2016年1月27日 21:00
変幻自在の安田顕 監督から「うまく見せないでください」と言われる
容姿は間違いなく二枚目。ではその素顔は二枚目?それとも三枚目?
――撮影中、シャッターを切る度にシリアスだったりおちゃらけだったり、いろんな表情をしてくださって、サービス精神が旺盛な方なんだなと思いました。
安田:人間とは現金なもので、自分が主役となると(プロモーションで)ここまでできるのか、と(笑)。
――主演と脇役では、何か違いを感じるものでしょうか。
安田:まさにいまのような状況ですよね。プロモーションの出番が多い。現場では、少しでも早く終われるよう、時間のロスを減らせたらいいなとは思っていました。限られた時間のなかでの撮影でしたから、できるだけスタッフさんの傍らで状況を把握して、出番に呼ばれる前に、こちらから「僕は準備できてますよ」って声を掛けるとかね。
――安田さんご自身は、そういうスタンスが主演のあるべき姿だと考えていらっしゃるんでしょうか。
安田:いや、誰かと比較してではなく、それはあくまで、僕自身がやれることがそれだったっていうだけのこと。言ったことがすべてです。
――主演の大変さを感じられる場面はありましたか?
たぶん、新入社員よりは課長や部長、そして社長のほうが、会社全体のことを考えているはずなんです。