2020年2月27日 20:40
「日本にも貧困は存在している」世界が注目する監督が訴えたい思い
なので、あのシーンというのは作りものではないんですよ。では、どうしてああいう終わり方にしたかというと、そのほうがこの映画に力強さを与えられると思ったから。
つまり、映画を観終わったあとに、「よかったね」とか「悲しいね」というので終わるのではなく、そこからみんながこの問題について考えはじめ、話しはじめてほしかったからです。「もし自分がイッサだったら」「もし自分がステファンだったら」とそれぞれの立場で自問自答し、討論してほしいという願いを込めているので、みなさんにもそれを伝えられたら思っています。
いまこそ悲惨な現実を断ち切るべき!
一見、豊かで平和に見える国でも、その裏にはさまざまな問題や不安要素を抱えているもの。席から立ちあがれないほど打ちのめされる結末から、未来のための大きな課題を受け取ることができるはず。長年にわたって、多くの人が見ぬ振りしてきた世界が抱える問題であるだけに、日本人も目をそらさずに向き合うべき時が来ているのです。
心をえぐる予告編はこちら!
作品情報
『レ・ミゼラブル』
2月28日(金)より、新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
配給:東北新社、STAR CHANNEL MOVIES
©SRAB FILMS LYLY FILMS RECTANGLE PRODUCTIONS
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