ジャストシステムは、iOS端末向け日本語入力アプリ「ATOK for iOS」の最新版を公開した。最新版では、iPhoneにQWERTYキーボードが、iPadにテンキーキーボードが追加された。「ATOK for iOS」は、iOS端末向けの日本語入力アプリ。これまでは、iPhoneではテンキーキーボードのみ、iPadではQWERTYキーボードのみに対応していたが、最新版となる「バージョン1.1.0」ではキーボード上の「A」マークをタップすることで切り替えられるようになった。そのほか、入力中の文字列を変換候補列の上に表示、キーボードデザインの変更、不具合修正も新機能として追加されている。対応機種は、iOS 8.0以降のiPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5、iPhone 4S、iPad Air 2、iPad mini 3、iPad mini 2、iPad mini、iPad Air、iPad(第4世代)、iPad(第3世代)、iPad 2、iPod touch(第5世代)。
2014年11月13日インクリメントPは11月12日、iOS/Androidに対応した訪日外国人向けの観光地図アプリを受託開発する「観光地図アプリ受託開発ソリューション」を開始すると発表した。受託開発する観光アプリは、スマートフォンやタブレット端末のAR機能を利用し、スマートフォンのカメラが映し出した実際の風景に、目的の観光地までの道順を表示するというもの。会津ラボが開発した観光ナビアプリに、インクリメントPが持つオフライン地図(MapFan)を組み込む。訪日外国人向けのカスタマイズとして、地図の多言語化に対応。現時点では、日本語、英語、中国語[繁体字、簡体字]、韓国語の5言語を用意する。アプリに収録できる観光地は最大100地点で、宿、食事、公園などのカテゴリーから10種類の観光情報を登録できるほか、開発依頼主が指定したマスコット(ご当地のマスコットキャラクターを利用できる場合もあり)が目的値までナビゲーションする機能を利用できる。そのほか、位置情報を利用したミニゲームやスタンプラリーなど、アプリ自体でも楽しめるオプション機能を用意する。
2014年11月13日バイドゥは12日、iOS向け日本語入力アプリ「Simeji」の最新版の提供を開始した。アップデートにより、キーボードの着せ替え機能やテキストスタンプ機能などが使えるようになる。キーボード着せ替えは、任意の画像をSimejiのキーボードに適用する機能。同機能は有料となるが、12月末までは無料で使用可能。サービス利用料は300円以上を想定する。なお、同機能を利用するには、フルアクセスをオンにする必要がある。また、「リサとガスパール」「うさぎのモフィ」オリジナルデザインを2015年4月30日まで無料で提供する。テキストスタンプは、キャラクターの形に見えるテキストの組み合わせで、タイムラインやメッセージアプリ、メールなどに使用することができる。このほか、入力を間違えた場合に任意の場所にカーソルを容易に動かせるカーソル移動機能も追加する。
2014年11月13日ジャストシステムは12日、iOS向けの日本語変換システム「ATOK for iOS」アプリをアップデートし、iPadでテンキー(フリック)キーボード、iPhoneでQWERTYキーボードを利用できるようにした。キーボード上のATOKの「A」マークで切り替えられる。従来はiPadでQWERTYキーボード、iPhoneでテンキー(フリック)キーボードのみ対応していた。今後は各端末でフラワータッチなどのテンキー(フリック)キーボード、絵文字キーボード、顔文字キーボード、記号キーボードの追加を予定する。新バージョンの1.1.0では、高解像度デバイスでの動作安定性の向上や、入力中の文字列を候補列の上に表示させるなどの機能改善、不具合修正も行われている。対応OSはiOS 8、対応機種はiOS 8を搭載したiPhone 6 / iPhone 6 Plus / iPhone 5s/ iPhone 5c / iPhone 5 / iPhone 4s、iPad mini Retinaディスプレイモデル / iPad mini / iPad Air / iPad (第4世代) / iPad (第3世代) / iPad 2、iPod touch (第5世代)。
2014年11月12日iOSのソフトウェアキーボードには、「音声入力キー」が配置されている。4段目のスペースキーとキーボード切り替えボタンの間にあるマイクの形をしたキーがそれで、タップすると内蔵マイクで音声を聞き取り、クラウド上にある音声変換エンジンに送信、かな漢字変換したうえでiPhoneへと送り返し、それをアプリのカーソル位置に挿入する。音声変換エンジンは「Siri」に利用されているものと同じで変換精度は高く、長めの文章を作成する用途にもじゅうぶん対応可能といえる。もっとも、すべてのユーザが音声入力の機能を必要としているわけではない。ときどき利用するにしても、スペースキーとキーボード切り替えボタンの間にあるだけに誤タップしてしまうことも多く、操作を取り消す手間を考えればふだんはタップできない仕様のほうがありがたい。しかし、iOS 8までは音声入力を無効化するオプションは用意されておらず、誤タップしないようユーザ自身が注意するしか対策はなかった。10月に配布開始されたiOS 8.1では、その音声入力を無効化するオプションがついに追加された。無効化の手順はかんたん、『設定』を起動して「一般」→「キーボード」の順に画面を開き、「音声入力」スイッチをオフ(緑→白)に変更すればいい。以降ソフトウェアキーボードに「音声入力キー」は表示されなくなるうえ、表示スペースが必要なくなるぶんスペースキーの幅が広がるため、入力作業がラクになるはずだ。
2014年11月11日Instagramは、iOS/Android版の「Instagram」の最新版を公開した。最新版では、写真・動画投稿後のキャプションの編集機能の追加や、コンテンツの検索機能が強化されている。バージョン番号は、iOS版が「バージョン 6.2」、Android版が「バージョン 6.10」となっている。最新版の「Instagram」に追加された機能は主に2つで、ひとつは写真・動画投稿後のキャプションの編集機能。これまで「Instagram」では、写真・動画投稿後にキャプションを編集することが出来なかったが、最新版では可能となった。キャプションを編集する場合は、投稿済みの写真・動画の右下に表示されている「...」ボタンをタップし、「編集」を選択。その後、テキストや位置情報の編集を自由に行うことができる。編集を加えたキャプションの右上には「編集済み」と表示される。もうひとつの新機能として、コンテンツの検索機能である「発見」ページが強化されている。「発見」ページ上部に「写真」と「ピープル」という2つのタブを新たに設置。「写真」タブは、投稿写真・動画が一覧表示され、「ピープル」タブでは、これまで「Instagramのおすすめ」として表示されていたユーザーの名前や投稿が表示される。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月11日●WireLurkerの感染ルートOS Xにインストールしたアプリ経由で、そこに接続したiOSデバイスが攻撃されるというトロイの木馬型のマルウェア「WireLurker」の存在が報告され話題になっている。