前回からのあらすじママ友とのつきあいに悩む友里を、夫の亮が突然ソファに押し倒し…。自分をぞんざいに扱うくせに、同僚を助けようとする夫。疲れ果てた友里だったが、クロッキーを描き出した途端…。 疲れ果てたママ友との関係、夫が私を雑に扱う理由は? ●登場人物●立花友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒だった。現在は人気デザイナー。上田:悠斗と同じ幼稚園に通うママで、うさぎ組のクラス委員長カオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてる※このお話はフィクションです■夫と向き合えない日々の中、彼からLINEが…それからというもの、時間をやりくりしてはクロッキー画やデザインラフを描く日々が続いた。もちろん、悠斗にきちんと向き合うのは当たり前。一緒に登園し、買い物しながら家に帰り、ごはんを食べて、お風呂に入って寝かしつける。悠斗と心を通わせながら、そのなかで湧き出てくるものをクロッキー帳にまとめていく。クロッキー帳は常に持ち歩いて、ふとした瞬間すらも逃さず描けるようにした。亮くんはそんな私に対して何も言わないし、私も亮くんがなにをしているか聞かないようにした。ただ、ごはんを食べてくれれば、そして、何事もなければそれでいい、と。そんな日々が続いたある日。再びイナガキくんからLINEが届いた。“友里ちゃん、今週金曜にホテルをチェックアウトすることにした。だから、その前に会ってくれないかな?”この間、泣きながら電話してみたものの、私が迷惑かけてはいけないとすぐに切ってそれっきりになってしまっていた。(イナガキくんには、きちんと話しておきたい)私は少し悩んだけれど、会いたいと返事をした。*そして、待ち合わせ当日。悠斗にはちょっと申し訳ないけど、また預かり保育をお願いした。「ママ、今日も遅くなっちゃうけど、いい子で待っててね」悠斗は、「はぁい」と返事をしてひまりちゃんたちと遊び始める。その様子に後ろめたさを感じないわけではないけど、自分の心の整理のためと言い聞かせて私は教室を後にした。正門を出た途端、背後からカオルさんに呼び止められた。「あんた、最近ちょっと様子がおかしいんじゃない? 今だってやけに急ぎ足だし……」「あ、ごめんなさい。本当に急いでいるのですみません~」私は話を遮るようにそそくさと歩き、自転車に飛び乗り力を込めてペダルをこぎ始める。「ねえ、仕事でも始めたら教えなさいよー」遠くからそんな声が聞こえたけれど、私の時間はだれかの許可が必要なものではないとうことを十分わかってる。だから、もう人の意見に左右されっぱなしの毎日はやめるんだ。■思い出の彼との別れ。そして新しい一歩待ち合わせ場所は、私とイナガキくんが出た高校の最寄り駅。電車から見る景色は、10数年前とだいぶ変わったようにも感じるが、実際は大きく変わっていなかった。葉桜がしげる橋を渡ったとき、少し胸が締めつけられた。もう、あのころには戻れない。なぜかそんな思いが頭をよぎる。ホームに降りると、すでにイナガキくんがベンチに座って待っていた。「待ってたよ、いこっか」私はうなずき、イナガキくんの半歩後ろを歩き始める。駅舎を出ると、そのまま学校のほうに向かっていた。「学校に行くわけじゃないけど、久しぶりに通学路を歩きたくなってね。こんな時間からつき合わせちゃってごめんね」イナガキくんはそういいながら微笑んだ。どこか、寂しさを含ませながら。「ううん、大丈夫。それより、話って何?」そう言うと、イナガキくんは深く息を吐いて私の顔をすっと見つめた。「僕、日本を離れることになったんだ」……え? イナガキくん、いなくなっちゃうの?こうなる予感はしていたのに、いざ言われるとなんて返せばいいのかわからない。「一年間、フランスを拠点に活動することになったんだ。詳しいことはまだ話せなんだけどね。仕事の合間にオリジナルのテキスタイルを作れたなぁと思ってね……あれれ、友里ちゃん。そんな顔しないで」そういわれても、気持ちは追いついていかない。「せっかく、再会したのにもうお別れなんだなって思ったら、急に……」私はイナガキくんから視線を逸らしぎゅっとくちびるを噛み締める。これ以上言葉を紡いだら、何かが壊れそうな気がしたから。「これを逃しちゃいけないんだ……」優しい口調だけど、強い決意を秘めているように聞こえた。「そうだよね。私も少しずつ……」進まなきゃ……と言いたかったけど声にならない。でも、お互いがいま、それぞれの道を進み始めるときだということは、言葉にしなくてもわかった。■離れていく彼。私が選んだ夫「そっかー。そんなことがあったんだ」私は、歩きながらイナガキくんにこれまでのことを丁寧に話した。就職のこと、結婚や出産のこと、亮の転勤でこちらに戻ってきたときのこと、孤独な育児、幼稚園入園、そして――。「友里ちゃんはそういう生活のなかで妙に人に気を遣う子になっちゃったんだな。この間は、よく聞きもしないでホントごめん」「ううん、私もいろいろ気づかされることがあったから別にいいの。それに、私はその場にうまくなじもうとするあまり、自分を出さないようにしていたみたい」「その通り。友里ちゃんは“みんなと同じ”を安心するタイプじゃないのに、無理やりそういうキャラになろうとしてるからね。出る杭は打たれるっていうけど、出過ぎた杭は打ちようがないのが僕の持論」「出過ぎた杭って、もしかして自分のこと言ってる?」私は真顔で尋ねると、イナガキくんは笑いながら私の髪をわしゃわしゃとなでまわす。「なにするのー?」私が体をよじりながら避けようとすると、「これだよこれ、友里ちゃんのいいところ! 的確なツッコミ! 鋭い切れ味超サイコー!!」ケタケタ笑うイナガキくんに、私もつられて笑っていた――。*楽しい時間は過ぎ、帰りの電車を待つホームで、ふいに疑問に思ったことを確かめたくなった。「ところで、聞きにくいことなんだけど、ご両親、最近どうしてるの?」「一昨年、父親が倒れちゃってさ。あ、たいしたことないんだ、単なるギックリ腰だから。それでちょっと寂しくなっちゃったみたいで……」「誰かいい人と再婚したの?」「それがね、なぜか母親に連絡取ったみたいで、いろいろ食事の差し入れとかしてもらってるうちに復縁しようという話になって、今、温泉地にあるマンションでふたりで暮らしてるよ。だからね。今、夫婦仲が怪しくても、長い目で見れば大丈夫なんじゃないかなって思ってる。それにね」イナガキくんは言葉を切ると、そっと私の耳に唇を寄せてくる。「友里ちゃんが選んだ人なんだ、自信持っていいと思うよ」そう囁くように言われ、私は妙にどきりとしてしまった。私はひたいの汗を拭うためにハンカチを取り出そうとして、バッグの中身を盛大にぶちまけてしまった。慌てて拾い集めると、いつの間にかイナガキくんがクロッキー帳を手にしていた。「あ、それは……」恥ずかしくて返してほしくて手を伸ばしてもそのたびにイナガキくんは身体を反らして渡してくれない。「友里ちゃん、何枚か貰うね。ちょっといろいろ参考にさせてほしい」リングから切り取るとイナガキくんは自分のバッグに入れていた。その目は、さっきまでと打って変わって真剣なものだった。電車はあっという間に駅に着き、改札でイナガキくんが振り向きながら「じゃ、僕はここで」そういってスタスタと歩き出そうとしたので、私は引き止めるように「あ、ホテルまで送るよ?」とついて行こうとした。だけど、「ダメ……ぶっちゃけ今の僕はキミに何しでかすかわかんないから」イナガキくんは私に背中を向けて手を振り、タクシーに乗り込んだ。(イナガキくん……)唐突に現れたた、少女だった私が大切にしていた青い糸の彼。そして彼はきっとまたいつか多くの人に希望や夢を届ける商品を紡ぎだしてくれるのだろう。*季節は廻り、秋。年に一度の、おゆうぎ会の季節がやって来た。しばらく続いた穏やかな日常に、ひっそりと暗い影が忍び寄る。次回更新は3月17日(火)を予定しています。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第9話」のお話 ≫ 疲れ果てたママ友との関係、夫が私を雑に扱う理由は? \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月10日子どもと外出する時って、手をつないでいたり荷物も多かったりと、お財布を探して支払いをするのもひと苦労…。特に小さな子どもは、会計中にじっとしてくれるわけでもなく「早く会計をしないと~!」と焦ることも。子連れママにとって、これって実は “プチストレス” だったりしますよね。お財布を探すストレスから解放!買い物も「時短」しようそんなお悩み話をしたところ、仲の良いママ友が教えてくれたのが、アプリでできる支払いサービス。「〇〇payってよくわからない」、「使い方が難しそう」、「登録するのが面倒」などとずっと二の足を踏んできた私、二児のママでもある編集部K子が、誰でも(※)すぐに使えると話題の「au PAY」アプリを導入してみました!※スマートフォン、タブレット限定 ※3Gスマホ等一部対象外今まで苦手意識があって、なんとな~く避けてきたけれど、いざ使い始めてみたら買い物がめちゃくちゃ便利に(笑)これぞ、子育てママの時短ライフには欠かせないツール。子どもを待たせずに、スマホで手軽にサクッと会計を終えることができて気分がいい!\「au PAY」って、こんなに簡単、便利 /・携帯キャリアに関係なく、誰でも使える・アプリをダウンロードしてすぐ使える・難しい登録はなし・店頭で「au PAYで」と伝えるだけ・チャージもラクラク簡単私もアプリをダウンロードしてから、難しい登録作業もなく、すぐに使うことができました。詳しい登録方法は、 auユーザー登録方法ページ 、 他社登録方法ページ を参照してみてください。店頭での支払い方法は、お店によって以下の二通り。どちらも簡単に支払いが完了します!▼【コード支払い】自分の決済コードを提示→お店が読み込む会計時に「au PAYで!」と伝えて、アプリ起動後に自分の決済用コード画面をお店に読み込んでもらうだけ。(金額入力は不要)▼【スキャン支払い】お店のコードを読み込む→金額を入力 会計時に「au PAYで!」と伝えてアプリを起動。「スキャン支払い」を選んでお店のコードを読み取り、金額を入力するだけ。「au PAY」なら、子連れ買い物が快適に!毎週10億円もらえるキャンペーンを実施中「au PAY」アプリを使うようになってから、「お財布を探してレジ前で手間取る」というプチストレスからも解放され、子どもを連れて外出する際も心なしか気分が軽くなったよう。時短家電や家事コツなどを取り入れることに加えて、買い物もスマートに時短できる、誰もが使える支払いアプリ「au PAY」は、ママたちにぜひお勧めしたい便利なツール。イライラせずに、笑顔で子どもと一緒におでかけや買い物を楽しみたいですね。\今なら、誰でも毎週10億円!/キャンペーン実施中忙しいママの味方、スマホで簡単に決済ができる「au PAY」アプリは、携帯キャリアに関係なく誰もがご利用いただけます。今なら、毎週10億円がもらえるキャンペーンも実施中。(還元ポイントは、1日あたり最大6,000ポイント/auID・決済額200円(税込)ごとに40ポイント還元)誰もが参加できる、このお得なキャンペーンをお見逃しなく! \誰でも毎週10億円! /もらえるキャンペーン実施中 【au PAYについてはこちらから】 イラスト:じゃがいもころりん[PR] KDDI
2020年03月09日前回からのあらすじ同級生だったイナガキとのランチで言われた「人の顔色を見ている」という言葉に戸惑う友里。幼稚園のお迎えではクラス委員長の上田から話しかけられるが、その内容とは… 「ママだから」に縛られていた。彼の一言に女としての自分を思い出す… ●登場人物●立花友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒だった。現在は人気デザイナー。上田:悠斗と同じ幼稚園に通うママで、うさぎ組のクラス委員長カオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてる※このお話はフィクションです■ママ友はスルーできるもの…?悠斗の幼稚園でクラス委員長を務める上田さん。いつだって平等にみんなと接していて、でも特別仲の良いママ友を作っているようにも見えない。一匹狼のようで、カッコ良いけど、なぜだか近づきづらかった。そんな彼女が、私のために時間を割き、何かを伝えようとしてくれているというのはわかった。「だって、立花さん、“困ってる”って顔してる。気がついてた? 朝だってそんな顔してたのよ」「はい……」「もし、自分の居心地の良いグループや人間関係であるならいいけれど、そうではないならうまくかわしたほうが振り回されないんじゃない? 他人の言葉って、スルーってこともできるものなのよ」あまりにストレートな問いかけに、私は答えに窮してしまう。上田さんは、園の扉を開けながらさらに言った。「立花さんって、仕事上の命令系統にある上司の言うことより、頼りになると信じてる人や発言力の強い人の言うことを聞いてしまうタイプなのかもしれないわね」私はハッとしてその場に立ち止まり、息子を引き取る上田さんの背中を見つめた…。*じつは、亮くんの転勤が決まったとき、上司から私も一緒に配属にならないか掛け合ってあげると打診された。その話は本当にありがたくて、仲良くしていた女の先輩につい話してしまったのだけど、先輩から返ってきた答えは意外なものだった。「そんなの、言ってみただけだってわからない? 周りみてごらんよ。うまくいったって人どれだけいると思ってるの?」先輩の言うとおりだった。夫婦で一緒に転勤するのはあまり例がなく、たいてい女性のほうが退職してしまうパターンが多かった。仕事では、上司のやり方よりも先輩のやり方のほうが効率がよかったのもあって、仕事の相談は先輩にするほうが多かったし、亮くんとの恋愛相談にも乗ってもらうこともあった。結局、退職することを決めて先輩に報告したとき、先輩の顔がわずかに歪んだ気がした。年齢があがってくるにつれて、自分の思いどおりに事を運ばせようと考える人は多くなる気がする。もしかしたら最初は本当に親切だったはずのことも、少しずつ気持ちは変化してしまうものだ。そんな当たり前のことに、私はずっと気がついてなかった…。■突然、夫が私をソファに押し倒した…とはいえ、人はそうすぐに変われない。翌朝もその翌朝も、そのまた翌週もカオルさんの言うことを聞いては落ち込み、グループLINEに一喜一憂する日々が続いた。だけど、少しずつそこに違和感を覚え、このままではいけないという思いも芽生え始めていた。そんななか――。ある日の夜、あまりに気分が沈んでいた私はお風呂上がりにイナガキくんからもらった香水をつけてみようと思いたち、私は箱から香水の瓶を取り出した。(これで、少しは気分が上がるといいな)そう思ってつけた瞬間……。ガラッと洗面所の扉が開いて、そこには、かなりお酒の入った亮くんが立っていた。「あ、おかえり……どうしたの?」亮くんの目は据わり気味で、私が手にしている瓶をじっと見ている。「これなんだよ! どういうこと?」「これは、友だちにもらったやつで……」そう言うなり、私は亮くんに瓶を持ってる手首を掴まれる。「なにいまさら色気づいてんだよ!!」あ! と思ったときには香水の瓶は床に落ち、濃い香水の香りが立ちのぼった…。亮くんは私をリビングまで連れていくと、そのままソファに押し倒した。「ちょ、ちょっと……亮くんってば……やめて、やめてよ……」と、次の瞬間。「ぐぉぉぉぉぉおおおおぉ、ごぉおおおおおおおぉおおぉぉお」(え? まさかの……い、び、き?)亮くんは、私の上に乗るなり急激な睡魔に襲われたのかそのまま寝てしまったようだ。何とか抜け出した私は、亮くんに毛布を掛けてあげながらもあっかんべーしてベッドに潜り込む。だけど、なかなか寝付けず、仕方なくスマホを取り出すと、イナガキくんからLINEが来ていたのに気がついた。「元気? あれからしばらく連絡取れなくてごめん。じつは、あと1ヶ月ほどでここを離れることになったんだ。仕事の目処もついたし、よかったら近いうちに会わない?」私は、急に苦い思いがこみ上げ、衝動的に通話ボタンを押していた――。■夫が私を雑に扱うワケは…翌朝。「いててててて……なんで俺ソファで寝てるんだろ」あきらかに二日酔いの亮くんは、頭を抱えながら私に水を持って来て欲しいようなジェスチャーをした。いつもなら、水を汲んであげるところだけど、私も泣きはらした目でそんなことする心の余裕がなかった。「友里、どうしたその目? ものもらいか?」亮くんは昨日やらかしたことを覚えていなかった。それだけでも腹が立つ。それもなんとか我慢して、亮くんがシャワーを浴びている間に私はソファ周りを整えた。すると……。置きっぱなしの亮くんのスマホを覗いた途端、例のアキって子からの「助けてください(´;ω;`)」というメッセージが目に飛び込んできた。(亮くんは、私を助けないで会社の子を助けるんだ……私にはあんなぞんざいな態度を取って……)シャワーから出てきた亮くんに、私は目すら合わせたくなくなっていた。とにかく、いまは早く亮くんに出勤してほしかったし、口も利きたくない。「なんだよ、その無愛想なの……まあいいや。行ってくる」ドアがバタンと閉じる音に、また涙があふれそうになるけれど、それをこらえて悠斗をいつものように送り届ける。途中、カオルさんに話しかけられた気がするけれど、「急いでるので」の一言だけでそそくさと帰ってきた。*(もっと早くこうすればよかったのかもしれない)そう思うと、うじうじと悩んでいたことが何だかとてもちっぽけなものになっていく気がした。私はずっと、自分を置き去りにしてしまった。昨日の亮くんの態度は、私が私を大事にしなくなった結果だ。もっと、私は自分を大事にしたい。そう思ったとき、ふとミシンセットが目に入った。(あ……しばらく私、デザイン描いてない)私はしまい込んでいたケント紙を出すと、無我夢中でクロッキーを描き始めた。何枚も、何枚も、紙にいまの気持ちをぶつけていた。我に返り、視線を落とす。躍動感にあふれるその絵には、自分の本心が映し出されている気がした。目の前が急に明るく開けたように感じ、進むべき道が照らし出されたような感覚をおぼえた。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第8話」のお話 ≫ 「ママだから」に縛られていた。彼の一言に女としての自分を思い出す… \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月03日3月〜4月になると、卒業、進級、クラス替え、クラス役員交代、習い事の更新など、お母さん達の「お気遣いシーン」は多くなりますよね。そこで、本日のコラムは「お世話になった先生&ママ友へ贈る、ご予算1,300円(税抜)以内の贈り物」です。リニューアルしたてホヤホヤの当店プチギフト特集から、ママ友編と先生編の2本立てでお送りします。〜ママ友編セレクト〜■ギフト仕様、安心キッズおやつまずは、1〜5歳くらいまでのお子さんがいるご家庭向けです。親子でよく通った子育て支援センターや習い事でのお付き合い。困ったときに助けてもらったり、キッズ用品の貸し借りでお世話になったり・・・そんな仲良し親子へ贈りたい。・ 原料はお米(高知県産)と野菜だけ。・ バラしてお配りできる、3パック入り。・ 動物イラストの可愛らしいデザイン。「チョコや飴はまだあげてないのよね〜」というママ&キッズにも安心して贈れる、砂糖も食塩も使わないナチュラル系おやつです。3箱入りなので、まとめてでもバラして配っても使えて、ストックしておけば何かと便利。お友達の下の子にプレゼントしても喜ばれそうですね。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「スクスクボール3箱入りセットSUKUSUKUBALL」 ■ 人気2ブランド、ハンカチタオル何枚あっても困らない定番ギフトといえば、ハンカチタオル。アイロン要らずで、ママの味方ですよね♪そんなハンカチタオルは、この人気2ブランドをセレクトしました。<今治産×南仏レゾリヴァード>南仏プロヴァンスで200年の歴史を誇るレゾリヴァードからは、選べる6種類が揃っています。柄違いで役員ママさん達に配ったり、親子リンクコーデにしてセットを組んだり。今治産のフワフワ肌触りと、上品なプリント使いで、シャキッと漂う清潔感。所作まで爽やかに見えてくる、好印象アイテムです。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「レゾリヴァード今治産ハンドタオルLes Olivades」 続いては、<今治産×英国リバティプリント>こんな柄のリバティプリントなら、ほんのりモード派なママさんにも似合いそう。ふんわり可愛いイメージからシックなプリントまで、全8種類です。年下ママ〜先輩ママさんまで、年齢を問わずに贈りやすい英国伝統スタイル。普段のファッションの雰囲気をイメージしながら、素敵なママさんにピッタリな似合わせ柄を見つけてくださいね。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「リバティ今治産ソフトハンドタオルLIBERTYPRINT」 ■ SNS映え、ホットチョコレート自分では買わないけれど、貰えたらすごーく嬉しい。そんな”いつもと違う”スイーツは、やっぱりママ達のウケは抜群ですよね◎。受け取った瞬間、笑顔がはじけちゃいます。・ 今季初登場で1,927本突破!・ 1本で映える、プチギフトの新ヒロイン。・ あの有名アーティストともコラボした、マダムキキ。カフェまで行かずに、自宅で好きな時間に個性派ホットチョコレートがいただける。しかも、アートなセンスを感じながら、魔法のようにミルクに溶かして簡単に作れる至福の1杯。