2019年7月7日 20:30
被害者が晒される…米の有名“レイプ事件”に迫ったドキュメンタリー
いま、“ドキュメンタリー”が熱いんです!ネットフリックスで知る、世界のリアル。
エンターテインメント性が低いためか、日本ではそれほどポピュラーではないドキュメンタリー。しかし世界では、ウェブを中心に盛り上がりを見せている。ジャーナリストの佐々木俊尚さん曰く、
「21世紀に入り、旧来の世界観では社会を分析できなくなってきています。この新しい世界をどう見ればいいのかという人々からの要請があり、それに応える形で、新しい視点を提供してくれるドキュメンタリーが増えてきたのでは」
映画評論家の真魚八重子さんは、「カメラの軽量化や低価格化で機動力が上がり、撮るハードルが下がったことも理由の一つ」と語ります。また「枠や時間にとらわれずに作品を発表できる“配信”という形も、人気の理由」と言うのはコラムニストの長谷川朋子さん。
「表現の場が増えて幅が広がり、変わったテーマやタブーを扱う作品も登場するようになりました」
特にネットフリックスはオリジナル作品を多数配信しており、定額制で見放題というスタイルも相まって人気が上昇。ここではドキュメンタリー通3人のおすすめ作品をご紹介。
“事件”を追う
長谷川さんセレクト『オードリーとデイジー』
監督:ボニー・コーエン、ジョン・シェンク2016年/Netflixオリジナル映画独占配信中
【作品紹介】
性的暴行を受けた上、その一部始終を携帯電話で撮影されてしまった、10代の少女、オードリーとデイジー。