くらし情報『『野ブタ。』の作者が久々の学園小説! 主人公はいじめに挑む大仏マン!?』

2016年4月19日 20:00

『野ブタ。』の作者が久々の学園小説! 主人公はいじめに挑む大仏マン!?

しらいわ・げん作家。1983年、京都市生まれ。2004年『野ブタ。をプロデュース』で文藝賞を受賞しデビュー。同作は芥川賞候補にも。他の著作に『空に唄う』『愛について』『未婚30』など。

ドラマ化もされ話題となった、21歳でのデビュー作『野ブタ。をプロデュース』から12年近く。
白岩玄さんが久々に学園小説を上梓した。その名も『ヒーロー!』。

「『野ブタ。~』を出した後でスクールカーストを書いた小説と言われたのが頭に残っていて。そういう造語が使われることで、なおさら教室内の階級が固定され、学生を幸せにしないような気がしたんです。それで、もっと違う形でいじめの問題を書きたいなと思っていました」

ヒーロー好きの新島英雄は高校2年生。彼は学校のいじめをなくすため、演劇部の佐古鈴に無理やり演出を頼み、休み時間に大仏のマスクをかぶってパフォーマンスを開催。いじめの標的からいじめっ子たちの目をそらすことに成功する。


「明るく解決する話にしたくてヒーローものにしました。パフォーマンスの内容は考えれば考えるほど出てきて楽しかったです。後から思い出したんですが、中学生の時、大仏のマスクをかぶった主人公の劇を演出したことがあったんです。やっていることが変わりませんね(笑)」

やがてライバルが登場、闘争心に燃える鈴は本来の目的を見失う…。

鈴の視点で描かれる本作。最初は、英雄の視点で最後まで書いたという。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.