そんなリッチな時間を、いつも忙しいママ友へ贈りたい。。。美味しくって華やかな、1本映えスイーツギフト。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「アンジェ限定angers×MmeKIKI(マダムキキ)ホットチョコレートスティック」 ※1月19日よりSALE開催!個別ラッピングは承れません。続きまして、クラス担任、学童、習い事、退職される先生へ、「お世話になりました」の気持ちに添える贈り物です。〜先生編セレクト〜■ 洗練リネン、ユニセックスハンカチおじいちゃん先生、おばあちゃん先生、新米先生にも。(ギフト用に選んでいたら、、、つい自分用にもポチッとしたくなる物欲刺激レベルですー・笑)・ 大判42×42cmで用途アレンジ自在・ 年齢性別を問わずに選べる豊富バリエ・ 雑貨ファン注目の「lino elina」ブランドリトアニアリネン素材は、使えば使うほど手放せなくなる使い心地の良さ。男性の大きな手も拭きやすく、ランチクロスにしてもいいし、かごバッグの目隠しや、家のキッチンで使ってもよしと、何年先も愛用してもらえそうな1枚です。My定番プチギフトとしてブックマークしておけば、贈り物上手な人になれる予感。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「linoelinaリネンハンカチ/リーノ・エ・リーナ」 ■ 先生に感謝のハンドクリーム毎回同じブランドのハンドクリームだと、正直贈る自分もちょっぴり飽きてきてしまったり、サプライズの鮮度ダウンを感じがち〜。そこで、見た目シンプル&香りリッチな「BUONASTELLA」はいかがでしょう?・ 調香師によるオリジナルの香り・ 職場のデスクでも浮かない、シンプルパッケージ・ 通年使えるライトなジェルタイプいつもニコニコの笑顔で見守っていてくれている先生も、ストレス、イライラ、心配事、きっといろいろありますよね。気分を上げる/落ち着く/頭スッキリの3タイプの香りで、先生の手肌がツルンと、そしてリフレッシュできますように。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「BUONASTELLAハンドクリーム/ブォナステッラ」 ■ 推しは黄緑色「お世話になりました」プチギフト特集コラムでは、もはやレギュラーになりつつある人気っぷり。今回は、トリを飾ります!!「中川政七商店」のごあいさつ布巾。先生へ贈るならば、黄緑色の「お世話になりました」、桃色の「ありがとう」 ですかね。メッセージカード要らずで気持ちが伝わるので、字に自信がない人でも大丈夫です。大勢の教え子や保護者に囲まれてなかなか1人ずつ時間が取れない状況で渡す時や(←あるある)、授業の合間にササっと一言二言で渡す時にも、このパッケージが後からちゃんと気持ちを伝えてくれます。外見も中身も抜かりなし。これぞ今どき日本のコミュニケーションツール。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「中川政七商店ごあいさつふきん」 いかがでしたか?他にもまだまだある、「プチギフト」。この度、普段使いのありがとう、お世話になりました、おめでとうにちょうどいいプレゼントを集めた1,500円(税抜)以内のプチプラが充実した内容へとリニューアルいたしました。↓ぜひ、チェックしてみてくださいね↓ 出会いと別れの季節に ■ギフトのはなし ■暮らしのはなし T.Kitahara作って食べて、会話が弾む。家族との大切な日常に、ほんのひと手間、幸せの仕掛けを。
2020年02月20日【今週の悩めるマダム】私のママ友に、仏様のように怒らない人がいます。子どもの学校関係や町内会でいろいろとトラブルが起きていても、いつもニコニコしていて冷静です。私には真似できません。ほんの少し悪口が聞こえてきただけで、何日も何日もそのことを考えて落ち込んでしまうのです。人間の器が小さいからでしょうか?(福岡県在住・50歳主婦)感情を表に出さない人っていますよね。悪口を言われているのに平気な人が、僕の周りにもいます。だれかが事故にあって大変なことになっているのに普通にしている人とか……。昔、僕の知り合いにそういう人がいて、「あんなこと言われても平気なの?」と、尋ねてみたことがあるんです。すると彼は「全然平気。そもそも誰にも期待したことがないから、失望することもないんだ。僕には関係ない世界なので、何を言われても気にもならないし、へっちゃらだよ」と言いました。強がっていたのかもしれませんが、とにかく図太い。誰にも期待をしないということは、つまり彼は最初から誰も信じてないのだな、と思いました。僕のことも、信用してくれていなかったのかもしれませんね。僕の個人的な意見ですが、そのママ友さんよりも奥様のほうがよっぽど人間的で、健全だと思います。怒りの感情を表に出さないのは、人間ができているからではないのです。そういう人は、人徳者であったり、優しい人ではないというのが僕の持論です。この前の大晦日のミサで、ローマ教皇が信者の女性に手を摑まれ、危険だからとっさにその女性の手を叩いてしまった、というニュースがありました。その直後、教皇は謝罪したうえで「女性に対するいかなる形の暴力」も非難する演説を行ったそうです。どんなに徳のある人でもこうした行動が人間的であり、何より事後の対応が素晴らしいと思いました。何をしても怒らない人は優しい人だと思われがちですが、実はその逆。そういう人は、世界を遮断しているだけなのです。自分には関係ないと、すべてをブロックしているので平気で微笑んでいられるわけです。怒ること自体が時間の無駄だと思っている人。「へ~、そうなんだ」で、すべてを終わらせて何事もなかったかのように振る舞っている人。まぁ、これだけ複雑な世界になると、そうやって割り切って生きていくこともひとつの方法かもしれませんが、僕は正反対の考え方を持っています。嫌なことがあったら、苦しくても抱えながら生きていいんじゃないでしょうか?そのことで腹を立てたり、悶々としたり、疲れたりしていいんです。でも、それで自分があまりにも苦しくなったら、「すでに過ぎたことだから、これ以上抱えてもどうにもならない!」とようやく割り切って、苦しみを薄めればいい。そうやって日々と折り合いをつけながら生きていきましょう。どうしようもないこともありますし、最後はいい意味で開き直るしかありません。怒ることや苦しむことは、とっても人間的なことなんですよ。他人に期待も興味もいっさい持たないという生き方は楽かもしれませんが、奥様がそうする必要はないでしょう。悪口が聞こえてきたら、怒りましょう。それでいいんです。【JINSEIの格言】僕もそんなに大した人間じゃないので、いつもカッカしています。でも、それってとても人間的なことなのです。奥様も悪口を言われたら怒りましょう。ただし、あまり引きずらないで。この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2020年02月18日前回からのあらすじ幼稚園のママ友の逆鱗に触れ、怒りとともにどうしていいかわからなくなる友里。さらに夫の不穏な行動で不安になる。そんなとき同級生だったイナガキの誘いで出かけたのだが…。 「ママ友の逆鱗、夫の不穏な行動…心折れた私が頼ったのは」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒だった。現在は人気デザイナー。上田:悠斗と同じ幼稚園に通うママで、うさぎ組のクラス委員長カオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてる※このお話はフィクションです■意外なダメ出し。私は変わった…?レストランに着いた私は、店の外観にたじろいでしまった。子どもがいては到底利用できないラグジュアリー感。それは雰囲気的な問題もあるけれど、頭を掠めるのはやっぱりお金のこと。(これ、ランチだけで2000円超えてくるよね……)夫に食べさせてもらっている立場で、こんなところに行けるはずもなく思わず後ずさりしてしまう。「どうしたの? 入ろうよ」「うん……でも……」「いいからっ!」イナガキ君は私の後ろに回ると、背中をぐいっと押して無理やり店に入らせようとする。「わかったわかった、入る。入るからやめて」席に案内されると、イナガキ君はいきなり笑い出した。「だってさ~、友里ちゃんおかしかったんだもん。覚えてる? 高校3年のときの文化祭で隣のクラスがお化け屋敷やってて、怖がって入ろうとしなくて背中押したの」「うん、なんとなく」「あのときとなんか一緒の顔してたんだよなあ。もしかして、値段とか気にしてた?」図星を突かれて私は押し黙ってしまう。「大丈夫だよ。ここはランチだけはお得なんだ。ディナーに使うとそれなりにとられちゃうけど、メニュー見てみて。ランチセットはみんな千円札でおつり来ちゃうから」イナガキ君のそのセリフに店員さんが苦笑いした。「さ、好きなもの頼んでよ」そう言われてメニューを見ても、私は何も選べなかった。結局、イナガキ君がハンバーグステーキセットを頼んだので同じものを頼むことにした。*「で、どうしたの? さっきすごく浮かない顔してたよ」私はことの顛末を話した。すると――。「友里ちゃんってさ、いつからそんなに人の顔色窺うようになっちゃったの? 高校のときは、そんなんじゃなかった気がするよ」イナガキ君に私のよくない変化を指摘されて、口をつぐんだ。「あのさ、文化祭でコスプレ衣装作ったじゃない。そのときにどうしてもセルリアンブルーの布地が欲しいって電車で1時間半もかけて県庁近くの手芸用品店行ったじゃない。んで、めちゃくちゃかっこいいもの作るんだってクラスのみんな巻き込んでさ。すっごく大変だったんだけど、あのときの友里ちゃんはかわいかった」「えっ……」かわいかったとはっきり言われ、あっという間に耳まで真っ赤になる。「もう、褒められなれないコはすぐそうなっちゃうんだから。いくらでも言ってあげるよ。キミはかわいいって」その後もハンバーグをひとくち口に運ぶたびにかわいいとかステキとか連呼され、食べ終わるころには身体中が熱くてかなわなかった。「あー、おもしろかった。やっぱり友里ちゃんはからかいがいがあるなぁ」「もう、そういうところ小学生のときから変わってない」「でも……話戻しちゃうけど、顔色うかがうようになっちゃったのいつからなの? ママになってから? それより前あたり?」そう尋ねられて私は言葉に詰まってしまう。「まあいいや。そろそろ出ないと、幼稚園のお迎え間に合わないんじゃないの?」言われて時計を見ると、2時半近くになっていた。今日は延長保育を頼んであるから大丈夫と告げると、イナガキ君はじゃあ行きたいところがあるからと店を出て歩き出した。■人の顔色ばかりうかがうようになったのはナゼ?歩き始めてすぐに、高校近くの並木道ということに気がついた。「懐かしいよね……」私はそう水を向けるも、イナガキ君はさっきまでの様子とは打って変わって神妙な顔つきになっていく。互いに無言のままどれくらい歩いただろうか。そして、イナガキくんが不意に立ち止まるとこう切り出してきた。「あのさ、友里ちゃん。今日僕は友里ちゃんに伝えたいことがあって呼び出したんだけど、今のキミにとても話すことはできないって思った」「え……?」「キミは、いつの間にか顔色をうかがうことを覚えて正当なことと理不尽なことの区別がつかなくなってる。僕はまだしばらくホテルにいるから、できればこっちにいる間に……」そこまで言って、イナガキ君は口ごもり、少し俯いた。すぐに顔を上げると、さっきまでの明るい表情に戻っていた。「今日は僕が時間切れ。ホテルに戻ったらさっきの香水渡すから」ホテルに戻ると、イナガキくんは香水を取りに部屋に向かった。(正当なことと理不尽なことの区別……か)そんなこと考えたこともなかったなと思っているところに、イナガキ君が戻ってきた。「さっきはちょっとひどいこと言っちゃったけど、できればまた近いうちに会ってほしい。そのときは、この香水の感想を聞かせてね」わかったとうなずいて、私はホテルを後にした。■抜け出せない地獄と思っているのは、私だけ?イナガキ君の指摘を引きずりながら幼稚園に迎えに行くと、ちょうど上田さんと鉢合わせる格好になった。上田さんは、建築パースの仕事をしていて、ときどき延長保育を使っていることを保護者会の席で話していた。「あ、立花さん。今日は延長したんですね」「はい、ちょっと人に会う用事があって。個人的な用事で制度を使うのってあんまりよくはないんでしょうけど」「ちょっと待って、よくないって誰が決めたの?」「誰がってことはないですけど……先生方の負担を考えると申し訳なくて」私はとっさに言葉を濁す。脳裏に浮かんでいるのはカオルさんたちの姿で、しきりと園に甘えるのはよくない、母親なんだから自分のことは後回しにすべきだと言われたことが頭のなかで響いている。「あのね、制度として存在しているものに対して、“本当は使ってほしくないんじゃないか”と遠慮するの、自分の首を絞めるだけだと思うのね。だって、その制度をうたっているんだから、それを利用することのどこが悪いの? ルール違反はだめだけど、規約の範囲内なら罪悪感を持つ必要はないと思うわ」「……」「もし、もしもね、それに対して裏でグチグチいうような園だったら、私はここに入れていないと思うの。それに、『本当は嫌なんだけどね』なんて言い出すくらいなら、最初から制度化しなきゃいいだけの話だと思わない?」私は、ただ黙って上田さんの話を聞いていた。園の門にさしかかったとき、上田さんは一呼吸おいて私と向き合った。「ねえ、言いたくなかったら別に言わなくてもいいけど。もしかしたら園ママの誰かに“良妻賢母とは”みたいな感じの話をされた?」私はぎくりとした。まさにカオルさんにその説教を繰り返し言われているところだったから。「いえ、あの…。確かに、言われたこと、あります。でも、それがなにか……?」「あなたが言われた『理想のママ』というものが苦しかったのなら、それはスルーしちゃっていいと思うのよ」上田さんの凛とした、でもなぜだかもっと聞いていたくなる言い方に、わずかに心が動く。そんなふうに振る舞えたら、どんなにか楽だろう。周りの声を気にするがゆえに、クモの糸が絡みついたように身動きが取れなくなっているいまの自分を思い、にわかに焦りを感じ始めた。早くこの状況を抜け出さなければ……。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第7話」のお話 ≫ ママ友の逆鱗、夫の不穏な行動…心折れた私が頼ったのは \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月18日前回からのあらすじ夫を見送りに行った先で偶然出会ったのは、幼なじみで友里がひそかに好意を寄せていたイナガキだった! その出会いに驚きながらも、自分が忘れようとしていたある思いに駆られていく友里。そしてイナガキからホテルに誘われる…。 「夫への不信感、そして昔好きだった彼とLINE交換で私は…」 ●登場人物●立花友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒で、現在は人気デザイナーカオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてる上田:悠斗と同じ幼稚園に通うママで、うさぎ組のクラス委員長※このお話はフィクションです■ママ友からの激しい糾弾! そのとき助けてくれたのは…イナガキ君との待ち合わせ当日の朝。6時に起きてダイニングを覗くと、亮くんが飲んだと思しきコーヒーカップが置かれたままになっていた。(え……早出なんて聞いてないよ)いつの間にか出勤していた亮くん。私のなかに言いようのない不安が広がっていく。取り敢えず、悠斗だけはきちんと園に送り届けないと。そう思い、悠斗の前では普段どおりに振る舞った。「じゃあね、ママ。行ってきま~す」悠斗の無邪気な笑顔に心がチクリと痛みながら、踵を返す。すると、いつの間にかカオルさんが背後に立っていた。これまで見たことがない、まさに頭から湯気が立っている…という表現がぴったりの顔つきで。「お、おはようございます」「…………」カオルさんは無言で私を睨み、腕を掴むと、そのまま引っ張りながら歩き出す。「え、え、なにこれなにこれ……?」*状況が飲み込めないまま、連れて行かれたのは近くの月極駐車場だった。「あんた! あんな良いマンション住んでて招待しないってどういうことなのよ!!」「え……!?」「とぼけないで! この子がたまたま親戚の用事とかで近くを通りかかったら、悠斗と一緒に家に入ってくところ見たっていうんだから!!」カオルさんのとなりには、バツの悪そうな顔をしてる園ママがふたり。そのうちの一人は私が一番最初にお茶会に招待されたママ、佐々木さんだった。「あの、私、社宅だから無理って……?」「だから何だって言うの? オンボロ官舎の佐々木さんにかぶせて言ってくるからうっかり騙されたじゃない! 社宅は社宅でも借り上げマンションじゃないのよ、この卑怯者!」(どうしてここまで……あっ!!)とっさに、スーパーの生け垣でのことが思い浮かんだ。あのときから、私はこのふたりのどちらかにつけられていたのかもしれない…そう考えると急に悔しさと怒りがこみ上げてくる。「あの、お言葉ですけど……」私が言いかけた途端、誰かが駆け寄ってくる砂利の音が聞こえてきた。「あー、いたいた。カオルさん、園長先生がちょっと話がしたいって言ってたから探しちゃった」みんなが一斉に声の主を見ると、息を切らせた上田さんがいた。「えぇっ……なんなの、もう!」「私にもよくわからないけど、とにかくそういうことだから」カオルさんはしぶしぶと園のほうに戻っていき、園ママたちもモヤモヤした表情でその場を離れた。「……ありがとうございました」私が礼を言うと、上田さんは「なんのこと?」と笑顔で言いながら立ち去った。■なつかしい彼の背中嫌な気分を引きずったまま待ち合わせのホテルのロビーに着くと、イナガキ君とすぐさま目が合った。「ごめんね、急に呼び出したりして」「ううん、大丈夫だよ」「そっか、じゃ、行こうか」そう言って立ち上がるイナガキ君の顔を、つい見つめてしまう。「……ん? まさか友里ちゃん、僕の部屋に一緒に行くなんて思ってる?」そんなこと思ってもいなかったはずなのに、なぜだか心を見透かされたような気分になり、私は顔を真っ赤にしながら激しく首を横に振った。「あはは、冗談だよ。昔からそっち方面の話に弱いよね~」そう言いながらロビーを歩くイナガキ君の背中に、高校時代の思い出がよみがえる。いつも、私はイナガキ君にからかわれてた。軽口を叩かれ、ムキになって顔を赤くしながら怒ったりしてた。だけど、どこか居心地がよかった。ずっとこのままでいたいと思ってたけど、お互いに大学合格したのと同時にイナガキ君のご両親の離婚が決まり、よく遊びに行ってた家も取り壊されることになった。壊されていく家を見ながら、涙を流していたイナガキ君。私はどうしていいかわからずに、ただ見守ることしかできなかった――。その背中を抱きしめたいと思いながら…。■「彼にすがりたい!」セルリアンブルーは背徳の色?「セルリアンブルーだな、今日の空。季節が違うはずなのに、あのときの空の色に似てる気がするのは、友里ちゃんがいるからかな」一足先にロビーを出たイナガキ君が、そうつぶやくので私も空を仰ぎ見る。青い空はどこまでも眩しく目がチカチカと痛くなった。「お昼なんだけど、壁紙やナフキンなどに僕のテキスタイルを使ってくれてるレストランがあるからそこ行こう」私たちはエントランスに横づけにされているタクシーに乗り込み、イナガキ君は運転手に行き先を告げた。タクシーのなかは、少し寒さを感じるほどに冷房が効いていて、私は思わず「寒っ……」と身体を縮こませる。すると、「はい、これ羽織りな」ふわりとイナガキ君にジャケットを掛けられ、服についていたフローラル系の香りが鼻腔をくすぐった。「イナガキ君、これいい匂い……」「あ、気に入った? 先週出たばかりのフレグランスなんだけど、限定パッケージデザインを担当したんだ。ちょうど持ってきてたから後で戻ってきたときにあげるね」「いいの? ありがとう」タクシーは街道を進んでいく。すると、遠目にカオルさんとよく似た人が見えて思わず私は顔を伏せた。「なにしてんの? 別に僕たちはやましいことをしてるわけじゃない」「そうなんだけどね……」「う~ん、なんかあるっぽいな。着いたら話してよ」イナガキ君の優しい言葉に、つい私は涙腺が緩みそうになる。(ダメだあぁ! ここで泣くのはよくないって!)それでも、最近降りかかってきたいろいろなことで心が折れかけている私は、つい彼の言葉にすがってしまいたくなっていた。それが、どんな結果を招くのかも知らずに――。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第6回」のお話 ≫ 夫への不信感、そして昔好きだった彼とLINE交換で私は… \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月11日前回からのあらすじ幼稚園のママ友からの執拗なダメ出しに疲れていく友里。さらに夫の亮のスマホには、意味深なメッセージが届く。心にわだかまりが残る中、夫に頼まれた封筒を届けに行った先で、懐かしい顔と再会するのだった! 「ママ友の執拗なダメ出し、夫への不穏な通知…心のわだかまりが解けない」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないマキ:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で気が合うカオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてるイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒だった※このお話はフィクションです■心に暗い感情がのしかかる中、再会したのは…夫のスマホに届いた不穏なメッセージ。