情報公開の翌日にはWindowsアプリ経由でiOSデバイスを攻撃する変異型のWireLurkerの存在も報告された。このマルウェアの感染経路、危険性、対策をまとめた。○どこから感染するのか同件を最初に報告したのはネットワークやセキュリティソリューションを提供する米Palo Alto Networksで、11月5日の初報でその概要が説明されている。WireLurkerの最も大きな特徴の1つは「Jailbreak(脱獄)していない状態のiOSデバイス(iPhoneなど)であっても攻撃される」という点で、これまで比較的安全とみられていた未脱獄状態のiPhoneであっても、WireLurkerによって侵入され重要なデータを抜き取られる可能性があることだ。ただ、直接iPhoneに侵入するのは難しいとみられ、同期のメカニズムなど複数のテクニックを用いることでUSB経由で接続されたPC側のデバイスから侵入する手順を踏んでいる。そのため、まずPCのOSにWireLurkerを仕込むのが前提となるようだ。PC側の感染ルートは、サードパーティのアプリ配布サイトが主な手段とみられる。今回WireLurkerを報告したPalo Alto NetworksのUnit 42チームによれば、中国でMacユーザー向けにサービスを提供しているアプリストアのMaiyadi(麦芽地)では、467のアプリがWireLurkerに感染していることを確認しており、過去半年間で35万6104回のダウンロードを確認しており、少なくとも数十万のユーザーが影響を受けている可能性があるという。感染したアプリがOS Xにインストールされると、マルウェアはトロイの木馬としてOS上に常駐するようになり、USB経由で接続されるiOSデバイスの挙動を監視するようになる。そしてひとたびデバイスがMacに接続されると、バイナリファイルを置換する形でWireLurkerに感染したiOSアプリを自動生成するようになり(つまりiOSデバイスにインストール済みアプリをWireLurkerに感染させる)、iOSデバイス上のアプリの動作にも影響を及ぼすようになる。Unit 42チームによれば、このような形でiOSアプリを乗っ取り、かつJailbreakなしのiOSデバイスであっても影響を与える初のマルウェアだという。また別のソースによれば、こうしたコードの存在は今年6月に中国のサービス企業であるTencentの技術者によって報告が行われており、数カ月を経てさらに被害が拡大している可能性があるようだ。○Macからだけではないそして、この発表の翌日にはAlienVault LabsのJaime Blasco氏によってWindowsでのWireLurkerの実行コードを含んだアプリの存在が報告されており、Mac経由の感染ルートだけでなく、Windowsを含む「PCとのUSB接続同期でiOSデバイスが影響を受ける」マルウェアとして認知された。このケースではMaiyadi以外の中国向けアプリストアにおいて、180のWindowsアプリと、67のOS XアプリにおいてWireLurkerの存在が確認されており、3月13日以降から情報公開同日まで6万5213回のダウンロードが確認されたという。このケースでは97.7%のダウンロードがWindows版であり、MiyadiがAppleユーザー向けの情報サイトだという点を差し引いて、WireLurkerに感染したWindowsアプリ経由でかなりのユーザーが影響を潜在的に受けているのかもしれない。●マルウェアの影響と自衛策○感染による影響は?前述のように、WireLurkerが現在猛威を振るっているのは中国市場であり、中国市場向けのサイトに接続し、そこからアプリをダウンロードしてインストールしない限り、現在のところは安全だとみられる。ケースバイケースだが、こうしたサイトで配布されているアプリは公式ストアに登録されなかった便利なツールや無料ゲームのほか、海賊版と思われるアプリも含まれていると考えられる。こうしたアプリに飛びついたユーザーのマシンがWireLurkerに感染し、遠隔地から悪意のある第三者によってデータを監視され、例えばiOSデバイスに保存された個人情報や金融関連の情報を盗み見られるようになってしまう。○国内ユーザーの自衛策は?Wall Street Journalで報じられたAppleの公式声明によれば、Appleではこうしたアプリをストア登録前に事前に弾いており、Mac App Storeの公式アプリストアを利用するよう推奨している。つまり「極力怪しいサイトは使わない」というのが自衛策の1つというわけだ。また、自身のiOSデバイスを「他のマシンに不用意に接続しないこと」も重要だ。WireLurkerはJailbreakの有無に関わらず、USB経由で接続したiOSデバイスに影響を及ぼす。もし接続先のマシンがWireLurkerに感染していた場合、この接続によってiOSデバイス内のアプリが感染してしまい、自身のデバイスまで悪意のある第三者の監視対象に含まれてしまう。このテクニックはPCだけでなく、「そこらにあるiOSデバイス充電プラグやUSBコネクタ」も同様で、感染ルートが際限なく広がる可能性も秘めている。怪しいサイトからアプリをダウンロードする……というユーザーは少ないと思われるが、こちらについては無警戒なユーザーは多いとみられ、よく注意したい。Unit 42では禁止という言葉こそ使っていないものの、Jailbreakは行わないよう推奨している。今回のケースではJailbreakの有無に関わらず感染してしまうため、あまり関係ないように思われるかもしれないが、今後WireLurkerの変種が登場してiOSそのものに影響を及ぼす可能性を考えると、Jailbreakはさらに被害を広げる可能性がある。Cydiaのようなサービスを利用するためにJailbreakを行っているユーザーはいると思うが、こうしたデバイスには重要なデータは保存しないようUnit 42は警告している。
2014年11月10日パロアルトネットワークスは11月7日、Windowsを狙う「WireLurker(ワイヤーラーカー)」を発見したと発表した。WireLurkerは、iOSとMacOS Xを狙った新たなマルウェア。「ジェイルブレイクしていないiOSデバイスと、ジェイルブレイクしたiOSデバイス両方を攻撃するマルウェア」として先日、パロアルトネットワークスのホワイトペーパーで明かされた。Windowsを狙うのはWireLurkerの亜種で、Windows搭載のPCに直接危害を加えるものではなく、iOSユーザーを感染させるための新たな経路を作ることが目的だという。WireLurkerの亜種は、Windowsパソコンと接続したジェイルブレイク済みのiOS端末をマルウェアに感染させる。亜種のほとんどはWindows用のインストーラーとして配布されている。マルウェアに感染したiOS端末には、iOSバイナリファイルの「sfbase.dylib tweak」がインストールされる。亜種を含むインストーラーは、中国ドメインのサイトで配布されており、これまでの経由を踏まえると、WireLurkerの作成者がMac向けのアプリケーションストアである「Maiyadi(マイヤディ) App ストア」と直接の関わりがあること示されているという。
