時間)、iOS版、Android版アプリの最新バーションを公開した。アップデートすると、Dropboxから様々なMicrosoft Officeファイルの新規作成や編集などが可能となる。なお、日本向けの最新バーションは、本稿執筆時点では公開されていない。iOS版、Android版Dropboxの最新バージョンでは、同社が4日に発表したMicrosoft Officeとの連携機能が搭載され、Dropboxから様々なMicrosoft Officeのファイルにアクセスし、ドキュメントの新規作成や編集が行えるようになった。新機能は、新たに追加された「編集」アイコンから利用できる。アイコンをタップすると、ファイルに適したMicrosoft Officeアプリが起動し、編集作業が可能となる。編集した内容はDropbox上のファイルにも自動的に反映されている。なお、DropboxだけでなくMicrosoft Officeアプリも最新バージョンへのアップデートが必要となる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月26日JTBパブリッシングはこのほど、鉄道旅行の記録を共有するiOS向けアプリ「レールブック」の提供を開始した。「レールブック」は、鉄道の乗降りを簡単に記録でき、その記録を全ユーザーが共有できる「鉄旅SNS」。制作段階で記録順序やエリア分けについて検討を重ねた結果、シンプルで直感的な操作を実現したという。JRはもちろん、私鉄や第3セクター鉄道など全国の鉄道路線に対応しており、エリア別・会社別に乗車距離や達成度を確認できる。達成度を視覚的に実感できるよう、乗車した路線を地図で表示する機能も搭載している。応援する路線名や鉄道にまつわる嗜好などをキーワードとして登録し、好みの近い人を探すことも可能。路線の統廃合や駅新設・名称変更などが発生した際は、「JTB時刻表」の発行元としての優位性を活かし、最新情報をタイムリーに反映する。iOS向けアプリ「レールブック」は、App Storeから無料でダウンロードできる(Android版の提供は未定)。
2014年11月25日ゼンリンデータコムは20日、目的地までのルート沿いの施設を表示するiOS/Android向けアプリ「ルート沿い検索」の提供を開始した。ダウンロードは無料。「ルート沿い検索」は、ガソリンスタンド、コンビニ、ファストフードなど目的地までにある店舗を表示するアプリ。ガソリン価格情報のある店舗ではアイコンの下に価格も表示。価格が安い上位3店には王冠マークを表示して通知する。セルフサービスかフルサービスかの情報も掲出する。施設情報では駐車場の有無や営業時間などの詳細情報も表示する。また、同社提供のカーナビアプリ「いつもNAVI[ドライブ]」との連携でナビゲーションも可能になる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月21日英Financial Timesの報道によれば、米Appleは来年2015年前半にも同社が買収したBeatsの音楽サブスクリプションサービスをiOSに取り込む計画だという。買収総額が30億ドル超とAppleにとっては過去最大規模の案件ながら、その目的や効果が不明瞭だったBeats買収だが、その具体的な姿が比較的近いタイミングで見られるようになるかもしれない。同件はFTの初報を引用する形でReutersなどが報じている。「Beats by Dre」のヘッドフォンで有名なBeatsブランドだが、同社のもう1つの主力事業として、2012年のMOG買収をきっかけに2014年にスタートした「Beats Music」が挙げられる。いまオンライン音楽サービスで大きな勢力となりつつある有料サブスクリプションによる音楽配信だが、従来型の音楽ダウンロードサービスをiTunes Muiscとして提供しているAppleにとって、この新しい潮流をブランドごと取り込むことがBeats買収の一因だったともいわれる。もしiOSそのものにBeats Musicをベースにした有料サブスクリプションサービスへの接続機能が標準搭載されれば、iOSアップデートが開始されたタイミングで大量のユーザーが同サービスへとなだれ込み、SpotifyやPandora等が先行する業界勢力図に変化が起きる可能性がある。FTによれば、3月にも同サービスを取り込んだアップデートが提供される見込みだという。