そして急に決まった出張。何もかもが怪しく思えてしまう夫の行動を、結局私は何ひとつ問いただせないまま、出張に出かける夫を見送った私。そのホームで偶然再会したのは、幼なじみで小学校から高校まで一緒だったイナガキ君だった。「イナガキ君、久しぶり! 元気だった?」「うん、相変わらず元気でやってるよ! 今日はどうしたの?」私は、夫の忘れ物を届けに行って、ついでに見送りまでしてきたことを話した。「そっか、いい奥さんしてるんだね。僕はまだ独身だからなー」そう言って微笑むイナガキ君は、高校時代とまったく変わりのない笑顔だった。「懐かしいなー。このままお茶でも誘いたいけど、あいにくアポイント入ってて。LINE交換しない?」LINEを交換したイナガキ君は、颯爽とホームの階段を下りていった。イナガキ君こと、イナガキアキラはいまもっとも注目を集めるイラストレーターだ。最近では、大ヒットゲームのキャラクターデザインを担当したり、お菓子のパッケージデザインを担当したりと活動は多岐にわたっている。私とは、小学校と高校が一緒で、家も近所だったことからよく互いの家に遊びに行っていた。イナガキ君のお母さんがつくる餃子がとても美味しかったのを覚えている。そして私は、あの頃ずっとそっとだけどイナガキ君を見つめ続けていたんだった…。それはもしかしたらイナガキ君も………?(でも……イナガキ君の実家、もうないんだよね)*亮が出張から戻る日。悠斗と二人で餃子を作った。「おにくこねこね、たのしいー!」悠斗のその言葉に、ちょっぴり昔のことを思い出す。イナガキ君のお母さんの前で餃子のひだを作ったこと、うまくできなくて泣いちゃったこと、顔じゅうがオイスターソースだらけになっちゃったこと。全部が愛おしく、懐かしい時間だ。「ママー、これでいいの?」悠斗が私のほうを見上げながら、慣れない手つきで餃子を包んでいく。ちょっと不格好な餃子だけど、焼いてみればたぶん世界でいちばん美味しいはず。餃子は、出張から戻ってきた亮にも食べてもらった。悠斗が包んだことを話すと、とても喜んでくれた。おなかも心も何となく満たされて、眠りに就こうとすると、またLINEが鳴った。カオルさんグループからだ。『明日、久々にお茶会するよー。場所はまだ未定だけど、みんな集まってねー』慌てる気配が漏れてくるほど、「わかりました」メッセージが一斉に届く。私も、何とか遅れないように通知することができて、少しだけ安堵する。■恐怖のママ友お茶会は順番制!?幼稚園に着くと、カオルさんたちが待ち構えていた。場所は一番初めにお茶会をやったママさんのところになったらしい。「ペンキ塗り、終わったからまたみんなをお招きできます」彼女は引きつり笑いでそう言った。道すがら、カオルさんが何か思い出したような顔をしながら、私とマキちゃんに向かって言い出した。「ねえ、1回もあんたたちの家に行ったことないんだけど、いつなら行かせてくれるの?」私とマキちゃんは顔を見合わせる。「うち、実は官舎に住んでるんです。ちょっと古い建物で、とてもじゃないけど人をお招きできるようなところじゃなくて……」「へー。官舎ってことは旦那さん公務員なんだー。佐々木さん、しっかりしてそうだもんね。で、あんたは?」話を振られて私はしどろもどろになりながら社宅であることを伝えた。「そっかー。なかなか厳しいんだね、悪かったよ」私とマキちゃんは、顔を見合わせた――。その日のお茶会はお昼で解散になり、マキちゃんがそっと私に耳打ちした。「これから、私の家に来ない?」■前に進み始めるママ友。私の手放した糸の先は…招きに応じてマキちゃんの家に行くと、マキちゃんは私に手作りクッキーとオーガニックの紅茶を出して、それぞれの味の感想を求めた。「このクッキー美味しい! もしかして、野菜スイーツ?」「その通り。じつは、野菜スイーツを作り出したのには理由があるのね」マキちゃんの告白はとても衝撃的だった。ひまりちゃんの偏食にずいぶん悩まされてきて、時に手を上げたくなるほどつらかったこと。もともと料理は好きだったけど、ひまりちゃんに食べてもらいたくて一から勉強しなおしたこと。その過程で本当に子どもにとってふさわしいご飯やおやつを作りたくなったこと。管理栄養士になろうと思ったけれど、国家試験に通ってもなかなか就労が厳しい現実を知ったので、それならいっそ自分で店を開いてみたいと思うようになったこと。「だからね、今年の夏休みは間借りカフェに挑戦しようと思うんだ。じつはもう、借りる店も決まってるの」そう言うマキちゃんの笑顔は晴れやかで、どこか一本、芯が通っている感じがした。(はぁ……私、最近なにやってるんだろう)夜、窓の外を見ながらなんとも言えないやるせない感覚に見舞われる。服作りを諦めて一般企業に就職を決めたときから、私は現実だけを見て生きていこうと決めた。あのころ、夢なんて見なくてもいいと平静を装っていたけれど、いまのイナガキ君やマキちゃんを見ていると、夢や目標がどれだけ人にとって必要なものなのか思い知らされる。イナガキ君がデザインした商品を目の前にするたびに甘酸っぱい気持ちとともに、もうひとつ隠し続けている想いが心の奥底でうごめくような気がするのだ…。手放した糸の先には確かに大きな夢がついていた。そして…またLINEの通知音が鳴る。ため息をつきながら見ると、イナガキ君からだった。『急だけど、明日ちょっと付き合ってくれない? 11時30分に○△ホテルでどうかな?』……え? いきなりどうしたんだろう? そしてホテル?イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第5話」のお話 ≫ ママ友の執拗なダメ出し、夫への不穏な通知…もしかして不倫?! \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月04日累計90万人を動員したドキュメンタリー映画『うまれる』シリーズの第3弾、ママたちのリアルな子育て事情を描いたドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか!?』が2月29日より全国で順次公開されます。内容に賛同したベビーカレンダーは映画に協賛し、公開に先立って行われた試写会にも参加。作品の魅力と上映後におこなわれた監督トークショーの模様をお届けします。 首がもげるほどうなずいてしまう「ママをやめたい」理由 『ママをやめてもいいですか!?』。映画のタイトルは衝撃的ですが、子育て中の人なら一度は“ママ”の立場から逃げ出したくなったことがあるのではないでしょうか? ドキュメンタリー映画『うまれる』シリーズの監督・豪田トモさんの最新作『ママをやめてもいいですか!?』は子育てに奮闘するママたちの日常を追った作品です。 「子どもは愛おしいけれど、離れたい」「どうしてパパはママの大変さに気づかないの?」「大変なのは今だけって言われるけれど、“今”助けてほしいんです」 日常を映し出しているからこそ、ママたちから飛び出す言葉は納得の嵐。いっこうに言うことをきかない子どもを怒りすぎてしまって、後から激しく反省するなんてこと……あるあるあるある! 4~5人に1人は予備軍!? さらにパパにも起こる産後うつ 子育てはもっと幸せであっていいはずなのに、ママをやめたくなる背景には何があるのでしょう?カメラがスポットを当てるのは産後うつや実母との関係性にトラウマを抱えるママたちです。 産後うつは妊産婦の10人に1人がなると言われていますが、多くの家族を取材してきた豪田監督は「産後うつと診断はされないけれど、“産後うつ傾向”になってしまうママは4~5人に1人の割合でいるのではないか」と感じているそう。ママに偏りがちな育児や家事の負担や夫婦間の溝、サポート不足といった事情が透けて見えるなか、さらに映画ではパパの産後うつにも言及しています。 パパが考える育児の範ちゅうには「収入を得て家族を養う」という社会的な責任も含まれています。そのプレッシャーからパパたちが妻の産後にうつになる割合は、実はママと同程度。上手くママの気持ちを汲んであげられない不器用なパパの姿は「そうじゃない感」が満載ですが、一方で家族を支えたいという愛情も映し出されていました。 子どもを抱きしめられないと悩むママの過去 終盤は、思春期手前の11歳の長女との親子関係に悩むママ・トシエさんが登場。無条件で子どもを受け入れたり、抱きしめたりすることができないと苦しむトシエさん自身、自分の母親から抱きしめられた記憶がありませんでした。トシエさんの母親は高校のときに蒸発し、それ以来、人を頼ることができなくなったと言います。 ママをやめたくなる気持ちの裏側には、自らの心の内に潜んでいた家族の課題も横たわっています。 「子どもたちに自分は母親から愛されなかったという気持ちを抱かせたくない、わが子に愛情を伝えたい」――そんなトシエさん親子の姿は、わが子だけでなく、実親との関係に悩むママたちに光を与えるのではないでしょうか。 子育ての環境をよくしたいとの思いから映画化を決意 上映終了後の豪田監督によるトークショーでは、映画の企画意図や日本の子育て環境などについての解説がありました。 「孤独感を抱えながら育児をすることは、うつや自殺、子の愛着障害や虐待といった重大な問題につながる可能性があります。ママの不安に寄り添う映画を作ることで、子育て環境を変えたいと思いました」 もともとは動画配信用の短編作品を考えていたけれど、撮影を進めるうちにママたちが抱える苦しみを知り、自ら3,000万円を投じて映画化を決意。ママだけでなくパパも含むすべての親に共感してもらえるように、テスト試写を繰り返したと話します。 「テスト試写後のアンケートでは、登場するパパたちへの評価がボロボロだった(笑)。それだとたしかにママたちの共感は得られるけれど、夫婦の分断を深めてしまいます。パパのインタビューを増やすなどして、ストレス発散で終わらせない夫婦の理解を深められる作品にしました」 鑑賞後の感想は「やっぱり子育てをしているだけでママは偉い!」ということ。共感からたくさんパワーをもらうことで、家族を見つめる視線が優しくなっていることに気づくはずです。映画『ママをやめてもいいですか!?』は、「赤ちゃんの泣き声はBGM」というコンセプトのもと、少し音を大きくして(赤ちゃんが泣いてもOK!)、少し明るくして(後ろに立ちたくなったら立ち見でもOK!)の「ママさんタイム」上映を映画館で予定しています。「赤ちゃん連れで映画館に行くのはちょっと……」というママでも、この映画なら気兼ねなく行けると思います。ママ友も誘って映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか?
2020年01月21日前回からのあらすじ幼稚園のママ友に誘われたお茶会は家チェックの場だった! さらにクラス委員長からの提案がさらなるLINE通知を加速していく…。そんなある日、幼稚園を休んだ友里は買い物中、背後に気配を感じるが…。 「幼稚園ママの詮索についていけない…夫があきれるママ友つきあい」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないカオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友。※このお話はフィクションです■もしかしたら外出先をチェックされていた!?家に帰ってひと息ついていると、カオルさんからグループLINEのほうにメッセージが来ていることに気がついた。『今日、幼稚園休んだんだって? 朝見かけなかったから心配になったけど、なんかあった?』予防接種のことは園に伝えてあるから別に問題ないはず。そう思ってありのままを伝えてみた。そうしたら…。『あのさー、幼稚園とはいえ学校なんだよ。自分の都合で休んじゃダメだよ。土曜日混むからとかどうせそんな理由で平日に予約入れたんだろうけど、それは我慢しなきゃ』私はドキッとした。『そうですよ。先生だって内心快く思ってないかもしれないですよね。それに、帰りに買い物なんてしてたらあんまりいい気持ちしてないと思いますよ』そう追い打ちをかけてきたのは、先日のお茶会で突然お邪魔させてもらったママさん。たしかに、そう言わればそうかもしれない。先生は、いいですよなんて言っていたけれど、あからさまに反対できる理由でもない。私は、グループLINEのなかで、以後気をつけますと送信した。翌朝、またいつものように悠斗を幼稚園に送り届けると、カオルさんが背後から話しかけてきた。「ちょっとあんたに話したいことがあるんだよね。いろいろ問題が起きないうちに伝えた方がいいって思ってさ。立ち話になるけどいい?」少しならと言って、カオルさんに連れられた公園には、マキちゃん以外のこの間のお茶会メンバーがそろっていた。「あんたさ、建前と本音の区別、ついてる?」カオルさんに指摘され、私は口ごもってしまった。たしかに、相手の言葉を額面通りに受け止めてしまうところはある。短絡的な思考を自覚しつつも、苦手なところに目を背けている部分はあった。「幼稚園としては、『親の都合で休んでも構わない』って言ってるけど、それは建前でしょう? 本音では、休んでくれるなってこと。そんなことも理解できないの?」私はいくつもの冷たい視線に晒され、何も反論できないまま、ただただカオルさんから幼稚園で過ごす上でのルールや「母親とは」という理想論にうなづくしかできなかった。結局、解放されたのは迎えの時間ぎりぎり……。こんなことがあってからというもの、私は次第に周りの顔色をうかがうようになってしまった。そうして、フルに幼稚園に預ける日々が始まったけれど、何かしら理由をつけられ、カオルさんたちに呼び出されては愛想笑いでダメ出しを受けるなんてことを繰り返すようになっていった。■夫のスマホに現れた不穏なメッセージある日の夜。悠斗を寝かしつけたあと、缶チューハイ片手に亮の帰りを待っていた。(ここのところ、ちょっと帰り遅いよね……どうしたんだろ)と、思っていたらちょうどよく玄関のドアが開いた。「ただいま~。今日は飯食ってきたからいらない。お風呂沸いてる?」そう言って、亮はスマホを無造作にテーブルの上に置くと、そそくさとお風呂に入っていく。(ごはん食べてくるならそう言ってくれればいいのに……)用意してある食事を片づけようと席を立った途端、亮のスマホの画面が光った。『先輩、今日はお食事ご一緒できてよかったです☆また今度……』(なんなの……これ? 、もしかして……)動揺しているところに、亮がお風呂から上がってきた。「ねえ、ビール出してくれない?」私は、いま見たことを切り出すわけにいかず、悶々とした気分が拭えない。■夫と入れ替わりに目の前に現れたのは…――朝起きると、亮がベッドにいなかった。あれ? と思い、リビングのカレンダーを見ると「大阪出張」と書かれてある。(昨日まで書かれてなかったのに……)悶々とした気分のまま、私は悠斗を幼稚園に送り届ける。悠斗は「あのね、きょうもひまりちゃんとあそぶんだよ~」と、上機嫌。「そっか~、よかったね」と私は話を合わせるけど、心のなかはまるで、ポケットに入れたまま洗濯してしまったハンカチみたいにぐちゃぐちゃだ。アイロンを使ってもどうしてもこのしわは消えそうにない。カオルさんと目が合う。彼女が満面の笑みで近づき、まさに口を開こうとした瞬間、私のスマホが鳴った。慌てて電話を取ると、亮からだった。「ごめーん、悠斗送って行ったばかりだと思うんだけど、リビングに封筒忘れたんだ。今日、大阪出張で使うやつなんだよね。あと1時間は駅で待てるから、悪いけど届けてくれない?」私はあいさつもそこそこに慌てて自転車に乗り自宅へ戻った。駅の新幹線口には、亮が困った表情を浮かべて立っていた。「ごめん、遅くなって」私は亮に封筒を手渡す。「助かったぁ……ありがと。それじゃ」と亮があっさりと封筒を受け取りホームに行こうとしたので、慌てて私も入場券を買って新幹線を待つことにした。だって昨日のことをまだ聞き出せていないから……。春の空気は、まだまだ冷たいときがある。のぞみが通過するたびに、びゅううっと風が吹いて、薄手の服ではまだまだ鳥肌が立ちそうだ。しかも、そのたびに話は遮られ、何を話せばいいのかわからなくなる。「なんだよ、友里」「……」亮が乗るひかりが着いた。ドアが開くと、次々と人が下りてくる。「じゃ、見送りありがと。行ってくるね」と言いながら亮が乗り込むとき、鮮やかな色彩の服に身を包み、柔らかなフローラルの香りをまとった男の人とすれ違う。そして、新幹線は、発車ベルとともにホームを離れた。「行っちゃった」私が、踵を返したそのとき、さっきすれ違った男の人と目が合った。「……あれ? ねえ、友里ちゃんだよね!!」その言葉に思わず私は立ち止まって、彼の顔を見た。まじまじと見ると、急に懐かしさが込み上げる。「あ……もしかして、イナガキ君? 久しぶり」――小学校6年間、高校3年間をともに過ごした友だちと、こんなタイミングで再会するなんて思ってもみなかった。込み上げる思いを抑えつつ、しばらく心地良い会話を交わした。まだ春のはずなのに、どうしてだか澄み切ったセルリアンブルーの青空が広がったような気がした。あの日、たしかにすぐ隣にあった青い糸で結んだ絆を密かに感じながら。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第4話」のお話 ≫ 幼稚園ママの詮索についていけない…夫があきれるママ友つきあい \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年01月21日1月31日公開の映画『嘘八百 京町ロワイヤル』の完成披露試写会が20日、都内で行われ、中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子、友近、森川葵、山田裕貴、竜雷太、加藤雅也が出席した。2018年に公開された映画『嘘八百』の続編となる本作。中井貴一演じる空振りばかりの古物商・小池則夫と佐々木蔵之介扮する陶芸家・野田佐輔の骨董コンビが、京都を舞台に騙し騙されの珍騒動を描く。前作に続いて佐々木とコンビを組んだ中井は「1作目が終わった時に2作目ができるとは考えもしませんでした。何せ、16日で1本を作りましたし、ものすごく寒かったんです。日々苦しい思いしかなかったので、2作目になるとは思ってもいませんでした」と話し、「2作目が出来てとてもうれしいんですが、またあの苦しい思いをするのかと(笑)。撮影はやっぱり苦しい思いをしました。完成して皆さんの前に立てることが出来て良かったと痛感しています」と今回の撮影も過酷だったという。一方の佐々木も中井の発言に同調して「今回はちょっと豪華にしますよと言われ、撮影日数が4日増えました(笑)。変わらずまた大変だったんです。これは喜劇で面白いんですけど、僕たちはギリギリの緊張感で作りました」と振り返った。シリーズ初登場となる広末涼子は、劇中で中井と佐々木を振り回す謎の京美人というキャラクターを演じている。「人生で初めて茶道とタバコを吸う役にチャレンジしました。タバコは昔吸っていたママ友に教えてもらおうとしましたが、どこでやるかとなって、近所でママが2人でタバコ吸ってたら最悪だよね、週刊誌に撮られたら最悪だよねということで、こっそり練習しました(笑)」と苦労を語った。広末と恋敵の役を演じた友近は「いなり寿司を口から吐いて涼子ちゃんの顔にぶちまけるシーンがあったんですが、本当に顔にかけていいのかと躊躇してしまって、あまり顔にかからかなったんです。そしたら涼子ちゃんが『友近さんにぶちまけられることを楽しみに待っていたのに』と仰っていて、結構変態なんだなと思いました」と話すと、広末は「すごく楽しみにしていたんです。どんな風に来るのかって。変態ではないですけど」と答えた。これに友近は「すごく生き生きとしていたんです。もっと顔にかけて欲しかったっていう感じで」とたたみかけて笑いを誘っていた。映画『嘘八百 京町ロワイヤル』は、1月31日より全国公開。
2020年01月21日業務スーパーに20年以上通っている、業務スーパー通の主婦舞さん(@mai_gyosugets)。そんな舞さんがおいしくてコスパのいいとっておきの商品を教えてくれました。今回は絶品スイーツ2品です! しっとり食感!甘くておいしいカステラ レジ近くにどら焼きなどと一緒に並んでいる「カステラ」(10切れ・175円税抜き)を初購入しました。開封してみるとカステラの甘いいい香りが♪ 10等分にカットされています。 しーっとりしていて、甘くておいしい♡ただ、一つ注意点として、カステラの底についている薄い紙はそーっとはがさないと、砂糖の溶けているおいしい部分が全部紙に持ってかれてしまいます(笑)。 娘たちも「おいしい」「ケーキみたい」と喜んで食べていました。 アレンジで超絶うまいカフェ風スイーツに! もちろん、このまま食べてもおいしいのですが、ちょっとアレンジしてみました。スポンジ生地の代わりに、このカステラを一口サイズにカットしてから、ホイップやマロンクリームと交互に入れてみました。 トライフルの完成です! これが超絶おいしい~♡おうちで簡単にカフェ風スイーツが楽しめました。 本場ポルトガル直輸入のカスタードクリームたっぷり「エッグタルト」 ポルトガル直輸入の「エッグタルト(オリジナル)」(4個入り・398円税抜き)。どんな感じなのかワクワクしながら箱を開けると……。 なんとびっくり直に入っています。袋に入ってないんか~い!ちょっとびっくりして突っ込みを入れてしまいました。 凍ったままのエッグタルトをアルミカップを外してから、オーブントースターで約12分焼きます。表面が焦げそうだなと思い、上にアルミホイルをかぶせて焼きました。それでも端っこが少し焦げました。 でも、とってもおいしそうです。部屋中にいい香りがします♪食べてみると、おいしすぎるー! サクサクの生地にやわらかなカスタードクリームがたっぷりでめちゃくちゃおいしいです! お店の味そのものでクオリティーが高い!おうちでこんなおいしいものが食べられるなんて最高~♡ 同じシリーズでチョコバージョンもあり、濃厚なチョコクリームがたっぷり入っていておいしかったです。 「カステラ」も「エッグタルト(オリジナル)」もとてもおいしいのでリピ買い必至です。育児や家事の合間のおやつや、ママ友の集まりなどのおもてなしにもぴったりですよ。 ベビーカレンダーサイト内のコメントで「ぜひ買ってみたい!」という感想や、「こんなアイテムもおすすめ!」という情報もお待ちしています♪ ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 この投稿をInstagramで見る 舞(@mai_gyosugets)がシェアした投稿 - 2019年12月月18日午前2時47分PST ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。 著者:舞業務スーパー歴20年以上の主婦。Instagramやブログで業務スーパーで買った物の感想やアレンジレシピなどの活用法を発信中。夫、長女、次女、長男の5人家族。Instagram:@mai_gyosugetsブログ:業務スーパーおすすめ商品ブログ