2014年11月10日●FaceTimeの設定をするiPhone 6とPlusにも搭載されているiOS 8。初めてのスマートフォンとして、またはAndroidからの移行でiOS端末を使い始めたという方も多いかと思います。この連載では、初めてiPhoneを利用する方に役立つ基本的な使い方とお役立ち情報を紹介していきたいと思います。今回は「FaceTime」について。○まずは設定でFaceTimeを使えるようにしよう最近、ビデオ電話アプリの人気が高まっていますが、iOS 8に搭載されているビデオ電話アプリが「FaceTime」です。相手がiPhoneやiPad、MacとApple製品を使っていないと利用できないという制約がありますが、高画質・高音質でなおかつお得に利用できるメリットがあります。それでは、設定の方法から使い方まで説明していきましょう。まずは設定から。FaceTimeを利用するにはアプリをオンにする必要があります。方法は、ホーム画面から「設定」アプリ→「FaceTime」と進みましょう。出てきた画面に「FaceTime」というスイッチが出てくるのでこれをオンに。iPhoneの場合は連絡先として電話番号が登録されるのでこれだけで利用できるようになりますが、iPadなどiPhone以外の場合、Apple IDを登録する必要があります。「FaceTime」スイッチをオンにすると画面に「FaceTimeにApple IDを使用」という項目がでてくるので、これをタップしてApple IDとパスワードを入力して「サインイン」をタップしましょう。これで利用できるようになるはず。●FaceTimeで通話する○FaceTimeで発信するには設定が終わったら、実際に発信してみましょう。連絡先アプリから発信する方法とFaceTimeアプリから発信する方法がありますが、先に連絡先アプリを使った方法から。まず、ホーム画面から「便利ツール」→「連絡先」と進み、FaceTimeで連絡を取りたい相手をタップします。相手の連絡先ページの中にあるFaceTimeという項目からビデオカメラアイコンをタップすれば即、発信に。もし、選んだ相手にFaceTimeという項目がない場合はまだ相手側が設定していないか、残念ながら利用できない機種です。続いて、FaceTimeアプリから発信する方法へ。FaceTimeアプリを起動すると、画面内に今まで連絡した相手の発信履歴が現われます。履歴の中に連絡したい相手がいればタップするだけで発信可能です。また、いない場合でも画面右上の「+」ボタンをタップすれば連絡先アプリが開くので、先ほど説明した方法と同じように発信しましょう。また、FaceTimeアプリのウィンドーに相手の名前やメールアドレス、電話番号を入力して連絡先から検索することもできます。FaceTimeの基本的な使い方は電話と同じです。着信の場合、「応答」「拒否」とボタンが出てきますが、「応答」をタップすれば通話できるようになります。●Facetimeオーディオなら音声だけで通話○FaceTimeオーディオを使うFaceTimeを使ったビデオ通話の方法を紹介してきましたが、FaceTimeのもうひとつの機能としてFaceTimeオーディオがあることをご存知でしょうか。これは音声だけでやりとりができるというものです。「音声だけなら電話でいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、ネットの回線を使った電話ができるので、パケット通信料が発生するものの、通話料金はかかりません。FaceTimeオーディオの使い方は基本的にはビデオ通話と同じ。連絡先アプリの「FaceTime」の項目にビデオカメラアイコンと並んで受話器アイコンがありますね。この受話器の方をタップするとFaceTimeオーディオで発信されます。便利でありながら、iPhoneやiPadを持っている方にも意外に知られていないFaceTime。使い方次第では便利でお得に通話ができるだけに、使わないのはもったいないかと思います。家族や親しい人とのやりとりや海外への連絡などに活用してみてはいかがでしょうか。
2014年11月09日米Microsoftは6日(現地時間)、iPhone用Officeアプリの提供を開始した。また、iPad向けの「Microsoft Word」「Microsoft Excel」「Microsoft PowerPoint」アプリもアップデート。いずれも、従来iOS向けアプリでOfficeコンテンツの作成や編集に必要だった、Office 365のサブスクリプション契約なしで、ファイルの作成や編集が行える。価格は無料。対応OSはiOS 7.0以降。最新のiOS版Officeアプリでは、iPad向けの「Microsoft Word」「Microsoft Excel」「Microsoft PowerPoint」がiPhoneにも最適化し、ユニバーサルアプリとして提供される。これら3つのアプリは、従来iPhone向けに提供されていた「Office Mobile for iPhone」の後継という位置づけだ。また、iOS向けOfficeアプリでのコンテンツの新規作成や編集は、従来、Office 365のサブスクリプション契約者のみが利用できる機能だった。今回提供されたiPhone/iPad向けOfficeはその制約もなくなり、無料で作成や編集、保存が行えるようになっている。このほか、Dropboxとの連携機能も実装された。例えばDropboxからOfficeファイルを開き、編集して保存する、といった一連の作業が行えるようになった。合わせて、Androidタブレット用のOfficeアプリのプレビュー版の提供も開始された。一般提供は2015年初頭の見込み。
2014年11月07日パロアルトネットワークスは11月6日、AppleのiPhoneユーザー向けオペレーションシステムiOSとデスクトップ向けオペレーションシステムOS Xを標的とした、新しいマルウェア「WireLurker(ワイヤーラーカー)」を発見したと発表した。WireLurker(周到に準備する悪人)は、Appleプラットフォームを標的としたこれまでのマルウェアにない特徴である「インストール済みのiOSアプリケーションに感染」「ジェイルブレイクしていないiOSデバイスに、企業内アプリ配信機能によりサードパーティー製のアプリケーションをインストール可能」「OS X のUSB経由でiOSデバイスを攻撃」「バイナリファイルの置換で悪意あるiOSアプリケーションを自動生成する」といった行動を見せる。Appleのデスクトップやモバイルデバイスを狙ったマルウェアの歴史を変えるマルウェアで、これにより、世界中の企業や政府、Appleユーザーが潜在的な脅威にさらされる。WireLurkerは、パロアルトネットワークスのセキュリティ脅威インテリジェンスチーム「Unit 42」のクロード・シャオ(Claud Xiao)が発見し、レポート[「WireLurker:OS X とiOS向けマルウェアの新時代」]で詳細を公開している。