2014年11月20日●iOS 8.1.1で速くなる?11月18日に提供開始されたiOS 8.1.1は、不具合の修正とセキュリティフィックスを中心としたメンテナンスリリースとしての要素が色濃い。iPhone 6でOTAアップデートしたときのファイルサイズも64.1MBと比較的小規模で(ただしiPad Airは364MB)、機能面での大変更は期待できそうにもない。思えば、iPhone 4Sユーザにとって「iOS 8」は微妙な存在だ。OS X YosemiteベースのMacとのファイル転送をサポートした新生AirDropには非対応、OS XとiOS間でのアプリ連係を実現するHandoffも、サポートされるのは通話機能の共有のみだ。しかも、iOS 8にアップグレードすると、明らかに体感速度が低下する。アクションゲームなど高負荷な一部アプリを除けば、iOS 7でも快適に動作していただけに、アップグレードを実行したユーザから怨嗟の声が聞こえてくるのは仕方ないところだ。しかし、iOS 8.1.1の説明文には「iPad 2およびiPhone 4Sでの安定性の向上およびパフォーマンスの改善が含まれます」とある。素直に解釈すれば、アップデートすればiPhone 4Sのパフォーマンスがアップする、ということだ。そこで、iOS 8.1で動作しているiPhone 4S(16GB/au版)を利用し、iOS 8.1.1にアップデートする前後で操作感を比較してみた。定量評価のために、「Geekbench 3」と「PerformanceTest Mobile」という2つのベンチマークアプリも試している。あわせて参考にしてほしい。●iOS 8.1.1にアップデートしていいのか○パフォーマンスの差は「I/O」にある?まずは定性的な評価からはじめよう。iOS 8.1.1にアップデートしたiPhone 4Sだが、結論からいうと確かに速くなったように感じられる。ホーム画面のフリックや通知センターの表示、ロックの解除やAppスイッチャーの操作などあらゆる場面で感じていた"引っかかり"は、確実に減っている。アプリを新たに起動した場合、表示し終えるまで若干待たされる傾向は残るが、iOS 8.0のときほどのストレスではない。iOS 8.1で多少キビキビとした操作性が、さらに一歩改善されたという印象だ。しかし、最初に試したベンチマークアプリ「Geekbench 3」では、iOS 8.1とiOS 8.1.1の差はほとんど検出されなかった(表1)。Geekbenchは演算性能の測定に特化しているため、演算にかかわるライブラリ/フレームワークに変更はないことがうかがえる。一方の「PerformanceTest Mobile」は、メモリとディスク、2D描画の項目で大幅なパフォーマンスの改善を確認できた(表2)。詳細は不明だが、UI全般がパフォーマンスアップしていることが錯覚でないとすれば、iOS 8.1.1においてUIKitやCoreImageといった2D描画に関係するライブラリに変更が加えられた可能性がある。さらに、約20%スピードアップしたディスクへの書き込みもさることながら、わずか3%とはいえメモリへの書き込みも改善されていることから、基礎的なI/Oを担うライブラリの最適化が進んだとも考えられそうだ。ただし、今回のベンチマーク測定はiPhone 6など64ビット環境では測定していないため、最適化のメリットはApple A5(32bitバイナリ)に留まる可能性がある。ともあれ、iOS 8.1.1にアップデートすることでiPhone 4Sの体感速度が多少なりとも改善されることは確か。まだ様子見を決め込んでいるユーザは、そろそろアップデートを決断してもよさそうだ。■表1:Geekbench 3の結果■表2:PerformanceTest Mobileの結果
2014年11月20日Opera Softwareは、Androidアプリのデータ通信量を圧縮して削除できるアプリ「Opera Max」を日本ユーザー向けに公開した。Google Playよりダウンロードでき、価格は無料。対応OSはAndroid 4.0以降で、Android 5.0にも対応する。「Opera Max」は、Android端末上の動画、テキスト、画像を含む、全アプリのデータ通信量を圧縮するアプリ。欧米ではすでに提供されていたが、日本を含む16の国と地域に新たに提供を開始した。「Opera Max」をダウンロードすると、VPNを用いて端末上の全てのデータ通信はOperaのデータ圧縮クラウドを経由するようになる。これにより、非暗号化通信はOperaのサーバーを経由し最適化されデータ通信量が削減される。同社は、ユーザーが選択しているプランの通信容量を、最大50%拡大できるとしている。ただし、暗号化されたWebサイトとの通信や、HTTPSで接続するアプリの通信は最適化の対象外となる。また、アプリごとに通信量や削減量表示タイムラインを表示できるため、ユーザーはデータの総量を確認できる。そのほか、指定のアプリをWi-Fi接続のみに限定する設定も可能となっている。
