2018年1月23日 07:00
安産の神も! 民俗学者がすすめる“京都の寺社”3選
識者がおすすめする寺社をご紹介。京都で生まれ育った民俗学者・八木透さんが挙げてくださったのは、3つのうち2つが愛宕山中の寺社。
「高校時代はザックに砂を詰めて背負い、訓練のために愛宕山によく登ったものです。そうこうしているうちに愛宕の神に願いが通じたのか、病気やケガなど一切なく、62歳の今日まで元気に登山を続けられています。これはきっと神仏のご利益だと思っています」
健康成就に限らず、願望がピークに達したときが、参拝にベストなタイミングという。
「人によって異なると思いますが、『こうありたい』という思いが心の中で最大限に満ちたときに、その明確な願望を持ってお詣りするのがよいでしょう。そうすれば、必ず願いは神仏に伝え届けられるはずです」
強い思いで山に登ることで願いが神に通じる。
愛宕神社(京都府)
標高924mの愛宕山山頂にある神社は、火伏せの信仰で知られる。
「愛宕神社のご利益は火伏せ(火災を防ぐこと)です。私は毎年10回は参拝登山を行っていますので、これまで火事や火傷などを経験したことはありません。参拝される方は、本殿だけでなく若宮と奥宮へもぜひ参拝してください。そうすることでご利益が増すと思います。