2020年01月17日前回からのあらすじ幼稚園の保護者会で感じた、ある違和感。その不安は、ある幼稚園ママに誘われたお茶会でさらに膨らんでいく…。 「ママ友とのLINE交換が闇に落ちる始まり!切れない糸に巻き付かれていく」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないマキ:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友カオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友※このお話はフィクションです■ママ友とのお茶会の行方結局、その日のお茶会は1時間も経たないうちに解散になった。みんな一緒に家を出て、まとまって幼稚園に子どもを引き取りに行くけれど、上機嫌なのはカオルさんだけ。マキちゃんも口を開かないし、もちろん私も話をしたくない気分。お邪魔させてもらった家は、同じうざぎ組のママさんの家だった。何もわからず連れてこられてしまったが、その人は今日のお茶会のためにカオルさんから準備をするように言われ、用意して私たちを待っていたらしい。そのママさんは、カオルさんに部屋の中をジロジロ見られていろいろと詮索されて、かわいそうになるくらいだった。これが独身のころの付き合いだったらカオルさんに対して怒ってるところだけど、声を荒げて肝心の子どもの関係がこじれたらと思うと何もできなくなってしまう。(こんなこと、いつまで続くんだろう……)*夜、夕食の支度をしているとマキちゃんからLINEが入ってきた。『友里ちゃん、こんばんは。お疲れさま。あれから、今日お邪魔した人のところにLINE打ってみたのね。すごく大変だったんじゃないかなって。そうしたら、“あれくらいのことは全然平気です。タンスの中身を見られたわけじゃないし、本棚の本が増えたのと、テレビと冷蔵庫を買い替えたのを気づかれただけだから。なので、佐々木さんも気にしないでくださいね”って返事来たけど、やっぱり大変だと思うんだよね。この童話はつまんなかったとか、DVD買うならCATV加入した方がいいとか言われちゃうとか』(マキちゃん、今日のママさんに労いのメッセージ送ったんだ……気が利くよね……)そう思いながら、私は“大変だよね”と送信した。次になに言おうかと言葉の糸を探っていると、横から転がる毛糸玉みたいな勢いでクラスLINEの通知が来た。『お疲れ様です。上田です。今日、一部の保護者の方からとあるお方のお宅にお邪魔したという話を聞きました。子どもを園に送り届けたあと、引き取りまでの間、皆さんがどんなことをなさっているか私としても詮索するつもりはありません。しかし、一部の方に過重な負担がかかるような行為を確認した以上、私としても放置するわけにいきません。今後は、そのようなことは慎んでいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします』(これ……今日のことだよね。誰かが教えたのかな)上田さんがこうやって釘を刺してきた以上、明日以降は目立つ行動はとれなくなる。ホッと胸をなでおろした次の瞬間。またしてもLINEの通知音が鳴った。ため息をひとついたところで、通知音よりはるかにけたたましい声がした。「ママぁ、おなかすいたぁ!!」■LINE通知音が鳴りやまない食事が終わって悠斗を寝かしつけ、改めてLINEを見て見ると今日行ったお茶会メンバーでグループが組まれているのに気がついた。「今日のこと上田さんに言った人、誰?」口調から怒っているのがありありとわかるカオルさんからのメッセージ。それに対してやってないですとメンバーからのレスが続く。私も、やってないものはやってないのでありのままを返信した。すると、また通知音が。「もう、今日だけでいったい何通やりとりしてるんだろ……」と思ったら亮からのカエルのスタンプだった。■夫に理解されないママ友つきあい帰ってきた亮に、今日の顛末を話そうとしたけれど、話なんてできる雰囲気じゃないくらい疲れてる様子だった。「どうしたの?」と声を掛けても、不機嫌そうな声で「なんでもないよ」と返される。そっかと呟いて、私は軽めの夕飯を出したのだけど、「主婦って楽だよなぁ。家事して子どもの面倒見てるだけで一日終わるんだもんなぁ」なんて急に言われてついカチンと来てしまった私は、「結構、人間関係大変なんだよ」と返してしまった。すると、亮はテレビのスイッチを入れながら、「どうせ、幼稚園の保護者関係なんでしょ。ニコニコ笑って心であっかんべしてればいいのに」それが出来れば苦労はしないよと言い返そうと思ったけど、やめた。どうしてだろう…。これまでお気に入りだった洋服のはずがチクチクするような不快な感情がこみ上げてくる。*朝起きて気がついたら、ほうぼうからのLINE通知が合わせて10件以上も入っていた。開こうかと思ったけれど、今日はこれから園を休んで予防接種を受けに行くことになっているので帰ってきてからにしようと思いなおした。(こういう時、個別接種って楽だよね…誰にも会わなくていいし)悠斗を自転車に乗せた病院の帰りに、ちょっと買い物して帰ろうと近くのスーパーに立ち寄った。すると……。なんとなく物陰から視線を感じる。誰かいるのかなと思い振り返っても知ってる人は誰もいない。気を取り直して、私は自転車で坂道を駆け上がった。このとき、もっとちゃんと後ろを確認していれば、少しでも歩くなりしゃがむなりして視点を変えて見ておけば、あんなことにはならなかったのに…。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第3話」のお話 ≫ ママ友とのLINE交換が闇に落ちる始まり!切れない糸に巻き付かれていく \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年01月14日ママ友との関係に苦戦している女性は多いもの。そもそも、子ども同士の関係があってこそのママ友。自分が好んで付き合っている関係ではないので、何かとトラブルも起きがちです。そこで今回は、ママ友が喜んでくれる些細なポイントについて紹介しましょう。文・東城ゆずキリがいいところで連絡を止めてくれる「私が“ありがたいな”と感じるママ友の行動は、キリがいいところでLINEなどのやりとりをストップしてくれる人です。正直、ママって忙しいじゃないですか。ダラダラと続くLINEは、結構こたえます。でも、途中で止めてしまうと“怒らせるかな?”と気を使うのも事実。だからこそ、キリがいいところで“忙しいよね。お時間ありがとう。またね〜!”と、LINEを止めてくれるママ友はありがたく感じます」(Mさん・29歳女性)相手の時間まで考えられる人は、きっと思いやりに溢れている人でしょう。自分に置き換えて考えることが、ママ友問題をうまく避けるためのポイントではないでしょうか。お泊まりや遊びに行くことを許してくれる「子ども同士で盛り上がると、すぐに“〇〇ちゃんの家に泊まる〜!”って言うじゃないですか。中には“ママと来てね”と断るママ友もいるんですが、“いいよ〜!”って子どもだけでもお泊まりを許してくれるママ友は、いい人に感じますね。“たまには、〇〇ちゃんママも、ゆっくりしてね”と預かってくれたママ友。シングルマザーで正直“しんどい”と感じていたときだからこそ、ありがたかったです。子どもの付き合いを重視するのではなく、私への思いやりにジーンときちゃいました」(Uさん・38歳女性)お泊まりや遊びに子どもの友だちが来るということは、家の清掃や料理など、少々面倒なことをしなければなりませんが、「素敵なママ」と他のママから思ってもらえることでしょう。手土産のセンスが良い「誰かのお家に遊びに行くとき、いつも手土産のセンスがいいママ友がいます。普通はみんなが食べられるお菓子を持っていく人が多いのですが、大勢集まるとかぶったりするんですよね。そんなとき、そのママが持ってきたのは、子どもが遊べるおもちゃ。前回は水風船でした。子どもが喜ぶものを考えて選んでいる感じが素敵だし、子どもたちが遊んでいる間、ママたちは会話に専念できます。決して値段は高くはないですが、気が利いてますよね」(Mさん・41歳女性)ママ友関係によくあるのが、手土産の問題。周りのママが高価なものを持参すると、他のママも高価な手土産を持参しはじめ、お互いに疲弊してしまいます。しかし、手土産のセンスがいいママは、発想で勝負をするのでしょう。子どもも巻き込んで楽しめる手土産だと、なお喜ばれるでしょうね。悩みに対して共感してくれる「悩みに対して“うちは、こうやってるよ〜”ではなく、“そうだよね。辛いよね”と共感してくれるママ友さんがいると心強いです。悩みの相談といっても、ただ共感して欲しいだけだったりすることもあるので、貴重な話し相手です」(Iさん・31歳女性)何か悩みを持った時に「そうだね」と同調してくれる人がいるのは、とても心強いことです。頻繁に会わなくても仲良くしてくれる「子どもの予防接種や病院の診察、園のイベントなど、用事が増えると、ママ友付き合いの時間がどうしても減ってしまいます。そんな事情を理解して、お互いが心地いいと感じるペースで会ってくれるママ友は大事ですね」(Wさん・34歳女性)ママは子どもの用事や仕事、家事など、やらなければならないことがたくさんあります。そんなときにママ会の日程があらかじめ決まっていたりすると、それに合わせて動くことになり、ストレスになります。負担にならない付き合いができるといいですね。以上、ママ友が喜ぶポイントをご紹介しました。ママ友というと、つい身構えてしまいがちですが、実はそこまで見栄を張ったりする必要はないのかもしれません。「自分がされて嬉しいことは、きっとママ友も嬉しいだろう」と考えて行動するだけで、もっと気楽にママ友と付き合っていけることでしょう。©Michael H/gettyimages©kohei_hara/gettyimages
2020年01月11日ママ友トークの中で、義母についてどのような話が上がるのでしょうか?今回は、困った義母についてアラサー女子にアンケートを行いました!文・オリ子【アンアン総研リサーチ】ママ友トークで、義母の話題になることはありますか?はい 40%いいえ 60%ママ友との会話で、約半数が義母の話題になることがあるという回答に。みなさん、義母にまつわる何らかの悩みを持っているようですね。詳しくみていきましょう!ママ友トークの餌食になる義母の問題行動って何!?干渉しすぎ! 連絡頻度が多い義母「『孫の画像を送ってー』からの連絡の頻度がきつすぎる。無視もできないからアカウントを飛ばした」 (36歳・会社員)「遠くに住んでいるけど、週に2〜3回くらい、長文のメールが来る。義母がコーラスをやったり、奉仕活動をしたりしている話を長々としてきたり、こっちの様子を聞かれたり。干渉されすぎて負担。メル友じゃないんだし疲れます。たまに、それが理由で離婚を考えることも」(33歳・その他)相手の都合を考えず押しつけてくる義母「義父の退職祝いをするから来いと言われたレストランが自宅から片道1時間半のところだった。まだ子どもが6か月で遠いところは負担だし、授乳室もないし、子連れだとゆっくり食べられなくてコース料理はもったいないから、夫だけ行く旨を電話したら、お父さんを祝う気持ちがあるなら普通は来るわよ!!! と、いきなりブチギレられました。結局行きましたが、孫を見たいだけのようなので、今後はとりあえず会いたそうなら会わせる。ハイハイと言うことを聞くと決めました。本当は縁を切ろうか悩みましたがやめました(笑)」(30歳・主婦)「健康オタクの義母が、あやしげな商品をオススメしてくるとママ友が言っていました。悪気はなく、良いから使ってみてー! というていなのがまた厄介らしい」(35歳・主婦)「義母に、私好みではない子ども服をプレゼントされたこと。着させた子どもの姿を撮って、LINEでお礼とともに送信。義母に会う時だけ着せています。サイズアウトするをひたすら待っています」(27歳・会社員)自分の趣味や意見を押しつけてくるタイプの義母は、ママ友トークでの話題に上がりやすようです。義母の子ども服の趣味については、多くのママが苦労していることかもしれませんね。非常識!? 問題行動しがちな義母「私への小言を私の母にメールしてきた。びっくりし過ぎて何もできませんでした」(33歳・会社員)「子守りを義母にお願いし了承してくれたので外出したところ、義母も子どもを置いて出かけていることがわかり、常識のなさに驚いたとママ友が言っていました」(38歳・会社員)義母と価値観が合うなんてレアなケースだと思いますが、ママから見て問題行動を起こす義母もママ友トークのネタになっています。子どもを預けたのに外出する義母がいるとは! ママからしたら子どものことが何より心配だし、「預けてる意味ないじゃん!」って突っ込みたくなっちゃう!直接言いづらい義母の困りごと。ママ友トークで発散は大事!慣れない子育て、手伝わない夫への苛立ち、自分の時間が持てない辛さ。ママは日々ストレスをためがちですが、そのうえ義母の問題まで抱えているとは。義母もそのあたりを汲んでほしいものですが、価値観や人間性はなかなか変わらないものです。アラサー世代は自分で抱え込まずできるだけ共感してくれる相手に発散するようにしましょう。©Stígur Már Karlsson /Heimsmyndir/Gettyimages©JGI/Jamie Grill/Gettyimages
2020年01月08日前回からのあらすじ入園式のスーツを買いに行った友里は、自分の体型の変化に愕然とする。そうして亮との夜の生活がないことに悩むのだが…。そんな日々の中、息子の悠斗の入園式の日がやってきた。そこで同じクラスとなるママたちに会ったのだが…。 「夫に相手にされていない?私たち、かけちがえたボタンみたい」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がない※このお話はフィクションです■幼稚園のクラス会で覚えた違和感入園式から数週間は午前保育の日が続いた。子どもたちの身体測定をしてすぐ終了だったり、1時間ほど園で過ごして降園になったりとなかなか妙にあわただしい。そんな中、家の方向が一緒のひまりちゃん親子とはすっかり打ち解けていた。「あの、ひまりちゃんママ。ひまりちゃんママってちょっと言いづらいので、名前で呼んでも大丈夫?」「うん、いいよ。こっちも名前で呼ばせてもらうね」こうして、ひまりちゃんのママことマキちゃんは、私の中でのママ友第一号になった。そして、悠斗にとってもひまりちゃんはガールフレンド第一号。一緒にブランコで遊んだり、砂場あそびをする姿は、本当にほほえましく思える。*ある日、クラス役員決めが行われるとあって、保護者全員がホールに集められた。「役員決めなんて緊張するね…くじ引きだったらどうしよう」マキちゃんのつぶやきに周りのママたちもうなずいていた。「あ、園長先生来た」ざわついていたホールはしんと静まり返る。役員決めは、意外すぎるほどスムーズだった。というのも、事前に園長先生による根回しがあり、前年度にPTA会長を務めた上田さんという人がクラス委員長を引き受ける方向で話が進んでいたからだ。だけど…。承認の拍手を求めるときに、ふたりほどしなかった人がいるのが見えた。そのうちのひとりでちょっとメイクの濃い人が、上田さんのことをあからさまに睨みつけているのがわかる。(え? 何があったんだろう…)園長先生に促され、上田さんがみんなの前であいさつをする。「上田樹の母、上田葉子です。この度、うさぎ組のクラス役員を務めることになりました。一年間、精一杯頑張りますので、みなさんもご協力のほどよろしくお願いいたします」先生の話などが一通り終わったあとで、上田さんの提案でみんなが集められた。「ここ数年連絡網による連絡が途中で止まってしまい、緊急の連絡が最後まで行き届かないことが発生しています。そこで、今年は試験的にクラスごとにグループLINEでの連絡を行うことにしましたのでご協力お願いします」こうして、うさぎ組グループLINEが作られることになり、みんながそれぞれ連絡先を交換することになったのだけど…。「あんた、見かけない顔だよね。この辺に住んでるわけじゃないでしょ?」そう声を掛けてきたのは、さっき承認の拍手をしなかった人のひとりだった。「エダカオルっていうの。よかったらあたしとLINE交換しない?」私には、断る理由がなかった……。そして、私にとってショッキングな事実が判明する。入園式のとき、バッグをめぐってこぜり合いになった子は、カオルさんの息子くんであることがわかったのだ。(なんだろ、切れない糸に巻きつけられたようなこの嫌な予感…)■幼稚園のママ友に誘われたお茶会!?ようやく幼稚園に送り届けたあと11時に降園するまでの間親が園内にいなくてもよくなったのでなんとなく手持ち無沙汰みたいな感じになった。「どうする? 一旦家に帰る?」マキちゃんにそう聞かれてどうしようか悩んでいると、後ろから声を掛けられた。カオルさんだった。カオルさんは、これまでよりも濃い口紅をつけていた。「あのさー、今からお茶会しようと思ってんだけどさー、暇だよね?」ものすごく圧を感じながら私とマキちゃんは思わず頷く。カオルさんはこの他にも数人に声をかけて、結局あわせて4人ほどで行くことになった。「あの、カオルさんのうちではないんですか?」おそるおそる、マキちゃんが尋ねる。「え? あたしんちに呼ぶわけないじゃない! こっから遠いんだしさ」いきなり行って大丈夫な人っているんだろうか? お茶菓子とか持っていかないとまずいんじゃないの? そんなことが頭をぐるぐるし始めたのもつかの間、カオルさんがここだよと指さした。それは、ごくごく普通のアパートの2階部分。大勢で押しかけたらいろいろ申し訳ないことになるんじゃないかと思い、なんとか帰れる方法を探ってみたものの…結局押し切られてしまった。カオルさんと一緒にお茶会の会場とされた人の部屋の中に入る。すると、カオルさんはお邪魔しますの一言もなしに居間に入り、見渡すと、「うん、あんた掃除頑張ってるじゃん。えらいね」掃除頑張ってるってなに?えらいねってなに?今から何が起こるの…!?イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第2話」のお話 ≫ ママ友とのLINE交換が闇に落ちる始まり!切れない糸に巻き付かれていく \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年01月07日業務スーパーに20年以上通っている、業務スーパー通の主婦舞さん(@mai_gyosugets)。そんな舞さんがおいしくてコスパのいいとっておきの商品を教えてくれました。即リピ決定のおいしさです! 高級なイベリコ豚のパテがなんと約150円! イベリコ豚と言えば高級な銘柄肉のイメージがありますが、でも業務スーパーならイベリコ豚のレバーパテが1瓶約150円で買えるんです。「イベリコ豚のパテ」(148円・税抜き)。 以前から気になってはいたものの、昔レバーペーストをスーパーで購入したことがあるのですが、それは臭みが気になり全部食べきれなかったということがあって、なかなか購入にはいたっていませんでした。ですが、思い切って購入してみました。 嫌な臭みはなし!フランスパンに合う合う! いざ、フタをOPEN! あれ、白いものが……。 一瞬、カビ!?とぎょっとしたけど瓶に注意書きが書いてあって豚肉の脂肪分が白っぽく固まるとのことで、大丈夫でした。 業務スーパーで買った「フランスパン」に塗って食べると、「おいしい!!」。レバー特有の風味はありますが、とてもおいしいレバーパテでした。嫌な臭みはまったくありません! 業務スーパーのクラッカー合わせておつまみに! さらに、業務スーパーの「フォレストクラッカー」に合わせてみると、これも間違いないおいしさ! サクサクのクラッカーにまったりとしたレバーパテ。お酒が欲しくなっちゃう味わいです。 業務スーパーのレバーパテはとってもおいしくて、コスパも良くてリピート決定です。おつまみとしてもいいですし、新年会やママ友とも集まりなどのおもてなしにもぴったりだと思います。ぜひお試ししてみてはいかがでしょうか? ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 この投稿をInstagramで見る 舞(@mai_gyosugets)がシェアした投稿 - 2019年12月月16日午後4時52分PST ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。 著者:舞業務スーパー歴20年以上の主婦。Instagramやブログで業務スーパーで買った物の感想やアレンジレシピなどの活用法を発信中。夫、長女、次女、長男の5人家族。Instagram:@mai_gyosugetsブログ:業務スーパーおすすめ商品ブログ