2014年11月07日Googleは7日、iOS向け「Googleマップ」アプリの最新版となるバージョン4.0.0の提供を開始した。最新版ではデザインを一新、iOS 8向けに最適化するなどの改良を行った。Googleでは先日、Android向けにもGoogleマップアプリの最新版を提供した。iOS、Androidの最新版で共通するのは、デザイン面での改良。配色を鮮やかにした「マテリアルデザイン」対応し、よりカラフルな見栄えにしたという。このほか、検索バーの中にあった「経路検索」ボタンが画面右下に移動したことも挙げられる。同社によると、片手でも押しやすい場所に配置したと狙いを説明している。iOS版では、このほか、タクシー配車アプリ「Uber」と連携し、同アプリをインストールしておくと、利用時に推定待ち時間と料金が確認できるという。なお、Android版とiOS版では、現段階において、アップデートによる利用可能な機能に若干の差があるようだ。Android版では、マップ表示画面最下部に「現在地付近のスポット」が表示され、そこをタップすることで、現在地付近のオススメスポットを探せる。任意の場所に地図の表示を変えれば、その場所のオススメスポットを表示できる。この機能自体は、iOS版で搭載されているものの、マップ表示画面最下部には表示されていない。
2014年11月07日米Microsoftは11月6日(現地時間)、iOS版のOfficeアプリにiPhone用の「Office for iPhone」を追加した。価格は無料、AppleのApp Storeから入手できる。また、これまでiOS版のOfficeアプリでOfficeファイルを作成もしくは編集するために必要だったOffice 365の契約が不要になり、全てのユーザーが無料でiOS版Officeの基本機能を全て使用できるようになった。MicrosoftはこれまでiPhone向けに「Office Mobile」というスマートフォン用のOfficeアプリを提供し、iPad向けには「Microsoft Word」「Microsoft Excel」「Microsoft PowerPoint」という3つのアプリを提供していた。iOS版OfficeはPC版やMac版のOfficeの体験を損なわないようにファイルを表示し、iPadのユーザーインタフェイスでOfficeの基本機能を利用できるようになっていた。バージョン1.2では、iOS版OfficeがiPhoneの画面やユーザーインターフェイスにも対応したユニバーサルアプリになった。iPhoneでは、実際のドキュメントのレイアウトと、iPhoneの画面で読みやすいレイアウトの選択が可能。ユニバーサル化のほか、バージョン1.2ではDropboxが統合された。OfficeアプリからDropbox内のOfficeファイルにアクセスして編集や保存を行える。また、タイトルやキャプションなどチャートエレメントを追加・削除してチャートをカスタマイズできるようになった。Office 365を契約することなく、iOS版のOfficeアプリでOfficeファイルの表示、閲覧、新規作成や編集を行えるようになったが、Office 365の契約者は高度な編集機能やコラボレーションを含むOfficeのフル体験を利用できる。また数カ月中にOffice 365契約者に対して、オンラインストレージOneDriveの容量無制限プランの提供が始まる。Microsoftは「Office to everyone, everywhere」戦略を着々と進めており、6日にはAndroidタブレット用のOfficeアプリ「Office for Android tablet Preview」も発表した。正式版の提供は2015年の早い時期になる予定。また、タッチ操作に最適化したWindows 10用のOfficeアプリの開発を正式に認めた。
2014年11月07日ブラザー販売は6日、同社のインクジェット複合機/プリンタ向けに、スマートフォン/タブレット用の無料アプリ「Brother 年賀状プリント」の提供を開始した。対応OSはiOS 7.0以降、Android 4.0以降。対応するインクジェット複合機/プリンタは、2009年モデル以降の無線LAN搭載モデル。Brother 年賀状プリントでは、テンプレートを選ぶ、写真を選ぶ、プリントする、という3ステップで年賀状を作れる。テンプレートは180種類以上が用意され、「妖怪ウォッチ」や「くまモン」、「ひつじのショーン」といったキャラクターのデザインも選べる。スマートフォンに登録してある連絡先情報を使って、はがきに宛先を印刷することも可能だ。また、対応するインクジェット複合機のスキャナ機能で年賀状を読み取り、Brother 年賀状プリントで管理する機能もある。合わせて、ブラザーのイメージキャラクターである歌舞伎俳優の中村勘九郎さんと中村七之助さんが出演するインクジェットプリンター「PRIVIO(プリビオ)」のCM第2弾として、「ここまできたか、ブラザー!年賀状篇」(15秒)を11月8日から全国で放映することも発表した。CMの映像などは、YouTubeのチャンネル「BrotherSalesJapan」で視聴できる。(c)LMYW2014(c) and TM Aardman Animation Ltd 2014
2014年11月06日フェンリルは6日、iOS向けウェブブラウザ「Sleipnir Mobile」のバージョン4.0の提供を開始した。最新版ではウェブページの実効速度を3倍高速化したほか、iPhone 6/6Plus向けにレイアウトを最適化するなどの改良が行われている。最新版では、iOS 8の新しいWebkitを導入し、JavaScriptの動作速度を改善。これにより、ウェブページの実行速度を前バージョン比で3倍高速化したという。また、文字化けしたサイトもテキストエンコーディングを自動判別することで問題を解消し、ページ表示の信頼性を向上させた。このほか、iPhone 6/6Plusの画面に対応、コンテンツを多く表示できるようになり、iPhone 6 PLUSのRetinaディスプレイにも対応させるなどの改良を行った。
2014年11月06日フェンリルは6日、iOS向けWebブラウザ「Sleipnir Mobile」の最新版「Sleipnir Mobile for iPhone / iPad 4.0」をリリースした。無料でApp Storeからダウンロードできる。対応OSはiOS 8以降。「Sleipnir Mobile for iPhone / iPad 4.0」ではiOS 8で改善された最新のWebKitを採用し、JavaScriptの実行速度が前バージョン比で3倍高速化した。これにより、フリック操作によるタブ切り替え速度も向上している。また、画面サイズが拡大したiPhone 6や6 Plus向けに、表示の最適化や高解像度化への対応が行われた。ほか、よく見るサイトをサムネイル表示する「Site Updates」で、タイトルとサイト名を見やすくするレイアウト改善も図られている。これら機能改善に加え、Fenrir Passのログイン画面でクラッシュする場合がある問題や、ページが正しく読み込めない場合がある問題など、不具合修正も行われている。