2014年11月20日Boxは11月14日、クラウド型ファイル共有サービス「box」用のiOSアプリおよびWeb版の最新情報を公開した。iOS用のアプリは最新版の「3.5」」を公開。アプリ画面のレイアウトを刷新し、Boxウィジェット上に最近使用したファイルを5つ表示されるようになったほか、「お気に入り」やオフラインファイル/フォルダへのワンタッチアクセスが可能になった。また、Box Noteの新規作成、写真やビデオの保存といった新機能を追加したほか、お気に入り機能の使い勝手の向上を図った。さらに、iOS 8の指紋認証機能である「Touch ID」に対応させた。Tパスコードの代わりにTouch IDを使用することで、Boxアプリに直接アクセスできる。Web版は、コラボレーション機能に2つの新機能を追加する。1つ目は管理者が信頼できるドメインを管理できる「セーフリスト」機能で、これにより、従業員が信頼できる企業からのみコラボレーターを招待したり、招待を受けたりすることができるようになる。2つ目は、顧客やパートナーなど、社外でコンテンツがどのように閲覧されているかを明確にする「レポート」機能の導入だ。コラボレーション以外では、画面レイアウトを改善して見やすくするほか、アプリ版と同様にお気に入りを使えるようにする。お気に入りをContent APIに追加するため、Boxプラットフォーム上に実装されたアプリケーションでも活用できるようになる。Web版は、近日中のバージョンアップを予定している。
2014年11月18日ファイア・アイは11月14日、iOSの脆弱性を狙い、正規アプリを不正アプリに置き替える攻撃「Masque Attack(マスク攻撃)」について解説した。Masque Attackは、正規・不正アプリの両方が同じバンドル識別子で認識できないという脆弱性を狙ったもの。感染したiOS端末は、ユーザーが特殊なアプリをインストールしてしまうと、端末内のサードパーティ製の正規アプリが不正アプリに置き換わってしまう。狙われる可能性があるのはiOS 7.1.1/7.1.2/8.0/8.1/8.1.1。正規版のほかに、脱獄(Jailbreak)した非正規版も含まれる。侵入経路は、無線ネットワーク経由とUSB経由のアプリダウンロードの2種類。攻撃者は、電子メール・アプリや銀行アプリのログイン情報を盗み出す。不正アプリの画面構成は正規のアプリを模倣しているので同じ。ユーザーをログイン情報を入力させ、取得した情報をリモートサーバーに送信する。また、置き換えられた正規アプリに保存されているローカルデータを盗む。電子メールのローカルキャッシュを盗み出し、リモートサーバーにアップロードしたケースを確認した。データのほかに端末のルート権限を盗むことも可能だ。正規・不正アプリのバンドル識別子が同一であることから、不正をモバイルデバイス管理(MDM)上で見つけることが難しくなっている。各アプリの証明証情報を入手するMDM APIはないためだ。
2014年11月17日グリーは11月14日、同社が提供するホテル当日予約アプリ「Tonight」とハイヤー配車アプリ「UBER」のクリスマスコラボキャンペーンを12月25日まで開催すると発表した。「Tonight」は、「日本の夜をもっと自由に」というコンセプトのもと、高級ホテルからカジュアルなホテルまで、直前のお得な宿泊プランをスマートフォンから最短10秒で簡単に予約できるアプリ。宿泊人数は最大2名、素泊まりのプランのみで、現在地から近い当日泊まれるホテルを表示。あらかじめ登録されたクレジットカード情報を使うことで、アプリを起動してから予約、決済までが最短4ステップで完了。北海道から沖縄までの主要都市の700施設のホテルの予約が可能になっている。「UBER」はスマートフォンでハイヤーやタクシーを配車するサービスで、2010年より米国のサンフランシスコで誕生し、現在45カ国、200都市以上で利用できる。東京では、2014年3月より正式にサービスをスタート。アプリは18言語に対応しており、海外に行っても日本語で配車や支払いが可能だ。今回、開催するクリスマスコラボキャンペーンは、それぞれ初回限定利用に限り、「Tonight」は5,000円分のTonight宿泊ポイント、「UBER」は4,000円分のハイヤー無料乗車コードの計9,000円分をプレゼントするというもの。キャンペーン参加方法は、アプリ「Tonight」をダウンロードし、Tonightに氏名、住所、メールアドレス、クレジットカード番号の情報を登録。この時点で5000円分のTonightクーポンが付与される。その後、サイドメニューに表示される「Tonight×UBER登録」バナーからUBERへ会員登録を行なう。UBERの登録が完了すると、自動的に4000円分のクーポンが付与され、当日から利用できる。