2020年01月03日お歳暮やクリスマスといったギフトシーズンになると、日頃お世話になっているママ友にも「プチギフトを贈ろう」スイッチが入ります。子供のお呼ばれ、困った時に助けてもらったり、お下がりをもらったり、クラス役員でお世話になったなど、、、贈るなら今が絶好のタイミング!!そこで、本日は、相手に気を遣わせない「ALL550円以下で♪」ママスタッフ陣がリアルに選んだフード&雑貨プチギフトをご紹介します。【1】 話題の”ルビーチョコ”をステキに贈る。ダーク、ミルク、ホワイトに続いて80年ぶりに誕生したという第4のチョコが、今話題の「ルビーチョコレート」。グイグイ推したいトコロを、グッとおさえて。んーーー、でもやっぱり推したいッ。・ ”ルビーカカオ豆”の美しい天然ピンク色。・ 間違いない美味しさ「カフェ・タッセ」。・ ヨーロッパらしい、雑貨風パッケージ。実際、食べてみたところ・・・「あ、ホワイトチョコレートっぽい」→「ん?後からベリー系のようなフルーティーな酸味を感じる〜。」という新感覚。ちょっと食べてみて、と人にススメたくなる味わいなので、このお味見バータイプは、差し上げるのにもってこい。2019年冬のご挨拶に、最旬ルビーチョコを贈る。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「ルビーチョコレートCAFETASSEバーチョコレート/カフェタッセ」 【2】 ビストロ風、おめかしサバ缶。サバ缶、巷でブームですね。わかりやすい美味しさですし、アレンジも楽しめるし...って?サバ缶を、ママ友に贈るの?大丈夫です、このフレンチテイストなら。<こんなリアクションが期待できそう>・ パスタにしようかな、鯖サンドかな、それともそのままおつまみにしようかな。・ せっかく可愛いパッケージだから、しばらくキッチンに出し置きして飾ろう♪お料理好き、お酒好き、甘い物がニガテなママ友には、こんなしょっぱい系をチョイス。手土産にして、「ご飯食べていく?」「ワイン開けちゃう?」なんてノリも、気の置けない仲ならでは。見たこと無いパッケージで、美食サプライズ。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「 LaCantine鯖フィレエクストラバージンオイル」 【3】 親子で食べられるビスケット。赤缶、ゴールド缶でおなじみ、金沢が生んだ素朴スイーツの「hokka米蜜ビスケット」には、こんなミニサイズもあるんですよ〜。手の平サイズの箱入りでございます。・ 個包装 ←ママ受けポイント。・ 親子で食べられる安心素材。・ 牛乳、卵、バター不使用。# 近所に、手土産やプチお礼に使えるスイーツを置くお店がなくって(・・・あっても、他の人とカブる)、おとりよせスイーツが手ごろなサイズであるのは嬉しい◎。甘酒や塩麹を使っていて、食育トレンド感バッチリ。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「ホッカ/米蜜ビスケット5枚入り/hokka」 【4】 中川政七商店のカラフル布巾。プチギフトのテッパン中のテッパン。中川政七商店の蚊帳布巾。今回は、こんなメッセージ袋入りタイプを選んでみました。<4つのメッセージから選べる>「ありがとうございます」「お世話になりました」「ほんのきもちです」「よろしくおねがいします」から選べる4種類のパッケージ入り。生活感が出がちな布巾も、パキッと映える無地カラーなら家事のヤル気アップに繋がりそう。園や習い事の送迎時にパパッと慌ただしく渡しても、気持ちがちゃんと伝わるパッケージです◎。これぞ、ママの円滑コミュニケーション術。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「中川政七商店ごあいさつふきん」 【5】 パワースポットから届く?!入浴剤。アメリカ西海岸の砂漠の下。火山灰が数万年、数億年の月日をかけて化学変化し、ミネラル成分がギュッと豊富に詰まった天然クレイになる。この地球のロマンを、お疲れのママさんへのリフレッシュギフトにできるんです!■ 温まって血流促進&安眠。温浴とクレイの遠赤外線で全身循環UP。さらにマイナス帯電入浴により、深く良質な眠りへ導きます。■ 老廃物の排出をサポート。超微粒子クレイが、毛穴や皮膚表面の細部にまで入り込み、磁石のように老廃物にくっついて排出するんですって。■ 豊富なミネラルで、美肌。入浴後は、柔らかくみずみずしい素肌へ。明るく澄んだ肌になれれば、心身リフレッシュ完了ですね。# 近頃、ママ友が集まると、美容と健康トークが止まらないんです(笑)「パワースポットで採れる天然クレイが、老廃物にくっついて・・・」と、新たなネタとしてこの入浴剤を投入したいッ。「今年もお疲れ様でした」の気持ちを込めて。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「クレイドバスパウダーワンタイム30g/CLAYD」 いかがでしたか?育児を通じて、日々を一緒に頑張るママ友への感謝&ご挨拶ギフト。(まぁ、ちょっぴり苦手だけどお付き合いしなくちゃ、という場面だってありますわよね。)小さな贈り物を味方に、ママ達の笑顔がこれからもピカピカに輝きますように。 ■ギフトのはなし T.Kitahara作って食べて、会話が弾む。家族との大切な日常に、ほんのひと手間、幸せの仕掛けを。
2019年12月05日anan読者200人超で作る「anan総研」の意識&行動リサーチ。今回は「マウンティング」というお題のもと、「これって悪気あるのかな…?マウンティングされてモヤモヤ。」について、anan総研メンバーの平沢由貴さん(看護師、モデル)、高石未来さん(主婦)、大矢恵未さん(会社員)が話し合いました!ライフステージによってマウントの内容も変化!平沢:“マウンティング”って言葉、ここ数年で耳にする機会が増えたよね。私は婚活で出会った男性にマウンティングされた思い出があるよ。高石:婚活で!?どんなことを言われたの?平沢:なんかひと言多いっていうか、上から目線に感じちゃって…。例えば「何か運動されてるんですか?」って聞かれて「ヨガです」って答えたら「え、それって運動なんですか?(苦笑)自分はいつもジムで筋トレしてるんですよ~」って。大矢:それは印象よくないかも。高石:私は子供がいるから、ママ友同士のマウンティングで悩むことが多いよ。大矢:実際、どんな感じなの?高石:例えばだけど、女の子のほうが育てやすいとか、大人になってからも仲良くできる…とか、女の子のママにとっていい話題ばかりになると、男の子のママは気分よくないのかなって。大矢:確かに。あと、夫に関することもマウンティングのネタになりやすい気がする。平沢:見た目とか年収とかね!大矢:友達が、わざわざ他の友達の旦那さんの年収を引き合いに出して、うちの主人にマウントしてきたことがあって、そのときはモヤモヤしちゃったな~。今思えば、その子に悪気はなかったのかもしれないけど。平沢:友達の話でマウントとってくるなんて、強者だね(笑)。大矢:私自身も、無意識にマウンティングしちゃって、あとで気づいて「失敗したな~」って後悔したこともあるし。気をつけないといけないなぁ。高石:そうだね。人を不快にさせたくないもん。平沢:ほんとにね。でも、マウンティングしてくる人と上手く付き合っていくには、どうしたらいいのかな?大矢:私は「自分は自分」って割り切って、受け流してる。どうしてもガマンできないときは、こっそり心の中でマウンティング返ししてみたり(笑)。高石:わかる。私も顔には出さないように気をつけてる。あと、誰かにマウンティングされても、第三者に話さないように決めてる。どんなふうに伝わっていっちゃうかわからないから。平沢:なるほど。それって、周りに対しても、自分を守るためにも大事なポイントかも!高石:うん。世の中、マウンティングしてくるような嫌な人ばかりじゃなくて、いい出会いもたくさんあるから、自分でしっかり見極めて良い人間関係を作っていきたいね!平沢由貴さん(左)anan総研No.075。32歳・看護師、モデル。高石未来さん(中央)anan総研No.346。32歳・主婦。大矢恵未さん(右)anan総研No.126。35歳・会社員。anan読者200人超で作る「anan総研」。アンケートや体験取材に積極的に参加して、誌面やサイト、Facebookで活躍しています。※『anan』2019年11月27日号より。写真・大嶋千尋角戸菜摘大内香織文・舩山麻美(by anan編集部)
2019年11月26日ママ友とのお付き合いは、楽しい反面、疲れると感じることも多くはないですか? しかし、仲良くしていきたいから、なかなか誘いを断るのも難しい…。そう感じているママのために、波風立てずにうまくママ友の誘いを断るコツをご紹介しましょう。■ママ友の誘い、断れない3つの理由子どもが幼稚園に通っていると、その送り迎えでママ友と毎日顔を合わせ、「お茶しましょう」「うちで遊んでいきませんか?」のお誘いは日常茶飯事ですね。さらに、仲の良いママ友が、「家でお教室を開く」サロンママ、通称サロネーゼになってしまったら、そこにも顔を出さないわけにはいきません。でも、いくら仲良しのママ友でも、お付き合いが毎日のようにあると気疲れしてしまうし、家事もうまく回らなくなっていくでしょう。実際、幼稚園の送り迎え時には、必ず栄養ドリンクを飲んでから行くというママもいるそうです。それだけ、ママ友とのお付き合いは、場合によって疲れるものなのでしょう。ママ友からのお誘いは、どうして断りにくいのでしょうか? その理由は、主に以下の3つでしょう。・ママ友のことは好きだから嫌われたくない。・断ることで仲間はずれになるのではないかと心配。・子ども同士が仲良くて断りにくい。もともと仲が良いママ友ほど、誘われると断りにくいですよね。断ることでママ友に嫌われるのではないか、子ども同士の関係にも悪影響があるのではないかと心配でしょう。次では、ママ友との関係を良好に保ちながら、誘いをうまくかわす方法をご紹介しましょう。■ママ友と気まずくならない「上手な断り方」ママ友からの誘いを断る際、相手に誤解や疑念を抱かせないために、一番伝えなければいけないのは次の気持ちです。「あなたの誘いに参加はできないけれど、あなたのことは大好きで、あなたの活動自体も認めている」例えば、仲良しのママが自宅でパン教室を始めたとしましょう。「ぜひ、参加して」と誘われたら断れませんよね。そんな時は、まず最初の1回は参加してみるのです。そこで楽しかったら続ければいいですし、ずっと参加するのはちょっと…と感じたら、正直にその気持ちを話してみましょう。「実はこういうのは私、あまり得意じゃないの」と早い段階で言ってしまう。すると、相手は自分が嫌われているから参加しないのではなく、パン教室自体が苦手なんだと理解できます。実際、私自身は料理や家事が苦手なので、常日頃からママ友に「自分は料理や家事が苦手」ということを話していました。そのため、ママ友がパン教室やテーブルコーディネート教室を始めた時、1回はお祝いを兼ねて参加しますが、「いつも言っているけど、私ほんとこういうことが苦手で」とか「家族がダイエットしていて習っても家で作れない」などと伝えていたら誘われなくなりました(笑)が、今も仲良くお付き合いしています。この言い方はうまく誘いを断るのに有効かもしれません。また、子どもの習い事の送迎が忙しく時間が取れないなど、定期的に入っている用事とかち合って物理的に行けないなどの理由を伝えるのもいいでしょう。NGなのは、家の用事や子どもを理由に、その場限りの言い訳で断ること。教室は毎週のことなので、お誘いも毎週となるでしょう。その度適当な理由をつけて断り続けていると、相手は「私のこと嫌いなのかな。私の活動自体も応援してくれないのね」と感じてしまうでしょう。そういった誤解を招かないために、日頃から「すごい」「忙しいのに頑張っているね」「どういったことを教えているの?」とママ友の活動に理解や興味を持っていることを伝えつつ、「でも、私は正直、苦手なの。参加できなくてごめんなさい」と偽りのない気持ちを伝えればいいのです。そうすると、相手は「私のことを認めてくれている」と感じるので、もし参加しなくてもあなたに悪印象は持ちません。■ママ友から仲間はずれ?「3回に1回は参加」が嫌われない法則ママ友の誘いを断ることで、仲間はずれになるのではないかと心配するママも多いでしょう。そのグループやイベントには興味がないけれど、自分がそこにいないことでほかのママから何か言われているんじゃないか、仲間はずれになるんじゃないかという恐怖は感じますよね。例えば、幼稚園の送り迎えで毎日のように一緒になると、ママだけでお茶したり、帰りは公園や誰かの家で遊ぶということも多いでしょう。それが慣習のようになってしまうと、なかなか断りづらいですし、不在時にどんな話がされているのか不安も感じます。そういった場合は、「3回に1回」参加の法則を使ってみてはいかがでしょう。毎回や2回に1回の参加だと自分がしんどくて、4回に1回だと周囲には「参加していない」印象が強くなります。そこで、3回に1回のペースで参加するようにしてはいかがでしょうか。毎日のようにママだけでお茶をしている場合、3回に1回参加としたら、週に1回ないし2回となります。 1 週間で最大2回と思えば、無理ない範囲で乗り切れるのではないでしょうか。「毎回ではないけれど参加している」という印象を周囲が持てば、あなたのうわさ話をしたり、理由もなく仲間はずれにしたりという気持ちにはなりにくいでしょう。また、週1回のお教室であれば、3回に1回の参加なら月に1回、多くて2回。そうすると「ほかの日は用事で行けないけど、この日は大丈夫かな」と相手に予定を伝えやすいですよね。「この日とこの日はダメだけど、この日なら行ける」という表現をすると、相手は「この人は参加しようとしてくれているんだ」と感じますから悪印象は残りません。もし、子ども同士は仲が良いけれど、ママ同士はそれほど…という場合は、ママ抜きで遊ぶ約束をするというのも一つの手です。子どもだけ預けて遊んでもらう、もしくは相手の子どもだけを家に招いて遊ばせるのはどうでしょうか。ママ友とは最初と最後だけ顔を合わせればすむので気が楽ですよね。もしかしたら、相手も同じように感じているかもしれません。そのほか、送り迎えの時間をずらす、ママ友とは2人きりにならないようにする常に集団でいるようにするなどの方法も有効でしょう。■1回きりのイベント「興味がない…」断るタイミングは?発表会、展示会など1回きりのことであれば、「行く予定で調整するね」と、まずは前向きに検討すると回答しましょう。「行けそうにないなら、なるべく早く断ったほうが相手に迷惑がかからないのでは?」と思いがちですが、イベントなどのお誘いは大抵、1カ月以上前ですね。それなのにすぐ断ると、「え? そんな先まで予定が入ってるもの?」と相手は疑問に思うでしょう。早すぎるのも相手の心象を悪くします。だから、あなたのやっていることは認めていますと意思表示をするために「行く方向で調整する」とまずは伝えることが肝心なのです。そして「行きたくない、行けそうにない」なら、ママ友の負担や迷惑にならないタイミングで、親や家族、仕事などの予定を理由に「うまく調整できなかった」と断る方が波風は立たないでしょう。相手は否定されたと感じることもなく、余計な疑念を抱くこともありません。そのイベントに興味がないだけで、ママ友とは付き合っていきたいのですから、その後「ごめんね」と謝れば変わりなくお付き合いが続けられるでしょう。子どもが年中、年長になった頃から、自宅をお教室として開放するサロネーゼが増えてきます。子どももある程度手が離れ、何か始めたい。家での教室なら、わざわざ子どもを預ける必要がない…という理由からでしょう。そして、生徒を集めるとなると、最初に声をかけるのがお友だち関係です。そういったお付き合いがつらくなる前に、程良く切り抜ける方法を身につけておくと、気持ちよくママ友とお付き合いできますね。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年11月18日子ども同士の関係にも影響があるママ友関係は、なるべく穏便に切り抜けたいと考える女性が多いでしょう。しかし、その思いを知ってか知らずか理不尽だと思える行動をしてくるママ友もいます。「どういうつもり?」と思わず目を疑ってしまう、ママ友の意地悪なエピソードを集めました。文・東城ゆず収入の話題に軽く触れる「収入の話題に触れてくるママが嫌です。“そんなに収入あれば、保育園料もすごく高いよね?”と直接聞かないで、回りくどいところがさらに意地悪だと感じる。うっかり話してしまいそうだから、その人と話すときはすごく気を遣います」(Iさん・31歳女性)収入の予測ができる会話は、たとえ気になっても避けるべきでしょう。個人情報を聞き出されて、不快にならない人はいないでしょうね。その人がいないところで事情を晒す「誰も聞いてないし、見てないんだから話す必要もないのに”この間、ちゃんのママが××ちゃんのママとトラブルになったらしい”と話すママ。何のためにしているのか分からないけれど、彼女自身の性格が悪いとしか思えません」(Nさん・28歳女性)不必要に他人を会話に出すのは、避けるべきでしょう。その人がいないところで、事情を晒すのは意地悪だと思われても仕方ない。誰かに聞かれると危うい話は、ママ友関係では避けるべきでしょう。悪口が多い「悪口が多い人は、いつの時代も嫌われますよね。私のママ友は、“信じてるから言うけど、あのママって感じ悪いよね”と常に違うママの悪口を言うんです。多分、私の悪口も他の人に言いふらしているんだろうな……」(Hさん・27歳女性)悪口を言いふらしている彼女は、自分自身は“被害者”と思っているかもしれません。しかし、自分では悪口だと思っていなくても、誰かをけなすような話はしないほうが無難でしょう。悪口をいう人には、とにかく近づかないこと。そのように自分も言われていると考えたほうが無難です。子どもを巻き込む「子ども同士を遊ばせないことで、自分の嫌いなママを遠ざけようとする人がいるのですが、とても感じが悪いです。ママ友関係の良し悪しで、子どもの友人関係を乱すような行為はやめたほうがいいですよね」(Sさん・31歳女性)大人の都合で子どもを巻き込むのは、非常に幼稚な行動です。大人の問題は大人だけで解決しましょう。ライバル心むき出し「同じような仕事に就いているママ友ですが、いつもライバル心がむき出しです。“まだそんなことやってたの?”とか、私を下げる感じの相槌を打ってくるのでイラっときます。相手をけなすような言葉遣いは、たとえそう思ってなくても嫌味にしか聞こえない。そういうセリフは、心の中に留めておいてほしいですね」(Kさん・32歳女性)ライバル心を持つことは、必ずしも悪いことではありません。それで互いに向上できるのなら、いいことでしょう。しかし、あまりに低レベルな対抗心の燃やし方をすると、相手を怒らせてしまうかもしれません。以上、ママ友のことを意地悪だと思った瞬間を送りしました。「子どもは親の背中を見て育つ」という言葉があります。子どもたちに見られても後ろめたくないママ友付き合いを心がけましょう。©Digital Vision./gettyimages© SeventyFour / shutterstock