2014年11月06日iOS 8とYosemiteは、連係させることで従来なかった使い方が可能になる。今回は、相互にファイル転送が可能となった「AirDrop」を軸に、iPhone/iPadとMacの連係操作について考えたい。○AirDropのキホンAirDropは、かんたんにいえば「iOSデバイス/Macで相互にファイルを転送する」機能。利用条件は前回(リンク)書いたとおり、Bluetooth(LE)と無線LANの両方をオンにしておくこと。通信はピア・ツー・ピア(1対1)で行われるため、無線LANアクセスポイントは必要ない。屋内外どちらでも、2台以上のiOSデバイスまたはMacがあれば利用できる。iOSデバイスの場合、AirDropのオン/オフは「コントロールセンター」で行うことが基本だ。オフのときはAirDropの機能そのものが無効となり、他のデバイスから自分を見つけることはできなくなる。送信先の候補に表示されないかぎりは送信できないのだから、結果的にセキュリティは守られるというわけだ。オンには「連絡先のみ」と「すべての人」の2段階があり、前者の場合は『連絡先』に登録済の相手(名前や電話番号、メールアドレスが一致)でなければ、送信先の候補に自分が表示されない。後者はそれより緩やかで、『連絡先』に登録済かどうかにかかわらず送信先の候補に表示される。なお、AirDropをオン(「連絡先のみ」または「すべての人」を選択)にすると、Bluetoothと無線LANの両方が自動的にオンになるので、通信回線のオン/オフを気にする必要はない。一方のMacは、Finderのサイドバーで「AirDrop」を選択すると、ファイルを送信する相手が現れる。Yosemite以前のAirDropは、この画面を表示していないとファイルを受信できなかったが、低消費電力のBluetooth LEを利用するようになったYosemite以降のAirDropはその必要がない。Finderを閉じていても、受信開始を通知してくれる。なお、iOSと異なり、MacではFinderのサイドバーで「AirDrop」を選択しても、Bluetoothと無線LANは自動的にオンにならない。Finder画面上に警告メッセージとボタンが表示されるので、それをクリックするか、メニューバーを操作してオンにしよう。○AirDropの使いかたAirDropは「iOSデバイスとMacの近距離/双方向型ファイル送信機能」だが、送信元がiOSデバイスなのかMacなのか、iOSデバイス同士なのかMac同士なのかによって使い方は変わってくる。ここでは、典型的な活用方法として「MacからiOSデバイスへ」、その反対の「iOSデバイスからMacへ」の2パターンに絞り、活用時の注意点を解説してみよう。MacからiOSデバイスへiOSデバイスと異なり、Macには「ファイル」の概念が色濃く残る。Finderはファイルブラウザであり、ファイル名の先頭がピリオドで始まるファイル(ドットファイル)など例外を除けば、すべてのファイルを扱うことができる。だから、Mac間におけるAirDropは単なるワイヤレスファイル転送であり、使い方に関して特段の注意は必要ない。しかし、送信先がiOSデバイスとなると事情は変わってくる。iOSデバイスが受信側の場合、送られてくるファイル種に対応したアプリが必要になるのだ。主要な画像ファイルは『写真』で受信できるが、オフィス文書(表計算/ワープロ)は『Numbers』や『Pages』といった非標準のアプリが必要になる。ZIPなどの書庫ファイルも「メール」アプリは受け手になれないため、『GoodReader』など非標準のアプリで受け取らねばならない。テキストファイルは注意が必要だ。『メモ』はパソコンで一般的なシフトJISに対応しないため(送信には成功するが文書リストに現れない)、文字エンコード形式にUTF-8を適用したファイルを送信しなければならない。これはPagesに対し送信した場合も同様で、MacからiOSデバイスへの送信するテキストファイルは原則UTF-8ということになる。音楽ファイルは、標準装備の『ミュージック』がAirDropに対応していないため、M4AやMP3、WAVといったシステム標準で対応しているはずのフォーマットを送信しても受信側の候補に『ミュージック』が現れない。楽曲管理はiTunesとiTunes Storeに集中させたいAppleの意向があるのだろう、いずれにせよMacからiOSデバイスへはAirDrop経由で楽曲を転送できない。iOSデバイスからMacへiOSデバイスからMacへのファイル送信はかんたんだ。『写真』や『メモ』など共有ボタンが用意されたアプリで、送信したいコンテンツを開いているときに共有ボタンをタップ、現れた候補の中から送信先を選べばいい。Mac側はBluetoothと無線LANをオンにしておくだけでOK、Finderウインドウを開いておく必要はない。非標準アプリでも、AirDrop対応をうたうものであればまったく同様に利用できる。ファイル管理アプリ『GoodReader』で試したところ、ファイルを選択した状態で「Open In...」ボタンをタップすると、『写真』で共有ボタンをタップしたときと同じシートが現れてAirDropを実行できた。『メール』の添付ファイルもAirDropできる。当該のメールを開いて添付ファイルをプレビュー/クイックルックすると、画面右上に共有ボタンが現れるので、これをタップしてAirDropを開始すればいい。PDFやオフィス文書など大画面が適したファイルは、迷わずAirDropでMacへ転送してしまおう。
2014年11月05日キヤノンマーケティングジャパンは11月5日、iOS端末用の画像加工アプリ「PERSTEXT(パーステキスト)」を提供開始した。App Storeより無料でダウンロード可能となっている。写真に奥行きあるテキスト(文字)を挿入できるアプリ。画像にメッセージ性やデザイン性を持たせて、各種SNSなどでのコミュニケーションを楽しむことができるという。対応端末はiPhone/ iPad/ iPod touchだ。操作は、テキストの入力後に画面を指でなぞるだけ。テキストは、指でなぞって引いた2本のラインに沿って挿入されるようになっており、パースの傾きを変えれば遠近感を持たせることができる。挿入するテキストのフォントや文字色も変更可能だ。なお、10種類のフォント、「マスク効果」などの編集機能、広告の非表示機能を追加可能。ただし、こちらはそれぞれ100円の有料となっている。
2014年11月05日アジェンダは、iPhone/iPad用の年賀状作成アプリ「宛名職人2015 for iOS」の提供を開始した。ダウンロードは無料。アプリ内課金で宛名印刷機能を用意しているが、同機能を発売日から11月5日(水)までの7日間、800円のところ400円のセール価格で提供する。「宛名職人2015 for iOS」は、年賀状の両面を作成でき、AirPrint対応プリンタから印刷が行えるiPhone/iPad用アプリである。今回発売となった2015年版は、2013年にリリースされた前バージョンの操作性を全面的に見直し、ユーザーインターフェースを大幅に変更している。また、差出人の複数登録機能、デザイン面へのテキスト挿入機能が追加されている。アプリ内課金は、宛名印刷機能+フォント2書体(AR行楷書体HとAR行楷書体L)で800円、追加フォント3書体(AR丸ゴシック体M、AR祥南真筆行書体M、AR隷書体M)が各300円、有料デザイン226種が各200円となっている。なお、宛名面のお試し印刷が1枚ずつ10枚まで無料で行えるほか、16種類の無料デザインを収録している。対応OSはiOS 7.1.2以降。対応端末はiPad 2以降、iPad mini全モデル、iPhone 4s以降となっている。