2014年11月17日iOS 8とYosemiteは、連係させることで従来なかった使い方が可能になる。今回は、iOSとOS Xとでアプリの状態を同期させる「Handoff」を軸に、iPhone/iPadとMacの連係操作について考えたい。○HandoffのしくみiOS 8とYosemiteで登場した「Handoff」は、アプリケーション間における"状態"を連係させる技術。iOSとYosemiteにおける同じ(同名の)アプリが動作状態を一方から他方へ伝えることで、異種デバイス間におけるスムーズな作業の引き継ぎを可能にする。典型的な活用事例を挙げてみよう。たとえば、iPhoneでメールを書き始めたものの長くなりそうなのでMacで書けばよかった……そう思ったときには、作業対象をMacに移してHandoffを実行し、書きかけのメールをMacで引き継ぎ送信までの操作を行えばいい。使用条件が整っているときHandoffをサポートするiOSアプリを利用すると、MacのDock領域左側にアイコンが現れる。これをクリックすると、iOSアプリの作業内容を引き継いだ状態で同じMacアプリが起動する。Macアプリの状態をiOSアプリに引き継ぎたい場合は、iOSデバイスでAppスイッチャーを表示すると左端に現れる(Macアプリと同名の)アイコンをタップするか、ロック画面の左下に現れたアイコンをタップすればいい。Handoffをサポートした同じアプリがあればいいので、iPhoneからiPad、iPadからMac、MacからiPhone……と相互に引き継げることがポイントだ。Handoffを利用するにあたっては、かんたんな準備が必要となる。ひとつは「同一のApple IDでiCloudへサインイン」すること。Apple IDを参照することで、iPhone/iPadそしてMacという異なるデバイスの所有者が同一人物であることを証明するというわけだ。もうひとつは、「MacとiPhone/iPadの双方でBluetoothと無線LANを有効」にすること。Handoffは近距離にあるデバイス間でピア・ツー・ピアの通信を行うが、デバイスの検出はBluetooth LEで行うため、つねにBluetoothをオンにしておかなければならない。アプリ間でのデータの引き継ぎはBluetoothでも行われるが低速なため、無線LANもオンにしておく必要がある。無線LANがオフの状態でもHandoff可能なアプリはあるが(「電話」など)、むしろ例外と言っていいだろう。Handoffの機能自体を無効にすることも可能だ。システムの初期値では有効になっているが、iOSでは「設定」→「一般」→「Handoffと候補のApp」にあるスイッチを、OS Xでは「システム環境設定」の「一般」パネルにある「このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可」チェックボックスを無効にすればいい。なお、HandoffはBluetooth LEの利用を前提とするため、すべてのiOSデバイス/Macで動作するわけではない。サポートされるiOSデバイスは、iOS 8がインストールされたiPhone 5以降とiPhone 4s(通話共有のみ)、iPad(第4世代)、iPad Air、iPad Air 2、iPad mini、iPad mini Retina、iPad mini 3、そしてiPod touch(第5世代)。MacはOS X YosemiteがインストールされたMacBook Air(Mid 2012以降)とMacBook Pro(Mid 2012以降)、iMac(Late 2012以降)、Mac mini(Late 2012以降)、そしてMac Pro(Late 2013)だ。○HandoffのこれからHandoffは"引き継ぐこと"に慣れてしまうと、iOS 8/Yosemite以前はどのように作業していたか思い出せないほどスムーズな作業環境を実現してくれるが、まだ多くの可能性を残している。可能性とはすなわち「サードパーティー製アプリの登場」だ。Handoff対応アプリを開発するためのフレームワークは公開されており、iOSとOS Xでのアプリ開発経験があるデベロッパーであれば、定義されたクラス(NSUserActivity)を利用するとわずかな行数で実装できるほど、機能実現のハードルは低い。実際にはインスタンスの扱いや署名などの処理で手間取ることもあるようだが、サンプルコードを読むかぎりそう難しいものではなさそうだ。実際、App Storeを見回すと、ちらほらとではあるがHandoff対応アプリが登場している。たとえば、PC/スマートフォンでWEBページを共有できる"あとで読む"系サービス「Pocket」は、10月上旬のアップデートで早々にHandoffをサポートしている。事実上無償化されておりiOS/OS Xに標準装備のアプリと言ってもいいiWork(Numbers/Pages/Keynote)についても、最新バージョンではHandoffに対応している。Handoffに対応する動きは、ほかのアプリでも進むことだろう。今後どのようなアプリが登場するかだが、WEBページ(URL)など単なる"データのありかの引き継ぎ"ではなく、容量の大きいファイル/データそのものを引き継ぐアプリも現れるのではないだろうか。というのも、HandoffではURLや数値などごく短いデータのハンドリングに適したメソッド(userInfo)以外にも、大容量データを扱えるストリームもサポートされているからだ。そう聞くと音声や動画が思い浮かぶところだが、他用途への応用もありうる。開発者諸氏の創意工夫に期待したいところだ。
2014年11月14日