2019年11月17日子どもが生まれたとき「人の親になったのだから」と、身の引き締まる思いがした人は少なくないでしょう。しかし、人間性を疑うような信じられない行動に出る人は、意外と多く存在します。今回は、ママ友の信じられない驚愕の行動について話を聞いてきましたので、ご紹介しましょう。文・東城ゆず園の先生を呼び捨て「子どもたちが遊んでいる時に、ママ同士で立ち話になった時のことです。“この間、ひろしが、卒園式の手伝いをしてくれって言ってきてさ”とママ友が話し始めたのです。“ひろしって?”と、聞き返したのですが、保育園の先生の下の名前とのこと。さすがに、大人のマナーとして、お世話になっているのに失礼だと思いました」(Sさん・34歳女性)子どもがお世話になっている保育園や幼稚園の先生を呼び捨てするのは、いい印象を抱きませんよね。本人からすれば、笑いと取っているくらいの気持ちかもしれませんが、大人の品格が何も感じられません。父母会を急にドタキャン「私の友達が幹事を務める父母会を、急にドタキャンした人がいます。理由は、“明日は、仕事が早いから”ということ。そんなの父母会の予定がわかった時点で遠慮しとけばいいのにと思います。お店を予約した後だったので、友だちが気の毒です」(Aさん・38歳女性)自分の予定を把握していないママ友にありがちな行動です。約束を取り決めてしまった後の変更は、周囲にも迷惑をかけるということを理解していないようです。父母会などの幹事を引き受ける際は、キャンセルの扱いについても明記しておくべきでしょう。幹事は大変なので、任され損はしたくないですよね。他人の家なのに遠慮がない「他人の家で遠慮がないママ友がいます。私の家で開催した飲み会が深夜まで続いたとき、そのママ友はまず“ビールなくなっちゃった!”と言いました。そのまま帰るかと思ったら、“ビールしか飲めないし、買ってきてほしい”と私に命令してきたのです。内心、“自分で買ってこい”と思いました」(Kさん・39歳女性)深夜まで及ぶ飲み会。スペースを借りているだけで、感謝されてもいいはず。それなのに、自分のお酒までお遣いに行かせるなんて……。怒る気持ちも理解できます。回覧板を飛ばす「同じ自治会で近所に住んでいるママがいます。子ども同士も仲が良くて、私もよく立ち話をする仲でしたが、最近はあまり話をしていませんでした。ある日、回覧板が急に回ってこなくなったんです。私に回覧板を回す人は、そのママでした。彼女に事情を聞くと“うちにも回ってきてない”というのですが、自治会長に電話したところ、回覧板は1週間に一回は回しているとのこと。もしかしたら彼女が……と考えると、今後のお付き合いが不安になってしまいます」(Iさん・41歳女性)自分の好き嫌いだけで必要事項を伝えないのは、周囲も迷惑しますよね。分かりやすい嫌がらせをする人には、面と向かって「どうして回覧板、回してくれないの?」と伝えるべきかも。でも、そういう人に限って、言い逃れがうまかったりするんですよね……。子どもを夜中に放置「私の友だちのシングルマザーは、婚活に焦りを感じているようでした。あるとき、彼女と話す機会があったんです。どうやらいい男性を見つけたらしく、話を聞いていると“夜に彼に会いに行くの”というんです。そこで子どものことを尋ねると“寝かしつけた後だし、家に置いておくよ”って……。“災害や事件に巻き込まれたら、どうするの?”って怒りました」(Wさん・29歳女性)子どもを夜中に放置して、彼氏のところに行ってしまうのは、無責任すぎるのでは。挨拶をシカト「授業参観の日、いつも通り仲良しのママの元に駆け寄ったんです。“おはよう”と伝えた瞬間、彼女は明らかにそっぽを向きました。そして、私のことを無視して、遠くで呼んでいる他のママのところへ。そんな分かりやすい避け方をされると、さすがに傷つきます」(Hさん・43歳女性)大人にもなって、こんな子どもじみた行動をするとは……。人としての品性を疑いますよね。たとえ嫌いな人だとしても挨拶の返事くらいはすべきです。縁を切って当然の人と言えるでしょう。以上、“ママ友の信じられない行動6選”をご紹介しました。ママ友以前に、人として疑ってしまう行動もあります。「人のふり見て我がふり直せ」ということわざがあるように、自分が不快に感じた行動は、決してやってはいけません。イラっとしたママ友の行動を見て、自分を振り返ると、円満なママ友関係を築くことができるはずです。©isabella antonelli/gettyimages©Sergey Novikov/gettyimages
2019年10月31日あなたが理想とするのは、どんなお母さんですか?家事も仕事も完璧で、おしゃれな家に住み、子どもとはいつもニコニコ接し、夫とは恋人同士のように仲良く…。「理想は理想、自分にはとても無理…」と思いつつも、こうなりたいという気持ちと現実とのギャップが少しつらくなる時もあるでしょう。「理想のお母さん像」は、どうしてママたちを追い詰めてしまうのでしょうか?■どうして「理想のお母さん」を目指してしまうのか?厚生労働省が発表した2018年の人口動態統計によると、1人の女性が生涯に出産する子どもの数にあたる合計特殊出生率は1.42と、前年から0.01ポイント下がっています。その数字が語るように、今は昔と違い、子どもの数は1人か2人の家庭が多く、多くても4〜5人でしょう。そのため、お母さんは育児の経験値があまり積めず、「失敗してはならない」という思いが強くなるのではないでしょうか。さらに、お母さんは子どもを守ろうとする保護本能が強まっているうえ、子どもの教育や習い事、しつけなども考えて実行していかなければいけません。そうすると、「こうでなければならない」という子育ての理想、お母さんの理想像を作り上げてしまうのでしょう。そういう時、私はあえてネットの情報にたくさん触れることをおすすめしています。ネットには、相反する情報がいっぱい氾濫しているからです。例えば、離乳食はなるべく早く始めた方がいいという意見もあれば、食物アレルギー予防のためになるべく遅くした方がいいという意見もあります。英語学習も、早期教育がいいという説もあれば、ある程度日本語ができるようになってから始めた方がいいという説も。そうすると、育児には絶対の正解がないと実感できますよね。自分の正解が、ほかの人の正解とは限らないのです。例えば、東京なら私立小学校への入学はそれほど特別ではないけれど、地方では公立が主流ですよね。生育環境や住んでいる場所、タイミングが違えば、育児に対しての考え方や常識も違って当たり前。結局、育児はその子にとっての正解しかないし、そのお母さんにとっての正解しかないことがわかるわけです。正解は人それぞれですから、違うからといって自分が間違っていると不安になることはありません。もし、自分が「理想のお母さん」を追い求めすぎていると感じた時は、あえてネットの情報に触れてさまざまな意見に耳を傾けてみませんか。■ほかの人の目、ほかの人の言葉が気になったら?例えば、「母乳じゃないの?」と義理のお母さんから聞かれたとしましょう。そこで「母乳で育てられないのは母親失格?」と落ち込む必要はありません。母乳で育てるのが義母の常識であって、あなたの常識ではないだけ。義母も間違っていませんし、あなたも間違っていません。「この人の正解はそれなのね」と受け止めるだけで、気にすることはありません。そう言われたなかで、自分が「いいな」と感じたものは取り入れればいいですし、ちょっと違うと思ったものは取り入れなければいい、無理と感じたら無理と言えばいいのです。判断ポイントは、取り入れてみて「うれしい」と思うか「え?」と思うか。「あの人が言ったから」とか「世間ではそうだから」という理由でやらなければいけないと思った時点で、それはあなたや子どもの「正解」ではないでしょう。育児に関しては、快感か不快かで判断していいと思います。それは一人ひとり違うものですし、自分に当てはまるものもあれば、そうではないものもあります。そこは、子どもやママ中心で考えていいでしょう。自分がいいなと思ったものだけやって、違和感を覚えたらやめればいいのです。■夫から「理想のお母さん」を押し付けられたら?あなたの理想と夫の理想が違った場合は、快・不快で判断するのは難しいでしょう。一緒に育児を担う2人ですから話し合わなくてはいけません。ほかの人でしたら「そうですね〜」と流せるところでも、夫には「私は違うことを考えているから、どうしようか?」と話す必要があります。できれば、長い時間子どもと過ごす、面倒を見る方に合わせるのがベストですが、お互いが自分の理想を主張して平行線のままの場合、どうすればいいのでしょうか?例えば、自分は必要ないと思っている習い事を、夫がやらせたいと言い始めたら? 「その時だけ、あなたがサポートして」と頼めばいいのです。そうやって妥協点を見つけてはいかがでしょうか。男性の場合、「じゃあ、やってよ」と言うと、大抵やらないですよね(笑)。妻が折れてサポートしてくれるのが前提で「やらせたい」と言っているからでしょう。でも、口を出すのに手は貸さないというのはおかしいですよね。ですから、「俺はできないよ」と言われたら、「じゃあ、あきらめるしかないね」でいいと思います。夫とは、話し合える関係、理解し合える関係がまず大切。でも、話し合う余地もなく、育児は何もやらないのに「理想のお母さん像」を押し付けてくる夫も少なからずいます。その場合は、「丸投げ」がおすすめ。例えば、夫は娘を小学校から女子校に通わせたいけれど、あなたは地元の公立小で十分と思っている場合。「私は公立小でいいと思っているけど、あなたがそう考えるなら検討してみるから、どこの学校がこの子にとってどのようにいいのか調べて教えて」と丸投げするのです。そこで夫が動かないなら、彼の理想はその程度なのです。「自分以外の人がお膳立てしてくれるなら」の理想であって、本気でやりたいことではないということでしょう。■「理想のお母さん」は存在しない誰にでも共通するような「育児の正解」はありません。あなたと子どもの正解は、ほかの親子の正解ではありませんし、その逆もしかり。育児に正解がないのであれば、みんなが同じ理想を目指さなくてもいいのではないでしょうか。「理想のお母さん」も存在しないといえるでしょう。ほかの人の意見を参考にするのはいいけれど、必ずしも同じようにする必要はありません。育児の正解や常識は人それぞれで、親子の数だけあります。もし、「理想のお母さん」像に押しつぶされそうになったら、相手の言うことが絶対だとは思わないこと。なぜなら、ほかの人はあなたの子どもの成長に責任をとってくれるわけではないのだから。まずは自分の子どもをよく観察し、あわせて自分の現状を鑑みてベストと思われる方法を選べばいいでしょう。自分と我が子にとって正解があるとしたら、次の2つ。・お母さんが子どもに対して笑顔を向けられること・「あなたが大事」というメッセージをお母さんが子どもに伝えられること仕事が忙しくて家事がうまく回っていなかったり、ほかのお母さんと比べて「できていないな」と思うことがあったりしても、最優先すべきは上の2つ。もし、ほかの人から何か言われてモヤモヤするのであれば、それは相手の主張が少し正解だと感じているからかもしれません。でも、それは自分ではできないと感じている…。それもまた事実であって正解だと認めることです。ほかの人と自分は別の人間だから、正解もまた別。「できない」と思ってやらないことも、あなた自身にとって正解で、ほかの人と違っていいのです。それが、あなたと子どもの正解ですから。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年10月08日日々、心にチクチク刺さる言葉にモヤモヤしながら、何も言い返せずに我慢しているママ。特に、夫や義両親、実両親など、一生付き合わなければいけない相手だと、なおさら何も言えないでしょう。でも、そのモヤモヤを放っておくと、だんだんイライラに変わり、ついには子どもに当たってしまうことも…。そんなうつうつとしているママたちのための書籍 『「言い返す」技術 ムカつく相手にスパッと言い返す』 が発刊されました。著者は、作家でありカウンセラーの五百田達成さん。角が立たず、良い関係をキープしつつ、夫や義両親、実両親に言い返す方法はあるのでしょうか? 五百田さんにお話をうかがいました。五百田達成(いおた・たつなり)さん プロフィール作家・カウンセラー。東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂を経て独立。鋭い視点から「コミュニケーション」「人間関係」を分析し、そこから導き出す実践的なアドバイスは高い評価を受けている。「コミュニケーションのプロ」としてメディア出演多数。著書にベストセラーとなった『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』『話し方で損する人 得する人』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)など。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。HP: 五百田達成オフィシャルサイト ■姑、実母、夫…一生付き合う相手からの「悪気のない言葉」――夫や義両親、実両親からの悪気のない言葉に傷つくことがあります。でも、一生お付き合いする相手なので、何も言い返せないママがほとんどだと思います。五百田達成さん(以下、五百田さん):第2回でもお話ししたように、「Yes,but」で答えるのはどうでしょうか。「最近は紙おむつなのね〜」と言われたら、「昔は布おむつだったんですよね」と相手の言葉に一旦、イエスを言って、「でも、うちはこれなんです」とノーを言う。「これがうちのルール、スタイルなんです」と言うのは、上手な自己主張の言葉かと思います。さらに、「私がこうしたいんです」より、「どうしてか、こうなってしまうんです」のほうが、責任転嫁できる言い方になりますね。暗に「私がコントロールできるものではないんです」という意味を含ませるんです。ほかには、最近の若い子の間で流行っている「あ〜、ね」という言葉はどうですか? 差し障りなく受けとめている「フリ」をする。これは、女性の生きる知恵、コミュニケーションだと思います。男性にはなかなかできないこと。もし義母が「おむつは布が良いわよ」と言ったとしたら、夫は「古い常識を持ち出すな。母さん、黙ってろ」とけんもほろろに言い返す。で、シュンとする義母の隣で妻が胸を痛めてる…よくある風景ですよね(笑)。■毒親「実の親からの言葉が一番きつい」理由――最近は、実両親に言われた言葉のほうが傷つくというママの声が多いんです。五百田さん:問題は、義両親よりも毒親ということですね。さらに、昔と比べて今のおばあちゃんは元気。手も口も出してくるわけです。基本的には、先ほどお話しした「Yes,but」の対応でいいと思います。例えば、子どもを叱っている時に「あなたも昔はそうだったわよ(だから、しかる資格はない)」と実母が口をはさんでくる時がありますよね。おばあちゃんからしたら、孫に好かれたいから味方をしてしまうんです。でも、そのために親の立場をなくす、親の権威を落とすことを言ってしまう。でも、そういったことをすればするほど、孫に会わせてもらえなくなるのにね(苦笑)。実両親の場合は、強めに言い返してもいいと思います。相手もそこまで傷つかないし、こちらもあまり自己嫌悪におちいらないでしょう。このシチュエーションで僕がおすすめするのは、「今はわたしの話はしていない」。ぎりぎり実用的だと思うんですけど、いかがですか?実両親は意識してか無意識かはわかりませんが、わざと子どもの前で言っている可能性がありますから、「子どもの前だから、そんなことを言うのはやめて」というのはあまり効果がありません。「今は私の話じゃない、この子の話をしているから」と言うのがいいかと思います。あとは、「お母さんがそうだったから、私もこうなっちゃったのね」「お母さんも私をガミガミしかっていたじゃない」って言えばいいんです。なら「まあ、そうね」ってなるかもしれない。それは対等でフェアな言い分ですよね。ただし、実の母に家事育児を手伝ってもらっているのであれば、ある程度、口を出されるのはしょうがないと思わなければいけません。例えば、子どもを預かってもらったり、ごはんを作ってもらったりしているのであれば、実母は会社で言うところの「株主のひとり」、口を出す権利があります。それが嫌なら、お金を払って外部の育児サービスに頼むべきです。実母に手伝ってもらう以上、いろいろカチンとすることを言われるのは当たり前だと思ってください。でも、そこで我慢する必要はなくて、言い返せばいいんです。それがコミュニケーションですから。――「自分は親のようにはなりたくない」と思いながらも、同じように毒親になってしまうのではないかという不安を持つママもいます。それを断ち切る方法ってあるのでしょうか?五百田さん:母と娘の結びつきは本当に強すぎるので、どこかで断ち切らないとだめですよね。結論から言うと、ちゃんと母にピシャリと言い返すのは良いと思います。母にはやさしくしなくてはとか、私がいるのはこの人のおかげだから尊敬しなければとか、無理にそう思う必要はありません。母と自分は別人間、同様にお子さんとママも別人間なんですから。「親の愛は何よりも深く、親は私を絶対的に愛していて、だからあんなことを言われてもこんなことをされてもすべては愛だから我慢しなければいけない」なんて考えていると、不幸の連鎖です。自分の子どもにも同じことをしてしまうかもしれません。■夫の悪気ない一言…うまい撃退法は?――ママたちが夫に言われてイライラモヤモヤする言葉に「手伝ってあげる」というのがあります。五百田さん:「手伝う」もダメだし「あげる」もダメで、二重にNGな言葉です。そういう言葉には、おうむ返しがいいかもしれないですね。絶妙に間をあけながら「手伝って…あげる?」と言うのはどうでしょうか? 間をとって聞き返せば、夫もまずいこと言ったなってわかるでしょう。「子どもを静かにさせろよ」と言われたら、「子どもを…静かに…させろよ?」とかね。「あなた今、何言ったかわかってる?」と夫に言い返したり、無視するよりはいいでしょう 。お互い冷静に対応できます。そう言って、夫の出方を見た方がいいですね。ママも少しは胸がすくのではないでしょうか。――夫は、家事育児を他人事のようにとらえていますよね。それは、どうしてでしょうか?五百田さん:妻が「家事育児は自分が取り仕切る場所」と思っているのなら、夫の主体的な参加を期待するのは厳しいでしょう。家庭は自分のフィールドで、家事育児を自分の想い通りにしたいと思っている妻は、言わば「社長」的な立場。すると、夫は「バイト」的な意識しか持てないので、「もっとちゃんと子どものことを考えて」といったざっくりとした指示では動けません。妻が仕切っているので、夫はついていくしかないんです。夫も夫で「何言ったって、この会社(家)の方針は変わらないだろう」と思っていますから。夫婦で一緒の歩みをしたいのなら、自分も折れなくてはいけません。子どもの教育方針も家事の仕方も、夫の意見を取り入れて進めて、そこでようやく社長と係長くらいにはなれるんじゃないでしょうか。家庭といえども、まさに仕事のパートナーシップと同じですよね。ですから、妻は夫を「子どもを20歳までなんとか育てようプロジェクト」のパートナーとして、どういった分担ができるかを考えるべきです。プロジェクトマネージャーの視点が必要ですね。■良好なコミュニケーションでは愛情が邪魔になる?――家事、育児にもビジネスの視点が必要ということですね。五百田さん:そこに、家族愛や子どもへの愛情といった感情を持ち出すとややこしくなります。「あなた、子どもがこういう風になっているのに、なんとも思わないの?」といった感情論になって解決の糸口が見えなくなるんです。コミュニケーションがうまくいかない、言い返せずにモヤモヤする理由のひとつに、「なんでも愛でひっくるめようとする」感情が邪魔をしているのかもしれませんね。「おむつは布がいいと思うのよね」の義母の言葉に何も言い返せないのも、孫愛で言ってくれているのがわかるから。でも、言葉によるコミュニケーションを1つ挟むと、自分の感情をフィルタリングできる。言葉ってそのためにあると思うんですよ。ムカッとしても、いったん頭をやわらかくして「言い返す」技術でうまく伝えられたら、感情の処理ができるようになるでしょう。大人でも、言葉が出ないとイライラがたまるし、泣きたくなるし、時には手が出るし、子どもと一緒です。だから、コミュニケーションの専門家としては「みんな、ちゃんと言葉使おうよ。うまく言えないなら、うまく言えるようになろうよ」と声を大にして言いたい。今からでも遅くないと思います。あとは、ズボラなお母さんになりましょう。女性は、汚れた家を見せるのが恥ずかしいから、家事代行サービスは頼めないという人が多いですよね。頼んだとしても、その前に下掃除をするとか聞きます。それは、とても女性的だし、人間的だし、日本的ですよね。でも、男性は逆で、どうせきれいにしてもらえるんだからと汚しまくります。そこまではできないにしても、それくらい割り切って、家のことは細やかにできないお母さんになるべきです。特に息子を持っているママは。例えば、ついつい夫には「おかずをもう一品増やしてしまう」「お風呂の時はタオルを用意する」という妻がいますが、子どもはそれをよーく見ています。そして真似をするんです。「ママ、ごはん」「ママ、タオルは?」って。そして将来、育児や家事でへとへとの妻に「おかず、これだけ?」とか「お風呂入るからタオル出しといて」とか言う夫になってしまうわけです。ですから、息子のために将来のお嫁さんのために、涙をのんでわざとやらない(笑)。子どもには手をかけ過ぎない。愛との戦いですね(笑)。世の中にあふれる、モヤモヤ言葉、イライラ言葉、ムカムカ言葉…。「事を荒立てたくない」「私さえ我慢すれば」の気持ちで、言われっぱなしだったママさんも多いでしょう。でも、「言い返すことも一つのコミュニケーション。繰り返すことでうまくなります」と五百田さん。イライラモヤモヤをため込まない技術を。参考図書: 『「言い返す」技術 ムカつく相手にスパッと言い返す』 (徳間書店)突然キレてくる人。怖いパワハラ。気持ち悪いセクハラ。遠回しに悪口ばかり言ってくる人…。そんなムカつく相手にスパッと言い返す超簡単テクを大紹介! 事を荒立てたくはない。でも、言われっぱなしはイヤだ。あっちに「すみません」と反省させ、こっちもスカッと気持ちが晴れる。そんな魔法のような「言い返し方」を教えてくれる1冊。
