2018年10月28日 20:00
風邪をひきやすいのはビタミンB6不足が原因? 女子の栄養学
なぜか疲れが取れない、肌が荒れる…そんな女子はビタミンB群が不足気味の可能性が。8種あるB群の中でも、特に女子が不足がちなのがB1とB6。赤坂ファミリークリニック院長の伊藤明子先生が詳しく解説してくれました!
――肌トラブルはビタミンB不足が原因、ということを知っている女子は多いと思うんですが、ビタミンBって何種類もあるんですね。
伊藤先生:ビタミンの仲間は13種類あって、発見された順番にAからアルファベットで名付けられています。Bは100年ほど前に発見され、8種類あるB群それぞれの働きは、長年研究されてきました。私たちの体は、糖質、脂質、タンパク質を消化して、エネルギーや体を作る材料を合成していますが、その時に活躍する酵素の働きを助けているのがビタミンB群。補酵素とも呼ばれます。栄養バランスを考えた食事をしっかり食べていても、ビタミンB群が摂れていないと、エネルギーや体の材料が作られにくくなるので、あらゆる不調の原因になりやすいのです。
――消化吸収力は健康維持の要ですものね。体に良さそうなものを食べているのに、だるかったり、肌トラブルがあるようなら、ビタミンB群不足を疑え、ということですね。