2018年8月30日 18:00
あのLGBT発言議員も観てほしい…!? 話題作『ディヴァイン・ディーバ』
辛くて舞台に立つことをやめようと思ったことはないですか?
ヴァレリア
たとえば普通のアーティストだったら、テレビやほかのメディアに出ることもできたんだけど、当時はいろんなことが禁止されていたから、私たちは劇場のステージしかパフォーマンスが許されていなかったの。
とはいえ、そこでも障害や弾圧はあったから決して簡単ではなかったけれど、観客はすごく私たちを受け入れてくれて、とても愛してくれていたわ。私もそれがとても好きだったから、あきらめようと思ったことは一度もないわね。
―そのときに支えとなっていたものは何ですか?
ヴァレリア
自分の芸術に対して、観客が拍手喝采してくれたことよ。それによって、「私たちのやっていることは正しいんだ」という確信を持つことができたから。私はいつもそんなふうに思い続けてきたの。もし私がそこであきらめてしまっていたら、いまここにはいなかったと思うわ。
―そんなあらゆる思いが詰まったヴァレリアさんの歌うシーンには、本当に心を揺さぶられましたが、ご自身にとって舞台とは?
ヴァレリア
舞台にあがるということは、私にとって最大の幸せを実感する場所。
私の幸せはそこにすべて集結しているのよ。