2019年09月07日子ども連れだと、公共の場や乗り物であからさまに嫌な顔をされたり、「うるさい! 子どもを泣きやませろ」「ベビーカー、邪魔だな」など、ママの心にチクチク刺さる言葉を投げかけられることがあります。「私の方こそ泣きたい…」と、モヤモヤ・ウツウツするママは少なくないはず。そんなママたちの心を軽くしてくれる書籍 『「言い返す」技術 ムカつく相手にスパッと言い返す』 が発刊されました。著者は、作家でありカウンセラーの五百田達成さん。公共の場での心ない言葉に、ママはどう対応したらいいのでしょうか? 五百田さんにお話をうかがいました。五百田達成(いおた・たつなり)さん プロフィール作家・カウンセラー。東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂を経て独立。鋭い視点から「コミュニケーション」「人間関係」を分析し、そこから導き出す実践的なアドバイスは高い評価を受けている。「コミュニケーションのプロ」としてメディア出演多数。著書にベストセラーとなった『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』『話し方で損する人 得する人』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)など。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。HP: 五百田達成オフィシャルサイト ■公共の乗り物で「うるさい!」と言われたら?――子ども連れだと、通りすがりの人に乱暴な言葉を投げかけられることも少なくありません。こういった時のモヤモヤは、どう解決していけばいいんでしょうか?五百田達成さん(以下、五百田さん):知らない人から「うるさい」とか「子どもを泣かせるな」とか言われる時ですよね。そういう人に対して、「あなただって小さい頃があったでしょ」と注意する人がいますが、実は相手の心には1mmも響かないんですよ。「確かに! 俺も小さい頃があった」って気づいて反省するような人は、最初からそんなこと言いませんから(笑)。――そういう言葉をかけられて、公共の乗り物に乗るのが怖くなったというお母さんもいます。五百田さん:どう言い返すかはさておき、楽になる考え方として「いろいろな人が乗る公共の乗り物は、うるさい・くさいは当たり前」があります。運賃を払っている以上、みなさん利用する権利があって、公平なはずなんです。公共交通機関なんですから、子どもが泣いているのも当然で、それが気になる人は車両を変える、降りるなどの対応をすればいいと僕は思います。でも、女性はそうスッパリとは割り切れないですよね。良い人、良いお母さんにならなきゃいけないと考えている人がほとんどで、他人に迷惑をかけたくないと思ってしまうでしょう。でも、そんなの無理。ですから「子どもが泣いてもそれほど迷惑なことではない。良いお母さんでいる必要はない」くらいの心構えで良いと思います。■通りすがりの人からの暴言、3つの対処法――もし、そういった暴言に何か言えるとしたら、どういう風にしたらいいでしょうか?五百田さん:言われたことに感情的にならず、冷静に言い返すっていうのが基本です。静かな声、静かな対応をしたもん勝ちだと思います。「大きな声、出さないでください」とか「次の駅で降りますから」とか。何を言い返すにしても、静かな声がいいかなと思います。あとは「困っているんですよね、全然泣きやまなくて」と他人事のような返しをするのもいいかもしれませんね。そう言うことでママの気持ちも少しはすっきりするし、事も荒立たないですよね。相手は食い下がってくるかもしれませんが、何を言われても「ですよね〜、そうですよね〜」を繰り返す。すると、攻撃がきかないと思い相手もあきらめるでしょう。子ども連れのママに暴言をはく人って、周囲からも軽蔑されますよね。周りは「そんなこと言わなきゃいいのに」「なんて心の狭い人だ」と思っているでしょうから、その人たちを味方につけるのも有効でしょう。ほかの人に「うるさいですか?」って聞いて周りを巻き込み、味方につけるのもアリだと思います。■子育ての大先輩からの「余計な一言」どう切り返す?――年配の女性から話しかけられる何気ない言葉でも傷つくことがあります。「母乳なの?」とか「最近は紙おむつなのね〜」とか。五百田さん:そういう言葉には「Yes,but」で答えるのはどうでしょうか。「最近は紙おむつなのね〜」と言われたら、「昔は布おむつだったんですよね」と相手の言葉に一旦、イエスを言って、「でも、うちはこれなんです」とノーを言う。これは義両親からイライラする言葉をかけられた時にも使えるテクニックです。――「まあ、こんなに泣かせて」「私たちが子育てしていた時は…」といった言葉にも、どう対処したらいいかわからない時があります。五百田さん:そういう時は「どうすればいいですか?」って聞いてみるといいかもしれないですね。あとは、暴言を受けた時と同じように「ね~、困っちゃいますよね。泣きやんだらいいですけどね」って受け流す。■心ない言葉の予防法「言われる前に言う」――そういった傷つく言葉をあらかじめ防ぐ方法はあるのでしょうか?五百田さん:僕が小さい頃、母がやっていたことは有効な方法かもしれませんね。ある日、満員電車で小さい僕をすみっこに座らせたんです。子どもで小さいから、立たせているより座らせたほうが安全だったと思うんですけど、母は周りに聞こえるように「すみっこに座らせてもらいなさい、危ないからね」って僕に向かって言ったんです。その時の僕は「どうしてお母さんはわざわざ声に出して言ったんだろう」って不思議に思っていたんですが、今から思えば、それは周りに対してのアピールだったんだなとわかります。そういうコミュニケーションもあるなと思いました。ですから、暴言を投げかけられる前に子どもに向かって「周りに迷惑がかかるから良い子にしてようね」と言ったり、「すみません、うちの子うるさくないですか?」と周囲に声をかけて先手を打つのは効果的だと思います。公共の場や乗り物などで投げかけられる心ない言葉には、「冷静に静かな声」「他人事のように受け流す」「そうですね、でも…のYes,butテクニック」「周りを味方につける」などの対応策を教えていただきました。 次回 は、長い付き合いになるからこそ、関係を悪くしたくない夫、両親へはどう言い返せば? 引き続き五百田さんにお話をうかがいます。参考図書: 『「言い返す」技術 ムカつく相手にスパッと言い返す』 (徳間書店)突然キレてくる人。怖いパワハラ。気持ち悪いセクハラ。遠回しに悪口ばかり言ってくる人…。そんなムカつく相手にスパッと言い返す超簡単テクを大紹介! 事を荒立てたくはない。でも、言われっぱなしはイヤだ。あっちに「すみません」と反省させ、こっちもスカッと気持ちが晴れる。そんな魔法のような「言い返し方」を教えてくれる1冊。
2019年09月06日「うるさい! 子どもを泣きやませろ」「ベビーカー、邪魔だな」といった通りすがりの人からの言葉や、「まだおむつなのね」「母乳じゃないの?」といった身近な人からの言葉など、ママの心にチクチク刺さる言葉は世の中にたくさんあふれています。「言い返せないけど、モヤモヤウツウツする…」そんなママたちの心を軽くしてくれる書籍 『「言い返す」技術 ムカつく相手にスパッと言い返す』 が発刊されました。著者は、作家でありカウンセラーの五百田達成さん。ママはどうして言い返せないのか? もし言い返すとしたら、どんな言葉がいいのか? 五百田さんにお話をうかがいました。五百田達成(いおた・たつなり)さん プロフィール作家・カウンセラー。東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂を経て独立。鋭い視点から「コミュニケーション」「人間関係」を分析し、そこから導き出す実践的なアドバイスは高い評価を受けている。「コミュニケーションのプロ」としてメディア出演多数。著書にベストセラーとなった『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』『話し方で損する人 得する人』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)など。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。HP: 五百田達成オフィシャルサイト ■「言い返す」技術は大切な人を守るママの強い味方――五百田先生の新刊『「言い返す」技術 ムカつく相手にスパッと言い返す』は、タイトルから心惹かれました。五百田達成さん(以下、五百田さん):編集者と最初に話していたのが、「最近みんな、イライラがたまっているよね」ということ。そこから企画が始まりました。相手をムカッとさせることを口にする人がいて、その言葉に傷ついてイライラして、まさに負の連鎖です。僕の専門は、「どう言うか」によって人間関係を良くする、言葉を使って人間関係をまろやかにするコミュニケーションです。そこで、今のみんながイライラしている時代にフィットするような、むかつく相手を一発で黙らせる、スパッと「言い返す」技術を紹介する本を出したいと思ったわけです。一部の女性からは、「私は言い返せません」という意見もいただいています。ズバッと言い返してことを荒立てたくない、しこりを残したくないと。かといって、黙って我慢しているだけでは、ウツウツとしたものがたまって、夫や子どもに「今、機嫌悪いの!」と当たってしまうかもしれません。大切な人とのコミュニケーションは、大切にした方がいいと思うんですが、逆に、心ないことを言ってくる人とのコミュニケーションは、手を抜いてもいい。時にはバッサリ言い返してもいいんじゃないでしょうか。どうでもいい相手には、いちいち胸を痛めないで、サクッとストレスなく言い返せるようになれたらいいですよね。書籍で紹介している中には、ママにとって現実的ではない言い回しもありますが、そこは「ふふふっ」と笑いながら読んでもらえれば。そうやって、うまくガス抜きをして昇華できるママの味方、お助けグッズになればいいなと思いますね 。■女性でもできる「事を荒立てない」うまい言い返し方――女性は何か言われてムッとしたりイライラしても、事を荒立てたくないので言い返さない、言い返せない人が多いと思います。それは、女性特有のものでしょうか?五百田さん:そうでしょうね。事を荒立てたくない、平和主義、それが第一という気持ちは、女性の方が男性より強いでしょう。それは裏を返すと、みんなに好かれたい、嫌われたくないという「全面外交」だと思うんです。でも、それがストレスをためる原因になる場合もあるわけですよね。ママ友や夫、義両親、通りすがりの人にまでいい顔をして、ストレスがたまる。一方、男性はそこまで周囲に気をつかいません。――そんな「事を荒立てたくない」女性特有の気持ちを踏まえて、うまい言い返し方はあるのでしょうか?五百田さん:例えば、荷物を置いて席をとっていたのに、戻ってみたら知らない男性が席を横取りしていたとしましょう。男性を直接注意したり、隣の人に「私、この席とっていましたよね?」と周りを巻き込んで、その男性と争って席から立ち退かせる方法もありますが、それは「言い返す」技術ではなくて「やり返す」技術。おそらく女性の場合、そこまでして立ち退かせようとする人は少ないと思うんです。最終的にはゆずるんでしょうけど、なんだかモヤモヤするから、その気持ちはスッとしたいですよね。でも、男性のように「チッ」て舌打ちするのはスマートではないので、「あー…、ちゃんと荷物を置いていたのに、見えなかったんですね」と言いながら席を移動するのはどうでしょうか。その一言で、少しでもイライラやモヤモヤをガス抜きできたらいいなと思うんですよ。人に迷惑がかかることを女性は気にしますが、何もせずに「ちゃんと荷物を置いとかなかった自分が悪いんだ」と自分を責めたり、「ああいう時は強く出ないといけないなって思いました」と自己否定をブログに書き込んだりするのは、女性特有の悪い癖だと思います。男性より女性の方がコミュニケーション力に長けているのですから、何か言葉を使って解決できたらいいですよね。「そうだ、こう言えば良いんだ」という言い返し方を知ってほしい。■言い返す技術の向上は「反復練習、無感情、得意技」――私自身、出産後のほうが、人から言われたことにモヤモヤしたり過敏に反応したりすることが多くなったような気がします。それは、どうしてなのでしょう? 五百田さん:母になった瞬間、女性は守るべきものが増えるんです。子どもというのは、母にとって自分の手足、分身みたいなもので、攻撃から守るべきものが広がって増えるわけです。さらに、防衛本能も強くなり、危険を感知するセンサーが研ぎ澄まされます。何か自分たちを阻害するものがないかといつもピリピリしてしまうわけですが、良く言えば感受性が豊かになる。望まないタイミングでつい泣いてしまったりしませんか? それは、モヤモヤがたまりやすくなっているからです。一方、夫は、妻ほど子どもを自分の分身だとは思っていないでしょう。そのうえ、たまに事を荒立てることをしてしまう(笑)。例えて言うなら、我が国(ママと子ども)は平和主義で丸く収めようとしているのに、同盟国(パパ)が戦争を始めてしまうようなことです。すると、防衛したかったママはさらにストレスがたまりますよね。平和主義のママという国と同盟を結んだ以上、パパは子どもがいない頃よりも慎重な外交をしなければいけません。そのために、男性は女性のような言語能力を身につけたほうがいいんです。――確かに、「どうして家庭の平和を壊すの?」と妻から言われる夫は少なくないようです(笑)。書籍の中で、試してみたい言い返し方がたくさん紹介されていますが、女性の中には言い返したことで自己嫌悪に陥るタイプもいます。五百田さん:ここで紹介する「言い返す」というのはあくまで技術なので、繰り返すことでうまくなっていきます。言い返すこと自体、女性には現実的ではないかもしれませんが、できるところからやっていけば技術は磨かれていきます。それに人間ですから、繰り返すことによって良い意味で麻痺します。例えば、思春期に初めて好きな人へ告白というのはとてもドキドキしたものですよね。でも5回、6回と繰り返すとドキドキは薄まってきます。そして8回、9回となってくると上手になり、タイミングも見計らえるようになります。言い返すことも同じで、言葉によるコミュニケーションは技術なので、 理論と反復練習でうまくなるんです。「コミュニケーションは真心」と思っている方も多いでしょうが、僕はそこまで感情や気持ちをこめる必要はないと考えています。そういった気持ちを言葉にのせて、渾身の力を込めて言い返すから、相手が反応したら「やりすぎたかな…」と反省したり、効果がなかったら「ああ~、うまくいかなかった…」と落ち込むわけです。言い返して自己嫌悪になるっていうのは、そこに感情をのせているからなんですね。女性はもっとドライになってもいいと思うんです。そして、これならできるかな? ってところから始めてみて、100回すれば慣れますし技術も向上します。それに、できないと思うことはやらなくていいと思います。サッカー経験のない人が突然、オーバーヘッドシュートができないのと同じで、コミュニケーションにもできる・できないがあるのは当然です、技術ですから。そこで、自分ならできる言い返し、自分の得意技というのを持つといいかなと思います。書籍にはいろいろな言い返し方を相手別、シチュエーション別で紹介していますが、自分で「これならできるんじゃないかな」という得意技を見つけるといいかと思います。■ママにおすすめ! うまい言い返し4つのテクニック――ママにおすすめの言い返し方には、どんなものがありますか?五百田さん:鈍感な人を装う言い返し方というのがあって、「わからないですね」「どうでしょう…」を得意技にしている女性は強いですね。うちの妻はそういうのがうまい人で、僕が無理難題な相談をすると「どうだろうね~」って(笑)。でも、そう言われると僕も気づくんです。「無理難題を言いすぎた」って。だから、「これとこれだったらどっちが良いと思う?」とか、逆に「アドバイスはいらないから聞くだけ聞いてほしい」という言い方をします。この「どうだろうね〜」「あまりよくわからない」は、人の悪口や噂話をされた時にも有効です。僕もよく使いますね。――それも言い返す技術ですね。五百田さん:そう! これも言い返す技術なんですよ。「言い返す」というと、はねのけるような印象を受けるかもしれませんが、そらす、かわす、避ける、素通りするというのもある意味、言い返す技術だと思います。カウンターパンチを相手に食らわす方法もありますけど、それは女性にとって現実的ではありませんよね。そうやって、スッスッとかわす。そういう意味で、うちの妻は天才かも知れません。昔、僕が初めて念願の著作本を出した時、大学の友人がしれっと「俺も本、書こうかな〜」と言ったんです。そこで僕はちょっとモヤモヤしたんですよね。なんだか、自分が大切にしているものを軽んじられたような気がして。それを妻に相談したら、「『じゃあ、書いたら?』ってそのまま言い返せば良かったのに」と言われたんです。あー、そうだなって! それも、事を荒立てない言い返す技術ですよね。だから、うちの妻は最高なんです(笑)。子どもを持ったからこそ、事を荒立てず、平和に過ごしたい。心ない言葉にも言い返せず、モヤモヤ・ウツウツとしてしまうことも多いママ。五百田さんの「言い返すのも、技術。繰り返すこと、必要以上に感情を込めないことがコツ」というアドバイスが胸にスッと響いたママも多いのではないでしょうか。 次回 は、公共の場や乗り物で「うるさい、子どもを泣きやませろ!」とどなられたら? とっさの「言い返す」技術について、引き続き五百田さんにお話をうかがいます。参考図書: 『「言い返す」技術 ムカつく相手にスパッと言い返す』 (徳間書店)突然キレてくる人。怖いパワハラ。気持ち悪いセクハラ。遠回しに悪口ばかり言ってくる人…。そんなムカつく相手にスパッと言い返す超簡単テクを大紹介! 事を荒立てたくはない。でも、言われっぱなしはイヤだ。あっちに「すみません」と反省させ、こっちもスカッと気持ちが晴れる。そんな魔法のような「言い返し方」を教えてくれる1冊。
2019年09月05日同じママ同士でも、時にその言動に違和感を覚えることもあります。今回は、ママが恥ずかしいと感じたママ友の言動をご紹介しましょう。文・東城ゆずママ会の料金をケチる「ママ会の幹事を自らやってくれたママがいました。子育て中は、どのママも大変だし、すごくありがたいと思ったんです。しかし、後日彼女が幹事をしたがった理由がわかりました。幹事だけ無料設定のランチコースにしていたのです!確かに幹事は大変だと思いますが、ちょっと複雑な気分になりました。私の心が狭いんでしょうか……」(Mさん・29歳女性)子育て中はお金がかかりますよね。どんなママでも、なるべくコストをかけずに楽しみたいと考えているはず。決して幹事をすることが悪い訳ではないのですが、このような考えを持つママがいることも想定しておくべきでしょう。言葉遣いが乱暴すぎる「子どもに対して、公園でも関係なく“オメーら!”と怒鳴りつけるママがいます。確かに、子どもが悪いことをしたら、叱るのは親の役目。それにしても、少し言葉が乱暴すぎませんか……。別のグループのママにも、すごく見られています」(Hさん・36歳女性)ママになったからには、ママとしてふさわしい態度を求められるということを理解しましょう。周囲が違和感を覚えるような振る舞いは、子供へのしつけのあり方に疑問を抱かれてしまうこともあるでしょう。夫の悪口や不仲アピール「いつもママ会をやるメンバーの中に、夫の悪口を決まって話す人がいます。たしかに子育て中は、夫との関係を維持するのも大変ですよね。でもそれをわざわざ他の人に言う必要はないと思います。身内の悪口を堂々と話す人は、正直いって見苦しいですよ」(Wさん・38歳女性)同じママだからといって、全ての悪口や愚痴を受け入れられるわけではありません。愚痴や悪口を聞いて、いい気分になる人は少ないでしょう。お気を付けください。親からの援助をためらいなく公表「“携帯代は親が出してくれるから”“家のローンの半分は親が払ってくれた”と、大っぴらに語る人は、なんとなくだらしないなと思ってしまいます。どうしても親のすねをかじっているように見えてしまうんですよね。単に、親が援助を申し出ただけなのかもしれませんが、それを自慢げ話すことは、ちょっと違うなと思います……」(Uさん・41歳女性)結婚とは、ある意味自分の親から自立するということ。そんな話をすれば、だらしないと思われることもあるでしょう。もちろん、受け取るだけならバレないので、ママ友同士で大っぴらに公開するのは控えましょう。ありもしない噂の原因になるかもしれません。ママ友は、決して深い関係ではありません。相手のことを知らないからこそ、その行動にびっくりしてしまうこともあります。勘違いされるような軽率な行動や発言は控え、大人しくしておくことで、ママ友の関係を良好に保つことができるはずです。©Hero Images/gettyimages©Uwe Krejci/gettyimages©10’000 Hours/gettyimages©Henglein and Steets/gettyimages
2019年08月08日「麦わら帽子を被っていましたが、大河ドラマの時と同じ丸メガネをかけていたのですぐに麻生さんとわかりました。芸能人がよく訪れることで有名なお祭りですが、麻生さんもご自宅が近いようでこれまでにも何回か見かけたことがあります。この日も自転車に乗ってこられていましたよ」梅雨空が続いた7月下旬、東京のとあるお寺で開催されたお祭りに姿を見せたのは麻生久美子(41)。今年すでに3本の映画に出演し、秋には人気シリーズ『時効警察2019』(テレビ朝日系)への出演が決定するなど引っ張りだこの麻生。現在放映中の『いだてん』(NHK総合)では阿部サダヲ演じる田畑政治の妻役を好演している。そんな彼女だが、この日はドラマで見られない“母の顔”を覗かせていた。12年に第一子となる女児を、16年に男児を出産した麻生。一緒に来ていたママ友らと談笑終えた麻生は、子どもとともにゆっくりと縁日を巡っていく。子どもから「やりたい~!」「これ食べたい!」とおねだり攻撃にあっても、にこやかな表情でスーパーボールすくいやじゃがバターなど屋台をはしごしていく。笑顔の裏には、彼女自身の幼少期への思いがあったという。「お父さんの金遣いが荒く、幼いころの麻生さんは厳しい生活を送っていたそうです。15年に出演した『スタジオパークからこんにちは』(NHK総合)では、『近所にはザリガニがウジャウジャいたので、よく釣って帰って、鍋でゆでて食べていました』と語っていたほどです。そうした時代があったからこそ、お子さんには“不自由な思いをさせたくない”という気持ちがあるのではないでしょうか」(テレビ局関係者)子どもと一緒にいるうちに麻生も童心を思い出したのだろうか。昔懐かしの型抜きでは、店主が「次にやるのは誰かな~?」と声をかけると、「は~い!わたしです!」と嬉しそうに麻生が手をあげるお茶目な姿も見せていた。約1時間半にわたって、我が子とたっぷり夏祭りを満喫した麻生。つかの間の休息で羽を休めた彼女が、いだてんの救世主となる日も近い!?