2014年10月30日ついにリリースされた「OS X Yosemite」は、フラットUI化が進行したデスクトップもさることながら、「操作の連係」という点でiOSとの親和性が高い。一新されたファイル転送機能「AirDrop」と、アプリ間で作業をバトンタッチできる「Handoff」を中心に、これからのiOSとOS Xの連係術について解説しよう。○iOS 8とYosemiteで変わったこと9月のiOS 8に続き、OS Xの最新バージョン「OS X Yosemite」が公開された。それぞれiPhone/iPadとMacのOSだが、Appleが戦略的に開発リソースを共有しているため共通項は多く、将来的には融合する方向で進んでいる。とはいえ、当初から"タッチ"に特化したiOSと、PCでは一般的なキーボードによる操作とマルチウインドウ構成のUIを基本とするOS Xとでは、操作性の面で明らかな隔たりがある。これをどのようにして埋めていくかが、両者の融合を目指すAppleに問われていると言っていいだろう。これまでiOSとOS Xの融合策は、iCloudを介した各種データやコンテンツの共有に留まっていた。OS X Lion(10.7)のとき登場した無線LANを利用するファイル転送機能「AirDrop」は、同名の機能がiOS 7に投入されたが両者に互換性はなく、iOSデバイスはiOSデバイス同士、MacはMac同士で利用するしかなかった。それが今回、iOS 8とOS X Yosemiteのリリースで一変した。iOSデバイスからMacへ、MacからiOSデバイスへ画像や各種データを転送できる"相互乗り入れ"が実現したのだ。たとえば、iPhoneで撮った写真を直接 -- クラウドを経由させたり専用アプリを使用したりせずに -- ワイヤレスでMacへ転送できる。Mac上のファイルも、Finderにドラッグ&ドロップすればiPhoneで受け取ることができる。転送したデータ/ファイル種に対応するアプリが必要になるが、iOSとOS Xの"隔たり"は確実に狭まったといえる。さらに、iOS 8とYOS X osemiteには、両者の連係をスムーズなものにする新機能「Handoff」が加わった。Macで書き始めたメールをiPhoneで仕上げて送信する、iPhoneで閲覧していたWEBページの続きをMacで読む、Macの「マップ」で調べた目的地をそのままiPhoneの「マップ」で表示する……同名だがOSが異なることで別もの扱いされてきたアプリが、これからは実質的に一体なものとして利用できるというわけだ。同機能はiOS/OS Xに標準装備されるアプリの一部にのみサポートされるが、開発フレームワークの公開により、この流れは今後サードパーティー製アプリにまで拡大されるはず。そうなれば、AirDropのファイル/データによるアプローチとはまた異なる手法で、iOSとOS Xの"隔たり"を狭めてくれるに違いない。○AirDropとHandoffの準備機能解説へ進む前に、AirDropとHandoffを利用するための準備をしておこう。どちらもiOS 8あるいはOS X Yosemiteが動作すれば利用できるわけではなく、一定のスペックを備えていることが前提となるからだ。なお、AirDropとHandoffはどちらもBluetooth LE(BLE)の通信機能を利用するため、BLEで通信可能な半径(約9m以内)に通信するデバイスが存在しなければならない。Handoffでは、連係させるすべてのデバイスが共通のApple IDでサインインしていることにも留意しておこう。iOSデバイスiOS 7以降が動作するiOSデバイスであれば、AirDropの機能を利用できる。Bluetoothと無線LANはともにオンにしておかなければならないが、無線LANは他のiOSデバイスやMacと1対1(ピア・ツー・ピア)の通信に使われるため、必ずしも無線LANアクセスポイントに接続する必要はない。だから、無線LANが利用できない屋外で利用する場合であっても、無線LANを無効にしてはならない。Handoffの利用には、iOS 8以降が動作する環境および共通のApple IDが必要だ。AirDrop同様、Bluetoothと無線LANの両方をオンにしておく必要があるが、一部の機能は無線LANをオフにしたままでも動作する。なお、『設定』→「一般」→「Handoffと候補のApp」の順に画面を開き、「Handoff」スイッチをオフにすると無効化できる。MacMacでAirDropとHandoffを使う場合には、「無線LANとBluetooth LEがサポートされたOS X Yosemiteが動作する環境」が必要だ。具体的な機種名でいえば、Mac Pro(Late 2013)以降、iMac(Late 2012)以降、Mac mini(Mid 2012)以降、MacBook Pro(Mid 2012)以降、MacBook Air(Mid 2012)以降での利用が前提となる。AirDropの利用に際しては、無線LANとBluetoothの両方をオンにしておく必要がある。OS X Yosemite以前のAirDropは、Bluetoothのオン/オフに関係なく利用できたが、この点は大きく仕様が変更されている。なお、OS X Yosemite以前のシステムともAirDropを利用してファイル転送できるが、手動で検索しなければFinderに相手が現れないこともある。Handoffも基本的には同じだが、システム環境設定「一般」パネルに追加された「このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可」で機能をオン/オフできる。iCloudのアカウントが必要なうえ、同じApple IDでサインインしたデバイス間でなければ処理を引き継げないことにも留意したい。
2014年10月29日パスロジは10月24日、新タイプのパスワード生成・管理アプリ「PassClip」のiOS版の提供を開始したと発表した。同アプリは、ユニークなパスワード表示方式により、不規則な文字列のパスワードを生成し、2回のタップでパスワードが確認できる利便性と、パスワードの漏洩を防ぐ安全性を実現。これまでのパスワード管理ツールでは必須だった「起動時のマスターパスワード入力」を必要としない。パスワード表示画面では、5×5=25個のマス目の中に、計50個の文字(1マスに2文字ずつ)を不規則に表示。ユーザはあらかじめ、25マスの中から任意の4マスの場所と、その順序(パターン)を設定。パスワード表示画面では、「パターン」の順番にマス内の文字をつないでいくことで「パスワード」が判別できる仕組みになっている。なお、この仕組みは現在特許出願中だ。また、ローマ字で生成したパスワードを「ひらがな」で表示することもでき、アルファベットと異なり暗唱しやすいので、入力時に記憶しやすい。パスロジでは、提供開始後もアップデートを随時実施し、ユーザの利便性や安全性を高める機能を追加予定で、Android版も11月中の提供を予定している。
