2019年12月28日 19:00
“みんな”でアガれる曲より“私”が主役…2020年の流行りモノ予想!
だからこそ、作り手には、背後の歴史や文脈までのこだわりが求められる。
「より多くの人の心をつかむ作品が生まれるには、その音楽の文脈に対する理解が欠かせません。礎を作ったものや背後の歴史についての理解があるからこそ、解体と再構築が可能になって、今までに聴いたことのないものが生まれる」(矢島さん)
ジェネレーションZ
自分の意思を表現する人に脚光が。
2000年代生まれの“ジェネレーションZ”は、生まれた時からインターネットがある世代。
「まだ10代ですが、アイコンともいえる人物が何人も登場しています。彼らは、自分の意見をちゃんと主張できたり、中身を伴った発言ができる人が多い。物心ついた時にはSNSがあり、習わずとも使いこなしている世代だからでしょう。冷静に社会を見ていて、政治や環境問題への意識も高い。
自分事として世の中を見ています」(さかいさん)
それは、これからの時代に求められる資質ともいえる。
「日本のみならず、世界的に社会不安は否めません。政治的な活動や発言、それをチェックする視点はいよいよ厳しくなりそうです」(さかいさん)
格式やお墨付き
“特別”の存在意義が増す。