2019年08月03日実家や義実家への帰省でいただくお土産や、子どもをとおしたお付き合いなどで手土産を渡したり、いただいたりする機会は多くあります。今回は、パパやママたちに行ったアンケートから、手土産にまつわるさまざまな思いに触れ、手土産のルールについて考えてみたいと思います。■もらって迷惑な手土産を経験している割合は?アンケートでは、もらって迷惑な手土産の経験があるか聞きました。その結果、6割を超える人が迷惑な手土産をもらったことがあることがわかりました。一方で約3割の方は、手土産に満足している、または迷惑だと思ったことがないと答えています。それぞれの思いは、一体どのような体験によるものなのでしょうか。Q.もらって迷惑な手土産の経験ある?ある 63.5%ない 34.3%その他 2.2%■迷惑な手土産1、好みの合わない食品アンケートに寄せられたコメントによると、迷惑な手土産に「食品」をあげた人が多くいました。どのような食品の手土産に迷惑と感じているのでしょうか?「『妊娠中に酸っぱいのが欲しくなるでしょ?』と梅干しをいただきましたが、私は自家製の酸っぱいものが好きだけど、いただいのは蜂蜜漬けの甘くて防腐剤が入っているもの。私のことを考えていただいたのでお気持ちはすごくうれしかったのですが…」(神奈川県 30代女性)「お酒を飲めない主人が、仕事関係の方々からお酒をもらって帰ってくると本当に困る。私自身もあまり飲めないから、何とかしてほしい」(神奈川県 40代女性)「好みが合わない」というと、ただ好き嫌いをしていると取られる場合もありますが、コメントの内容は切実です。ほかにも、「果物は食べないからもらっても困る」、「野菜ジュースは飲まないので余らせてしまう」という好みの違いに悩む声が寄せられました。■迷惑な手土産2、生鮮食品食べ物については、好み以外にも生ものを中心に迷惑な経験を訴えるコメントが寄せられました。「義実家にいただいた調理前のハモ。私にどうしろと…?」(神奈川県 50代女性)「義父が作る野菜。味が悪くてアクが強い、小さな虫が多くて、じゃがいももゴルフボールのように小さくて使いにくい。『ありがたく受け取れ!』とくれるけど、お金払ってでもおいしい野菜を買う方がストレスなくていいです」(徳島県 40代女性)「義母から大量の干物。小さい子どもには塩がきつくて食べさせられないし、冷凍庫がいっぱいになってしまい離乳食を冷凍する場所がなくなる。時期を考えてほしかった」(茨城県 40代女性)趣味で作っている野菜や魚などは、農薬の問題が少なかったり、新鮮だったりで、喜ぶ人も多いでしょう。ただ普段使い慣れていない食材や食べなれていないものは、調理以前に気持ちがなえてしまうことも理解できます。ほかにも、「正月前にカニをもらったが、食べた後のゴミ捨てができず困った」、「くさやをもらったが、しばらく家の中が臭くなり大変だった」、「釣り好きの父が、食べられないほど魚を持ってきて困る」など、生もの特有のにおい、調理の面倒さといったものがあるようです。■迷惑な手土産3、手作り、賞味期限切れの食品食べ物の場合、好みなどもありますが、衛生面も気になるところ。またその価値観は、人それぞれの部分もあり、だれもが同じように喜ぶとは限らない面もあります。「手作りの食べ物は、どんな環境で作っているのか、衛生面が不安。昔ポテトサラダをいただいて、髪の毛が入っていたことがありました。入れている容器のパッキンのところには黒カビが…」(山口県 30代女性)「ママ友からいただいたパウンドケーキ。『味が染みるから何日か置いてから食べてね』と言われた、すぐ次の日にその家族全員がノロに。食べなくて本当に良かったけど、その容器はうちにあったので除菌スプレーかけまくりながら袋に入れて破棄しました」(千葉県 40代女性)「主人の実家からしょっちゅう賞味期限がとっくに切れた冷凍された物をもらう。『冷凍してあるから大丈夫よ~!』と言って残飯処理させるのは本当にやめてほしい。冷凍していれば半永久的に食べられると思っているんだろうなあ」(神奈川県 40代女性)手作りの惣菜やお菓子というものを、そもそも苦手とする人もいます。また衛生観念もとても気になる人と、ほとんど気にならない人もいて、どうしても気になってしまう人の場合には手土産はとても困る代物になってしまうことは想像にかたくありません。「賞味期限が半年以上切れてるおせんべいやクッキーをママ友が手土産で持ってきた」という声も寄せられて、期限切れの食品に関する認識も各家庭で異なるようです。■迷惑な手土産4、サイズの合わない衣類次に、衣服や身に付けるものに対して困った経験をした人たちの声を聞いてみましょう。「革靴をいただいたのですが、サイズが少し小さく細身の靴だったため、履かずに保管していました。ある日その革靴をくれた方から『うちに遊びにこないか?』と誘いがあり、その靴を履いて行ったのですが、足が痛くて大変な思いをしました」(千葉県 50代男性)「まだ子どもが生まれる前、義母に『大阪のおばちゃんか!』っていうぐらいど派手なヒョウ柄の服をもらいました。本当にこんなの売っているんだって驚かされました」(千葉県 30代女性)「裁縫、手芸が趣味だった義母が作った服。『私、こんなに痩せていないんですが!』ってくらい小さいサイズな仕上がり。苦笑しかできなかった」(東京都 40代女性)「ベビー服! 定員さんに聞いて買ってきてくれたみたいなんですが、うちの子は普通の子より大きめで着れなかった。服は好みもあるし、その子によってサイズも違う」(茨城県 30代女性)そのほかにも、「義母のお下がりをもらうが、世代も趣味も違うのでタンスの肥やしになって困る」という意見はいくつも寄せられていました。衣服は、年齢、体形、趣味などあらゆる観点から選んで購入している人が多く、いただいても身に着けられない場合が多いのかもしれませんね。■迷惑な手土産5、趣味が合わない置物さらに、家に飾る置物などの装飾品について、迷惑な体験をしたという人もいるようです。「お隣のおばあちゃんから木箱に入った花瓶をいただきましたが、箱をあけるとヒビが入ってました。お年寄りなので見えなかったのかもしれません」(沖縄県 30代女性)「ペットボトルで作ったオブジェ。私にその芸術はわかりませんでした。結構高かったらしく、何年もうちの玄関に飾っておきましたが、最後は捨てました」(広島県 30代女性)「木彫りの熊! 送り主が旦那の親戚だったので処分するにも躊躇(ちゅうちょ)して、結局、旦那の両親やその他親戚が来る時だけ玄関に置いています。急に来る時もあるからしまう場所はシューズクローゼット。正直ちょっと邪魔」(神奈川県 30代女性)そのほかにも、観光地名が入った置物やコケシ、大きな天使の置物など…。食品や身に付けるものとは違い、消耗できないし、捨てるのは失礼な気がするものは、その後がつらいところですよね。■「もらえるものは何でもありがたい」派も…一方で、「もらえるものなら何でもありがたい」という手土産に不満を感じたことがないという声もご紹介します。「とくに困ったものはありません。手土産を用意するためにお手間をかけていただいてるのですからありがたくいただきます」(兵庫県 50代女性)「どんなものでも、気持ちよくいただきます。 相手の気持ち考えて迷惑などと思わないようにしています。迷惑などと感じたことはないに等しい!」(栃木県 40代男性)たしかに、手土産を持ってくる手間や、何を持っていくか考えてくれたということだけでも、うれしいものです。ただ、自分の場合に振り返って考えると、持って行った手土産を「迷惑だな」と思われていたらどうしようと心配になってしまう時もあります。せっかくあげるなら、できるだけ喜んでもらいたいですよね。気持ちよい手土産のやりとりに必要なことは?それでは、あげる方ともらう方、それぞれがどのようなことに気をつければ気持ちよい手土産のやりとりができるのでしょうか。コメントからそれぞれの心得について、まとめてみます。▼手土産をあげる側●事前に確認しておく「あらかじめ相手に好きなものを聞いて和菓子、洋菓子など持って行きます。自分がもらって困るものは持って行かないように気を付けています」(奈良県 30代女性)●もらう側の気持ちを考える「受け取る側の気持ちになって選ぶのがマナーだと思います。自分もそうでありたいと思います」(千葉県 40代女性)●詳しくないものは贈らない「『お酒が好きだから』とよくいただくのですが、飲まないようなものだと困ります。高そうでも好みじゃなかったり。だからウチから持っていくときは、相手の好きなジャンルにし、自分が詳しくないものは贈らないよう気を付けるようになりました」(千葉県 50代女性)●あえてあげない選択肢も持つ「働いていたときに 私からしてみれば土産物くばりの数合わせみたいな品物をもらいました。相手への気持ちのないものは、買わない、渡さないのが一番!!」(大阪府 60代男性)もし相手の趣味や家族構成などを知っている場合には、そこまで考えられるといいのかもしれません。ただ受け取る側の気持ちを考えているつもりでも、ついつい自分本位で選んでしまうこともありますよね。土産物は、買うのが好きな人がいる一方で、いただくのが苦手な人もいます。どちらの立場だとしても、相手を傷つけずに伝えられる、相手の行動を尊重できると、うまくお付き合いができるのかも…。▼手土産をもらう側●いらないものははっきりと断る「主人の実家は農家で、たくさん野菜やお歳暮を分けてくださるのですが、多すぎて冷蔵庫にそもそも入らない。一生懸命消費しようと思っても無理で、捨てることになるので、結婚3年目くらいからは、もらっても食べないものはハッキリと断るようにしました。もらっても捨てるのは心苦しいので」(福岡県 30代女性)●欲しい物をリクエストする「『なにか欲しいものある?』と 聞かれるので、リクエストしています」(埼玉県 20代女性)●いらないものはあげたり売ったりする「冠婚葬祭の引き出物が消えものや選べるタイプではなく見るからに趣味ではないものだったら、人に譲ったりバザーに出したりリサイクルショップに売ったりしてしまいます。物であふれた生活は嫌なのでそういう手段で片付けています」(神奈川県 40代女性)●こだわりなく受け入れる姿勢をもつ「自分では買わないものだったら、『こういうものもありかな』とポジティブに考えます」(千葉県 40代女性)手土産をもらう側にも、モヤモヤする気持ちを抱かないようにするための対処法がたくさんあるようです。それぞれの相手との関係性、お付き合いの深さ、いただく手土産の心理的重さなどによって、対応は異なると思います。迷惑だと思いつつも、お礼を伝え、無難に対処するという方も多いことでしょう。それでも頻度や心理的圧迫の度合い、親しさによっては、自分の思いを伝えることで、手土産の「こんなはずじゃなかった」は少なくなるかもしれません。もちろん「こだわりなく受け入れる姿勢をもつ」ができ、「自分が普段買わないものを手にできた」といった柔軟な姿勢も自分の幅を広げる良い機会となる場合もあります。またストレートに好みを言ったり、ときには「いらない」ということも、今後の付き合いをする上で、プラスに働く場合もあるでしょう。筆者自身は、「手土産は何がいい?」と聞いてもらったときは、「その場でみんなで食べられるものがありがたい!」と伝えています。そうすることで会話のネタにもなりますし、感想をその場で直接伝えることができます。反対に手土産持っていく際には、好き嫌いやアレルギーを聞いて、その場で食べられそうな食品を選ぶようにしています。手土産は、人との付き合いにおいて潤滑油となってくれる大事なアイテム。でもそれが原因で相手がつらい思いをしたり、嫌な気持ちを持ったりするのは避けたいもの。「手土産どうしようかな?」と思ったとき、「手土産どうぞ」と言われたとき、少しだけ相手へ思いを馳せることができれば、今後のお付き合いにおいては、うまく作用するのではないでしょうか。きっとそれぞれに、どんな手土産のやり取りをしたいか、希望は違うと思います。また、どちらか一方の思いだけでは成り立たないのが手土産の難しいところでもあり、面白いところ。心得を少し頭の片隅に置きつつ、手土産のやり取りを楽しめるといいですね。Q.もらって迷惑な手土産の経験ある?アンケート回答数:4473件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年08月01日「よく子どもを連れて通っていたファミレスは、安いのにおいしくてキッズメニューも豊富。ママ友と遭遇する回数も多くて、人気店になると直感!試しに運営している会社の株を購入してみたら、年間2万4,000円分もの食事優待券がもらえるし、配当が出て家計は大助かり。株価もどんどん上がって、高利益を得ました。それからずっと優待株にハマっています」そう語るのは、約130銘柄の優待株を持ち、生活のあらゆるシーンに活用している主婦の夕刊マダムさん。買い物中に売れている商品を見つけたり、行列ができている飲食店を見かけたりすると、すぐに株主優待のある会社かチェックするそう。「スーパーで売り切れ続出のような人気商品を持つ会社は、株価も上がりやすい。早めに見つけて投資すれば、思わぬ売買益も期待できます。それに、よく使うお店や頻繁に買う商品の優待がもらえたら、出費を減らせますからね。購入額の3%が現金で戻ってくる『イオン』のオーナーズカードは大活躍。毎月20・30日の5%オフになるお客さま感謝デーとも併用できるので、かなりお得です」同じように、少しずつ買い足した優待株で、生活費を浮かせていると話すのは人気ブロガーで主婦投資家の、かすみちゃんさん。過去には、行きつけの居酒屋「甘太郎」を運営している「コロワイド」の優待株を購入し、数年後に利益確定して100万円を手にしたこともあるとか。「『コロワイド』は株主になると年に2回、2万円分の優待券をもらえるんです!そのお得さに衝撃を受けてから、頻繁に行く飲食店の株を買うようになり、今では外食に現金はほとんど使っていません。さらに、日々使っている化粧品は、『ファンケル』の優待カタログから取り寄せていますし、生活に必要なお米や食品、シャンプーなどの日用品は全部優待で手に入れています」そんな2人が口をそろえて、投資は“主婦向き”であるという。「主婦は値上げや商品の良しあしをシビアに判断できますから。これはいい商品だなとか、値ごろだなとか、この店は繁盛しそうだなとか。そうした目で商品を見ている主婦は、じつは株価が高くなっているのも肌で感じているんです。たとえば、ドラッグストアなどで化粧品を爆買いする訪日観光客をよく見かけませんか?彼らが何を買っているかを観察すれば、株価が上がっている化粧品会社がわかるんです。デパ地下も高騰しそうな銘柄を探す“宝庫”。話題の商品をいち早く発見できたり、行列の店をチェックできますから。この前、しゃぶしゃぶ食べ放題の『しゃぶ葉』に行ったら、上質な肉や新鮮野菜に高校生やシニア層が群がっていました。調べたら『すかいらーくグループ』で、これはもっと伸びるのでは!と」(夕刊マダム)毎日のように通うスーパーに、手土産を買いに行くデパ地下に、ママ友と子連れランチするファミレスに――“いまが買いどき”な株のヒントは、意外と私たち主婦の身近にあるのです!
2019年07月19日うちのダメ夫
あの日、私はいじめの加害者にされた
東京マウントガールズ