2020年2月29日 20:50
「SMAPが好きでした」ビッケブランカ、多彩な趣向が生んだ最新作裏話
実は大学生のときにレコード会社にデモテープを送ったことがあって、大学3年生で1度、いまのレコード会社とは別のところと契約をして大学をやめているんです。だから、2016年の段階ではいろいろなことを知りすぎていたんですよね。
子どものときは、メジャーデビューするだけですごいと思っていたんですが、それが何もすごくないことがわかりました。デビューした先にある、仲間と協力して、結果を出して、それを何年も続けていくことこそが成功だとわかってしまったのが25歳ぐらいのとき。だから、デビューしたこと自体はひとつの通過点だと冷静にとらえていたんです。
ーー2019年には、サブスクリプションサービス“Spotify”のTV CM曲となった3rd シングル「Ca Va?」がヒットして反響があったと思いますが、ご自身ではやはり冷静にその状況を見ていたのでしょうか。
いえ、とてもうれしかったですよ。ソロ活動を始めた頃は、例えばライブだったら、ひとりでステージをしてちゃんとやれたかどうか、失敗したとしたら自分の集中力が足りなかったとわかりやすい。
でもそんな次元じゃないと考えるようになっただけなんです。
ひとりで何かを成すなんて、どんな仕事でも不可能じゃないですか。