2014年10月27日iOS標準の「マップ」と「Google Maps」はよく比較される存在だが、膨大なデータと長年の蓄積に裏付けられた後者のほうが安心感は高い。「マップ」はリリース当初データの信頼性が低かったことも、それに追い打ちをかける。電車やバスの乗り換え案内など、ナビゲーション機能においては「マップ」の先を行くと言っていいだろう。一方、他のアプリとの連係性が高く、Mac(OS X Yosemite)に作業を引き継げる「HandOff」が新機能として用意されるなど、「マップ」のほうが機能的にリードしている面もある。特定の場面では「Google Maps」だが普段使いは「マップ」、というiPhoneユーザも少なくないはずだ。とはいえ、2つのアプリを使い分けるのは面倒なこと。特にありがちなのが、「マップ」で目的地検索して経路検索に切り替えたとき、「マップ」には電車・バスを利用したナビ機能がない事実を思い出すこと。やむなく「Google Maps」でもういちど検索し直した、という経験を持つユーザもいることだろう。しかし、iOS 8の「マップ」ではその心配がなくなった。うっかり「マップ」で電車での移動を目的とした経路検索を開始してしまった場合でも、移動手段を「App」に切り替え、候補に表示された「Google Maps」の「経路」ボタンをタップすればいい。これで、経路検索のデータが「Google Maps」に引き渡され、乗り換え案内が表示される。「Google Maps」など他のアプリで乗り換え検索し直さずに済むので、イライラは減るはずだ。
2014年10月25日●3つのサービスの違いiPhone 6とPlusにも搭載されているiOS 8。初めてのスマートフォンとして、またはAndroidからの移行でiOS端末を使い始めたという方も多いかと思います。この連載では、初めてiPhoneを利用する方に役立つ基本的な使い方とお役立ち情報を紹介していきたいと思います。今回は「メッセージアプリの設定方法」について。○メッセージアプリで使えるのはSMS、MMS、iMessageiPhoneやiPadとiOS端末にはメールの他にメッセージというアプリがあります。どちらも相手と連絡するためのアプリですが、どう違うのか分からないという方もいるのではないでしょうか。大まかに説明すると、長い文章や容量が大きいファイルが送ることができるのがメール、短文でチャットのようなやりとりができるのがメッセージ。メッセージの画面では、送受信した内容が吹き出しで表示され、相手とのやりとりが分かりやすいのが特徴です。メッセージを使って送信できるのは、SMS、MMS、iMessageがありますが、この3つの違いは下記の通りです。SMS電話番号を使って短文のメッセージが送れるサービス。送受信文字数には限りがあり、各社で若干の差があります。一例を挙げると、ドコモでは全角70文字の送受信ができます。また、利用料について、ソフトバンクやauでは所定の通信プランで契約した場合、同一のキャリア同士でのSMSのやりとりは無料になります。ただし、各社ともに、他社宛のSMSの送信は有料になるので注意が必要です。MMSキャリアのメールアドレスを用いたメッセージサービスで、文章に加えて写真も送ることができます。ただし、iPhoneでMMSが利用できるのはソフトバンクとauのみ。ソフトバンクでは送受信2MBまで、auでは3MBとなっています。通信料は無料です。iMessageiPhone、iPad、iPod touchといったiOS端末やMac間でApple IDを使ってやりとりできるサービスです。通信料は無料。テキスト、写真だけでなく音声メッセージも送信可能です。SMSは相手のメールアドレスが分からなくても電話番号だけで連絡できますが、条件によっては有料になってしまうデメリットが。MMSは写真も添付できるもののドコモでは利用できない、iMessageは様々な機能が利用できるけれどApple社製品を利用していないユーザーには送信できないなど、それぞれメリットとデメリットがあるので、相手の連絡先情報によって使い分けたいところです。●メッセージアプリを使うための設定○メッセージアプリを利用するための設定とは?メッセージアプリで使えるメッセージの種類を説明したところで、次は設定方法や機能について。SMSは設定しなくても利用できますが、MMSはメールアドレスの登録などといった設定が必要になってきます。設定するにはホーム画面から「設定」をタップして「メッセージ」を選択。その中の「MMSメッセージ」というスイッチをオンにします。続いて「MMSメールアドレス」の欄をタップしてキャリアのメールアドレスを入力すれば完了です。この他、「設定」アプリでは「件名欄を表示」「文字数」という項目があります。「件名欄を表示」スイッチをオンにすると、入力画面に件名が入れられるように。「文字数」は入力した文字が表示されるので、文字数に制限があるSMSを利用する場合は設定しておくと便利でしょう。●iMessageの設定項目の意味○iMessageを使うためにサインインしておこうMMSの設定の次はiMessage。設定するには、まずホーム画面の「設定」をタップして「メッセージ」を選択します。すると「iMessage」というスイッチがあるのでこれをオンに。続いて「送受信」をタップして、「iMessageにApple IDを使用」を押してIDのメールアドレスとパスワードを入力して「サインイン」をタップ。その後、送受信に要する電話番号やメールアドレスを選択して「次へ」をタップすれば完了です。また、「iMessage」をオンにすると、「開封確認を送信」と「SMSで送信」という項目が現われます。「開封確認を送信」をオンにすると、iMessageのやりとりでメッセージを開くと開封表示が出るように。これは、LINEで言うところの既読みたいなもの。「SMSで送信」というのは、iMessageで送信できない場合にSMSに切り替えて送信するという機能です(SMSを使用しないという設定ではありません)。必要に応じてオンにしておきましょう。今回はメッセージアプリで送れるメッセージの種類と設定について説明してきましたが、iOS 8のアプリには様々な機能が搭載されていて便利です。次回は、この機能と使い方について説明していきたいと思います。
2014年10月24日ユーフラテスは、NHK Eテレの人気番組「ピタゴラスイッチ」に登場する歌が映像とともに楽しめるiOS向けアプリである、ピタゴラうたのアプリ「ピのまき」、「タのまき」、「ゴのまき」の3本をApp Storeにて同時リリースした。価格は通常600円(現在、発売記念セールとして各400円)。iPhoneとiPadの両方に対応。今回リリースされた3本のアプリでは、NHK Eテレで毎週土曜 朝7:45~8:00(再放送は毎週月曜 15:45~16:00)に放送されている「ピタゴラスイッチ」の番組内にでてくる「アルゴリズムこうしん」や「ピタゴラ装置41番の歌」、「スーのうた」、「いたちのたぬき」、「ぼくのおとうさん」、「ぴきひきびきのうた」、「ビーバーのダム」、などの名曲がテレビそのままに楽しめる。また、同番組は「考え方」を育む番組であることから、これらの歌にひそんでいる考え方や意図などがより深く分かる解説が付属するなど、親子で楽しめる内容となっている。さらに、同番組の人気コーナー「おとうさんスイッチ」さながらの映像を撮影して作成できる「つくる・おとうさんスイッチ」(あ行、か行)や、「こたつたこ」でおなじみのキャラクターであるたこが、ひらがなの五十音で動く「たこスイッチ」などのスペシャルコンテンツも収録されている。なお、アプリの企画、制作、デザインは「ピタゴラスイッチ」のコーナー企画や制作を手がけるユーフラテスが担当し、同番組の監修もつとめるメディアクリエイター・佐藤雅彦が監修を行っているという。
