くらし情報『「1作ではなく、次も売れる」が条件 若き“ブレイク作家”3人とは?』

2019年7月2日 20:00

「1作ではなく、次も売れる」が条件 若き“ブレイク作家”3人とは?

彼の書く短歌には、現在私たちが使っている“等身大の言葉”が出てくるので、その同時代感がとても楽しくて、ハッとするツイートを読んだときにちょっと感覚が近いんです。でも中には、息が苦しくなるような恋の歌や、自分を嫌いになるような歌を照れることなく撃ってくる。そのバランス感覚が、才能ですね。

木下龍也1988年生まれ、山口県出身。‘11年より作歌を始め、第41回全国短歌大会にて大会賞を受賞。‘13年、歌集『つむじ風、ここにあります』(書肆侃侃房)を発売した。

『きみを嫌いな奴はクズだよ』尾崎世界観も絶賛する一冊。ピンク色の装丁も美しく、新井さん曰く、「本棚にあるだけで小気味よい」。
¥1,900(書肆侃侃房)

圧巻の書き出しで、読者を不思議な世界に誘い込む。

大前粟生(あお)

「1作ではなく、次も売れる」が条件 若き“ブレイク作家”3人とは?

文芸好きの間で今すごく盛り上がっているのが大前さん。最新刊の『私と鰐と~』は短編集なんですが、どの作品も、書き出しの1行目がものすごいパワーパンチで、一瞬にして引き込まれます。例えば「ビーム」という話は、「妹の右目からビームが出て止まらない」って書き出しで始まるんです。力が抜けていて、独特。まさに新しい書き手だなって思います。

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