2014年10月24日iOSの「Safari」は、いわゆる「タブブラウザ」だ。同じウインドウ上にルーズリーフの"耳"のような部分が付いた領域に独立のWEBページを割り当て、それを複数枚表示するというタブブラウザのスタイルはパソコン/スマートフォンを問わず定着しており、Safariもそれに倣っている。iOS 6のSafariは8枚、iOS 7のSafariは24枚とタブの最大枚数は増加傾向にあり、 今後も続きそうだ。タブブラウザの長所は「複数のWEBページを同時に表示しておけること」にあるが、長時間表示しておけるためにブックマークへの登録は怠りがち。しかし枚数の上限があるため、初めて訪ねたWEBサイトをブックマーク未登録のまま閉じてしまうことも。そうなると、表示履歴をさかのぼったり検索しなおしたりせねばならず、面倒なことになる。しかし、iOS 8のSafariには「最近閉じたタブ」を復元する機能が追加された。iPadではiOS 7のときから利用されている機能だが、iOS 8からはiPhoneでも利用可能になったのだ。これで、うっかり閉じてしまったタブを面倒な作業なしに再表示できる。操作はかんたん、タブ一覧画面を表示した状態で、画面下部中央の「+」ボタンをプレス(長押し)すればいい。最近閉じたタブがリストアップされるので、表示したい行をタップすれば新規タブとして復活する。ただし、履歴を削除するとあわせて消えてしまうので注意しよう。
2014年10月23日インクリメントPは22日、地図サービス「MapFan」のSDK「MapFan SDK」のiOS版を法人向けに提供開始した。iOSアプリ開発に対応したオフライン地図アプリ開発キットは業界初といい、同製品を利用することで、業務用アプリにオフライン動作する地図機能を組み込むことができる。ライセンス価格はオープン。「MapFan SDK」では、地図表示や検索などの基本的な機能に加え、地図上にオリジナルアイコンやポリゴン図形の表示、ルート検索などを組み込むことが可能。また、面積・距離の計算、緯度経度・測地系の変換機能の搭載に加え、地図の配色やフォント、サイズ、表示言語などの設定も行える。地図の最新データへの更新も、年12回行われる。想定適用分野は、山間部など電波が届かないエリアでのインフラ管理業務、災害復旧支援など、常時の地図利用が必須とされる業務。通信費も不要のため、通信費削減にも有効とする。動作環境はiOS版では開発言語がObjective-C、利用SDKがiOS SDK、想定の統合開発環境がXcode。動作保証OSバージョンは、iOS 7.0~7.1.2。動作保証端末はiPhone 5 / 5s / 5c、iPad第4世代、iPad Air、iPad mini Retina。AndroidではGalaxy Nexus、Nexus 10、Nexus 7(2013)。なお、今回開発したiOS版では無料体験版も用意しており、体験版の利用は同社公式サイトから問い合わせられる。また、商用での印刷利用を許諾するオプションも用意する。
2014年10月22日インクリメントPは10月22日、業務用オフライン地図アプリ開発キット「MapFan SDK(マップファンエスディーケー)」のiOS版の提供を開始した。価格はオープン。MapFan SDKで開発した地図アプリは、地図表示や目的検索などのすべての機能をオフラインで利用できる。山岳部でのインフラ構築など、電波が届かないエリアで利用する業務アプリに組み込んで地図を表示できる。基本的な地図機能以外にも、地図上にオリジナルアイコンやポリゴン図形などを表示する機能、ルート検索機能などを組み込める。また、面積・距離の計算機能や緯度経度・測地系の変換機能などの補助的な機能も利用できる。地図の配色や文字のフォント・サイズなどのカスタマイズも充実。地図上の文字を日本語から英語、中国語(簡体字/繁体字)、韓国語に切り替えることも可能だ。最新の地図データは1年に12回提供。ダウンロード形式でのデータ提供となるため、他の機器等を介さず、アプリの導入端末で直接更新できる。MapFan SDKの導入を検討している人向けに無料の体験版を提供する。提供には、Webページからの申し込みが必要だ。
2014年10月22日カスペルスキーは21日、iOS端末向けのセキュリティブラウザ「Kaspersky Safe Browser for iOS」の提供を開始した。App Storeより無料でタウンロードが可能となっている。「Kaspersky Safe Browser for iOS」は、フィッシングサイトや悪意のあるサイト、ショッピング詐欺サイト、偽サイトといった不正なWebサイトの閲覧をブロックするWebブラウザ。犯罪や暴力、武器、過激な表現、ギャンブルといったカテゴリの中から、閲覧しないカテゴリを選択することができる。クラウドベースのアンチウイルスネットワークである「Kaspersky Security Network」によって、サイトの情報を更新し、新たに出現する危険なサイトにも対応するという。対応端末は、iPhone、iPad、iPod touch。対応OSはiOS 6/7/8。
2014年10月21日カスペルスキーは21日、iOS向けセキュリティブラウザアプリ「Kaspersky Safe Browser for iOS」の提供を開始した。ダウンロードおよび利用料は無料。「Kaspersky Safe Browser for iOS」は、ブラウジング機能を備えつつ、フィッシングサイトや悪意のあるサイト、ショッピング詐欺サイト、偽サイトをブロックしてくれるアプリ。犯罪・暴力、武器、過激な表現、ギャンブルなど14種類の特定のコンテンツを含むサイトをブロックすることも可能。対応端末は、iPhone、iPad、iPod touch。対応OSはiOS 6/7/8。
2014年10月21日アップルは10月21日、iOSの最新版「iOS 8.1」の提供を開始した。カメラロールが復活したほか、iCloudフォトライブラリ(ベータ版)、OS X Yosemiteとの連携機能であるContinuityが利用可能となった。「OS X Yosemite」との連携機能「Continuity」では、MacからiPhoneを通じて電話をかけたり、SMSの送受信が行えるほか、MacとiOS端末間で作業を引き継げる「Handoff」機能などを可能とする。また、メッセージアプリにおける検索結果が表示されない問題や開封済み処理の不具合、グループメッセージの問題なども修正された。「iCloudフォトライブラリ」はiCloudを写真や動画ファイル用のオンラインストレージとして活用するサービス。MacやiOS端末に限らず、Windows PCでも利用できる。iOS 8になって消えていた「カメラロール」はiCloudフォトライブラリを無効にすると復活する。米国ではNFCを使った決済サービス「Apple Pay」も利用可能となった模様だ。iOS 8.1ではそのほか、下記の問題が修正されている。一部のベースステーションに接続した際に発生するWi-Fiパフォーマンスの問題Bluetoothハンズフリーデバイスに接続できない問題画面の回転が機能しなくなる問題アクセスガイドが正しく機能しない問題サードパーティ製キーボードでVoiceOverが機能しない問題VoiceOverの音声ダイヤルで別の番号をダイヤルするまで音が鳴り続ける問題iOSアップデートにOS Xキャッシュサーバを使用できない問題
2014年10月21日